1月15日:大木氏(名古屋大KMI)

セミナー案内
素粒子論研究室では、以下の通りセミナーを開催します。
-講演者-
大木 洋氏
(名古屋大学KMI)
-日時-
-場所-
1月15日(木)14:00~
総合理工学部1号館 1-501
-講演題目-
Conformality and composite Higgs scalar
on the lattice
-講演概要ゲージ理論はフレーバー数やその表現に依って、閉じ込め現象やカイラル対
称性の自発的破れの有無等の多様な相構造を持っていると考えられる。
特に、ゼロ質量のフェルミオンが多く結合する理論では、ゲージ結合定数の
非自明な赤外固定点が存在すると考えられており、低エネルギーではスケー
ル不変な理論が実現されていると考えられている。
ここでは、その共形不変な理論の有力な候補である、大きなフレーバー数を
持つQCDの非摂動論的解明に向けて、格子ゲージ理論を用いた我々の最近
の研究の進展について紹介を行う。
また、その相境界近傍で実現されると期待される近似的スケール不変性の
破れを用いた動的な電弱対称性の破れを引き起こす模型への応用や、LHC
において発見されたヒッグス粒子との関連について議論する。
-連絡先石田裕之(1-523)
Tel:0852326402