八尾スタイルの地域分権の推進(PDF形式:310KB)

平成27年調査
タイトル
八尾スタイルの地域分権の推進
団 体 名
八尾市(大阪府)
105
住民自治
住民との協働・参画
人 口
270,307 人
○
事 例 の
ポイント
地方自治の本旨である住民自治と団体自治が、条例・総合計画のもとで方向性
を合わせて協働を進めることで、市を挙げた「地域のまちづくり」を推進。
○ 総合計画基本構想に地域分権を掲げ、基本計画に政策体系による「目標別計画」
と校区ごとの「地域別計画」の両方を備えたうえで、全庁的な地域担当制を敷き、
きめ細やかに施策展開を図る「地域と向き合う行政」への変革を推進。
○ 「八尾市市民参画と協働のまちづくり基本条例」一部改正により、小学校区単
位を基本とする「校区まちづくり協議会」・「わがまち推進計画」の条項を追加
し、法令上の根拠をしっかりと整えたうえで、住民計画である「わがまち推進計
画」に沿った協議会活動を対象に、交付金型の地域予算制度「校区まちづくり交
付金」により財政的な支援を行う「地域分権」の仕組みを整備。
背景・目的
平成 23~32 年度を計画期間とし、将来都市像を「元気をつなぐまち、新しい河内の八
尾」とする「八尾市第 5 次総合計画」では、初めて減少傾向の将来人口見通しを持った。
そのため、現在活発な地域活動や市民活動を、将来世代へしっかりと継承するととも
に、地域実情を踏まえた行政施策の展開を図るべく、基本構想に「地域分権による「暮らし
に身近な地域のまちづくり」」を掲げた。
目的は、「それぞれの地域が、行政と地域とが適切な役割分担のもと協力しあい、自ら
の想いの実現に向けて主体的にまちづくりを進めている」地域分権の理念の実現である。
内
容
平成 20 年度 出張所へコミュニティ推進スタッフ(課長補佐級)を配置
平成 21 年度 「八尾市における地域分権に関する調査研究」の実施
平成 22 年度 全校区で「校区まちづくり協議会設立準備会」が設立され、準備会を
対象団体とする「地域まちづくり支援事業」による補助事業実施
平成 23 年度 第 5 次総合計画スタート
市域を 7 ブロックに分け、13 部局に渡る全庁的な地域担当制を敷く
平成 24 年度 「八尾市市民参画と協働のまちづくり基本条例」の一部改正
平成 25 年度 全校区での「校区まちづくり協議会」の設立・「わがまち推進計画」の策定
「校区まちづくり交付金(地域予算制度)」の実施
「地域拠点あり方検証委員会」開催
平成 26 年度 「地域と向き合う施策展開」に基づく具体的な事業を実施
果
市内各地域において、各種の地域団体が結集する形で「校区まちづくり協議会」が結成
され、地域のビジョンである「わがまち推進計画」を策定する過程で、住民アンケートやワー
クショップなどを用いる地域も出てきており、また、青色防犯パトロールの実施地域の拡大
など、参加・参画の裾野を広げながら、住民自治の活性化が進んだ。
総合計画の推進においても、地域情報が事業を実施する部局に伝わる体制を敷いたこ
とで、地域実情を踏まえ施策を展開する「地域と向き合う行政」へと変革が進んでいる。
効
担 当 課
関連サイト
八尾市政策企画部政策推進課
http://www.city.yao.osaka.jp/0000019932.html