第3章 篠栗町の子どもや子育てを取り巻く課題 第3章 篠栗町の子どもや子育てを取り巻く課題 本計画の策定にあたって実施したニーズ調査から、篠栗町の子どもや子育てを取り巻く環境 の向上に向けて、以下のような課題がみえてきました。 今後は、以下の課題を踏まえながら、家庭・地域・企業・行政などが一体となって子育て 支援を進めていくことが必要となります。 1 定期的な教育・保育事業の利用状況について 年間を通じて利用している教育・保育事業についてみると、 「認可保育所」が 51.5%と最 も高く、次いで「幼稚園」が 31.2%、 「幼稚園の預かり保育」が 11.4%となっています。 <平日に年間を通じて利用している施設について> <複数回答> N=237 0% 10% 20% 9.7 認定こども園 3.0 3.8 認可外の保育施設 不明・無回答 60% 51.5 認可保育所 その他 50% 11.4 幼稚園の預かり保育 居宅訪問型保育 40% 31.2 幼稚園 事業所内保育施設 30% 0.0 2.5 0.0 18 第3章 篠栗町の子どもや子育てを取り巻く課題 子どもの平日の教育・保育事業として定期的に利用したいと考える事業についてみると、 「幼稚園」が 53.3%、 「認可保育所」が 51.8%と高く、次いで「幼稚園の預かり保育」が 36.6%となっています。 今後は新制度に基づき、保護者のさまざまなニーズや働き方等に応じて、柔軟に教育・保 育事業が提供される体制づくりが必要です。 <平日の教育・保育事業として定期的に利用したい施設について> <複数回答> N=475 0% 20% 40% 60% 53.3 幼稚園 36.6 幼稚園の預かり保育 51.8 認可保育所 22.3 認定こども園 7.4 小規模な保育施設 5.5 家庭的保育 9.7 事業所内保育施設 4.6 自治体の認証・認定保育施設 1.3 その他の認可外の保育施設 4.4 居宅訪問型保育 9.7 ファミリー・サポート・センター その他 1.3 不明・無回答 3.6 2 子どもの病気の際の対応について この1年間に、病気やケガで通常の教育・保育事業が利用できなかったことがあったかについ てみると、 「あった」と答えた方が8割を占めています。 また、病児・病後児のための保育施設等の利用希望については、「できれば利用したい」が 50.0%となっており、半数の方が利用を希望されています。 <病気やケガで通常の教育・保育事業が利用できなかったことがあったかについて> <単数回答> 0% 20% 40% 60% 80.2 全体N=237 あった なかった 19 80% 100% 16.0 不明・無回答 3.8 第3章 篠栗町の子どもや子育てを取り巻く課題 <病児・病後児のための保育施設等の利用希望について> <単数回答> 0% 20% 40% 60% 50.0 全体N=154 80% 100% 48.7 1.3 できれば病児・病後児保育施設等を利用したい 利用したいとは思わない 不明・無回答 3 放課後の過ごし方について 放課後の過ごし方についてみると、 「自宅」 が 81.4%と最も高く、 次いで 「習い事」 が 59.1% となっており、 「学童保育」は 11.3%となっています。また、現在利用している学童保育に 対してどのように感じているかについてみると、ほとんどの項目で満足(ほぼ満足も含む) と答えた方が8割以上となっていますが、 「利用者間のネットワークづくり」に対する満足度 が比較的低い状況がみられることから、保護者同士の交流の機会の提供等、ネットワークづ くりに努める必要があると思われます。 小学生児童 <放課後の過ごし方について> <複数回答> N=575 0% 20% 40% 60% 100% 81.4 自宅 20.7 祖父母宅や友人・知人宅 59.1 習い事(ピアノ教室、 サッカークラブ、学習塾など) 6.3 児童館 学童保育 11.3 その他(公民館、公園など) 12.3 不明・無回答 80% 0.0 20 第3章 篠栗町の子どもや子育てを取り巻く課題 小学生児童 <学童保育に対してどのように感じているかについて> <単数回答> N=65 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1.5 施設・環境 33.8 53.8 0.0 10.8 3.1 職員等の配置状況 子どもへの接し方・日常の遊び 35.4 47.7 13.8 0.0 33.8 50.8 10.8 4.6 0.0 1.5 行事 44.6 50.8 3.1 0.0 0.0 病気やケガの時の対応 35.4 保護者への情報伝達 36.9 56.9 7.7 0.0 1.5 50.8 0.0 10.8 1.5 悩みごとなどへの相談対応 35.4 58.5 4.6 0.0 3.1 保護者の要望・意見への対応 利用者間のネットワークづくり 32.3 60.0 21.5 52.3 4.6 16.9 0.0 4.6 4.6 1.5 安全対策 26.2 55.4 0.0 16.9 1.5 衛生対策 満足 26.2 ほぼ満足 55.4 やや不満 21 不満 16.9 不明・無回答 0.0 第3章 篠栗町の子どもや子育てを取り巻く課題 4 子育て支援事業の利用等について 子育て支援事業の認知度・利用度・利用意向についてみると、事業によって認知度や利用 状況等に差がみられ、特に「家庭教育に関する学級・講座」や「教育相談センター・教育相 談室」の利用が少ない状況がうかがえます。 しかし、利用意向については、どちらも4割以上となっていることから、事業内容や利用 方法に関する情報提供の充実を図るとともに、多くの人が気軽に利用できるよう、事業の実 施方法の改善に努める必要があると思われます。 <子育て支援事業の認知度・利用度・利用意向について> 認知度 利用度 利用意向 子育て支援事業 順位 割合 順位 割合 順位 割合 母親(父親)学級、両親学級、育児学級 1 83.2% 4 40.0% 8 31.6% 保健センター(オアシス篠栗)の情報・ 相談事業 3 81.3% 2 49.3% 4 53.7% 家庭教育に関する学級・講座 8 26.1% 8 5.3% 7 40.6% 教育相談センター・教育相談室 7 32.0% 7 6.1% 6 42.5% 保育所や幼稚園の園庭等の開放 2 81.9% 3 41.3% 2 60.6% 自治体の子育て相談窓口 5 52.4% 6 10.9% 5 45.7% 自治体発行の子育て支援情報誌 6 49.5% 5 27.6% 3 57.3% 児童館、オアシス篠栗、公民館等での 子育て教室等事業 4 80.2% 1 50.5% 1 61.7% 5 育児休業制度の利用について 育児休業制度の利用についてみると、 「取得した(取得中である) 」が『母親』で 25.9%、 『父親』で 1.3%となっており、父親の取得はいまだ少ない現状がうかがえます。 このことから、今後は、職場への理解を促す取り組みを強化するとともに、父親の育児参 加を含めた育児休業取得の推進を図ることが必要です。 <育児休業制度の利用について> <単数回答> N=475 0% 20% 母親 40% 53.9 60% 80% 25.9 100% 16.6 3.6 0.6 1.3 父親 働いていなかった 85.3 取得した(取得中である) 22 12.8 取得していない 不明・無回答
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