高度浄水処理の導入

安全でおいしい水づくり
徹底した水質管理
水道水の水質は、水道法に基づく水質基準に適合することが求められており、水道局で
は、常に水道水の水質を良好に保つよう浄水処理に万全を期しています。
さらに、水源から蛇口に至るまで、きめ細かな水質管理を行うことにより、安全でおいし
い水を供給できるように努めています。
高度浄水処理の導入
水道水質基準は水道法第4条に基づいて厚生労働省令によって定められています。これ
らは水道法により検査が義務付けられ、水道水として基準値に適合することが求められる
もので、51項目に及んでいます。
当局では上記のうち、水道水のカルキ臭を引き起こす残留塩素やトリクロラミン、かび臭
原因物質、有機物等8項目について、国が定めた水質基準より高いレベルの「おいしさに関
する水質目標」を東京都独自に設定し、目標達成のための取組を行っています。
通常の浄水処理では十分に対応できないかび臭原因物質、カルキ臭やトリハロメタンの
もととなる物質等を除去・低減する高度浄水処理を導入し、より一層安全でおいしい水をつ
くっています。
平成元年に高度浄水施設の導入工事に着手して以来、約四半世紀を掛け順次整備を進
め、平成25年度に利根川水系高度浄水100%を達成しました。
25
ほとんどの人が消毒用
の塩素のにおい(カルキ 73.6%
臭の一種)を感じない。
一般的な高度浄水処理の仕組み
100%
100%
100%
100%
100%
色や濁りが分からない。
100%
99.7%
※1 残留塩素・
・
・
・
・
・
・
・消毒用として水道水中にごく僅かに残している塩素(水道法では、
衛生確保のため、塩素消毒を行うことが定められています。)
※2 トリクロラミン・
・
・消毒用の塩素が水中のアンモニア態窒素などと反応して生じるもので、
不快なにおいの原因物質
※3 有機物(TOC)
・
・
・水道水中に多く含まれていると不快な味を感じる物質
オゾンの発生状況
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