小ギク(菊類)の開花を調節する!

平成 27 年6月 29 日
小ギク(菊類)の開花を調節する!
-旧盆期出荷小ギクの開花早回る-
【生育概況】
茎長は例年よりも短く、花芽分化は平年よりかなり早く進んでおり、7
月中に開花が始まり、早い品種・ほ場では7月 20 日頃に開花する品種もあ
ると予想される。
【当面の技術対策】
1 開花を遅らせる対策
①液肥による追肥等を1週間間隔で2回実施する。
ア ハイポネクス 1,000 倍株元潅注
イ 野菜の達人(やさい燐加安 S540) 500 倍株元潅注
○液肥の量は 200mL/株とし、葉色をみながら散布する。
注意:液肥を施用すると白さび病が発生しやすくなるので、さび病の防
除も徹底下さい。
②ほ場が乾かないよう夕方以降の涼しい時間帯に株元潅水する。
③下葉かきや腋枝の整理の作業は遅らせる。
2 その他開花に向けての作業
①草丈の伸長が速くなるので、草丈伸長に遅れないよう草丈の3分の2よ
り上までフラワーネットを随時引き上げる。
②フラワーネットの周囲に通してある園芸ロープも再度締め直す。