~代議員たちの感想より~

●私は 2 年後期から現在の 3 年の前期、代議委員をさせてもらっています。代議委員
222 人で勝ち取ろう!私たちの「信頼」
という大事な事をやらせてもらっている中で、私は色々と考え方が変わっていきました。
この68期生全員で何かやり遂げたい、成功させたいと強く想うようになりました。
ですが、2 年で行く京都のフィールドワークが中止になってしまったり、徐々に信頼も
無くなりつつありました。自分達の地元を離れて京都に行くなんて、そうそう無いこと
で、とても楽しみにしていた人が多くいた分、とっても悔しかったと思いますし、それ
をどうすることもできなかった代議達は本当に悔しかったです。
●僕は、初めて代議委員をやってみて、こんなに代議員が動いていると初めて知りま
守口市立庭窪中学校3年学年通信
2015年 5月13日( 水 ) 第
5 号
した。思ったよりも難しく、自分から動くということが大事だと分かることができまし
た。2年のフィールドワークが無くなったからといって、そこまでちゃんと考えていな
かったし、まぁいいかと思っていました。でも3年になってこのままだと長崎のフィー
ルドワークができないと分かって、代議委員で動くことが多くなってから真剣に考える
ようになりました。
●先生に「全員で協力して信頼を取り戻せ。」と言われ、その答えとして私たちは全員
であたりまえのことをあたりまえにできるようにしようというところにいきつきまし
た。その第一歩として「35分朝学準備着席運動」を行い、全員で「0人」にしようと
しました。初日はボロボロでした。2桁になるクラスもありました。そして、一週間、
最後まで「0」がそろうことはありませんでした。そこで代議員が先生に「最後のチャ
ンスを欲しい。みんなで0をそろえる。」と誓いました。そのことをクラスのみんなに
伝えた次の日、初めて「0」がそろいました。しかし、その次の日には「0」ではなく
●みなさんは、自分のクラスや学年の課題などと真剣に向かい合ったことはありますか。 なっていました。初めて「0」がそろった次の日、学年集会がありました。
その時先生に「一回0がそろっただけでは当然フィールドワークはできない。代議員
私たちは代議委員に入ったことで、1 年のフィールドワークの失敗から始まった、失わ
は本気でクラスを変えようと頑張っているのか?」と言われました。それを言われ、全
れかけていた信頼、ゆるんできた学年の雰囲気をどうにかしようと必死に検討し、まだ
100%ではないけれど、少しずつ直ってきたような気がします。ここまで来たのは、 員クラスに戻り、本気で代議員はクラスで熱意を伝えました。ほとんどの人がその想い
に協力してくれてクラスが一つになろうとしてきました。しかし、中に1人や2人協力
代議委員からの軽い声かけだけではもちろんありません。各クラス話し合いの時間を設
をしてくれない人がいました。
け、代議からの熱い思いを語って、たくさん頭をうち、涙することもありました。
今まではそこであきらめていたのにその時は全力で訴え、とにかくみんなでやり遂
でも、それからクラスは一丸となって代議と同じく声かけをしてくれる子はとても増
げたいという気持ちをぶつけました。
え、少しずつではあるけど雰囲気も良くなってきていると思います。
その結果、次の日から何日も0が続きました。初めてクラスを動かしてみんなが一つ
ここでもうひと踏ん張り頑張って最高の学年を作れるよう、みんなではりきっていき
になろうとしている感覚を実感しました。そして、やっと長崎の前のフィールドワーク
たいです。
を学年みんなで勝ち取りました。そのフィールドワークを成功させ、学年がまとまろう
~代議員たちの感想より~
としてきました。ここから、次は全員で修学旅行を成功させようと努力します。
す。これからは広く学年を見て動けるように努力していきたいと思います。
●京都のフィールドワークには行けませんでした。あの頃の、自分の考えは、ほんの一
部の人の行いで行かれへんくなったとずっと思っていました。けど中止になったあと、
自分たちで協力して行けるようにしたら良かったって3年になって思いました。
2年の時の代議委員が作った『222人で勝ち取ろう私たちの信頼』最初このスロー
ガンを聞いたとき、かっこいいなと思いましたが、一方で、信頼を取り戻す行動をこの
学年はできるの?って思いました。
でも3年になって、みんな2年のときよりは意識が高くなっていました。でも一部の
人は、朝学準備運動とチャイム着席に協力しませんでした。1週間やっても全クラスが
0がつくことはなく、ラスト1回チャンスをもらってやっと0がついた時、222人は、
やればできる人ばっかりだなと思いました。
●京都のフィールドワークがなくなったとき正直仕方ないかとその場であきらめまし
た。行きたかったという思いもありましたが、その時動くほどの勇気はなく自分は何も
できませんでした。2年最後の球技大会前に「222人で勝ち取ろう!私たちの信頼」
とスローガンをたてました。その頃からやっと学年を視野に入れて物事を考えるように
なりました。
●35 分朝学着席運動とチャイム着席運動を始めた直後は、全然できなくて朝学の方は
0なんてつきませんでした。まず、予鈴に来れてない人がいたことです。何度も呼びか
けをし、ようやく来るようになりました。
チャイム着席はたまに1がつくこともありましたが、なんとか0がついていました。
そして最終日、前日先生方の前で0を誓ったはずなのに0がつきませんでした。学年集
会で各クラスどうしたらいいか考えろと言われ、考えました。そして決意などを皆に言
ってどうにか守口という規模は小さいですが、長崎に向けてフィールドワークができる
ようになりました。守口でもトラブルはなく大成功で終わりました。
長崎でも安全なフィールドワークがやりたいと思っています。だから、もっと皆に協
力して貰いたいです。代議委員が皆を引っ張るからついてきて欲しいと思っています。
代議委員でするのではなく、全員でフィールドワークをつくりたいです。
★代議員たちのこれまでの思いを読んで、みんなはなにを思っただろうか。
これらの感想をもとに、今日の生徒集会で代議員たちは「修学旅行の学年目標」を全校
3年の始め、フィールドワークに行きたいということになり、チャイム着席が始まり、
最初のクラスのまとまりが試されるところでしたが、最後の最後に一人の違反者が出て
しまいました。この時も京都のフィールドワークの頃と同じようにあきらめました。で
も、代議員の一人が先生のところに行き、頼みこんでくれたのを聞いて、自分のことが
情けなくなりました。「もっと自分が動かないと」と、代議員としての責任感を感じま
した。
最後の最後でみんなはチャイム着席ができた安心感と、追い詰められないとちゃんと
できない人がいる中で問題もなく無事にフィールドワークに行けるのかという不安感
生徒に語る。発表される「学年目標」が決まるまでのいきさつは、3 年生みんなが一番
よくわかっているはずだ。一人ひとりが思い出してほしい。
様々な失敗を繰り返してはきたが、今回はみんなが食らいついてきた。自分たちの「本
気」を示そうとした。その結果、3 年生のほとんどが、確実にいい変化をみせている。
もありました。
フィールドワークの3日前、携帯の持ち込みというルール違反が出ました。もちろん
その時点で携帯を持ってきた人は行けないことが決まりました。行けないのはルールを
やぶって場の空気を乱してしまったので当たり前のことだとその時は思っていました。
でも代議員の中「それでいいんか?」という声があがり、
「やっぱりみんなで行きたい。」
と言う考えが強くなりました。もし、ここで携帯を持ってきた人が行けなければ、今後
のクラスの雰囲気に大きく関わってきたと思います。この時クラスのみんなで行くとい
うことに意味があったと思います。声をかけてくれた代議員たちには本当に感謝してい
それは、代議員会がみんなに食らいついたからである。時に涙を流しながら、「本気」
の気持ちをみんなにぶつけたからである。
「222 人、みんな」でなければ意味がないと考え、責任を感じ、時に悔しい思いをし
ながらも、みんなに訴え続けたことで、学年自体が「本気」になったのだ。
修学旅行本番にむけても、「本気」になることを恥ずかしがらず、一所懸命に「自分た
ちの本気」を極めていこう。
代議員会・プロジェクト委員会はみんなを盛り立てる。みんなが協力することでそれ
らがもっと盛り上がる。
「楽しい・面白い」だけでない、中学 3 年生の「本気」をみん
ます。結局また自分で動けず全然成長できていないことに気がつき本当に反省していま
なでつかんでみよう。
今回はあきらめずに、なぜ、食らいつけたのか?なぜ、「本気」を示せたのか?という
ことを考えてもらいたい。