平成 26 年度小山市行政経営品質向上率先活動 活動について ◆本活動の目的 行政経営品質向上率先活動とは、小山市の行政経営品質の向上へ向けた活動 を推進することにより、市民満足度の高い行政経営の実現を図っていく取り組 みです。 この活動では、行政経営を体系的にとらえた経営品質フレームワークに基づ く組織の自己診断を実施することにより、組織としての戦略案を検討し、戦略 展開の仕組みを構築して市民満足度の向上を目指すと共に、この活動に参画し た職員の能力向上を図ることを目的としています。 ◆活動概要 平成26年度は、上記の目的のもと、取り組み7年目として、下記の活動を展 開しました。 (1)中堅職員研修 中堅職員が行政経営品質向上率先活動のアセスメントの考え方と進め 方について理解を深め、改善活動の実践につなげることを目的に、9月 26日(金)に実施しました。 (2)管理監督者・一般職員研修 経営品質向上率先活動にて推進している業務改善活動計画を着実に実 行し成果を上げるため、経営品質向上に取り組む他の自治体の「活動プ ロセス」と「成果」および「活動のゴールイメージ」を共有し、自職場 の活動推進に反映させることを目的に、1月15日(木)に実施しまし た。 (3)中間報告会 業務改善活動を促進するために、1月15日(木)に講師である公益 財団法人日本生産性本部自治体マネジメントセンターの野沢清氏を交え 中間報告会を実施し、それぞれの取り組みについて進捗を確認し、今後 の活動についてアドバイスを行いました。 平成26年度の活動を振り返って ■ 改善の促進・定着に向けた継続的な取り組み 小山市での活動も今年度で7年目となりました。当初、アセスメントに よって現状を診断することからはじめ、今ではそこから課題を抽出して改 善活動を行うまでになっています。所属による取り組みのバラつきは見ら れますが、所属のモデルとなる改善事例も出てきています。今でも一定の 成果は得られていますが、計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善・ 学習(Action)のマネジメントサイクルを継続的にまわしていくことが大き な成果につながると考えています。 ■ 中堅職員の人材育成と所属長の支援 今年度から中堅職員の人材育成に重点を置いた取り組みを始めました。 アセスメントを通して改善課題を抽出し、その課題について職場での改善 活動を実践しました。中堅という立場なので、所属全体という視点は弱く、 担当の仕事の範囲でしか思考できない傾向がありましたが、アセスメント や改善活動を通して視野を広げることができたと考えています。 今後は、改善活動を実践するにあたって、所属長および係長の理解と支 援が必要丌可欠であると考えます。そのためには、改善活動シートに上司 のメッセージを記載するなどの取組を継続していく必要があると考えます。 ■ 推進組織の中堅職員およびその所属に対するさらなる支援 中堅職員が改善に取り組みやすいように、所属長および係長にその意義 と進め方について説明する機会を作りたいと考えています。さらに中堅職 員の活動状況をきめ細かくフォローアップし、悩みや相談にのり、課題に 寄り添ってアドバイスを行うことで改善成果がより上がりやすくなると考 えます。 また、所属内でコミュニケーションを良くするために日頃から対話の機 会を積極的に設けることが重要ですので、そのための仕組みづくりについ ても、推進していきたいと考えています。
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