7月号(No.44)

ンやアクセサリーなどのアート雑貨を作っている「養老瓢箪工房エイト8」。
うれしい
であることは意外と知られていません。訪ねたのは、瓢箪を素材にランタ
エコ・
養老町といえば、「養老の滝」が有名。だけど、瓢箪(ひょうたん)の産地
みつけた!
ひょうたんアートで、
ほっこり・・ まちを照らす。
良い循環を
つくる。
瓢箪雑貨
養老町
現代の暮らしではあまり使われることがなくなった瓢箪ですが、こんな活
エコムつうしん 44 号 -7 月号 -
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かし方ができれ ば、うれしくなってしまいます。
瓢箪の形は、その安定感から見ていて
心が落ち着くし、かわいい。自然に出
来たものだからそれぞれ形も違ってい
て、いろいろ工夫したくなるという。
工房代表の竹内蘭さんは地元出身。昔から地
元でたくさん作られている瓢箪を使って何か
できないかと思いを巡らし、この形にたどり
着いた。2015 年 7 月から養老鉄道養老駅内
に工房兼スタジオを構え、養老町の楽しみを
発信。NPO 法人ヨロストの代表理事でもあり、
町おこしのためのインターネット番組「ヨロ
スト」の MC としても活動している。
工房の近くで瓢箪を自らの手で栽培、
加工し、作品として仕上げる。だから、
ひとつひとつに愛情がこもっている。
子供も大人も楽しめ
る体験教室やってい
ます!
瓢箪ランタン
養老瓢箪エイト8
養老鉄道
根強いファンが多い養老鉄道。赤字路線で
あることから存続か廃線かを迫られている
ようですが、通学や通勤など、地域の皆さ
んの足であるだけに、存続に向けた良いア
イデアが生まれることを願っています。
竹内さん
岐阜県養老郡養老町
TEL:
0584-32-9299
Fax:
050-3488-3534
エコツーは、広く皆さまに親しまれる冊子をめざし、リニューアルしました。
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平成 27 年 7月発行
発 行:エコムカワムラ株式会社 岐阜県安八郡輪之内町里 85 番地の 3
TEL 0584-68-2033 (代 )
制 作:Ishii Design TEL&FAX : 042-973-4004 [email protected] ※表紙のイラストは
「廃材」
を使用しています。
今月は
「RPF( 固形燃料 )」
で
「トルコキキョウ」
をつくりました。 《 再生紙を使用 》
清流の国
● ここが知りたい!エコムちゃん
「森の恵み大賞」
● うれしいエコ!みつけた「瓢箪雑貨」
「エコツー」は、地域から地球まで、持続可能な社会を考えるコミュニティペーパーです。
エコムちゃん
お 知 ら せ
学ぶ
第 39 回全国育樹祭
遊ぶ
働く
揖斐川町で行われる全国育樹祭で、
森の
恵み大賞の受賞作品を展示します。
森の恵み大賞
日時:平成 27 年 10 月 11 日
(日)
会場:谷汲緑地公園
川の流域には、川の恵みを利用したさまざ
まな文化が息づいているよ。 「木を使う文
清流の国
化」もそのひとつだよね。そして、岐阜県に
seiryu-gifu
ある自然 ・ 伝統 ・ 文化を活かした「匠の技
の素晴らしさ」を全国に発信し、木工業界を
何といっても、岐阜県は「清流の国」だ。
担う人づくりにもつなげようというのが「森の
清らかで豊かな川がとうとうと流れ、
恵み大賞」の目的なんだ。家具、玩具、文
川のある景色が生活の一部になっているね。
具などの「木工品部門」と、生活雑貨、日用
品、アロマなどの「森の恵み部門」があり、
優秀な作品やアイデアを表彰したよ。
すべての川は、山に端を発し、海へとたどり着くもの。
今年 3 月、
銀座三越で開催された
「森の恵み大賞・展示会」
を見て
岐阜県の森林率は 81%であり、全国で 2 位を誇っている。
きたよ。
このエリアが「清流の国」となり得るのは、
山域に豊かな森があるからなんだ。
海を豊かにするには、山を豊かにし、
川の流れを清らかにしなければならない。
全国豊かな海づくり大会
長良川大会
2010 年、岐阜県で開催された「全
国豊かな海づくり大会」に、天皇皇
こうしたテーマがもととなり、
后両陛下がお見えになられたの
海なし県の岐阜県で、
「全国豊かな海づくり大会」が
は、記憶に新しいところです。この
東 京の中心 地で発 信することで、
森の恵み部門入賞作品。木の良さが
大 賞の「 桧 皮クレイ塗 装 」。機 能 性
行事は、海に囲まれた日本におい
注目が集まりまーす!
伝わります。
と将 来 性が 評 価されました。
郡上八幡の手ぬぐい、下 駄 、うち
木の文化 はやさしいね。都 会の若
木のおもちゃのワークショップも
わは優秀賞。
いファミリーに人 気!
開かれていました。
開かれた。
て、水産資源保護を訴えるもの。河
川エリアを舞台に行われたのは全
それから 5 年、
森・川・海が一体となった環境保全
「清流の国 ぎふづくり」が、
地域の未来を指し示す価値として、
根付きはじめようとしているよ。
国初で、
「水との共生」をテーマに、
川上から川下まで、森、川、海を一
体とした岐阜県の取り組みを全国
に発信。約 17 万人の
来場がありま
した。