③収穫体験 - 北海道小清水高等学校

【別紙】
北海道小清水高等学校第3学年「総合的な学習の時間」での土づくりの体験学
習の実施について(報告)
・第3回
平成 27 年6月 23 日(火)
9:50~12:40(2~4校時)
土づくり学習の最終回となる第3回目は、アスパラ
ガス・ブロッコリーの収穫体験と選果場の施設見学を
行いました。
始めにJAこしみずブロッコリー圃場(浜小清水)で、
ブロッコリーの収穫を体験。寒い日が続いていたため
まだ小さなものが多かった中で、大きく成長したブロ
ッコリーを探し、店頭で販売される形を目指して収穫しました。
その後JAこしみずアスパラガス試験圃場に移動し、ア
スパラガスの収穫体験を行いました。出荷するには23セ
ンチ以上の長さが必要であるため、カマに記された印を参
考に、実際に出荷ができるよう丁寧にアスパラガスを収穫
していきました。
最後に、青果物選果場の施設を見学しました。アスパラガスやブロッコリー
は、農家の方が早朝に収穫してこの選果場に届けられ、特にブロッコリーは傷
みやすいので大型冷蔵庫に収納されて、その後商品化できるか選り分けられま
す。今回は、雨天のため収穫が少なく残念ながら選り分ける機械が稼働されな
かったため選り分けられている場面を見ることができませんでしたが、商品化
できると判断されたブロッコリーを発砲スチロールに大量の氷とともに納め、
大事な商品として収納される場面を見学し、商品としてこれから流通していく
のだと実感し、また商品として扱う独特の緊張感もありました。冷蔵庫の中に
3年生全員が入り見学しましたが、非常に冷たかったのは言うまでもなく大き
な冷蔵庫でした。JAでは、この後実際に各地へ商品として出荷するとのこと
で、流通の一部分を垣間見た思いでした。JAこしみずの方のご厚意により、
小清水町で生産されたアスパラガスを試食させて頂いた時は、雨天による肌寒
さを忘れる瞬間で、生徒たちは、「美味しい!」と喜び感激していました。
今回の土づくり学習により、身近であるにも関わらず知っていなかった郷土
小清水町の農業について、その一端を知ることでき、町の主産業である畑作農
業に関わる方々の生産への強い思いを肌で感じ、特に生産流通の過程は、郷土
の発展に大きく関わっているのだという発見は大きく、土づくりはその原点で
あるということを再認識した地域理解学習でした。