スペーステクノロジー講座 宇宙構造物工学分野 槙原 研究室 航空宇宙工学専攻 准教授 槙原 幹十朗 - 宇宙ステーションの振動制御 スペースデブリの高速衝突 月面基地でのエネルギ発電 - 宇宙構造物の振動・音響制御 当研究室では、次世代宇宙ステーションの構成部材 宇宙ステーション・月面基地・人工衛星などを含む であるトラス構造物に着目して、実験室にトラス構造 宇宙構造物を対象にした振動制御・音響透過低減 物を設置し、実証実験を行っています。 に取り組んでいます。宇宙空間では、豊富な電力供 • 大型トラス構造物を用いた実証実験 スマート材を用いたエネルギ回収機構 給を望むことが出来ません。その為に宇宙空間では、 自家発電を行いながら振動を効果的に抑制するセ 月面では夜が 14 日も続くので、太陽発電は不可能 ルフパワード(自家発電)型振動抑制装置は欠かせ です。汎用的なエネルギ回収機構が必要です。 ません。自家発電の余剰電力は他の機器の駆動に • スマート材を用いたエネルギハーベスティング 用いる事も可能です。この開発装置は、地上でも災 • 自律系デジタルエネルギ回収装置の開発 宇宙構造物のダイナミクス解析 害停電時には緊急支援装置に成ります。研究例: • セルフパワード型振動制御装置の研究開発 宇宙構造では、スペースデブリや隕石との衝突は大 • 大型トラス構造物を用いた実証実験 きな課題です。JAXA や青山学院大学などと協力し • ロケット打ち上げ時の人工衛星の衝撃緩和 ながら高速衝突対処方法の確立を目指しています。 • ロケットフェアリングの音響透過低減機構 • 宇宙ステーションのスペースデブリ衝突防護 • スペース(軌道)エレベータのダイナミクス 宇宙ステーションの一部を模擬したトラス構造物 による実証実験(スマート部材を組み込み) スペースデブリ衝突実験を行う宇宙航空研究開発機構 (JAXA)の2段式軽ガス銃 研究室ホームページ http://www.ssl.mech.tohoku.ac.jp
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