2015 年 4 月発行 第 24 号 (1) 南国病院広報誌 第 24 号 日本医療機能評価機構認定病院 平成 23 年 8 月 5 日 審査体制区分 2 Ver.6.0 2015 年 4 月 30 日発行 つくし ■発行元■ 南国市大埇甲 1479-3 医療法人つくし会 南国病院 Tel (代) 088-864-3137 http://www.nankoku-hp.or.jp 平 成 27 年 度 を 迎 え て 病院長 中澤 宏之 新年度の始まりに当たりご挨拶を申し上げます。当院は今月で無事開院46周年を迎え、去 る4月15日には開院記念行事として院内発表会と祝賀会を開催し、いずれも盛況のうちに終 えることができました。これも職員や地域の皆様のご支援の賜物と感謝しております。また、医療従事者の確保が難しい 昨今の情勢の中、今年は1月以降で11名の新規採用者をお迎えでき大変嬉しく思っています。各部署に着任された新人 職員の皆様の今後のご活躍を期待しています。 今年になり当院ではリハビリテーションの新たな試みとしてロボットスーツHAL(下肢型)を導入しました。神経難 病は日常生活の基本となる歩行に障害をきたす疾患が多く、そのために生きる意欲、食べ物を摂取する能力、睡眠、認知 機能など様々な面に影響を及ぼすと言われています。リハビリでの一番の課題であった歩行機能の維持を目的にHALを 使用することで病態の進行を抑え生きる希望を与えるのではないかと期 待しています。歩こうと脳から出された指令は下肢の筋肉に伝わります が、HALはその皮膚表面から漏れ出した生体電位信号を感知して下肢 型ロボットが力を援助するというものです。HAL装着により筋力が増 強されるわけではありませんが、歩くことにより脳が動きを学習し、い わゆる「歩く感覚」が残ることで、HALを外しても歩行が可能になる 症例があります。疾患と重症度を正しく選ぶことで効果を出すことが大 切と考えており、実施症例数を増やして更に評価を深め、少しでも神経 難病患者さんの治療や生活機能向上に貢献できればと思っています。 これからは地域の医療提供体制を正確に評価、充実させていくことが求められていますが、HALを含め当院の専門性 を前面に押し出すことで今まで以上に地域に貢献していきたいと思っています。新たな仲間を迎えてスタートした今年度 が当院と皆様にとって飛躍の年になりますようお祈りいたします。 H27.3.30(月) RKC高知放送 こうち eye 「ロボットスーツHAL導入」 より 2015 年 4 月発行 第 24 号 (2) 第4回 開院記念院内発表会 在宅医療支援センター・センターホール H27.4.15(水) 第1部座長 情報技術を用いた業務 改善について 事務部 システム管理 中川博文 内科部長 川村 一子 今年は第1部の座長をさせていただきました。各部署 が日々の業務の問題点をこつこつと改善されていく姿が すばらしく、見習わなくてはならないなあと思ったこと でした。また5演題中3演題がテクノロジー?関係の報 告となり、時代の流れを感じました。特にロボットスーツなどは最先端 平成26年度 薬剤部の取り組み報告 平成27年4月15日 薬剤部 薬剤師 耕崎紀子 の取り組みであり、今後の報告もとても楽しみです。私自身はテクノロ ジー関係はあまり好きではないのですが、今後は皆さんに遅れないよう に少しずつ勉強していきたいと思います。 手指衛生サーベイランス 高知赤十字病院との 合同カンファレンスから 感染制御チーム 臨床検査室⻑ 小松則子 外来における 業務内容の報告 -心理検査について- 続・三病棟に 電子カルテがやってきた 診療支援部門 臨床心理士 安岡望 三病棟看護師 病棟看護師 横山竜弥 竜弥 横山 第2部の座長を務めて 精神科デイケアにおける 退院前後の関わり 精神科部長 玉元 徹 心理士の安岡さんの孤軍奮闘ぶりはいつも身近でひしひしと感じておりまし たが、今回も発表会の一月前に急に発表をお願いしたにも拘わらず、あのような 立派な発表ができたことは賞賛に値すると思います。これからも精神科の大事な 部分を支えていただきたいと思います。デイケアの竹村さんの発表は、私の患者 さんの報告になっていましたが、これは非常に貴重な症例で、本人の義理の兄が 心配して、なかなか退院に応じず、入院が長期化しましたが、院外の他の医療関 係機関との連携とデイケアスタッフの暖かい対応が功を奏して、一人暮らしにた どり着けたというものです。まさに時代を反映した活動内容ですので、今後のデ 精神科デイケア室 精神保健福祉士 竹村 哲也
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