東 労 発 基 第339号 平 成28年5月10日 (一社) 東京電業 協会長 殿 劇 一纏ll 平 成28年 度 全 国安 全 週 間 の 実 施 に つ い て 平 素 よ り、労働 行 政 の推 進 につ き ま して 、格 別 の御 理 解 と御 協 力 を賜 って お り ます こ とに感 謝 申 し上 げ ます 。 さ て 、厚 生 労働 省 で は、 企 業 をは じめ 関 係 各 界 で の安 全 意 識 の 高揚 と安 全活 動 の 定 着 を図 るた め 、 来 る6月1日 か ら7月7[ か ら6月30日 を本 週 間 と した 、 平 成28年 ま で を準 備 期 間 、7月1[ 度 全 国安 全 週 間 の 実 施 を全 国 的 に 展 開い た します 。 東 京 労 働 局 管 内 にお け る平 成27年 休業4日 以 上 の死 傷 者 数9,376人 の 労 働 災 害発 生 状 況 は 、死 亡 者 数67人 、 で あ り前 年 と比 較 して 若 干 減 少 しま したが 、 本年 に 入 り死 亡 労働 災 害 が 急 増 して お り、 極 め て憂 慮 す べ き 状 況 に あ ります 。 東京 労 働 局 で は 、第12次 東京 労 働 局 労 働 災害 防止 計 画 を策 定 し、労働 災 害 の ない 「 安 全 ・安 心 な 首 都 東京 の 実現 」 を 目指 し、 「SafeWorkTOKYO」 をキ ャ ッ チ フ レー ズ と して 、事 業 場 の 労使 は も とよ り、 関係 業 界 団体 、 関係 行 政機 関 の 御 協 力 も得 な が ら 「官 民 一体 」 とな っ た 労働 災 害 防止 の 取 組 を推 進 して い る と ころで す 。 平 成28年 度 全 国 安 全 週 間 は、 別 添 の 実 施 要 綱 によ り、 第12次 東 京 労働 局 労働 災 害 防止 計画 と共 通 す る実 施 事 項 と して い る ことか ら、 東 京 労 働 局 で は 全 国安 全 週 間 の積 極 的 な 取組 によ り、 広 く地 域 社 会 で の 安 全 意 識 の高 揚 と安 全 活 動 の 定着 、 そ して 第12次 東 京 労 働 局 労 働 災 害 防止 計 画 の 目標 達 成 を図 って い きた く考 えて い ます 。 つ き ま して は、 貴 団体 にお か れ ま して も、 平成28年 度 全 国安 全 週 間 実 施要 綱 に基 づ く実 施 事 項 の積 極 的 な実 施 につ いて 、特 段 の御 理 解 、御 協 力 をお 願 い いた します 。 な お 、死 亡 災 害 の急 増 に伴 い 当局 にお い て 「STOP1! 死 亡 災 害」の リー フ レ ッ トを作 成 しま した ので 、会 員 事 業 場 へ の周 知 方 に つ き ま して も併 せ てお 願 い い た します 。 平成28年 度全国安全週間実施要綱 1趣 旨 全 国安全 週 間 は、昭和3年 に初 めて実施 され て以来 、 「 人命 尊重」 とい う崇 高 な基本 理念 の下 、 「 産業 界 での 自主 的 な労働 災害 防止 活動 を推進 し、広 く一般 の安全 意識 の高 揚 と安全活 動 の定着 を図 る こ と」 を 目的 に、一度 も中断 す るこ とな く続 け られ 、今年 で89回 目を迎 え る。 こ の 間 、労 働r災害 は 長 期 的 に 減 少 し、平 成27年 は統計を 取 り始 め て 以 来 初 め て 、 年 間 の 死 亡 者 数 が1,000人 を 下 回 っ た 。 これ は 産 業 安 全 に 携 わ っ た 多 く の 先 人 が た ゆ み な く安 全 活 動 を展 開 し た 結 果 得 られ た 画 期 的 な成 果 で あ る。 一 方 、近年 の産業構 造 の変化 に伴 って、 拡大 を続 け る第 三次産 業等 にお いて は未 だ に安 全 に関 して 自 ら取 り組 む意 識 が十分 とは言 い難 い。 ま た、経 験が 浅 い労働 者 が職 場 に潜 む危 険 を察知 でき ない こ とな どを背景 として 、休 業災 害 を含 む 労働 災 害全体 の 数 は十分 な減 少傾 向 にあ る とは言 えない現状 に あ る。 この よ うな状況 を踏 ま え、更 な る労働 災害 の減少 を図 る ことを決 意 して 、平成28年 度 全 国安 全 週 間 は、以下 のス ロー ガ ンの下で 取 り組 む。 見えますか ? あなたのまわ りの 見えない危険 みんなで見つける 安全管理 2期 間 平成28年7月1日 か ら7月7日 まで とす る。 なお 、全 国安全 週 間の実効 を上 げ るた め、平成28年6月1日 か ら6月30日 まで を 準備 期 間 とす る。 3主 唱者 厚生労働省、 中央労働災害防止協会 4協 賛者 建設業労働災害防止協会 、陸上貨物運送事業労働 災害防止協会、港湾貨物運送事業 労働 災害防止協会、林業 ・木材製造業労働災害防止協会 5麟 政綱 6実 7主 地方』共団依 安全関係団体 労働組舗 施者 各事業場 唱者 、協 賛者 の実 施事 項 全 国安全 週 間及 び準備期 間 中に次 の事項 を実施 す る。 (1)安全 広 報資 料等 の作成 、 配布 を行 う。 (2)様 々な広 報媒 体 を通 じて広 報 を行 う。 (3> 安全パ トロール等 を実施 す る。 (4) 安全講 習会 等 を開催 す る。 (5)安 全衛 生 に係 る表彰 を行 う。 営者団体 N (6) 「国民 安全 の 日」 (7月1日 ) の行事 に協 力す る。 (7)事 業 場 の実施 事項 につ いて指導 援助 す る。 (8) そ の他 8協 「 全 国安 全週 間」 にふ さわ しい行事 等 を行 う。 力者 へ の依頼 主唱者 は 、上記7の 事項 を実施 す るため、協 力者 に対 し、支援 、協 力 を依 頼す る。 , {2 9実 施 者 の 実施事項 安 全 文 化 を醸 成 す る た め、 各 事業 場 では 、次 の事項 を実施す る。 (1)全 国安 全 週 間及 び準備 期 間 中に実施 す る事項 ①安 全 大会 等 での経営 トップ に よる安 全へ の所 信 表 明を通 じた関係 者 の意 思 の統 一 及 び 安全 意識 の高揚 ②安 全 パ トロール に よる職 場 の総 点検 の実施 ③安 全旗 の掲揚 、標 語 の掲 示 、講 演会 等 の 開催 、 安全 関係 資料 の配 布 等 の他 、ホー ムペ ー ジ等 を通 じた 自社 の安全 活 動等 の社会 へ の発信 ④ 労働 者 の家族へ の職 場 の安全 に 関す る文 書 の送 付 、職 場見 学等 の実施 に よる家 族 の協 力 の呼び か け ⑤緊 急 時 の措置 に係 る必 要 な訓練 の実施 ⑥ 「 安 全 の 日」 の設定 の ほか全 国安 全週 間及 び準備 期 間 にふ さわ しい行事 の実施 (2)継 続 的 に実施 す る事 項 ① 安 全 衛 生活動 の推進 ア 安 全衛生 管理 体制 の確 立 ( ア) 経営 トップ に よる統括 管 理 、安 全 管理者 等 の選任 ( イ ) 安全衛 生委員 会 の設置 及 び労働 者 の参 画 を通 じた活 動 の活 性化 (ウ)年 間 を通 じた安全 衛生 計 画 の策 定及 び安 全衛 生規程 の整 備 イ 職 業生活 にお け る安 全衛 生教 育 計画 の樹 立 と効 果的 な安全 衛 生教 育 の実施等 (ア) 経営 トップ か ら第 一線 の現場 労働 者 まで の 階層 別 の安全 衛 生教 育 の実施 、 特に 、雇 入 れ時 教育 の徹底 及 び未熟 練 労働者 に対す る教 育 の実施 ( イ )就 業制 限業務 、作 業主任 者 を選 任す べ き業 務で の有資格 者 の充 足 (ウ) 災害事例 、安 全作 業マ ニ ュ アル を活 用 した教育 内容 の充実 ウ 自主的 な安 全衛 生活 動 の促 進 (ア)発 生 した労働 災 害 の分析 及 び再発 防止対 策 の徹底 ( イ )職場 巡視 、4S活 動 ( 整 理 、整 頓 、清掃 、清 潔)、KY( ヒヤ リ ・ハ ッ ト等 の 日常 的 な安 全活 動 の充 実 ・活性 化 ’ エ 危 険予知 )活動 、 リス クアセ スメ ン トの普及促 進 (ア) リス クアセ スメ ン トに よる機械 設 備等 の安 全化 、作業 方 法 の改善 (イ)SDS( 安 全 デ ー タシー ト)等 に よ り把握 した危険 有 害性 情報 に基づ く化 学物質 の リスクアセ ス メ ン ト及び そ の結果 に基 づ く措 置 の推進 (「ラベ ル でア クシ ョン」 の取組 の推進 ) オ そ の他 の取組 (ア)安全 に係 る知 識や 労働 災 害防 止 の ノ ウハ ウの着 実な継 承 ( イ )外 部 の専 門機 関、労働 安 全 コンサ ル タ ン トを活 用 した安 全衛 生水 準 の充 実 ② ア 業種 横 断的 な労働 災 害防止 対策 転倒 災害防止 対策 (STOP! 転倒 災 害 プ ロジ ェク ト) (ア) 作業通 路 にお け る段差や 凹凸、突 起 物、継 ぎ 目等 の解 消 ( イ)照度の確保、手す りや滑 り止 めの設置 (ウ)危険箇所の表示等 の危険の 「 見える化」の推進 イ 交通労働災害防止対策 ( ア)適正な労働時間管理、走行計画の作成等 の走行管理の実施 ( イ)飲酒 による運転への影響や睡眠時間の確保等に関す る安全衛生教育の実施 ( ウ)災害事例、交通安全情報マップ等を活用 した交通安全意識 の啓発 ( エ)飲酒、疲労、疾病、睡眠、体調不良の有無等を確認する乗務開始前の点呼 の実施 ( オ)健康診断及び診断結果 に基づ く保健指導等の措置 の実施、長時間労働 を行 った運転者に対す る面接指導等 の実施、労働 時間の短縮等の就業上の措置 の実施 ウ 非正規雇用労働者等に対す る労働災害防止対策 ( ア)雇 入れ時教育の徹底 ・内容 の充実 ( イ)非正規雇用労働者 を含めた安全管理の徹底や安全活動の活性化 ( ウ)派遣労働者における派遣元 ・派遣先責任者間の連絡調整の徹底 工 熱 中症予防対策 ( ア)WBGT値 ( 暑 さ指数) による適正な作業環境管理 、作業管理 の実施 ( イ)計画的な暑熱への順化期間 ( 暑熱 に慣れ、その環境 に適応す る期 間)の設 定 (ウ) 自覚症状の有無 にかかわ らない水分 ・塩分の積極的摂取 ( エ)熱 中症の発症に影響 を与 えるおそれのある疾患 ( 糖尿病等)を踏まえた健 康管理 ( オ〉熱 中症予防に関する労働衛生教育の実施 オ 腰痛予防対策 ( ア)腰部への負担の少 ない作業方法 の選択及び見直 し、介助法の普及 ( イ)腰痛予防に関す る労働衛生教育 ( 介護作業等の雇入れ時教育を含 む)の実 施 、腰痛予防体操 の励行 ③ 業種の特性に応 じた労働災害防止対策 ア 製造業における労働災害防止対策 ( ア)機械 ・設備等の修理 点検、 トラブル処理等 の非定常作業に係 る安全作業 マニュアルの整備 ( イ)請負企業の労働者、派遣労働者、外 国人労働者等に配慮 した安全衛生管理、 派遣元 ・派遣先 における安全衛生教育の実施及 び責任者 間の連絡調整 の徹 底 ( ウ)未熟練労働者の経験不足を補完す るため、災害事例や視聴覚教材 を活用 し た未熟練労働者 に対す る安全衛生教育の内容 の充実 ・強化 ( エ)鉄鋼業等の装置産業の事業場 にお ける老朽化施設対策 を含む安全管理 に係 る自主点検の実施及びその結果 を踏まえた対策の実施 ( オ)化学設備 の定期 自主検査の計画的な実施、化学設備 の改造 ・修理等の作業 の注文者 による文書等の交付等、工事発注者 と施工業者 との連携等の実施 イ 建設業 における労働災害防止対策 ( ア)一一 般的事項 a建 設工事の請負契約における適切な安全衛生経費の確保 b元 方事業者による統括安全衛生管理 と関係請負人 に対す る指導の徹底 c足 場 に係 る改正労働安全衛生規則等 を踏まえた墜落 ・転落防止対策の徹 底や手す り先行工法等の 「 足場 か らの墜… 落 ・転落災害防止総合対策推進 要綱」 に基づ く措置の実施、ハーネス型安全帯の積極的な使用 dク レー ン、移動式 クレーン、解体用機械 等の車両系建設機械 の検査 ・点 e事 検整備及び安全な作業方法の徹底 業所 と現場 の車両移動時の運転者 の疲 労軽減への配慮 ( イ)東 日本大震災に伴 う復 旧 ・復興工事の労働災害防止対策 a輻 鞍 工事 にお ける適正 な施 工計画、作業計画の作成及び これ らに基づ く 工事の安全 な実施 b解 体用機械等 の車両系建設機械 との接触 防止、高所 か らの墜落 ・転落災 害防止対策等の徹底 定の工事エ リア内で複数 の工事が近接 ・密集 して実施 され る場合、発 注者及び近接 工事の元方事業者による工事エ リア別協議組織 の設置 d職 長 ・新規入職者 等に対す る安全衛生教育の確実な実施及び作業 内容 に 応 じた保護具の使用 ( ウ)平成28年 熊本地震に伴 う復 旧工事の労働災害防止対策 a余 震 の発生や降雨による二次災害のおそれ にも留意の上、土砂崩壊災害 防止対策、土石流災害防止対策 、墜落 ・転落災害防止対策等の徹底 b労 働者 に対す る熱順化の状況確認、水分 ・塩分の適 時摂取、休憩場所や c一 休憩時間の設定等の熱 中症予防対策の徹底 ウ 陸上貨物運送事業 にお ける労働災害防止対策 ( ア)荷役作業中の荷台等か らの墜落 ・転落防止対策の徹底 ( イ)荷主等 との合同による荷役作業場所、荷役作業方法の安全点検及び改善の 実施 ( ウ)適正な労働時間管理、走行管理等の交通労働災害防止対策 の実施 工 小売店、社会福祉施設、飲食店等の第三次産業 における労働災害防止対策 ( ア)安全衛生教育の実施、内容 の充実、安全意識の啓発 ( イ)安全パ トロール、4S活 動 ( 整理、整頓、清掃 、清潔)、KY( 危険予知) 活動、危険の見える化、ヒヤ リ ・ハ ッ ト等の安全活動 の活性化、職場環境や 作業方法の改善の実施 (ウ)安全推進者の配置促進、安全管理体制の整備 オ 林業の労働災害防止対策 ( ア)車両系木材伐出機械等の検査 ・点検整備及び安全な作業方 法の徹底 ( イ)チェーンソーを用いた伐木及び造材作業における保護具、保護衣等の着用 並びに適切 な作業方法の徹底 (ウ)安全 な手順 に基づ く 「 かか り木」処理の徹底 第12次 東 京労 働 局 労 働 災 害 防止 計 画 ∼SafeWorkTOKYO 計 画 のね ら い 労働災害防止は、行政や労働災害防止 団体な どだけでな く、すべての関係者が、 「労 働災害 は本来あ ってはな らな いものである」との認識を共有 し、それぞれの立場 に応 じ た責任ある行動をとることが必要である。 「首都東京」において は、企業本社のガバナ ンスを活用 した波及効果が期待できる反 面、企業風土が異なる外資系企業の集中や外国人労働者をは じめ、様々な属性や価値観 を有する労働者が多数存在するな ど、共通認識の形成が困難な側面もある。 このため、目指すべき社会の実現に向け、誰もがわかりやす く、共感が得 られるよう、 “S afe.Work7て )KYO” を キ ャ ッチ フ レ ー ズ と して 、 「安全 ・安 心 な首 都東 京 の実 現」 に向 け 「官民 一体 」 と 安全 ・安心な首都東京の実現 に向けて ∼ 東京における労働災害の特徴 ○長期 的には減少してきたが、平 成22年 以 降、 「3年連続で増 加」している。 ○「 第三次産業」が 占める割合が増加 ( 約60% ) ○転倒や墜落 ・ 転 落、腰痛などの「行動災害」の 占める割合が増 加 ( 約55% ) 高 な った取組 を推進 す る こ と とす る。 目標 一 {鵬二5,コ 喝 ●こ づ曙 東 京労働 局 にお ける休 業4日 以上 の死 傷災 害発 生状 況の推 移 150.0− 一 一 「行動 災害」 が 占め る 割 合 は、年 々増加 傾 向 40.0 30.0 要 120.0− 一.一 一一 一 ・Nb“一 _ 重 ( 震災復興工事、除染作業への対応、都市インフラ改修や建物等の老朽化への対応、国際都市機能の維持向上関 連工事への対応、企業本社ガバナンスの活用、原子力施設を有する企業本社への対応等) 策 行 政 、関 係 団 体 等 の 連 携 ・協 働 による労 働 災 害 防 止 の 取 組 み 社 会 、企 業 、労 働 者 の安 全 ・健 康 に対 す る意 識 改 革 の 促 進 発 注 者 、製造 者 、施 設 等 の 管 理 者 による取 組 強 化 ’ 一・ 一行動災嘗全肯 一 転倒 一 墾落 転窪 一 隻1作 の戻妃 」 認 貌約 言 10.0 o.o − − ぷぷぷぷぷぷぷ詑評評評 東 京 の死傷 災害 全体 に 占める「 行 動 災害 」の割合 の推移 第12次 rSafeWorkTOKYO」 東 京 労 働 局 労働 災 害 防止 計 画 (4thStage) キ ヤッチフレー ズ に 、第12次 東 京 労 働 災 害 防 止 計 画 を推 進 し、労 働 者 の 安 全 と健 康 の 確 保 に努 め ます 。 最 重 点 対 策 lliil:5Elge51th1S1SZ= −1:ptl2geESISN1E ① 各種工事について、高所作業 自体が少なくて済むような工法や作業方 法の採用の促進を図る。 ② 平成27年7月 に改正された足場の作業床に係る墜落防止措置の充実等 を内容とする労働安全衛生規則の周知徹底を図り、墜落 ・転落災害防止 を図る。 一 一 全ての化学物質取扱事業場 に対し、計画的に監督指導等を実施 し、化学 物質取扱事業場における労働者の健康障害防止を図る。 1労 働災害、業務上疾病発生状況の変化に合わせた対策の重点化 購 ① 元方事業者における統括管理能力や関係請負人 も含めた現場力の弱体化 防 止のための各種指導。 ② 建設新規就業者へ の安全衛生教育の充実。 ③ 高所作業 における作業床の確保、安全帯の使 用徹底。墜落 時の救出に時間 を要する箇所での作業 に対 してハーネス型安全帯の使用の勧奨。 三’ ・ ① 重 点4業 種 ( 小売 業、 社会福 祉 施設 ( 訪 問 介 護 含 む )、 飲 食 店 、 ビ ル メ ンテ ナ ン ス 業 )に 係 る 経 営 トッ プ に よ る 安 全 衛 生 方 針 表 明 の促 進 。 ② 「 労 働 安 全 衛 生 法 施 行 令 第2条 第3号 に 掲 げ る業 種 に お け る 安 全 推 進 者 の 配 置 等 に係 る ガ イ ドライ ン の 策 定 に つ い て 」 に 基 づ く安 全 管 理 体 制 の 整 備 。 1lll.1;1#ll21lgSiSISIIik2NEI;i ① 「 陸 上 貨 物 運 送 事 業 にお け る荷 役 作 業 の安 全 対 策 ガ イ ドライ ン」 の 周 知 ・ 普及 及 び荷主 等へ の要 請 、指導 。 ② 作 業 手 順 書 の作 成 ・遵 守 、 一 人KYの 実 施 等 の指 導 。 lllSILEE;IIII*g:Sll 労 働 災 害 防 止 団体 と の 密 接 な 連 携 に よ り 「STOP! 転 倒 災 害 プ ロ ジ ェ ク ト」 と して 推 進 す る の で 、 転 倒 災 害 防 止 対 策 に焦 点 を 絞 っ た4S活 動 やKY活 動 の推 進 な ど、 事 業 者 が 着 手 しや す い 切 り口 か ら順 次 指 導 を進 め る 。 ” 働Sfuc ・ ① 関 係 行 政 、 陸 災 防 、 関 係 団 体 等 と連 携 し、 「 交通 労働 災 害防止 のた めのガ イ ドラ イ ン 」 に 基 づ く交 通 労 働 災 害 防 止 を進 め 、2020年 東 京 オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク に 向 け 関 係 団 体 等 に働 き か け 、 安 全 で ゆ と り の あ る 運 転 を 目 s= 過 重労働 防 止 ( 過 労 運 転 防 止 ) を推 進 す る 。 ■ 《 ■ ≡ 一 ⑳ $5望 ① 経営 トップに働 きかけ、明確な方 針表明 によ り災害防止を進め るよう 指導す る。 ② 労働災害防止 団体 との密接な 連携 によ りrS丁OP! 転倒 災害 プ ロ ジェク ト」 を推進 する。 2!.z211t!MLZNfiepmS 改正労働安全衛 生法 に基 づ くス トレスチ ェック制度の周知 を図る。 購 長時間労働の抑制 ・医師による面接指導の実施及び事後措置の徹底。 ヒ“ ・ 、 ① 化 学 物 質 の 取 扱 事 業 場 に 対 し、 計 画 的 な 監 督 指 導 等 の 実 施 。 ②SDSを 活 用 し た 危 険 有 害 性 に 対 す る対 策 の 徹 底 及 び リス ク ア セ ス メ ン ト義 務 化 (H28年6月 に 施 行 ) の 周 知 。 ③ 建 築 物 等 の解 体 等 作 業 に つ い て 石 綿 則 、 石 綿 ば く露 防 止 に 関 す る 指 針 に基 づ く 暴露 防止 の徹底 。 メン タル ヘ ル ス ・ 、 保 ’ の・ 化 ① ② 2「 ス トレ ス チ ェ ッ ク 制 度 (H27年12月 施 行 ) の 周 知 。 「 労 働 者 の 心 の 健 康 の 保 持 増 進 の た め の 指 針 」 に 基 づ く取 組 の 推 進 。 首都東京」の特殊性を踏まえた対策 ① 東 日本 大 震 災 か ら の 復 興 工 事 及 び2020年 東 京 オ リン ピ ック ・パ ラ リ ン ピ ッ ク 競 技 大 会 関 連 建 設 工 事 の 本 格 化 に伴 う労 働 者 の 安 全 衛 生 確 保 の 支 援 。 ② 都 市 イ ン フ ラ の 改 修 や 建 物 等 の 老 朽 化 対 策 にお け る 安 全 の 確 保 。 ③ 「 東 京 労 働 局2020年 東 京 オ リ ン ピ ッ ク ・パ ラ リン ピ ッ ク競 技 大 会 関 連 建 設 工事SafeWork推 進 協議 会 ( 仮 称 )」 の 設 置 。 3関 係団体等との連携による労働災害防止対策と意識変革の促進等 ① ② ③ ④ 公 共 工事発 注機 関 、建設 業 関係 団体等 との 「 建 設 工事 関係者 連絡 会議」 の設置 。 「 主 要 専 門 工 事 業 関 係 団体 との 労 働 災 害 防 止 連 絡 会 議 」 (H25.10設 置 )の 開催 。 私 の安 全 宣 言 コ ン ク ー ル 等 を 通 じた 関 係 業 界 、 事 業 場 労 使 の 安 全 気 運 の 醸 成 。 危 険 個 所 ・危 険 作 業 に対 す る絵 や 写 真 等 を 用 い た 一 見 して 直 感 的 に理 解 で き る 表 示 等 の採 用 等 、 安 全 管 理 の 「 見 え る 化 」 の促 進 。 ⑤ 警 察 ・消 防 機 関 と連 携 し、 労 働 災 害 防 止 を 推 進 す る 。 指 す取 組 を実施 す る。 ② 重点対策概要 70 S 乗京 労 働 ㊧ 箇 殉 に ゐ ’0)ZlgZ2?28年 仁 ス っ τ) ウ) ら、 死1亡 拶1穿 力鳴 増 }62r〃9Pず1 / 8 1占 6 4⊥ 4 4 ← ・建築 物 等 力1弓0「墜落 ・ 転落 」 2 −ふ ・機罐善《のη 幽 一 0 −占 8 ・「交 通事 故 」 6 カs老れfれ4件e頻 発 しτ 4 2 ‘晧 写 。 0 一iL− 一 一一一 一一一一 一一 一一 一一一 一r− 一 一一一 一 一一一「 一 一一一 一 一 一一 一 一一 「 25年26年27年28年 ※東京局管内各監督署から3月末までに労働局に報告された死亡者数 労 働 災 害 を防止 す るため に 、職 場 の 安 全 管 理 の再 点 検をお願 いします 。 高所作業自体を除去 ・低減するための計画的な取組の推進 高さ2m以 上の高所への安全な作業床を設置 ( 開ロ部へ端 部に手すり ・囲いを設置) 作業床を設けることができない場合 には、親綱を設置 し 安全帯を着用 機械の可動範囲に労働者の身体が入 らな いように囲い、 覆い等を設置 安全装置等の有効保持 ( 定期的な点検の実施) 点検、修理、掃除、調整等の実施時における機械の停止 ・ 安全管理者 、運 行管理者 、安全衛生推 進者 の選任等 による 管理体制の構 築 ・ 適正な労働時 間等 の管理及び走行管理 、健康 管理の実施 → 詳細は 「交通労働災害防止のためのガイ ドライン ( 平成25年 5月28日 付け基発第0528第2号 )」を参照 リスクアセスメン トの実施 雇い入れ時教育等の実施 「 職 場の あんぜ んサ イ ト」で は 、災 害事 例 とその 対策 につ いてイ ラス ト付 きで 紹介 して います 。 職場のあんぜんサイ 検索 画櫟i勒 東京労働局 労働基 準部 安全課 (H28.4,8) 平 成28年 死 亡 災 害事 例 月 業種 職種 年齢 経験 1 1月 建設業 作 業者 30歳 代 1年 以上5年 未 満 2 1月 建設 業 事故 の型 起因物 ( 東京労働局管内) 平 成28年4月8日 現在 発生状況の概要 土工 60歳 代 被 災 者 は 、建 築 物の 雨 水 排 水 管 の ヘ ドロ等 の 詰 ま りを除去 す るた め 、マ お ぼれ その他の装置 、設備 ンホー ル に入 ってい たところ、突 然 、水 が流 入 し溺 死 した 。 30年 以 上 墜 落 、転 落 高所作業車 公 園 内樹 木伐 木作 業 の ため 、高 所 作 業車 の搬 器 を昇 降 させた際 、当該 機 械 が転 倒 し、搬 器 に搭 乗 していた 労働 者2名 が 搬 器 外 に 投 げ出 され た もの 。(1名死 亡 、1名軽傷 ) , 1月 3 4 ・ 9 1月 林業 運輸 交通 業 5 作業者 60歳 代 10年 以上15年 未 満 分類不能 分類不能 伐 採 作 業 現 場 で 、機械 集材 装 置 を使 用 して 伐 採 した原 木の 運 材 作 業 を 行 ってい たところ、斜面 の 上 方 で原 木 の 玉 掛 け作 業 を行 っていた被 災 者 が 倒 れ てい るところを発 見 した。 運転者 50・60歳 代 国 道 を走 行 していた 大型 バ スが 道 路 右 脇 の 崖 下 に転 落 し、車 体 が横 倒 交 通事 故 (道 路 ) しになった 。当該 バ スに乗 務 して いた被 災 者2名 が 死 亡 した ほ か 、乗 客 ら 10年 以 上20年 未 満 乗用車、バス、 バイクが 死傷 した 。 ‘ 6 1月 運輸交通業 運転者 50歳 代 10年 以上20年 未 満 交 通事 故 ( 道 路 ) 被 災 者 は 、高 速 道 路をトラックで走 行 中 、前 方 の車 両 に追 突 した 。被 災 トラック 者 は助 手 席 側 の ドアか ら自ら脱 出 した後 、高 架 下 へ 転落 した 。 7 1月 その他 の事 業 作業者 40歳 代 1年 以上5年 未 満 はさまれ 、巻 き込ま れ ていた ところ、搬 器 の 上 端 の 梁 と2階 エレベー ター 出 入 りロ部 の上 部 との エ レベ ー タ、リフ ト 被 災 者 は 、出 張 先で顧 客 の 荷 物 搬 送 用 エレベ ー ター の 点検 作 業を行 っ 間 に上 半 身 と右 足を挟 まれ た。 8 1月 清掃業 清掃員 60歳 代 1年 未 満 はさまれ 、巻 き込まれ 被 災者 は 、施 設 の ゴミ収 集庫 内 の 生ゴミ用 コンテナ と生 ゴミ搬 出 設 備 の その他 の装置 、設 備 柵 の 間 に挟 ま っていた ところを 、警 備 員等 に発 見 され た 。 9 1月 商 業 運転者 60歳 代 30年 以 上 被 災 者 は 、構 内運 搬 車 であ るター レー を運 転 中 にエレベー ター の 扉 に衝 墜 落 、転 落 その他の 動力運搬 機 突 し、破 損 した 扉 に生 じた 開 ロ部 か ら墜 落 した 。 10 2月 建設業 土工 20歳 代 1年 以上5年 未 満 飛 来 、落 下 クレ ー ン 急傾 斜 地 の 崩 壊 防止 工 事現 場 で 、ケーブ ルクレー ンを用 いて 解体 した 単 管 足場 の 部 材 をつ り上 げた ところ、部 材 が 崩 れ 足 場上 にいた被 災 者 に 激 突 し、被 災 者 が 法 面 か ら転 落 した 。 11 2月 建設業 大工 70歳 以 上 30年 以 上 墜 落 、転 落 開 ロ部 木 造2階 建 て住 宅 新 築 工事 で 、建 物2階 内部 の 床 材 となるベニヤ 板 を 貼 ってい た被 災 者 が 、仮置 きしてい たべニヤ 板 に乗 った ところ、ベニヤ 板 が 床 か ら外 れ たため 、バ ランスを崩 し墜 落 した。 激突され 荷姿 の物 機 械 式立 体 駐 車 場 の 解 体 作 業 で 、解 体 した 鉄 骨を移 動 式 クレー ンで降 ろそうとしてい たところ、鉄 骨 が 既 存 の 鉄 骨 梁 に 当た り降 ろす ことが できな かった 。被 災 者 は 鉄 骨梁 上 に行 きバ ー ルで移 動 式 クレー ンで 吊られ た鉄 骨を引 き離 そ うとした際 、鉄 骨 が振 れ て被 災 者 に 当た り、地 面 に 墜落 した。 12 2月 建設業 作業者 40歳 代 10年 以上20年 未 満 13 3月 建設業 大工 60歳 代 5年 以上10年 未 満 14 3月 建設 業 作業者 作業 構 台 の ドラグ ・ショベ ルを使 用 し、構 台 か ら根切 り底 へ 鉄 筋 の 荷 卸 はさまれ 、巻き込まれ 50歳 代 作 業 が 行 わ れ た 。当該 作 業 完 了 後 、所 定 の置 き場 所 まで 自走 後 、時 計 回 掘 削 用機 械 20年 以上30年 未 満 りに旋 回させ た ところ、被 災者 が 旋 回体 と構 台 の 手す りに はさまれた 。 15 3月 貨物取扱業 運転者 被 災者 がフォー クリフトのマス トを上 げた まま走 行 した ため 、マ スト上 部 は さまれ 、巻 き込 まれ 30歳 代 が 建 物 の 梁 に接 触 した 後 、フォー クリフ トが 横 転 した 。横 転 したフォーク フ ォー クリフ ト 10年 以上15年 未 満 リフトの ヘ ッドガ ー ドと床面 に 挟 まれ た。 16 3月 清掃 業 清掃 員 60歳 代 5年 以 上10年 未 満 ゴミ処 理 場 の 一 般 可 燃ゴ ミ焼 却 炉 ろ過 式 集 じん機 内 部 で、蓄積 した灰 の 崩壊 、倒 壊 その他の装置 、設備 除 去 作 業 を行 っていた ところ、蓄積 した灰 が 崩壊 し被 災 者 が 埋もれた 。 17 3月 運輸交通業 運転者 40歳 代 1年 以上5年 未 満 空 車 状 態 の タクシーが 交 差 点 を直進 したところ、左側 から信 号 無 視 をし て交 差 点 に進 入 してきた 自動 車 に衝 突 され 、タクシー に乗 務 していた被 災 乗 用 車 、バ ス、バ イク 者 が死 亡 した 。 木 造 建 築 工 事 で、母 屋上 の 垂 木 取 り付 け作 業 中、被 災 者 が 木材 等 を運 墜 落 、転 落 屋 根 、は り、もや 等 搬 していた ところ、母 屋材 と母 屋 材 との 間 か ら墜 落 した。 交 通 事 故 (道 路 )
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