聖霊降臨後 第3主日 花の日合同礼拝説教 聖書 (2015年6月14日) 飯川雅孝牧師 ルカによる福音書10章21-24節 主題 『良い地に落ちた種』 (説教)今日は花の日礼拝です。皆さん、きれいはお花を有難う。いつもお世話にな っている警察署、消防署の方に持って行って、お礼を言って下さい。 今日のお話は『良い地に落ちた種』です。わたしたちの保育園のお友だちは、初め に「たね」組、次に「ふたば」組、2歳になると「つぼみ」組になります。その 後、幼稚園に行ってお花が開きます。幼稚園のお庭をみると、朝顔の葉が植えてあ ります。気が付いたお友だちは、そのそばに、黒い土の袋と、肥料の袋があるのが 分かったでしょう。夏になって朝顔の花がきれいに、大きく咲くためには、良い土 や良い肥料をいっぱいやらなければなりません。おともだちは気が付いたかな。保 育園、幼稚園と上がって行く、朝顔のようにきれいな大きい花を咲かすために、お 友だちも良い土や良い肥料をたくさんもらいます。どのようにしてでしょうか。そ う先生のお話や、美味しい食べ物や、お庭で遊んで大きくなってゆく。その中でも 神様に守られて大きくなってゆく。わたしたちの保育園や幼稚園で学んだお友だち は神様の心を知っている。この間、園長先生か幼稚園のお友だちのお話をしていま した。それは、一番下の年少のお友だちが遊び道具が欲しいから、それを一番上の 年長のお友だちから取ってしまう。本当は年長のお友だちの方が力持ちだから、や らないよということもできる。けれども上のお友だちはそれを取り返さないで渡し てあげている。今度は年中のお友だちから、下のお友だちが取ろうとする。年中の お友だちはそれで遊びたいから、貸そうとしない。すると、上のお友だちが年中の お友だちに、小さくて分からないから貸してやりなさいと言う。お友だちは、イエ ス様のことがだんだんわかるようになったと思いました。 だから、幼稚園、保育園で育ったお友だちは、お家のお父さんやお母さんのよう に、大人になった時、きっと神様から力をいただいて、みんなのお役に立てるよう になる。そう思いました。 むかし、イエス様は大勢のお弟子さんたちを二人づつ組にして、いろいろな所に 行って、『このお家にいいことがありますように』と祈りなさいと言いました。そ 1 うすると、イエス様のいうことを聞くお家にはいいことが一杯ありました。ところ が、この世の中にはイエス様の喜ばれないこともいっぱいある。それはサタンとい うものがやることです。そこでお弟子さんたちは、『お前に言う。イエス様の名前 によってここから出て行け。』そういうと、『雷が天から墜ちるように、サタンが 天から墜ちたのであります。』イエス様はそれを聞いてとても喜びました。 このようにお弟子さんたちがイエス様の力をいただいたのは、自分が偉くなったか らとか、自分がお金持ちになったからとか、というのではなく、さっきの幼稚園の お友だちのように、イエス様に心を向けて、下のお友だちのことを考えることがで きるようになった。だから、大人になった時、イエス様の喜ばれることをする力が 与えられた。イエス様が喜ばれないようなことをするサタンに会った時、「サタン よ、それは善くないよ。」というと、「サタンは、雷が天から墜ちるように、墜ち る。」皆さんが、大きくなった時、そういうことがきっとあります。 イエス様は神の子としてこの世に来ました。その時から、神の国が始まりまし た。わたしたちは、今、神の国にいます。お友だちが「たね」組、「ふたば」組、 「つぼみ」組、それから、幼稚園に行ってきれいなお花を咲かせます。それには、 良い土と良い肥料が大切です。お友だちも、イエス様から貰う神の愛が必要です。 わたしたち、みんながイエス様の力をいただくようになりたいと思います。 2
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