かしわっ子

夏島小学校 学校だより
元気いっぱい
かしわっ子
平成27年6月18日発行
NO. 27
みんなが協力して一つの曲に
校長 小川 義一
6月16日、5年生は横須賀芸術劇場で開催された横須賀市児童芸術鑑賞会に参加、神奈川フ
ィルハーモニー管弦楽団による演奏を楽しんできました。
子どもたちにもなじみのある カルメンから「トレアドール」、ペールギュント組曲から「朝」、
アルルの女組曲から「フラァンドール」、「ミッキーマウスマーチ」「アイネクライネナハトム
ジーク」「さんぽ」「横須賀市歌」「威風堂々」「ラデッツキー行進曲」を、オーケストラの演
奏でたくさん聴くことができ、楽しむことができました。
実際に目の前で演奏している様子を見ると、ティンパニのたたき方だけでもいろいろあったり、
指揮者の動きが踊るようだったりと、CDの演奏では分からないこともたくさん伝わってきまし
た。「さんぽ」では子どもたちも一緒にリコーダーを演奏、普段なかなか味わえない体験をして
きました。
開会前の子どもたちの様子
帰り道、子どもたちに話を聞くと
「楽しかった。いろいろな曲を聴くことができて良かった。」
「何回かコンサートに出かけたことがあるけれど、知っている曲がたくさんあって良かった。」
「『威風堂々』の曲ではみんなが一緒に手拍子をしたが、音の強弱がわかりとても良かった。」
「それぞれの楽器が、とてもステキな音を出していた。」
「すごかった。みんなが協力して一つの曲になっていた。」
等と話してくれました。そんな話を聞きながら、 以前テレビで、有名な指揮者である佐渡 裕
さんがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮するという番組を思い出しました。
その番組の中で佐渡さんが、オーケストラの演奏会について、次のように話されていました。
オーケストラには多くの楽器が集まっている。指揮者が曲の解釈をし、それぞれの楽器パート
と指揮者が出合い、三日間ぐらいで演奏を仕上げて演奏会当日を迎える。その短い期間に、「第
1楽章はこんな感じで」「出だしはきちっと揃えて」「ここは気持ちを盛り上げる」などと様々
に意志の疎通を図る。オーケストラの団員が共通のイメージをもち、一つ一つの曲を創り上げて
いく。そのような過程を経て、演奏会の当日には、様々な楽器の音が一つになり響き合う。
人は皆考えることが違って当たり前だ。でも皆が我慢して音をそろえるのではなく、一人一人
が輝くようにして一つのものを創り上げる。そこがオーケストラでは大事なんだ。
学校で取り組む行事も同じだと思います。音も響きも違う楽器、それは夏島小の子どもたち一
人一人です。個性も得意不得意も違う415人全員が共通の大きな目標「自分が好き」「あなた
が好き」「この町が好き」に向かって、自分の取り組みことの中で輝き、その輝きが集まって夏
島小学校を作り上げていくことなのだ思います。オーケストラのように響き合える学校をめざし
ていきたいと考えています。
デンタルフロス
5年生を対象にした歯科集団指導で今年度からデンタルフロスの使い方について説明があり
ました。聞いていてなるほどと思いました。
ハブラシでブラッシングしただけでは、歯と歯
の間は十分みがけない事があり、プラーク(歯垢)
や食べかすが残ってしまいます。ムシ歯や歯周病
の原因は、そのプラークです。
デンタルフロスや歯間ブラシを使うと、ハブラ
シでは届かない、歯の側面についたプラークや、
歯と歯の間に入りこんだ食べカスを、きれいに取
り除くことができます。
ハブラシによるブラッシングだけでは、歯と歯
の間のプラーク(歯垢)の 61%しか除けなかったの
に対して、フロスを併用すると 79%、歯間ブラシを
加えると 85%まで除去できます。
ご家庭でも使用してみてはいかがでしょう。
歯間ブラシの歯間部のプラーク除去効果(日歯保存誌、48、272(2005 年))
夏島広場
6月17日朝、夏島広場(たてわり活動)が開催されました。たてわり遠足で仲よくなったの
もあり、どのグループも楽しそうにやっていました。
終了後には、「5年生も、1年生の机運びのお手伝いをしてあげてください。」と、6年生が
5年生をリードしている姿も見られました。たてわり活動で子どもたちが成長していくのを感じ
ています。