Nr.19 - フランクフルト日本人国際学校 JISF

フランクフルト日本人国際学校・音楽科通信
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♪2014年度
Nr.19
と
ぽこ
あ
ぽこ
poco a poco
2015年2月24日(火)
♪
♪
文責:プファイル・辰巳
き
時間の経つのは・・・
この間新年を迎えたばかりだと思っていまし
たが、早2月も月末。時間の流れのなんと速い
ことでしょう。短い3学期は、とうに半ばを過
ぎ、残すところ約3週間となりました。
中学部の学年末テストも終わり、今週は小学
部の「6年生を送る会」
、中学部の「百人一首
大会」が控えていますね。1日1日を大切にし
つつ、行事にもしっかり取り組みながら、学年
末の締めくくりをしたいものです。
ミニコンサート、申し込み締め切りは
明後日、2月26日(木)です!
3学期ミニコンサートの申し込み締め切りが迫っています。出演
しようと考えている人、申し込みは済ませましたか? 締め切りは
明後日、26日(木曜日)です。早めに申し込みを済ませましょう。
そして、よい演奏ができるよう、しっかり練習をしておいてくださ
い。
音楽こぼれ話
<イギリスの作曲家といえば・・?>
ドイツの作曲家といえば、バッハにベートーヴェン、ブラームスにシューマ
ン、メンデルスゾーン、ワーグナー・・・と、どんどん名前が出てきます。フ
ランスならば、ドビュッシーにラベル、ビゼー・・といったところでしょうか。
また、イタリアならば、これまたヴィヴァルディにヴェルディ、プッチーニに
ロッシーニ・・と、名前がスラスラ出てきます。ところが、イギリス人作曲家
というと・・・。さぁて、みなさん何人くらい名前が挙げられるでしょうか?
スラスラと3・4人答えられる方は、相当なものです。
たとえばバロック時代のヘンリー・パーセル(オペラ「ディドとエネアス」)
、
ドイツからイギリスに帰化した大作曲家、G.F.ヘンデル(「メサイア」
「水上の
音楽」など)、組曲「惑星」の中の「木星」で有名なホルストなどが、代表的な
作曲家といえましょうか。そしてもう一人、「威風堂々」という行進曲で有名な、
エドワード・エルガーという作曲家がいます。
19世紀末から20世紀はじめにかけて活躍したエルガーは、存命中からイ
ギリス国内外でかなりの人気があり、47歳でナイトの称号を得、74歳で准
男爵に叙されました。そしてイギリス国王の音楽師範を努めるほどでした。
彼の作品としては、先述の「威風堂々」のほかに「愛のあいさつ」も有名で
すが、何といってもエルガーといえば、やはり「威風堂々」でしょう。とくに
第1番の中間部のゆったりとした美しいメロディは、イギリス国民から愛され、
「第2のイギリス国歌」とまで言われているそうです。
この曲はアメリカでも人気があり、ほとんどのハイスクールの卒業式で、
「卒
業行進曲」として演奏されているそうです。日本では、5年生の音楽の教科書
に、この曲が合奏教材として掲載されています。
このエドワード・エルガーが亡くなったのが、1934年2月23日、
(満
76歳)のことでした。今から81年前の2月でした。
ちょっとだけ
演奏会情報
3月8日(日)11時から と 3月9日(月)20時から の 2回公演
アルテオーパー・大ホールにて
フランクフルト・オペラ・ムゼウム・オーケストラの演奏
シュトラウスの交響詩「ドン・ジュアン」
ブラームスのピアノ協奏曲 第1番 ほか
3月16日(月)20時から アルテオーパー・大ホールにて
デイヴィット・ギャレットの演奏
Garret spielt Brahms(ギャレットはブラームスを弾く)
3月22日(日) 17時から アルテオーパー・モーツァルトホールにて
Annettes Daschsalon (アンネッテ・ダッシュのサロン)
※ソプラノ歌手ダッシュが、司会もつとめる音楽会