概説書 - ソフトウェア

Interstage Charset Manager
Standard Edition V9
概説書
Windows/Solaris/Linux
B1WD-0761-07Z0(00)
2010年7月
まえがき
本マニュアルの目的
本マニュアルは、Interstage Charset Manager Standard Editionの概要、提供機能、製品体系、動作環境、およびシステム形態について
説明しています。また、Charset Managerを利用するうえで事前に必要な作業について説明しています。
Interstage Charset Managerとは、クライアント/サーバシステムでの日本語運用環境の整備・管理・保守を容易に行う機能を提供する
ソフトウェア製品です。
本マニュアルは以下の製品に対応しています。
・ Windows Interstage Charset Manager Standard Edition V9.2.0
・ Windows Interstage Charset Manager Standard Edition Agent V9.2.0
・ Solaris Interstage Charset Manager Standard Edition Agent V9.2.0
・ Linux Interstage Charset Manager Standard Edition Agent V9.2.0
・ OSIV SystemWalker/CharsetMGR V10L10
表記上の約束
本マニュアルでは、次に示すマニュアル名称、略称および記号を使用しています。
マニュアル名称
・ マニュアル中で、自身を参照する場合は、「本マニュアル」と記述します。
・ マニュアル名称を記述する場合、マニュアル名の先頭の製品名は略称を使用する場合があります。
略称
Charset Manager製品
略称
Charset Manager
正式名称
Charset Manager-M
Interstage Charset Manager Standard Edition
Charset Manager-A
Interstage Charset Manager Standard Edition Agent
Charset Manager-CL
Interstage Charset Manager クライアントライセンス
外字データライブラリ
Interstage Charset Manager 外字データライブラリオプション
Charset-Web入力
Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent
Charset-入力アシスト
Interstage Charset Manager クライアントライセンス(入力機能付き)に
含まれる入力機能
Charset-辞書オプション
CharsetMGR
Charset-住所辞書オプション
Interstage Charset Manager 住所辞書オプション
Charset-氏名辞書オプション
Interstage Charset Manager 氏名辞書オプション
CharsetMGR-M
Systemwalker CharsetMGR-M SE
SystemWalker/CharsetMGR-M SE
CharsetMGR-A
Systemwalker CharsetMGR-A SE
SystemWalker/CharsetMGR-A SE
-i-
関連製品
略称
正式名称
グローバルサーバ
グローバルサーバ
PRIMEFORCE
OS IV/MSP
OS IV/MSP
OS IV/F4 MSP
NLP
日本語ラインプリンタ装置
CLP
カット紙ラインプリンタ装置
OPR
オフィスプリンタ装置
JEF/AP
ページプリンタ装置
VSP
VIRTUAL SYSTEM PRINTER
List Works
Interstage List Works Enterprise Edition
Interstage List Works Standard Edition
List Creator
Interstage List Creator Enterprise Edition
Centric Manager
Systemwalker Centric Manager Enterprise Edition
Systemwalker Centric Manager Standard Edition
CentricMGR
Systemwalker CentricMGR-M EE
SystemWalker/CentricMGR-M SE
Software Delivery
Systemwalker Software Delivery Enterprise Edition
Systemwalker Software Delivery Standard Edition
SoftDelivery
Systemwalker SoftDelivery-M EE
SystemWalker/SoftDelivery-M SE
WSMGR
WSMGR
Server2000ホスト連携プレミアム
HOST PRINT
HOST PRINT
Server2000ホスト連携プレミアム
Java
Java(TM) 2 Standard Edition
Java(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition
MSIME
MS-IME
Microsoft(R) IME
MSIME2007
Windows Vistaに標準で搭載されたMS-IME
2007 Microsoft Office systemに搭載されたMS-IME
Windows Server 2008に搭載されたMS-IME
オペレーティングシステム
Windowsの場合
略称
Windows
Windows Server 2008
Windows Server 2003
正式名称
Windows Server 2008
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without
Hyper-V(TM)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without
Hyper-V(TM)
Windows Server 2008
R2
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise
Windows Server 2003
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition
- ii -
略称
正式名称
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition
Windows 2000
Windows Server 2003
(x64)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64
Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64
Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64
Edition
Windows 2000 Server
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating system
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating
system
Windows 2000
Professional
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional operating system
Windows 7
Windows(R) 7 Ultimate
Windows(R) 7 Enterprise
Windows(R) 7 Professional
Windows(R) 7 Home Premium
Windows(R) 7 Starter
Windows Vista
Windows Vista(R) Ultimate
Windows Vista(R) Enterprise
Windows Vista(R) Business
Windows Vista(R) Home Premium
Windows Vista(R) Home Basic
Windows XP
Windows XP Professional
Microsoft(R) Windows(R) XP Professional operating system
Windows XP Home
Edition
Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition operating system
- 次の製品すべてを区別せずに指す場合は、「Windows for x64」と表記しています。
Windows Server 2008
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2003 (x64)
- 次の製品すべてを区別せずに指す場合は、「Windows for x86」と表記しています。
Windowsのうち、Windows for x64を除いた製品
- 次の製品すべてを区別せずに指す場合は、「Windows for Itanium」と表記しています。
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 for Itanium-Based Systems
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition for Itanium-based Systems
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition for Itanium-based Systems
Solaris/Linuxの場合
略称
Solaris
Linux
Linux for x86
Linux for x64
正式名称
Solaris 9
Solaris(TM) 9 オペレーティングシステム
Solaris 10
Solaris(TM) 10 オペレーティングシステム
RHEL-AS4(x86)/ES4(x86)
Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for x86)
Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for x86)
RHEL5(x86)
Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)
RHEL-AS4(EM64T)/ES4(EM64T)
Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for EM64T)
Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for EM64T)
RHEL5(Intel64)
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)
- iii -
- 次の製品すべてを区別せずに指す場合は、「Linux for Itanium」と表記しています。
Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for Itanium)
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium)
記号
本マニュアルでは、キーやメニューなどを表記するために、次のように記号を使用します。
記号
意味
[ ]
画面やダイアログボックスに表示される文字、およびキーボードのキーを示します。
例:[設定]ダイアログボックス、[ファイル]メニュー、[項目名]、[OK]ボタン、[Enter]キー
[ ]-[ ]
画面のメニューとメニューコマンドを示します。
例:[ツール]メニューの[設定]コマンドの場合
[ツール]-[設定]
コマンドインタフェースの説明では、次のような記号を使用します。
記号
意味
選択記号 { }
この記号で囲まれているパラメタの中から、どれか1つを選択し、指定することを表しています。
省略可能記号 [ ]
この記号で囲まれているパラメタ(“[ ]”も含む)は省略してもよいことを表しています。
デフォルト記号 _
この記号は、選択記号中の1個のパラメタについて使用されます。選択記号中のどのパラメタも指定しなかった
場合、解釈の値となるパラメタを表しています。
また、次のアイコン表記を使用します。
注意
注意が必要な情報を示します。
参考
参考記事を示します。
例
例を示します。
ポイント
ポイントを示します。
マニュアル体系と読み方
本マニュアルの読者
本マニュアルは、Charset Managerを使用して、分散システム(クライアント、サーバ)やネットワーク(LAN/WAN)内の日本語環境を運
用・管理する方を対象としています。
本マニュアルを読むためには、以下の知識が必要です。
- iv -
・ 文字コード系に関する知識
・ 印刷資源(オーバレイ、FCBなど)についての知識
本マニュアルの構成
本マニュアルは、次の構成になっています。
第1章 リリース情報
以前のバージョン/レベルのCharset Managerと比べて、変更や追加がある点について説明しています。
第2章 Charset Manager概要
Charset Manager全体の概要、および機能構成について説明しています。
第3章 各機能の概要
Charset Managerが提供する機能ごとの詳細について説明しています。
第4章 インストールの前に
Charset Managerをインストールする前に考慮すべき点や、旧バージョンからの移行の方法について説明しています。
付録A 動作環境
Charset Managerの動作環境について説明しています。
マニュアル体系
マニュアル名称
内容
Interstage Charset Manager Standard Edition V9 概説
書
Charset Managerの概要、システム形態など、導入するうえで必要な情報、
および導入作業の概要を説明しています。
(本マニュアル)
Interstage Charset Manager Standard Edition V9 イン
ストールガイド
Windows版のCharset Managerのインストール方法について説明していま
す。
Interstage Charset Manager Standard Edition V9 使用
手引書 印刷資源運用編
印刷資源の登録・管理・配付方法について説明しています。
Interstage Charset Manager Standard Edition V9 使用
手引書 日本語資源管理編
日本語資源(外字・辞書・コード変換テーブル)の一元管理方法について
説明しています。
Interstage Charset Manager Standard Edition V9 使用
手引書 日本語資源適用編
日本語資源(外字・辞書・コード変換テーブル)の適用方法について説明
しています。
Interstage Charset Manager Standard Edition V9 使用
手引書 標準コード変換機能編
各プラットフォーム間での文字コード変換方法について説明しています。
Interstage Charset Manager Standard Edition V9 使用
手引書 拡張データ変換機能編
各プラットフォーム間での拡張データ変換方法について説明しています。
Interstage Charset Manager Standard Edition V9 使用
手引書 入力機能編
Charset-入力アシストの使用方法について説明しています。
Interstage Charset Manager Standard Edition V9 シス
テム構築ガイド バリデーション編
バリデーション機能について説明しています。
Interstage Charset Manager Standard Edition V9 シス
テム構築ガイド コンバータ編
Charset Converter機能について説明しています。
Interstage Charset Manager Standard Edition V9 トラブ
ルシューティング集
Charset Managerで発生するトラブルの事例とその対処方法について説明
しています。
-v-
関連マニュアル
本マニュアルを読むにあたり、次のマニュアルもあわせて参照してください。
文字コードの基本的な知識について知りたい場合
- 富士通文字コード解説書
Charset-Web入力と連携する場合
- Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V9 導入ガイド
- Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V9 運用ガイド
- Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V9 コマンドリファレンス
- Interstage Charset Manager Web入力 マルチ文字コードオプション V9ユーザーズガイド
外字データライブラリと連携する場合
- Interstage Charset Manager 外字データライブラリオプション V9 ユーザーズガイド
List Creator(PDF生成機能)と連携する場合
- List Creatorの各種マニュアル
本書では、“List Creatorのマニュアル”と略します。
List Worksの業務で外字/印刷資源を使用する場合
- List Worksの各種マニュアル
本書では、“List Worksのマニュアル”と略します。
ADJUSTを使用して、外字/印刷資源を作成する場合
作成した外字/印刷資源を転送ファイルに格納してオープン環境にダウンロードする場合
- ADJUSTの各種マニュアル
本書では、“ADJUSTのマニュアル”と略します。
DRMS、Centric Manager連携機能を使用して日本語資源/印刷資源の配付を行う場合
- DRMSの各種マニュアル
- Centric Managerの各種マニュアル
本書では、“DRMSのマニュアル”、または“Centric Managerのマニュアル”と略します。
HOST PRINTの業務で外字/印刷資源を使用する場合
- HOST PRINTの各種マニュアル
本書では、“HOST PRINTのマニュアル”と略します。
WSMGRの業務で外字/印刷資源を使用する場合
- WSMGRの各種マニュアル
本書では、“WSMGRのマニュアル”と略します。
2010年7月
Microsoft、Windows、Windows ServerおよびWindows Vistaまたはその他のマイクロソフト製品の名称および製品名は、米国Microsoft
Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。
SolarisおよびすべてのSolarisに関する商標およびロゴは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または
登録商標であり、同社のライセンスを受けて使用しています。
Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
- vi -
Red Hat、RPMおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標あるい
は商標です。
JavaおよびすべてのJava関連の商標およびロゴは、米国Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標です。
Internet Information Serverは、米国Microsoft Corporationの製品です。
HP-UXは、米国およびその他の国における米国Hewlett-Packard Companyの登録商標です。
ATOKは、株式会社ジャストシステムの登録商標です。
OAK、Japanistは、富士通株式会社の商標または登録商標です。
その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。
Copyright FUJITSU LIMITED 2010
- vii -
目 次
第1章 リリース情報....................................................................................................................................................................1
1.1 追加機能の概要..................................................................................................................................................................................1
1.1.1 V9.2.0............................................................................................................................................................................................1
1.1.2 V9.1.1............................................................................................................................................................................................1
1.1.3 V9.1.0............................................................................................................................................................................................2
1.1.4 V9.0.0............................................................................................................................................................................................3
1.2 互換に関する情報..............................................................................................................................................................................5
1.2.1 V9.2.0............................................................................................................................................................................................5
1.2.2 V9.1.1............................................................................................................................................................................................6
1.2.3 V9.1.0............................................................................................................................................................................................6
1.2.4 V9.0.0..........................................................................................................................................................................................10
1.3 プログラム修正一覧..........................................................................................................................................................................16
1.3.1 V9.2.0..........................................................................................................................................................................................16
1.3.2 V9.1.1..........................................................................................................................................................................................16
1.3.3 V9.1.0..........................................................................................................................................................................................16
1.3.4 V9.0.0..........................................................................................................................................................................................16
第2章 Charset Managerの概要...............................................................................................................................................18
2.1 Charset Managerとは.........................................................................................................................................................................18
2.2 Charset Managerの機能....................................................................................................................................................................19
2.3 Charset Managerの製品体系............................................................................................................................................................20
2.4 Charset Managerの適用形態............................................................................................................................................................24
第3章 各機能の概要................................................................................................................................................................26
3.1 日本語資源運用...............................................................................................................................................................................26
3.2 印刷資源運用...................................................................................................................................................................................28
3.3 標準コード変換.................................................................................................................................................................................29
3.4 拡張データ変換................................................................................................................................................................................29
3.5 Charset Validator...............................................................................................................................................................................30
3.6 Charset Converter..............................................................................................................................................................................31
第4章 インストールの前に........................................................................................................................................................33
4.1 新規にインストールする場合............................................................................................................................................................33
4.1.1 運用形態について.....................................................................................................................................................................33
4.1.2 運用パターン..............................................................................................................................................................................36
4.1.2.1 日本語資源運用の運用パターン.......................................................................................................................................36
4.1.2.1.1 外字の登録...................................................................................................................................................................36
4.1.2.1.2 JEF拡張文字の利用....................................................................................................................................................38
4.1.2.1.3 辞書の作成...................................................................................................................................................................40
4.1.2.1.4 日本語資源の配付.......................................................................................................................................................40
4.1.2.1.5 日本語資源の利用.......................................................................................................................................................42
4.1.2.1.6 List Creatorとの連携.....................................................................................................................................................44
4.1.2.1.7 List Worksとの連携......................................................................................................................................................44
4.1.2.1.8 外字申請システム........................................................................................................................................................45
4.1.2.2 印刷資源運用の運用パターン...........................................................................................................................................46
4.1.2.2.1 印刷資源の登録...........................................................................................................................................................47
4.1.2.2.2 印刷資源の配付...........................................................................................................................................................47
4.2 資源の移行方法................................................................................................................................................................................48
4.2.1 旧バージョンとの違い.................................................................................................................................................................48
4.2.2 旧バージョンからの移行について.............................................................................................................................................50
4.2.2.1 同一マシンでの移行方法...................................................................................................................................................50
4.2.2.1.1 資源管理サーバの場合...............................................................................................................................................50
4.2.2.1.2 部門サーバ(Windows版)の場合................................................................................................................................52
4.2.2.1.3 部門サーバ(UNIX版)の場合.....................................................................................................................................53
4.2.2.1.4 クライアントの場合........................................................................................................................................................54
- viii -
4.2.2.1.5 クライアント(入力機能付き)の場合.............................................................................................................................55
4.2.2.2 別マシンへの移行方法.......................................................................................................................................................56
4.2.2.2.1 資源管理サーバの場合...............................................................................................................................................56
4.2.2.2.2 部門サーバ(Windows版)の場合................................................................................................................................58
4.2.2.2.3 部門サーバ(UNIX版)の場合.....................................................................................................................................60
4.2.2.2.4 クライアントの場合........................................................................................................................................................61
4.2.2.2.5 クライアント(入力機能付き)の場合.............................................................................................................................61
4.2.3 同一バージョン間の移行方法...................................................................................................................................................62
4.2.3.1 資源管理サーバの場合......................................................................................................................................................62
4.2.3.2 部門サーバ(Windows版)の場合.......................................................................................................................................63
4.2.3.3 部門サーバ(UNIX版)の場合............................................................................................................................................63
4.2.3.4 クライアント、クライアント(入力機能付き)の場合...............................................................................................................64
4.2.4 バージョン混在運用について....................................................................................................................................................64
付録A 動作環境.......................................................................................................................................................................66
A.1 Charset Manager-M..........................................................................................................................................................................66
A.1.1 Windows版................................................................................................................................................................................66
A.2 Charset Manager-A...........................................................................................................................................................................71
A.2.1 Windows for x86版....................................................................................................................................................................72
A.2.2 Windows for x64版....................................................................................................................................................................74
A.2.3 Solaris版....................................................................................................................................................................................75
A.2.4 Linux for x86版.........................................................................................................................................................................77
A.2.5 Linux for x64版.........................................................................................................................................................................78
A.3 Charset Manager-CL.........................................................................................................................................................................79
A.3.1 Windows版................................................................................................................................................................................79
付録B グローバルサーバ版CharsetMGR.................................................................................................................................83
B.1 動作OS..............................................................................................................................................................................................83
B.2 ソフトウェア条件................................................................................................................................................................................83
用語集.....................................................................................................................................................................................84
索引........................................................................................................................................................................................86
- ix -
第1章 リリース情報
本章では、Charset Managerの概要について説明します。
1.1 追加機能の概要
以前のバージョン・レベルより追加された機能について説明します。
1.1.1 V9.2.0
日本語資源運用
業務のコード変換結果確認機能の追加
日本語資源管理で、業務に定義されているコード変換の情報をもとに、文字コードの変換結果を確認することができる機能を追加
しました。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“4.4.1 コードの変換定義”を参照してください。
住民基本台帳ネットワークで使われる住基ネット明朝(住基統一文字)と同等の文字セットを持つフォントへの対応
日本加除出版株式会社の製品であるKAJO_J 入力システムに含まれる、KAJO_J IME V2とKAJO_Jフォントに対応しました。詳し
くは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”と“Charset Manager 使用手引書 日本語資源適用編”を参照してくださ
い。
新しいベンダIMEへの対応
ATOK2010に対応しました。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“1.1.4 入力辞書とは”を参照してくだ
さい。
配付状況集結ログの共有化
他のアプリケーションにより、配付状況集結ログが参照されていても、ログに書き込めるようになりました。
外字ファイル関連づけコマンドの外字有効化リトライ処理の追加
外字ファイル関連づけコマンドで、外字の有効化処理でエラーが発生した場合に、リトライする処理を追加しました。詳しく
は、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源適用編”の“A.2 外字ファイル関連づけコマンド”を参照してください。
Charset Managerの資源配付機能でIPv6アドレスにインタフェース番号の指定追加
Charset Managerの資源配付機能でIPv6アドレスにインタフェース番号の指定が可能になりました。詳しくは、“Charset Manager 使
用手引書 日本語資源管理編”の“6.2.1.2.1 サーバグループの設定”を参照してください。
標準コード変換
文字コード変換見える化ツールの追加
文字コード変換表や変換仕様に定義されている情報をもとに、文字コードの変換結果を確認することができるツールを追加しまし
た。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 標準コード変換機能編”の“付録J 文字コード変換見える化ツール”を参照してくださ
い。
変換拡張定義の追加
1バイト系の対応定義、重複する対応定義、iconv_ext関数で定義できる情報などの指定を行うことができる変換拡張定義機能を追
加しました。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 標準コード変換機能編”の“付録K 変換拡張定義”を参照してください。
サンプルの対応定義ファイルの追加
以下のサンプル対応定義ファイルを追加しました。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 標準コード変換機能編”の“5.3.6 サン
プルの対応定義ファイル”を参照してください。
- JEF<字形重視>の旧字体とUnicodeの新字体
- Unicode4.1に規定されている文字の中で、MS 明朝Version5.0で表示できる文字とJEFとの変換
1.1.2 V9.1.1
-1-
製品全般
新OSへの対応
以下のOSに対応しました。詳しくは、本マニュアルの“付録A 動作環境”を参照してください。
- Windows Server 2008 R2
- Windows 7
Windows for x64、Linux for x64への対応
Charset Manager-Aの動作環境として、Windows for x64、Linux for x64を追加しました。詳しくは、本マニュアルの“付録A 動作環
境”を参照してください。
Java 6対応
以下の機能において、Java 6に対応しました。
- Charset Managerの資源配付機能
- Charset Converter
- Charset Validator
日本語資源運用
新しいベンダIMEへの対応
Windows 7に搭載されたMS-IMEと、ATOK2009に対応しました。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”
の“1.1.4 入力辞書とは”を参照してください。
Charset Converter
拡張対応定義ファイルの追加
JIS2004で追加となった文字の対応を含む拡張対応定義ファイルを追加しました。詳しくは、“Charset Manager システム構築ガイド
コンバータ編”の“3.1.2 コード変換ポリシー定義ファイル”を参照してください。
1.1.3 V9.1.0
製品全般
Windows Server 2008への対応
Windows Server 2008に対応しました。詳しくは、本マニュアルの“付録A 動作環境”を参照してください。
Charset Manager-M、Charset Manager-AのWindows Vistaへの対応
Charset Manager-M、Charset Manager-AがWindows Vistaに対応しました。詳しくは、本マニュアルの“付録A 動作環境”を参照し
てください。
日本語資源運用
IPv6対応
Charset Managerの資源配付機能で、IPv6アドレスに対応しました。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”
の“6.2.1 Charset Managerの資源配付の準備”を参照してください。
新しいベンダIMEへの対応
Windows Server 2008に搭載されたIMEと、ATOK2008に対応しました。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理
編”の“1.1.4 入力辞書とは”を参照してください。
漢字辞書コマンドの属性に部品IDを追加
漢字辞書属性インポートコマンド、漢字辞書属性エクスポートコマンドの属性情報に部品IDが追加されました。詳しくは、“Charset
Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“E.2 業務の辞書の管理”を参照してください。
-2-
未登録外字を含む単語削除コマンド
未登録外字を含む単語を削除するコマンドが追加されました。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“E.2.8
未登録外字を含む単語削除コマンド”を参照してください。
GY,SV,CLディレクトリ名取得コマンド
業務ディレクトリ名(GYxxxxxx)、サーバグループディレクトリ名(SVxxxxxx)、クライアントグループディレクトリ名(CLxxxxxx)を取
得するコマンドが追加されました。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“E.4.2 GY,SV,CLディレクトリ名
取得コマンド”を参照してください。
外字ロードサービス
サービスで外字を利用可能にするサービスを追加しました。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源適用編”の“2.4
外字ロードサービス”を参照してください。
適用モードの切替え機能
資源管理サーバで部門サーバの適用を行いたい場合、または部門サーバでクライアントの適用を行いたい場合、適用モードを切
り替えることができるコマンドを追加しました。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源適用編”の“2.1.4 資源管理サー
バで部門サーバの適用を行いたい場合”または“3.1.5 部門サーバでクライアントの適用を行いたい場合”を参照してください。
再起動後の外字適用
OSの再起動後に外字の適用を行う機能を追加しました。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源適用編”の“2.1.3 オ
フライン配付の設定”、“2.2 外字を移入する”、“3.1 配付された日本語資源を取り出す”、 “A.1 外字連携機能”を参照してくださ
い。
Charset Converter
コード系の追加
他社コード系(KEIS/JIPS/DBCS-Host)に対応します。詳しくは、“Charset Manager システム構築ガイド コンバータ編”の“2.2.1 コー
ド変換ポリシーとは”を参照してください。
コード変換ポリシー配付コマンドの追加
資源管理サーバで作成したコード変換ポリシーを部門サーバに配付するコマンドを追加しました。詳しくは、“Charset Manager シ
ステム構築ガイド コンバータ編”の“3.3 コード変換ポリシー配付コマンド”を参照してください。
性能改善
Converter APIの性能を改善しました。
インストーラ
サイレントインストール
Charset Manager-AおよびCharset Manager-CLでサイレントインストールができるようになりました。詳しくは、“Charset Manager イン
ストールガイド”の“1.5.2 サイレントインストール”、“1.6.1.2 サイレントインストール”を参照してください。
オプションコンポーネントの追加と削除
インストール後にオプションコンポーネントを追加したり削除したりすることができるようになりました。詳しくは、“Charset Manager イ
ンストールガイド”の“第2章 コンポーネントの追加と削除”を参照してください。
Charset Manager-M、Charset Manager-Aの作業用ディレクトリの変更
Charset Manager-M、Charset Manager-Aのインストール時に、作業用ディレクトリをインストールディレクトリから管理ディレクトリに変
更することができるようになりました。詳しくは、“Charset Manager インストールガイド”の“1.4 インストール手順(Charset ManagerM)”、“1.5 インストール手順(Charset Manager-A)”を参照してください。
1.1.4 V9.0.0
Charset Converter
Charset Converterを追加しました。
-3-
日本語資源運用
JIS2004文字運用
JIS2004文字運用として、以下のような操作が可能になりました。
- 入力用マスタコード系に「Unicode(2004MS)」が追加されました。
- 業務で使用できるフォントシステムに以下が追加されました。
- Windows TrueTypeフォント(UCS4)
- 以下のフォントシステムに「メイリオ」の書体を追加しました。
- Windows TrueTypeフォント(UCS2)
- Windows TrueTypeフォント(SJISMS)
拡張/縮小制御ビットの付加と削除
以下のフォントシステムの32×32または30×30の外字に、拡張/縮小制御ビットを自動的に付加または削除する機能が追加にな
りました。
- OSIV JEF基本辞書
- UXP/DS VSPフォント
- Solaris VSPフォント
- Linux VSPフォント
- ASP 文字パターン辞書
- SX/G 文字パターン辞書
List Worksリモート印刷機能対応
部門サーバにList Worksがインストールされている場合に、明朝体またはゴシック体の外字が適用され、List Worksのリモート印刷
機能で外字を印刷できるようにすることができます。
Java 5.0対応
Charset Manager の資源配付機能で、Java 5.0をサポートしました。
その他
- 他のフォントシステムから辞書用外字に外字を移行する場合に、字形属性を削除するかどうかを指定できるようになりました。
- サポートするベンダIMEとして、以下を追加しました。
- MSIME2007
- ATOK2006
- ATOK2007
標準コード変換
JIS2004文字運用
新たにUTF-16のコード系をサポートし、以下のコード系キーワードが追加されました。
- UTF16BE
- UTF16LE
- UTF8_4
- UTF16BE_BOM(標準コード変換ユーティリティおよびコマンドの場合のみ)
- UTF16LE_BOM(標準コード変換ユーティリティおよびコマンドの場合のみ)
- UTF8_4_BOM(標準コード変換ユーティリティおよびコマンドの場合のみ)
- UTF16(標準コード変換ユーティリティおよびコマンドの場合のみ)
-4-
その他
UCS2/UCS2LE/UTF8とjiskana/jiskana7/jiskana8の組み合わせの変換が可能になりました。
Charset Validator
JIS2004文字運用
以下の運用文字コードが追加されました。
- Unicode(2004MS)
Java 5.0対応
Javaインタフェースで、Java 5.0をサポートしました。
インストーラ
・ Windows Vistaとそれ以外のOS用に分かれていたインストーラを1つに統合しました。そのため、インストール時に、OSにあわせて
インストーラを選択する必要がなくなりました。
・ Charset Validatorをインストールするかどうかをオプションで選択できるようになりました。
・ Charset Manager-MおよびCharset Manager-Aの場合に、Charset Managerの資源配付機能の環境設定をインストール時に行うか
どうかを選択できるようになりました。
・ Charset Manager-CLのインストール時に、Charset Managerの資源配付機能のログの出力先、および作業用ディレクトリをすべて管
理ディレクトリ配下にすることができるようになりました。
1.2 互換に関する情報
以前のバージョン・レベルより変更された外部仕様について説明します。
1.2.1 V9.2.0
日本語資源運用
外字の移入機能
変更内容
今までのバージョンでは、以下の条件の場合に転送ファイル内の対応する文字が移入されませんでしたが、本バージョンでは
移入されます。
1. 文字コード変換表に、JEF拡張漢字域と転送ファイル内の対応する文字(SJISまたはUCS2、UCS4の外字域)との間に対
応関係がある
2. 「変換表に定義されているJEF拡張文字を移入」をチェックしない
影響
「変換表に定義されているJEF拡張文字を移入」をチェックしなかった場合、転送ファイル内に対応する文字があると移入されて
しまいます。
対処方法
今までと同じ動作にしたい場合には、文字コード変換表にJEF拡張漢字域とSJIS(またはUCS2、UCS4)外字域との対応関係が
あるコードを転送ファイルに取り出さないようにしてください。
Windows for x64におけるCharset Managerの資源配付機能の動作環境
変更内容
V9.1.1では、Charset Managerの資源配付機能(部門サーバ)は、WOW64サブシステム上で32ビットアプリケーションとして動作
していましたが、V9.2では64ビットアプリケーションとして動作するようになりました。
-5-
影響
Charset Managerの資源配付機能を使用する場合にV9.1.1では32ビット版のJavaが必要でしたが、64ビット版のJavaが必要にな
ります。
また、部門サーバの配付環境設定コマンド(f5atvini.exe)が32ビットアプリケーションのインストール先(例:C:\Program Files
(x86)\CharMGR\JPAGE)にありましたが、64ビットアプリケーションのインストール先(例:C:\Program Files\CharMGR
\JPAGE)に移動します。
対処方法
64ビット版のJavaを入手し、インストールしてください。
Linux for x64におけるCharset Managerの資源配付機能の動作環境
変更内容
V9.1.1では、Charset Managerの資源配付機能(部門サーバ)は、32ビット互換モードで動作していましたが、V9.2では64ビット
アプリケーションとして動作するようになりました。
影響
Charset Managerの資源配付機能を使用する場合にV9.1.1では32ビット版のJavaが必要でしたが、64ビット版のJavaが必要にな
ります。
対処方法
64ビット版のJavaを入手し、インストールしてください。
1.2.2 V9.1.1
製品全般
Windows for Itainum版Charset Manager-A、Linux for Itanium版Charset Manager-Aの削除
変更内容
Windows for Itanium版、Linux for Itanium版のCharset Manager-Aが製品構成から削除されました。
影響
Windows for Itanium版Charset Manager-A、Linux for Itanium版Charset Manager-Aを使用していた場合。
対処方法
後継は、Windows for x64版、Linux for x64版になります。
標準コード変換
外字域対応定義のエラーメッセージ出力
変更内容
今までのバージョンの外字域対応定義では、エラー発生の有無を確認するために、処理結果のテキストファイルを確認する必
要がありましたが、本バージョンでは、エラーが発生した場合にメッセージボックスを出力して通知するようになりました。
影響
ありません。
対処方法
不要です。
1.2.3 V9.1.0
-6-
日本語資源運用
日本語資源管理のアクセス権限
変更内容
今までのバージョンでは必要なファイル、ディレクトリ、レジストリにアクセス権限がないユーザでも日本語資源管理を起動するこ
とはできましたが、本バージョンではエラーとなり起動できません。
影響
ファイル、ディレクトリ、レジストリにアクセス権限がない場合。
対処方法
ファイル、ディレクトリ、レジストリのアクセス権限を変更してください。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理
編”の“2.1.1 日本語資源管理を起動するユーザ権限について”を参照してください。
Charset Managerの資源配付機能の再起動後適用
変更内容
Charset Managerの資源配付機能の再起動後適用は、これまではログオン後に適用されていましたが、本バージョンでは、OS
再起動後の適用となります。
影響
Charset Managerの資源配付機能で、再起動後適用を指定していた場合。
対処方法
OSの再起動をせずに適用を行いたい場合には、即時を指定してください。
配付状況集結ログの適用結果の返却
変更内容
これまでのCharset Managerの資源配付機能の再起動後適用では、再起動した後に適用結果が返却されていましたが、本バー
ジョンでは、再起動前に適用結果が返却されます。
影響
配付状況集結ログで適用結果を確認している場合。
対処方法
配付した外字が適用されたかどうかは、配付状況集結ログと再起動されているかどうかで確認してください。
サポート対象のベンダIME
変更内容
MS-IME98のベンダIME単語辞書は、サポート対象外となります。
影響
MS-IME98に単語辞書を適用していた場合。
対処方法
日本語資源管理のクライアントグループの設定や、日本語資源取出し環境の設定のIME種別を変更してください。
文字属性ファイルの形式変更
変更内容
漢字辞書属性エクスポートコマンドで出力する文字属性ファイルの形式が変更となりました。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書
日本語資源管理編”の“E.2.1 漢字辞書属性インポートコマンド”の“文字属性ファイルの形式”を参照してください。
影響
漢字辞書属性エクスポートコマンドで出力する文字属性ファイルを利用していた場合。
対処方法
新しい形式に対応してください。
-7-
辞書の環境設定ダイアログボックスの画面変更
変更内容
日本語資源管理の辞書の環境設定で、動作タブの以下の設定項目が別の画面に移動になりました。
- 辞書ツールキット/単語登録
- 動作環境
詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“5.4 辞書の環境設定”を参照してください。
影響
辞書ツールキット/単語登録、動作環境を設定する場合。
対処方法
動作タブにおいて、[入力アシストの動作環境設定]ボタンを押してください。
画面のリテラル変更
変更内容
日本郵政グループ(旧、郵政公社)の社名変更に伴い、画面やコマンドの出力結果に出力されるリテラルを変更しました。
影響
手引書を作成していたり、ログのチェックをプログラム等で行っていたりする場合。
対処方法
リテラルの変更に対応して、修正してください。
入力機能向け運用辞書生成コマンドの動作変更
変更内容
入力機能向け運用住所辞書生成コマンドに/REPパラメタを追加しました。このため、従来と同じパラメタを指定した場合、出力
先フォルダに同一名のファイルが存在した場合、従来はファイルの上書きが行われましたが、今後はエラーとなります。
影響
バッチファイルなどで呼び出している場合。
対処方法
従来と同じ動作にするためには、/REPパラメタを指定してください。
Charset Managerの資源配付機能のログの出力先変更
変更内容
今までは、作業用ディレクトリはインストールディレクトリ配下でしたが、本バージョンではデフォルトを管理ディレクトリに変更しま
す。これに伴い、Charset Managerの資源配付機能のログの出力先が変更になります。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書
日本語資源管理編”の“6.4.1 エラー発生時の採取ログ”を参照してください。
影響
エラー発生時の採取ログを採取している場合。
対処方法
管理ディレクトリに出力されるログを採取してください。
Windows for Itaniumにおける外字適用の動作環境
変更内容
以前のバージョンまでの外字適用機能は、WOW64サブシステム上で32ビットアプリケーションとして動作していましたが、V9.1では
64ビットアプリケーションとして動作するようになりました。
影響
ありません。
-8-
対処方法
不要です。
Windows for Itaniumにおける日本語資源適用(クライアント)の削除
変更内容
Windows for Itanium版 Charset Manager-Aに含まれる日本語資源適用(クライアント)機能を削除します。
影響
ありません。
対処方法
不要です。
日本語資源を適用する場合は、日本語資源適用(部門サーバ)の機能を利用してください。
標準コード変換
Windows for Itaniumにおける標準コード変換機能の動作環境
変更内容
以前のバージョンまでの標準コード変換のコマンド機能は、WOW64サブシステム上で32ビットアプリケーションとして動作して
いましたが、V9.1では64ビットアプリケーションとして動作するようになりました。WOW64サブシステムには、標準コード変換のダ
イナミックリンクライブラリのみがインストールされます。
影響
ありません。
対処方法
不要です。
拡張データ変換
Windows for Itaniumにおける拡張データ変換機能の動作環境
変更内容
以前のバージョンまでの拡張データ変換機能は、WOW64サブシステム上で32ビットアプリケーションとして動作していました
が、V9.1では64ビットアプリケーションとして動作するようになりました。WOW64サブシステムには、拡張データ変換のダイナミッ
クリンクライブラリのみがインストールされます。
影響
ありません。
対処方法
不要です。
Charset Validator
運用文字コードがUnicode(MS932)、Unicode(MS932ex)の場合の定義修正
変更内容
運用文字コードがUnicode(MS932)、Unicode(MS932ex)の場合、これまでのバージョンではU+001A~U+001Fのコードが入力
されたときにINVALIDが返却されますが、本バージョンではVALIDが返却されます。
影響
運用文字コードとして、Unicode(MS932)、Unicode(MS932ex)を使用している場合。
対処方法
これまでと同様にU+001A~U+001Fのコードの場合にINVALIDを返却したい場合には、バリデーションポリシー定義ファイルで
InvalidCodeに指定して、バリデーションポリシーを作成しなおしてください。
-9-
Charset Converter
ConverterキーワードがUnicode(MS932)、Unicode(MS932ex)の場合の定義修正
変更内容
変換元のConverterキーワードがUnicode(MS932)、Unicode(MS932ex)の場合、これまでのバージョンではU+001A~U+001Fの
コードは無効として扱われていましたが、本バージョンでは変換対象として扱われます。
影響
Converterキーワードとして、Unicode(MS932)、Unicode(MS932ex)を使用している場合。
対処方法
これまでと同様にU+001A~U+001Fのコードを無効としたい場合には、コード変換ポリシー定義ファイルでSourceInvalidCode
に指定して、コード変換ポリシーを作成しなおしてください。
インストーラ
インストールディレクトリの長さの制限変更
変更内容
Charset Managerの資源配付機能を利用する場合、かつ、作業用ディレクトリがインストールディレクトリの場合、長さの制限は48
バイトから35バイトに変更となります。
影響
35バイト以上の長さのインストールディレクトリを指定している場合。
対処方法
35バイト以内の長さのインストールディレクトリを指定するか、作業用ディレクトリを管理ディレクトリにする設定をしてください。
管理ディレクトリの長さの制限変更
変更内容
Charset Managerの資源配付機能を利用する場合、長さの制限は48バイトから35バイトに変更となります。
影響
35バイト以上の長さの管理ディレクトリを指定している場合。
対処方法
35バイト以内の長さの管理ディレクトリを指定してください。
Charset Manager-M、Charset Manager-Aの資源配付機能の環境設定
変更内容
これまでのバージョンでは、インストール時にCharset Managerの資源配付機能の環境設定を自動で行うのがデフォルトでした
が、本バージョンではインストール後に手動で行うのをデフォルトとします。
影響
インストール時にCharset Managerの資源配付機能の環境設定を行いたい場合。
対処方法
インストール時に自動で行うよう、設定を変更してください。
1.2.4 V9.0.0
製品全般
動作OS
変更内容
Charset Manager-CLの動作OSから、Windows 98およびWindows Meを対象外とします。
また、Solaris版Charset Manager-Aの動作OSから、Solaris 8を対象外とします。
- 10 -
影響
以前のバージョンから引き続き、対象外となったOSでの使用を希望する場合。
対処方法
ありません。本バージョンでの対応OSにて使用してください。
混在可能なバージョン
変更内容
混在可能なバージョンからV6が削除され、V8が追加されます。
影響
V6のCharset Manager-A、またはCharset Manager-CLを利用している場合。
対処方法
当社サポート窓口にお問い合わせください。
Javaのバージョン
変更内容
以下の機能で使用するJavaの対象バージョンから、1.3系が削除されます。
- 日本語資源運用のCharset Managerの資源配付機能
- Charset ValidatorのJavaインタフェース
影響
Java1.3系で上記の機能を使用している場合。
対処方法
ありません。本バージョンでの対応バージョンにて使用してください。
日本語資源運用
List Worksリモート印刷機能との連携
変更内容
日本語資源管理の「サーバグループの設定」ダイアログ(Charset Managerの資源配付機能、オフライン配付の場合のみ)で、
「List CreatorでPDF生成/閲覧を行う書体の設定」から「List CreatorでPDF生成/閲覧を行う書体、またはList Worksで印刷を
行う書体の設定」へ変更となります。
また、従来の場合、List Creator(PDF生成/閲覧)がインストールされていなければ、適用異常となりましたが、本バージョンよ
り、List Creator(PDF生成/閲覧)またはList Works(リモート印刷機能)のどちらか一方でもインストールされていれば、適用で
きます。
影響
ありません。
対処方法
不要です。
拡張/縮小制御ビットの移行
変更内容
日本語資源管理の移行機能で、以下の条件で外字を移行する場合、拡張/縮小制御ビットも移行されるようになりました。
- 「Linux VSPフォント 明朝体 32×32」から他の拡張/縮小制御ビットを持っているフォントシステムへ移行する場合
- 他の拡張/縮小制御ビットを持っているフォントシステムから「Linux VSPフォント明朝体 32×32」へ移行する場合
影響
ありません。
- 11 -
対処方法
不要です。
漢字辞書属性出力コマンド(F5ATWGZO.exe)
変更内容
Charset Manager V7の漢字辞書属性出力コマンド(F5ATWGZO.exe)に関するマニュアルの記載を削除しました。
影響
Charset Manager V7、V8で漢字辞書属性出力コマンド(F5ATWGZO.exe)を使用していた場合。
対処方法
漢字辞書属性出力コマンド(F5ATWGZO.exe)は、今後のバージョンで削除されますので、漢字辞書属性エクスポートコマンド
(F5ATWZIO.exe)を使用してください。
辞書の環境設定
変更内容
日本語資源管理の「辞書の環境設定」ダイアログで、「ベンダIME運用単語辞書」の表記が「ベンダIME運用辞書」へ変更とな
ります。
影響
ありません。
対処方法
不要です。
漢字辞書一覧の部首情報
変更内容
漢字辞書一覧の字形属性情報で部首情報を変更する場合、既に登録されている部首情報の登録順が逆順にならないように
します。
影響
複数の部首情報が登録されている文字に対して、漢字辞書一覧の字形属性情報で部首情報を変更する場合。
対処方法
ありません。
単語辞書一覧の経過表示ダイアログ
変更内容
単語辞書一覧の一括単語登録機能、一括単語削除機能で表示する「経過表示」ダイアログの表記が下記のように変更となりま
す。
- 一括単語登録
「単語を出力しています。」の表記が「単語を登録しています。」に変更
- 一括単語削除
「単語を出力しています。」の表記が「単語を削除しています。」に変更
影響
ありません。
対処方法
不要です。
移入ダイアログ
変更内容
外字適用の「移入」ダイアログで、「移入先フォント」の一覧に、以下が表示されなくなりました。
- 12 -
- FF特殊113
- FF特殊213
影響
ありません。
対処方法
不要です。
日本語資源適用のコマンドインタフェースの復帰値と外字適用機能(GUI)のメッセージ
変更内容
日本語資源適用のコマンドインタフェースや、外字適用機能(GUI)で以下の操作を行った場合の復帰値、およびメッセージが
変更になりました。
操作
条件
復帰コード
V8.2 V9.0
以前
書体と外字ファイルの関連づけがある場合に、以下の操作を行う。
ファイルの更新処理で、メモ
リ不足の場合
0
15
ファイルの更新処理で、アク
セス権限がない場合
0
23
ファイルの更新処理で、上記
以外の原因でエラーが発生
した場合
0
18
書体と外字ファイルの関連づけがある場合に、以下のいずれかの操作を行う。 ファイルの更新処理で、メモ
リ不足またはアクセス権限が
・外字適用機能(GUI)で、移入する
ない場合以外の原因でエ
・外字連携機能(コマンド)を、/Iパラメタを指定して実行する
ラーが発生した場合
12
18
書体と外字ファイルの関連づけがない場合に、以下のいずれかの操作を行う。 OSのバージョン情報が取得
できなかった場合
・外字適用機能(GUI)で、移入する。
ファイルの更新処理で、メモ
・外字連携機能(コマンド)を、/INITまたは/Iパラメタを指定して実行する。
リ不足の場合
0
18
19
15
ファイルの更新処理で、アク
セス権限がない場合
19
23
ファイルの更新処理で、上記
以外でエラーが発生した場
合
19
18
ファイルの更新理で、メモリ
不足の場合
12
15
ファイルの更新処理で、アク
セス権限がない場合
12
23
ファイルの更新処理で、上記
以外でエラーが発生した場
合
12
18
ファイルの更新処理に失敗
した場合
14
18
・外字連携機能(コマンド)を、/INITパラメタを指定して実行する。
以下のいずれかの操作を行う。
・外字適用機能(GUI)で、移出する。
・外字連携機能(コマンド)を、/Oパラメタを指定して実行する。
V7以前のCharset Managerで外字を適用した環境に対し、本バージョンで以下
のいずれかの操作を行う。
・外字適用機能(GUI)で、移入する。
・外字連携機能(コマンド)を、/Iパラメタを指定して実行する。
- 13 -
影響
復帰値を判定している場合。
対処方法
復帰値を判定するバッチファイルに組み込まれている場合には修正が必要です。
外字の移出
変更内容
外字適用および外字適用コマンド(F3CEMFRM.EXE)で、256メッシュ以外の外字を移出できなくなりました。
影響
ありません。
対処方法
不要です。
RHEL5(x86)およびRHEL5(IPF)の場合の環境設定
変更内容
RHEL5(x86)およびRHEL5(IPF)にFSUNadjパッケージをインストールする場合に、V8.2ではインストール後にbdftopcfコマンド
にシンボリックリンクを設定する手順がありましたが、V9.0では環境変数を設定する手順に変更となりました。
影響
ありません。
対処方法
従来の手順でも動作上問題はありませんが、環境変数を設定する手順に変更してください。
Windows for ItaniumにおけるCharset Managerの資源配付機能の動作環境
変更内容
V8.2では、Charset Managerの資源配付機能(部門サーバ)は、WOW64サブシステム上で32ビットアプリケーションとして動作し
ていましたが、V9.0では64ビットアプリケーションとして動作するようになりました。
影響
Charset Managerの資源配付機能を使用する場合にV8.2では32ビット版のJavaが必要でしたが、64ビット版のJavaが必要になり
ます。
また、部門サーバの配付環境設定コマンド(f5atvini.exe)が32ビットアプリケーションのインストール先(例:C:\Program Files
(x86)\CharMGR\JPAGE)にありましたが、64ビットアプリケーションのインストール先(例:C:\Program Files\CharMGR
\JPAGE)に移動します。
対処方法
64ビット版のJavaを入手し、インストールしてください。
Windows for Itaniumの場合の環境変数の変更
変更内容
V8.2ではインストール時に%JPCLIPATH%をPATH環境変数に設定していましたが、V9.0では設定しないようになりました。ま
た、%JPCLIPATH%がPATH環境変数に設定されている場合にはインストール時に削除されます。
影響
パス指定なしで配付環境設定コマンド(f5atvini.exe)を実行していた場合には、パスを指定して実行する必要があります。
対処方法
配付環境設定コマンドは、以下のパスを指定して実行してください。
[Charset Managerインストールディレクトリ]\JPAGE\f5atvini.exe
例:C:\Program Files\CharMGR\JPAGE\f5atvini.exe
- 14 -
標準コード変換
文字コード変換表のカスタマイズ
変更内容
文字コード変換表のカスタマイズで、以下の設定を行った場合に、JIPSの範囲外のコード(2180~7FFEの矩形範囲、およびA121
~FEA0の矩形範囲)が定義されないようになりました。
- DEFCDPR制御文を指定する。かつ、
- コード系にN_JIPSJAUG/N_JIPSEAUG/N_JIPSJEAUGを指定する。かつ、
- 文字コードを、区をまたいで範囲指定で指定する。(2121-2221等)
影響
ありません。
対処方法
不要です。
Unicode(MS)への変換
変更内容
コード変換コマンドで、変換元コード系にUCS2_MS、変換先コード系にJEF(JEFKANA,JEFASCII)またはU90を指定し、かつ、
入力ファイルの先頭が0xFEFF(ビッグエンディアンのBOM)である場合に、Unicode 2.0ではなくUnicode(MS)として変換されるよ
うになりました。
影響
上記の条件で変換を行った場合、一部の文字の変換結果が変わります。
対処方法
これまでどおりUnicode2.0として変換したい場合には、以下の対処を行ってください。
- 変換仕様変更ユーティリティでUnicodeの変換タイプにUnicode 2.0を指定する。かつ、
- コード変換コマンドの変換元コード系に"UCS2"を指定する。
2バイトのアンダースコアへの変換
変更内容
コード変換コマンドで、変換先コード系にUCS2_MSまたはUCS2LE_MSを指定し、かつ、入力ファイルに変換元コード系に存
在しないコードが含まれる場合に、0x5f(1バイト)ではなく0x5f00(2バイト)が出力されるようになりました。
影響
上記の条件で変換を行った場合、代替文字の変換結果が変わります。
対処方法
不要です。
Charset Validator
Windows for Itaniumにおける、32ビット用インストールディレクトリ配下のJava版バリデーションライブラリの削除
変更内容
V8.2では、32ビットアプリケーションのインストール先と64ビットアプリケーションのインストール先の両方に同じJava版バリデー
ションライブラリ(cm-validator.jar)がインストールされていましたが、V9.0では64ビットアプリケーションのインストール先にのみイ
ンストールされます。
影響
32ビットアプリケーションのインストール先にあるjarファイルを直接使用していた場合、使えなくなります。
対処方法
64ビットアプリケーションのインストール先にあるjarファイルを使ってください。
- 15 -
1.3 プログラム修正一覧
本バージョン・レベルでは、以下の障害が修正されています。
1.3.1 V9.2.0
項番
発生V/L
現象
P番号
1
V6.0L10
PG73028
Charset Manager Transfer Serviceが停止できない場合がある。
2
V6.0L10
PG75296
標準コード変換用のサンプル制御文JIPS2UNI.ctlにおいて、JIPSの3771、3779をUnicodeの外
字域と対応定義している。
3
CharsetMGR
V5.1L10
PG75345
アンインストール後に管理ディレクトリを削除すると、再インストール時に印刷資源管理の資源ディ
レクトリが作成されない。
4
CharsetMGR
V5.1L10
PG75295
標準コード変換ユーティリティのコード変換機能(GUI)において、変換元および変換先のコード系に
UCS2LE、UTF8が選択できない。
5
CharsetMGR
V10.0L20
PG75544
EUC_JPからSJISMSへの変換において、iconv_ext関数での一部の定義が有効にならない。
6
V6.0L10
PG75774
インストール先ディレクトリおよび管理ディレクトリ名に不当な値(c:\\xxなど)が指定された場合に
インストールできてしまう。
発生V/L
P番号
現象
1
CharsetMGR
V5.1L10
PG64508
外字適用画面の移入の処理を連続で実行した場合、「JEF拡張文字の移入元フォント」が、選択
できたり、できなかったりする。
2
V6.0L10
PG65853
住所辞書オプションを使用してCharset-Web入力の配付資源を生成する際、配付コマンドにより
配付した場合に、反映する際にエラーが発生する場合がある。
3
V9.0.0
PG68370
Charset ConverterのC言語ライブラリをマルチスレッドで動作させると、プロセスが強制終了する
場合がある。
1.3.2 V9.1.1
項番
1.3.3 V9.1.0
項番 発生V/L
P番号
現象
1
V6.0L10
PG62430
Charset Managerによる資源配付機能で再起動後適用を指定すると、ログオンをしなおしたタイミング
で適用処理を行う。
2
V6.0L10
PG62383
単語辞書一覧の単語修正ダイアログで存在しないショートカットキーAlt+Rが有効になっている。
3
V8.2.0
PG62429
Charset Validatorで、運用文字コードがUnicode(MS932)、Unicode(MS932ex)の場合に、U+001A~
U+001FのコードがINVALIDになる。
4
V9.0.0
PG62437
Charset Converterで、変換元ConverterキーワードがUnicode(MS932)、Unicode(MS932ex)の場合に、
U+001A~U+001F のコードが無効として扱われる。
5
V9.0.0
PG62438
Charset Converter(ConverterライブラリのJavaインタフェース)で、Converter.properties
に"PolicyPath"キーがない場合、ConversionPolicyクラスのgetInstanceFromIdメソッドで
NullPointerExceptionが発生する。
1.3.4 V9.0.0
項番
1
発生V/L
V8.0.0
現象
P番号
PG54014
日本語資源管理の配付機能で配付・適用すると、SJIS(または
- 16 -
項番
発生V/L
現象
P番号
Unicode)フォントの外字域にJEF拡張文字が移入できない場合がある。
2
V6.0L10
PG55465
外字の適用先システムのインストールディレクトリ、もしくは管理ディレクトリに特殊文字「アン
パサンド(&)、半角丸括弧開き(()、イコール(=)、カンマ(,)、空白( )」が含まれている場合に、
適用できない。
3
V8.0.0
PG57538
外字適用の移入機能で表示するダイアログボックスの移入先フォントに、「FF特殊113」または
「FF特殊213」が選択できてしまう。
4
CharsetMGR
PG57539
JEF明朝フォントまたはJEFゴシックフォントに移入後、ダイアログを閉じないで移入先フォント
を変更すると、「JEF拡張文字の移入元フォント」が選択できなくなる。
V10.0L10
5
V6.0L10
PG57540
日本語資源管理で配付機能を実行すると、プログレスバーが表示されている状態で、メイン
ウィンドウが操作できてしまう。
6
V6.0L10
PG57541
「Linux VSPフォント 明朝体 32×32」から他のフォントシステム、または、他のフォントシステ
ムから「Linux VSPフォント 明朝体 32×32」へ拡張/縮小制御ビットが移行されない。
7
CharsetMGR
V10.0L10
PG57542
ASPまたはSXGのフォントシステムに対して、移行ダイアログの「コード一覧」を選択すると、
「外字一覧の処理中に内部矛盾が発生しました。」のエラーが発生する。
8
V6.0L10
PG57543
日本語資源管理でBDFファイルを登録後に日本語資源管理を再起動すると、登録されてい
たフォントシステムが表示されない。
9
V6.0L10
PG57545
Windows 98またはWindows Meに配付・適用すると、配付状況集結ログに正常系のメッセー
ジが出力されない。
10
CharsetMGR
PG57556
外字適用機能で、256メッシュ以外の外字ファイルから外字が移出できてしまう。
V10.0L10
11
V8.0.0
PG57558
レジストリ情報を正常に読込めなかった場合、Unicodeで6400文字の外字が扱えない。
12
V6.0L10
PG57582
文字コード変換表のカスタマイズで、JIPSの範囲外のコード(2180~7FFEの矩形範囲、または
A121~FEA0の矩形範囲)も定義されてしまうことがある。
13
V6.0L10
PG57583
コード変換コマンドで、変換元コード系にUCS2_MS、変換先コード系にJEFまたはU90を指
定した場合、Unicode 2.0として変換されてしまうことがある。
14
V6.0L10
PG57584
コード変換コマンドで、変換先コード系にUCS2_MSまたはUCS2LE_MSを指定した場合、変
換元コード系に存在しないコードの代替文字として0x5fを出力してしまう。
15
CharsetMGR
PG57585
文字コード変換表のカスタマイズで、対応定義、または対応定義削除を行う場合、UCS2の0
面00区のコード範囲を定義すると最初の1組分しか処理されない。
V10.0L10
16
CharsetMGR-A
Web入力
V10.0L20
PG57597
単語辞書一覧にて、16進数でない値を表現に指定しても単語登録できる場合がある。
17
CharsetMGR-A
Web入力
V10.0L20
PG57598
インストール先や管理ディレクトリのパス名が長い場合に、日本語資源管理において辞書の
環境設定や配付資源の生成が正しく行われない場合がある。
18
V6.0L10
PG57914
漢字辞書一覧にて、部首設定ダイアログから字形属性登録ダイアログに戻ると部首情報が
指定した順番と逆になる。
19
V7.0L10
PG57915
単語辞書一覧のツール機能で表示される経過表示ダイアログの表記に誤りがある。
20
CharsetMGR-A
5.0
(Solaris版)
PG59173
システムフォントの移出コマンドでレターサイズを指定しない場合、該当のフォントファイルが
ないというエラーメッセージが出力される場合がある。
- 17 -
第2章 Charset Managerの概要
本章では、Charset Managerの概要について説明します。
2.1 Charset Managerとは
Charset Managerは、ネットワーク環境での表示・印刷の支援機構として、運用資源の統一管理、および日本語データのスムーズな流
通を目的とした製品です。
日本語データの流通において必要不可欠なソリューションを提供します。
Charset Managerは、以下の機構で構成されています。
図2.1 Charset Managerのソリューション
・ 日本語資源運用
日本語資源(外字、コード変換テーブルおよび入力辞書)を業務単位で統一的に管理/配付/適用します。
・ 印刷資源運用
各種アプリケーションで利用する、フォームオーバレイなどの印刷資源を統一的に管理/適用します。
・ 標準コード変換
システム間の文字コード体系の相違を相互変換します。
・ 拡張データ変換
数値/文字の混在したデータをレコード単位に相互変換します。
・ Charset Validator
システムで使用できる文字とできない文字をあらかじめ定義し、その定義に従って判定します。
・ Charset Converter
あらかじめ決められたコード変換ポリシーに従って、文字コード変換を行います。
ネットワーク環境での日本語データ流通の基盤支援製品として、安心してご利用いただけます。
- 18 -
2.2 Charset Managerの機能
Charset Managerは、以下の機能を提供しています。
・ 日本語資源運用(日本語資源管理/日本語資源適用)
日本語資源(外字、コード変換テーブルおよび入力辞書)を業務単位で統一的に管理/配付/適用します。日本語資源運用は、
UDC運用の機能を含んでいます。UDC運用とは、外字を一元管理する旧バージョンの機能です。
・ 印刷資源運用(印刷資源管理/印刷資源適用)
各種アプリケーションで利用する印刷資源を統一的に管理/適用するための機能です。
・ 標準コード変換
システム間の文字コード体系を相互に変換する機能です。
・ 拡張データ変換
数値と文字の混在したデータをレコード単位にデータ変換する機能です。
・ Charset Validator(バリデーションポリシー作成、確認/バリデーションライブラリ)
システムで使用できる文字とできない文字をあらかじめ定義し、その定義に従って判定します。
・ Charset Converter(コード変換ポリシー作成、確認/Converterライブラリ)
あらかじめ決められたコード変換ポリシーに従って、文字コード変換を行います。
図2.2 Charset Managerの機能
注)Charset-Web入力では、Windows for Itaniumでは使用できません。
- 19 -
2.3 Charset Managerの製品体系
Charset Managerは、以下の3製品の体系で提供しています。
・ Charset Manager-M
・ Charset Manager-A
・ グローバルサーバ版CharsetMGR
図2.3 製品体系
注) Charset-Web入力およびマルチ文字コードオプションは、Windows for Itaniumでは使用できません。
- 20 -
Charset Manager-M
資源管理サーバ、部門サーバ、およびクライアントの機能をすべて包含している「マネージャ製品」です。印刷資源や外字を管理する
ための機能はCharset Manager-Mで提供しています。
Charset Manager-Mがインストールされたサーバを「資源管理サーバ」と呼びます。
資源管理サーバでは、印刷資源管理機能および日本語資源管理機能によって、印刷資源や外字を一元管理します。資源管理サー
バの資源は、電子帳票サーバや印刷サーバなどの各種部門サーバに配付されます。
部門サーバでは、Charset Manager-Aの印刷資源適用機能および日本語資源適用機能によって、配付された各種資源を適用します。
クライアントでは、日本語資源適用によって配付された外字や辞書を適用することができます。クライアントライセンス(入力機能付き)
をインストールすることにより、さらに配付された外字や辞書を自動的に適用し、簡単に利用することができます。
Charset Manager-A
部門サーバとクライアントの機能を提供している「エージェント製品」です。
Charset Manager-Aがインストールされたサーバを「部門サーバ」と呼びます。
Windows版、Solaris版、Linux版があります。
部門サーバ、クライアントでは外字・印刷資源の適用により、各種アプリケーション(List Works、List Creator、Print Manager、HOST
PRINT)で外字・印刷資源を使用できるようになります。
(Solarisで標準コード変換機能を使用する場合は、Charset Manager-Aだけの運用が可能です。Charset Manager-Mを導入する必要
はありません。)
Charset Manager-Aに含まれるクライアントの機能でも、日本語資源適用によって配付された外字や辞書を適用することができます。ク
ライアントライセンス(入力機能付き)をインストールすることにより、さらに配付された外字や辞書を自動的に適用し、簡単に利用する
ことができます。
グローバルサーバ版CharsetMGR
UDC運用、および拡張データ変換機能を提供しています。
プラットフォームの違いによる機能差
プラットフォームの違いによる機能差は以下のようになります。
表の記号の意味
○:可能、×:不可能、△:一部制限ありだが可能、-:関係なし
表2.1 プラットフォームの違いによる機能差
機能/機能詳細
動作プラットフォーム
Windows
for x86
Windows
for x64
Solaris
Linux
for x86
Windows
for
Itanium
Linux for
x64
Linux for
Itanium
グロー
バル
サーバ
日本語資源管理
業務単位での資源管理
○
-
-
-
-
-
各種システムでの外字一元管理
○
-
-
-
-
-
各既存外字の流用、適用
○
-
-
-
-
-
外字データライブラリ連携
○
-
-
-
-
-
外字一覧表の出力
○
-
-
-
-
-
システム共通の外字エディタ
○
-
-
-
-
-
入力辞書の編集
○
-
-
-
-
-
外字の取出し
○
-
-
-
-
○
- 21 -
機能/機能詳細
動作プラットフォーム
Windows
for x86
Windows
for x64
Solaris
Linux
for x86
Windows
for
Itanium
ホストとの連携(注1)
Linux for
x64
Linux for
Itanium
グロー
バル
サーバ
○
-
-
-
-
○
Charset Managerの資源配
付機能
○
○
○
○
○
×
Centric Manager経由
○
○
×
×
×
×
オフライン配付
○
○
○
○
○
×
移入
○
(GUI,
コマンド)
○
(GUI,
コマンド)
○
○
(コマンド) (コマン
ド)
(注2)
○
(コマンド)
(注2)
○
(注3)
JEF拡張文字の移入
○
○
×
×
×
×
移出
○
(GUI,
コマンド)
○
(GUI,
コマンド)
○
×
(コマンド)
×
○
(注3)
Charset-Web入力で使用する辞書の適用
○
-
○
○
○
-
IME辞書の適用
○
-
-
-
-
-
List Creatorとの連携
(注4)
○
-
○
○
○
-
List Works(リモート印刷機能)との連携
×
-
×
-
○(Itanium
のみ)
-
○
-
-
-
-
-
WSMGR経由のグローバル
サーバ資源登録
○
-
-
-
-
-
ファイル転送による登録
○
-
-
-
-
-
グローバルサーバ上DRMS
主導による登録
○
-
-
-
-
-
○
×
×
×
×
-
ファイル取り出し
○
○
○
○
○
-
Centric Manager経由
○
×
×
×
×
-
適用
バッチ
適用
バッチ
適用
コマンド
適用
コマン
ド
適用
コマンド
-
オーバレイ
○
○
○
○
○
-
FCB
○
○
○
○
○
-
外字
○
○
×
×
×
-
VSP固有資源
○
○
○
○
○
-
日本語資源適用
資源管理サーバから部
門サーバへの資源の配
付
外字の適用
印刷資源管理
印刷資源の一元管理
資源の登録
Centric Managerを利用した管理サーバからのリモート
削除
印刷資源適用
資源管理サーバから部
門サーバへの資源の配
付
適用方法
適用資源
- 22 -
機能/機能詳細
動作プラットフォーム
Windows
for x86
Windows
for x64
Solaris
Linux
for x86
Windows
for
Itanium
Linux for
x64
Linux for
Itanium
グロー
バル
サーバ
List Creatorとの連携(注4)
○
-
○
○
○
-
グローバルサーバから部門サーバへの配付/適用
×
×
○
(注5)
×
×
-
適用された資源の参照方法
○
(GUI)
○
(GUI)
×
×
×
-
アプリケーションへの印刷資源の自動供給
○
○
○
○
○
-
印刷資源の削除
○
○
△
(注6)
△
(注6)
△
(注6)
-
オーバレイの日付設定
×
×
○
×
×
-
日本語コード系
○
○
○
○
○
-
他社コード系
○
○
○
○
○
-
○
(GUI、
コマンド)
○
(GUI、
コマンド)
○
○
(コマンド) (コマン
ド)
○
(コマンド)
-
日本語コード系
○
○
○
○
○
-
他社コード系
○
○
○
○
○
-
変換仕様の変更(注7)
○
(GUI、
配付)
○
(GUI、
配付)
○
○
(環境変
(環境
数、配付) 変数、
配付)
○
(環境変数、
配付)
-
外字の使用頻度の採取
×
×
○
×
×
-
関数
○
○
○
○
○
△
(注8)
コマンド
○
○
○
○
○
×
文字コード変換表のカスタマイズ
○
○
○
○
○
×
バリデーションポリシー作成、確認
○
-
-
-
-
-
バリデーションライブラリ
○
○
○
○
○
-
コード変換ポリシー作成、確認
○
-
-
-
-
-
コード変換ポリシー配付
○
○(注9)
○(注9)
○(注9)
○(注9)
-
Converterライブラリ
○
○
○
○
○
-
標準コード変換
関数
コマンド
文字コード変換表のカス
タマイズ
拡張データ変換
Charset Validator
Charset Converter
注1)
グローバルサーバとの連携機能を使用するには、グローバルサーバ版CharsetMGRが必要です。
注2)
APフォントは使用できません。
- 23 -
注3)
ADJUSTの機能です。
注4)
日本語資源管理の場合、List Creator V6.0L10以前との組み合わせでは配付できません。(印刷資源管理は配付可能)
注5)
ファイルによる資源配付と、Centric Managerによる資源配付があります。
注6)
印刷資源のファイルを直接削除することができます。ただし、以下の場合はファイルを直接削除しないでください。
・削除する印刷資源がオーバレイで、List Worksを導入し、かつオーバレイ世代管理機能を使用している場合
注7)
日本語資源管理で変換仕様を管理している場合、日本語資源管理の配付機能を使って、変換仕様を配付し適用することができ
ます。この場合、標準コード変換の機能(GUIまたは環境変数)で、変更することはできません。変換仕様を日本語資源管理で管
理する方法については、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”を参照してください。
注8)
Unicode変換およびCSV/TSV変換はできません。EUCコード、シフトJISコードの相互変換はサポートしていません。他社コード系
の文字コード変換はサポートしていません。
注9)
配付先として指定ができます。
2.4 Charset Managerの適用形態
Charset Managerのシステムは資源管理サーバと部門サーバ、クライアントで構成されます。
資源管理サーバにはCharset Manager-M、部門サーバにはCharset Manager-A、クライアントには各製品のクライアント機能を導入しま
す。
資源管理サーバ、部門サーバ、クライアントの適用形態には以下のようなパターンがあります。
資源管理サーバと部門サーバを別にする場合
Charset Managerの標準的な適用形態です。
- 24 -
図2.4 資源管理サーバと部門サーバを別にする場合
資源管理サーバと部門サーバを一台にする場合
資源管理サーバと部門サーバの機能を一台のWindowsで行う場合の適用形態です。
図2.5 資源管理サーバと部門サーバを一台にする場合
- 25 -
第3章 各機能の概要
本章では、Charset Managerが提供する各機能について詳しく説明します。
3.1 日本語資源運用
日本語資源運用は、日本語を表示/印刷したり、入力したりするために必要となる資源である日本語資源を業務ごとに管理し、運用
します。日本語資源には、外字、コード変換テーブルおよび入力辞書があります。
図3.1 日本語資源運用
日本語資源管理
業務単位での日本語資源の管理
業務という単位で日本語資源を統一的に管理します。日本語資源管理における業務とは、日本語資源を共有して運用する単位
のことです。外字、コード変換テーブルおよび入力辞書をまとめて日本語資源と呼びます。
各種システム外字の一元管理
業務内の外字の管理では、グローバルサーバ、ASP、UNIX、Windows、および他社の外字を登録し、一元管理します。
フォントの種類、書体およびサイズごとに整理して管理するので、どのような外字が存在するか、一目でわかります。なお、Windows
に提供されるUnicodeの外字管理も実現しています。
参考
他社フォントは、UNIXシステムにおいて標準の形式である、外字配付形式(BDF形式:Bitmap Distribution Format)の転送ファイル
に変換する必要があります。
- 26 -
各既存外字の流用、活用
登録した外字は簡単な操作で、別の外字フォントへ移行(形式変換)したり、対応付けしたりすることができます。グローバルサーバや
ASPなどの既存の外字を、Windowsの外字として流用、活用できます。
外字データライブラリ連携
大規模フォントファイルから文字を登録できます。また、ベンダ固有文字の登録も可能です。
システム共通の外字エディタ
管理するすべてのフォントシステムに対して、外字の新規作成、編集が可能です。これにより、各システムの外字エディタを利用す
ることなく、統一エディタとして利用することができます。
入力辞書の編集
業務内で管理している外字に対して、属性(よみ、画数など)を付けたり、外字を含んだ単語のよみを登録することができます。この
入力辞書を外字と一緒に配付するだけで、クライアントでは、今まで文字コードで入力するしかなかった外字を簡単に入力すること
ができるようになります。
また、Charset-Web入力の辞書として部門サーバに配付することもできます。
Charset-辞書オプション連携
Charset-住所辞書オプションまたはCharset-氏名辞書オプションから、住所や氏名の入力辞書を作成できます。
さまざまな配付手段
日本語資源は、以下の方法で配付することができます。
- Charset Managerの資源配付機能による配付
- Centric Manager、またはSoftware Delivery経由での配付
- 一般ファイル転送による配付
また、外字や辞書の配付する範囲を指定することにより、配付資源をコンパクトにすることも可能です。
グローバルサーバ版CharsetMGRとの連携
グローバルサーバ版CharsetMGRと連携することにより、日本語資源管理の画面から簡単にフォントシステムの送受信を行うことが
できます。面倒なファイル転送をする必要はありません。
管理している外字の一覧表を出力
日本語資源管理に登録されている外字の一覧表を出力します。管理している外字の確認に役立ちます。
List Creator、List Worksとの連携
List CreatorでPDFファイルを生成するサーバに、日本語資源管理から外字を配付することにより、PDFファイルに外字を埋め込む
ことが可能となります。また、List Works(リモート印刷機能)がインストールされているサーバに、日本語資源管理から外字を配付
することにより、外字を埋め込んで印刷することが可能となります。
各種コマンドインタフェースの提供
日本語資源管理の各種機能のコマンドインタフェースを提供しています。バッチ処理で、日本語資源管理の機能を使用することも
可能です。
日本語資源適用
外字適用
外字適用には、移入と移出があります。
移入とは、配付された日本語資源に含まれる外字を、配付先システムの外字に登録します。
移出とは、システム外字領域の文字を、他システムへ流通可能な転送ファイルに格納します。
外字適用は、外字連携機能ともいいます。
辞書の移入
配付された日本語資源に含まれる辞書を、クライアントライセンス(入力機能付き)に含まれるCharset-入力アシストや、他のベンダIME
に登録します。
- 27 -
Charset-入力アシスト
業務に対応した入力環境を提供できるIMEです。Charset Manager クライアントライセンス(入力機能付き)を購入することにより、利用
できます。
3.2 印刷資源運用
印刷資源運用では、以下の機能を提供します。
図3.2 印刷資源運用
印刷資源管理
印刷資源の統一管理
List Works、List CreatorやHOST PRINTの外字、フォームオーバレイなどの印刷資源を一元管理することができます。
既存印刷資源の登録
List WorksやHOST PRINTなどの既存の印刷資源を資源管理サーバに登録し、集中管理することができます。既存資源の登録
は、以下の手段を提供しています。
- WSMGRを経由したグローバルサーバ資源の登録
- ファイル転送による登録
- グローバルサーバ上のDRMS主導による登録
Charset Managerが提供する資源の登録手段では、従来の運用に比べて操作が簡単になります。
印刷資源適用
部門サーバ(アプリケーションサーバ)への資源適用
資源管理サーバで統一管理する印刷資源を、印刷サーバや電子帳票サーバなどの各種部門サーバに適用します。
- 28 -
- Windows系サーバの場合
Centric Manager、またはSoftware Delivery経由での適用と、ファイル転送による適用が可能です。
- UNIX系サーバの場合
ファイル転送による適用のみ可能です。
アプリケーションへの自動的な印刷資源の供給
List WorksやHOST PRINTなどの要求に応じて自動的に印刷資源を供給することができます。
3.3 標準コード変換
標準コード変換では、以下の機能を提供します。
図3.3 標準コード変換
当社標準のコード変換
クライアント、各種部門サーバで必要なコード変換機能です。
シフトJIS、Unicode、EUC、JIS、JEFの相互変換、および他社ベンダ(NEC、IBM、日立)とUnicode、EUC、シフトJISの相互変換を実現
しています。
3.4 拡張データ変換
拡張データ変換では、以下の機能を提供します。
- 29 -
図3.4 拡張データ変換
文字/数字が混在したデータにも対応
1レコード中の数値と文字の混在したデータを、レコード単位でコード変換します。
拡張データ変換は、数値データ変換と文字コード変換の2つの機能を持ち、変換時に指定するレコード書式とデータ項目書式によっ
て各項目を数値データ変換、文字コード変換します。
なお、グローバルサーバ版CharsetMGRでは、UnicodeおよびCSV/TSV変換はできません。
また、EUCコード、シフトJISコードの相互変換は提供していません。
3.5 Charset Validator
Charset Validatorでは以下の機能を実現します。
- 30 -
図3.5 Charset Validator
バリデーションライブラリ
システムで使用できる/できない文字を判定するライブラリをC言語インタフェースとJavaインタフェースで提供します。アプリケーション
に組み込んで使用します。Charset Manager-Aに搭載されます。
バリデーションポリシーの作成、確認
システムで使用できる/できない文字をあらかじめ定義しておくバリデーションポリシーを作成、確認するコマンドを提供します。バリ
デーションポリシーは、バリデーションライブラリが判定に使用する元のデータになります。Charset Manager-Mに搭載されます。
3.6 Charset Converter
Charset Converterでは以下の機能を実現します。
- 31 -
図3.6 Charset Converter
Converterライブラリ
コード変換ポリシー生成コマンドで生成されたコード変換ポリシーに従い、コード変換を行うライブラリをC言語インタフェースとJavaイン
タフェースで提供します。アプリケーションに組み込んで使用します。Charset Manager-Aに搭載されます。
コード変換ポリシーの作成、確認
変換元・変換先の各システムで利用する文字の集合、及びその文字間の関係定義を行い、コード変換ポリシーとしてそれらの情報を
集約します。また、コード変換ポリシーに従って変換した結果が意図したものかどうかを確認するためのコマンドも提供します。Charset
Manager-Mに搭載されています。
コード変換ポリシーの配付
資源管理サーバで作成したコード変換ポリシーを部門サーバに配付する機能を提供します。
- 32 -
第4章 インストールの前に
本章では、Charset Managerをインストールする前に考慮すべき内容について説明します。
4.1 新規にインストールする場合
Charset Managerを新規にインストールするにあたっては、システムの構成を決定し、どの運用形態で導入するか決める必要がありま
す。それは、運用の方法によってさまざまなパターンが考えられます。
ここでは、運用形態について、またその運用パターンについて説明します。
4.1.1 運用形態について
Charset Managerの運用形態は、大きく分けて以下のように構成されています。
資源管理サーバ
日本語資源や印刷資源を管理するサーバです。日本語資源を管理するサーバは日本語資源運用サーバといい、印刷資源を管理す
るサーバを印刷資源運用サーバといいます。管理したい資源によって、どちらかを選びます。
Charset Manager-Mからインストールすることができます。
日本語資源運用サーバ
日本語資源を業務ごとに管理するための機能を持つ日本語資源管理がインストールされます。Charset Manager-Mの日本語資源
運用サーバをインストールすることによって、構築できます。部門サーバとクライアントの機能も備えています。
なお、標準コード変換機能もインストールされます。オプションにより、拡張データ変換機能、Charset Validator(ポリシー生成、確認
/ライブラリ)、Charset Converter(ポリシー生成、確認/ライブラリ)もインストールされます。
印刷資源運用サーバ
ホストやファイルから登録した印刷資源を管理するための機能を持つ印刷資源管理がインストールされます。
Charset Manager-Mの印刷資源運用サーバをインストールすることによって、構築できます。部門サーバとクライアントの機能も備え
ています。
なお、日本語資源管理、標準コード変換機能もインストールされます。オプションにより、拡張データ変換機能、Charset Validator
(ポリシー生成、確認/ライブラリ)、Charset Converter(ポリシー生成、確認/ライブラリ)もインストールされます。
部門サーバ
資源管理サーバで管理されている資源を運用するサーバです。運用する資源によって、日本語資源運用サーバか、印刷資源運用
サーバかどちらかを選びます。
Charset Manager-Aからインストールすることができます。
日本語資源運用サーバ
資源管理サーバから配付された日本語資源(外字、Charset-Web入力の辞書)を適用する機能を持つ日本語資源適用とCharset
Managerによる配付の部門サーバの機能がインストールされます。Windows版の場合、Charset Manager-Aの日本語資源運用サー
バをインストールすることによって、構築できます。なお、標準コード変換機能もインストールされます。オプションにより、拡張デー
タ変換機能、Charset Validator(ライブラリ)、Charset Converter(ライブラリ)もインストールされます。
UNIX版の場合、FSUNadjパッケージをインストールすることにより、構築できます。(FSUNiconvパッケージ(標準コード変換機能)
は必須となります。)
印刷資源運用サーバ
資源管理サーバから配付された印刷資源を適用する機能を持つ印刷資源適用がインストールされます。
Windows版の場合、Charset Manager-Aの印刷資源運用サーバをインストールすることによって、構築できます。なお、日本語資源
管理、標準コード変換機能もインストールされます。オプションにより拡張データ変換機能、Charset Validator(ライブラリ)、Charset
Converter(ライブラリ)もインストールされます。
- 33 -
UNIX版の場合、FSUNadjパッケージをインストールすることにより、構築できます。(FSUNiconvパッケージ(標準コード変換機能)
は必須となります。)
クライアント
資源管理サーバから配付された日本語資源(外字、IME辞書)を適用する機能を持つ日本語資源適用と、標準コード変換機能がイン
ストールされます。
入力機能付きの場合、Charset-入力アシストをインストールすることもできます。Charset-入力アシストは資源管理サーバから配付され
た辞書を自動的に適用することができるIMEです。
製品と運用形態と機能の関係図を以下に示します。
- 34 -
図4.1 製品と運用形態と機能の関係(Windows版の場合)
- 35 -
図4.2 製品と運用形態と機能の関係(UNIX版の場合)
4.1.2 運用パターン
ここでは、日本語資源運用と、印刷資源運用に分けて、それぞれの運用パターンに応じたシステム構成について説明します。
4.1.2.1 日本語資源運用の運用パターン
注意
図中のサポートOSは、総称で表現されています。資源管理サーバや部門サーバ、クライアントの正式な動作OSについては、“付録A
動作環境”を参照してください。
4.1.2.1.1
外字の登録
日本語資源運用は、業務ごとにマルチプラットフォームの外字を一括して管理することができます。
既存の外字を登録する場合
図4.3 既存の外字を登録
ADJUSTまたはCharset Manager(日本語資源適用)を使用して外字を一般ファイルに取り出します。
取り出したファイルは、汎用のファイル転送プログラムで資源管理サーバに転送します。
転送したファイルから日本語資源管理へ外字を登録します。
- 36 -
ファイルからの登録により、グローバルサーバ、Solaris、およびWindowsなどさまざまなプラットフォームの外字を管理することがで
きます。
ホストと連携して登録する場合
図4.4 ホストと連携して登録(グローバルサーバ)
グローバルサーバから日本語資源管理へ外字を登録します。
登録できる外字は、JEF基本辞書およびFONTLIBです。
日本語資源管理からグローバルサーバへ外字を送信することもできます。
図4.5 ホストと連携して登録(ASP)
ASPから日本語資源管理へ外字を登録することもできます。登録できる外字は「ASP文字パターン辞書」です。日本語資源管理から
ASPへ外字を送信することもできます。
- 37 -
他社ホストの外字を登録する場合
図4.6 他社ホストの外字を登録
他社ホストの外字を登録する場合には、他社ホストの外字をBDF形式に変換して取り出し、ファイルからの登録で、日本語資源管
理に登録します。
外字データライブラリの文字を登録する場合
図4.7 外字データライブラリの文字を登録
外字データライブラリを資源管理サーバにインストールすると、外字データライブラリに含まれる文字を外字として登録することがで
きます。
4.1.2.1.2
JEF拡張文字の利用
JEF拡張文字を外字に登録することによって、部門サーバやクライアントで利用することができます。
- 38 -
JEF拡張漢字サポートと連携する場合
図4.8 JEF拡張漢字サポートとの連携
資源管理サーバ側でJEFコードと対応定義したフォントを配付する際に、配付情報の定義で、「JEF拡張漢字の移入」をする指定を
します。(「明朝」または「ゴシック」)それにより、日本語資源適用側で、JEF拡張漢字サポートからJEF拡張漢字の移入を適用時に
行います。
この場合、JEF拡張漢字サポートが部門サーバ、またはクライアントに必要となります。なお、UNIX系の部門サーバはJEF拡張文字
の移入を行うことはできません。資源管理サーバ側は、外字一覧でJEF拡張文字の対応表示を行う場合には必要となりますが、対
応定義のみであれば、必要ありません。
外字データライブラリと連携する場合
図4.9 外字データライブラリとの連携
外字データライブラリでJEF拡張文字を検索し、それを日本語資源管理に登録します。それを部門サーバはクライアントに配付/
適用することができます。この場合、部門サーバやクライアントではそのまま登録されたJEF拡張文字を使用することができます。
- 39 -
4.1.2.1.3
辞書の作成
図4.10 辞書の作成
日本語資源管理では、外字を容易に入力するための辞書を作成することができます。Charset-辞書オプションと連携することによって、
住所や氏名の入力効率を向上させる辞書を作成することもできます。
4.1.2.1.4
日本語資源の配付
日本語資源管理で作成された日本語資源は、配付資源として部門サーバやクライアントに配付することができます。
Charset Manager 資源配付機能で配付する場合
図4.11 Charset Manager 資源配付機能による配付
Charset Manager資源配付機能は、資源管理サーバから部門サーバに配付資源を配付します。クライアントは部門サーバから配付
資源を取得します。
Charset Manager資源配付機能で配付する場合、日本語資源管理の画面から簡単に配付先を設定することができます。配付監視
には、別のログ監視ツールを利用することができます。
なお、資源管理サーバと部門サーバには、Javaをインストールする必要があります。
- 40 -
注意
- Charset Managerの資源配付を使用する場合、コンピュータ名はRFCの規約に従った名前をつける必要があります。規約に従
わない名前をつけた場合、配付時にエラーが発生します。
Centric ManagerまたはSoftware Deliveryで配付する場合
図4.12 Centric ManagerまたはSoftware Deliveryによる配付
日本語資源管理から配付資源をCentric ManagerまたはSoftware Deliveryに登録し、配付はCentric ManagerまたはSoftware Delivery
が行います。部門サーバ、クライアントにそれぞれ配付することができます。
Centric ManagerまたはSoftware Deliveryで配付する場合、配付先の設定はCentric ManagerまたはSoftware Deliveryで行う必要が
あります。配付監視機能は、Centric ManagerまたはSoftware Deliveryの機能を利用することができます。
なお、資源管理サーバがWindows XPの場合、Centric Managerのサーバ機能はサポートされていないため、Centric Managerによ
る配付は利用できません。
- 41 -
オフラインで配付する場合
図4.13 オフラインの配付
日本語資源管理から配付資源をファイルに取り出します。
取り出した配付資源のファイルは、汎用のファイル転送プログラムや別の配付ツールを使って、部門サーバやクライアントに配付す
ることができます。
配付先の設定や配付監視機能については、利用する配付ツールによります。
4.1.2.1.5
日本語資源の利用
配付した日本語資源を部門サーバやクライアントで各入力機能と連携して利用することができます。
Charset-Web入力で日本語資源を利用する場合
図4.14 Charset-Web入力で日本語資源を利用
Charset-Web入力は、Webシンクライアント環境で、外字を含めた文字列の入力・表示機能をWebアプリケーションに提供する運用
形態です。日本語資源管理では、Charset-Web入力で使用する外字や、漢字、単語辞書を一つの業務として管理することができ、
それをCharset-Web入力がインストールされている部門サーバに配付することができます。
- 42 -
Charset-入力アシストで日本語資源を利用する場合
図4.15 Charset-入力アシストで日本語資源を利用
日本語資源管理で作成した業務ごとの日本語資源をクライアントに配付することにより、配付された辞書をCharset-入力アシストに
自動的に移入することができます。これにより、Charset-入力アシストを使うと、配付された外字をよみや画数などの属性情報で検索
することや、外字が含まれた単語をクライアント側で単語登録することなく使うことができるようになります。
その他のIMEで日本語資源を利用する場合
図4.16 その他のIMEで日本語資源を利用
日本語資源管理で作成した日本語資源は、Charset-入力アシスト以外の汎用のIMEでも利用することができます。汎用のIMEに対
しては、単語辞書の登録を各IMEで行う必要があります。
- 43 -
4.1.2.1.6
List Creatorとの連携
図4.17 List Creatorとの連携
List Creator(PDF生成機能)と連携して、外字を含むPDFファイル生成が可能となります。
資源管理サーバで作成したFUJ明朝体、FUJゴシック体の外字を、List Creatorが導入されている部門サーバに配付、適用することに
より、List Creatorで生成するPDFファイルに配付した外字を埋め込むことができます。
4.1.2.1.7
List Worksとの連携
図4.18 List Worksとの連携
List Works(リモート印刷機能)と連携して、外字の印刷が可能となります。
資源管理サーバで作成したFUJ明朝体、FUJゴシック体の外字を、List Worksが導入されている部門サーバに配付、適用することによ
り、List Worksから印刷する印刷物に外字を埋め込むことができます。
- 44 -
4.1.2.1.8
外字申請システム
外字が必要となったシーンで、外字を探して使えるようになるまでの外字運用のワークフロー(文字検索→日本語資源管理に登録→
配付→適用)を外字申請といいます。Charset Managerの製品を組み合わせることによって、このワークフローを簡素化することができ
ます。
外字申請ベーシックモデル
Charset Managerと外字データライブラリを組み合わせて、外字申請の基本的な流れを実現する運用モデルです。
図4.19 外字申請ベーシックモデル
外字申請ベーシックモデルでは、以下のような流れになります。
1. ユーザで外字が発生した場合、必要な外字の情報(字形、属性など)をFAXなどで通知します。
2. 管理部門では、通知された情報を元に外字データライブラリで同じ文字があるかどうか検索します。
3. 同じ文字があった場合、すでに運用するコード系の内字として使われていないか、外字として登録されていないか、確認しま
す。
4. 見つかった文字の情報をユーザに確認依頼をします。
5. 見つかった文字でよい場合には、日本語資源管理に外字を登録します。
6. 登録した資源をユーザに配付します。
日本語資源管理のコマンドインタフェースを利用して、5)~6)の流れをバッチで自動化することも可能です。
外字申請アドバンストモデル
外字申請ベーシックモデルに、Charset-Web入力とマルチ文字コードオプションを組み合わせて、ユーザが直接文字検索すること
ができるようにした運用モデルです。
- 45 -
図4.20 外字申請アドバンストモデル
外字申請アドバンストモデルでは、以下のような流れになります。
1. ユーザで外字が発生した場合、ブラウザから同じ文字があるかどうか検索します。
2. 検索した結果、見つかった文字の基盤コードを管理部門に通知します。
3. 同じ文字があった場合、すでに運用するコード系の内字として使われていないか、外字として登録されていないか、確認しま
す。
4. 重複していなければ、日本語資源管理に外字を登録します。
5. 登録した資源をユーザに配付します。
Charset-Web入力、マルチ文字コードオプションを外字申請として利用する場合、基盤コード運用で導入する必要があります。基盤
コード運用については、マルチ文字コードオプションの“ユーザーズガイド”を参照してください。
4.1.2.2 印刷資源運用の運用パターン
印刷資源運用は、印刷資源(オーバレイ、FCB、外字、VSP固有資源など)を一元管理することにより、ネットワーク環境でのプリンタ運用や
List Worksの運用をスムーズに行えるようにします。
印刷資源運用は、印刷資源を「印刷資源管理」に登録するまでと、印刷資源を配付・適用する2つのフェーズにわけられます。
- 46 -
図4.21 印刷資源運用
図内の1,2,3およびa、bは、本文の英数字に対応しています。
4.1.2.2.1
印刷資源の登録
資源管理サーバに印刷資源を登録する方法には、以下の3つがあります。
1. ファイルから登録する
グローバルサーバ上のADJUSTを使用して、印刷資源を一般ファイルに変換します。
変換したファイルは、汎用のファイル転送プログラムで資源管理サーバに転送し、印刷資源管理機能の管理下に登録します。
パソコンで作成したオーバレイのファイルを登録することもできます。
登録できる資源数に制限はありません。
印刷資源管理機能の「登録」の操作によって登録します。
2. WSMGRを使って登録する
資源管理サーバ上のWSMGRを使用して、グローバルサーバから印刷資源を取り出し、登録します。KOL1/KOL5オーバレイ
と、FCBを取り出すことができます。
登録できる資源数に制限はありません。
印刷資源管理機能の「ホストからのダウンロード」の操作によって登録します。
3. グローバルサーバのDRMSを使って登録する
グローバルサーバのDRMSを使用して資源管理サーバへ印刷資源を転送し、登録します。
転送できる資源は、KOL1/KOL5オーバレイ、FCB、および外字です。
登録できる資源数に制限はありません。
DRMSの操作によって、印刷資源管理に印刷資源を自動的に登録します。そのため、DRMSの環境定義、および、Centric Manager
またはSoftware Deliveryの環境定義をあらかじめ行っておく必要があります。
4.1.2.2.2
印刷資源の配付
資源管理サーバから部門サーバへ印刷資源を配付する方法には、以下の2つがあります。
- 47 -
a. ファイルの取り出しによる配付
配付対象の資源を一時ファイルに取り出し、部門サーバに配付・適用します。
Charset Managerの印刷資源管理機能でファイルを取り出すと、印刷資源を適用するためのバッチファイルが自動的に作成され
ます。
部門サーバがWindows系サーバの場合、この適用バッチファイルを部門サーバで実行することにより、印刷資源を適用すること
ができます。
部門サーバがUNIX系サーバの場合には、適用バッチファイルではなく、適用コマンド(qgfapplyコマンド)を実行します。
b. Centric Manager、またはSoftware Deliveryによる配付(Windows版のみ)
Centric Manager、またはSoftware Deliveryと連携して、印刷資源を自動的に部門サーバへ配付・適用します。
印刷資源管理機能の「資源配付連携」の操作によって行います。
この場合、Centric Manager、またはSoftware Deliveryが部門サーバ上に必要となり、あらかじめ環境定義を行う必要があります。
4.2 資源の移行方法
今までCharset Managerを利用していた場合、今までの資産を移行する必要があります。ここでは、以下のようなパターンに応じた資産
の移行方法について、説明します。
・ 旧バージョンで運用していたマシンを新バージョンにしたい
→“4.2.2.1 同一マシンでの移行方法”
・ 旧バージョンで運用していたマシンの資源を別のマシンに移して、新バージョンにしたい
→“4.2.2.2 別マシンへの移行方法”
・ 同一バージョンで運用していたマシンの資源を別のマシンに移したい。
→“4.2.3 同一バージョン間の移行方法”
4.2.1 旧バージョンとの違い
本製品は、以下の製品からの移行が可能です。
表4.1 旧製品の一覧
プラットフォーム
Windows for x86
製品
Charset Manager-M
備考
V/L
V9.0.0/V9.1.0/V9.1.1
V8.0.0/V8.1.0/V8.2.0
V7.0L10
V6.0L10
V8.1.0はCharset Manager-Mのみ
V10.0L20/L10
V5.1L20/L10
V5.0L10
Web入力 V10.0L20の辞書ツール
Systemwalker製品
V2.1L30/L20/L10
V1.1L10
UDC管理のみ
ADJUST
V2.1L50/L40/L30/L20/L10
V1.1L10
UDC適用、標準コード変換
Windows for Itanium
Charset Manager-A
V9.0.0/V9.1.0
V8.2.0
Windows for x64
Charset Manager-A
V9.1.1
Solaris
Charset Manager-A
V9.0.0/V9.1.0/V9.1.1
V8.0.0/V8.2.0
Charset Manager-A
CharsetMGR-M
CharsetMGR-A
ADJUST UDCマネージャ
- 48 -
V1.1L10、V2.1L10は退避機能をサポー
トしていません。
プラットフォーム
製品
備考
V/L
7.0
6.0
CharsetMGR-A
10.1/10.0
5.1/5.0
Systemwalker製品
ADJUST
3.0
2.0
1.1/1.0
UDC適用
標準コード変換
1.2
1.1
1.0.2/1.0.1/1.0
標準コード変換のみ
Charset Manager-A
V9.0.0/V9.1.0/V9.1.1
V8.0.0/V8.2.0
V7.0L10
V6.0L10
CharsetMGR-A
V10.0L20
Linux for Itanium
Charset Manager-A
V9.0.0/V9.1.0
V8.0.0/V8.2.0
V7.0L10
Linux for x64
Charset Manager-A
V9.1.1
Linux for x86
Systemwalker製品
Charset Managerの旧バージョンとの違い
本バージョンと前バージョンとの違いについては、“第1章 リリース情報”を参照してください。
CharsetMGRとの違い
CharsetMGRでは、日本語資源運用はUDC運用として提供されていました。資源管理サーバの機能としてはUDC管理がインストー
ルされます。日本語資源管理は、UDC管理の機能に加えてさらに辞書や複数業務の管理、Charset Managerによる配付機能を備
えています。
部門サーバ、クライアントにはUDC適用がインストールされます。日本語資源適用は、UDC適用の機能に加えて、さらに、Charset
Managerによる配付機能、辞書の適用を備えています。
印刷資源運用、標準コード変換、拡張データ変換については、大きな機能の違いはありません。
Charset ManagerはCharsetMGRの機能を包含していますが、以下の互換情報があります。
- 日本語資源管理とUDC管理では、操作手順が異なります。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“付録
F UDC運用との操作手順の違い”を参照してください。
- 日本語資源管理とUDC管理では、コマンドインタフェースが異なります。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源
管理編”の“付録F UDC運用との操作手順の違い”を参照してください。
- 日本語資源管理では配付機能を備えたことにより、外字の取出しで適用バッチファイルが取り出されなくなりました。詳しく
は、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“付録F UDC運用との操作手順の違い”を参照してください。
- Charset Managerの印刷資源運用では、List Worksで使用する帳票項目ファイル(資源種別名:FLD)の運用機能を削除してい
ます。
帳票項目ファイルをList Worksで使用する場合には、List Worksに登録して使用してください。帳票項目ファイルをList Works
に登録する方法については、List Worksのマニュアルを参照してください。
- Web入力 V10.0L20の辞書ツール(漢字辞書ツール)の異体字グループに関しては、移行されません。異体字グループは、移
行した後に日本語資源管理を使用して設定してください。
ADJUST UDCマネージャとの違い
ADJUST UDCマネージャは、CharsetMGRのUDC管理だけを提供している製品です。CharsetMGRのUDC管理と同じ機能を持ち
ます。このため、日本語資源管理との違いもCharsetMGRとの違いと同じです。互換情報についても、CharsetMGRの互換情報を参
照してください。
- 49 -
ADJUSTとの違い
ADJUSTは、CharsetMGRのUDC適用と標準コード変換を提供している製品です。UDC適用は、CharsetMGRのUDC適用と同じ機
能を持ちます。このため、日本語資源適用との違いもCharsetMGRとの違いと同じです。
標準コード変換については、以下の互換情報があります。
- シフトJISの代表コード系名のデフォルト値が変更されています。ADJUSTでは、シフトJIS(SJIS)の代表コード系がSJIS(R90)で
したが、SJISMSに変更となりました。これにより、SJISの代表コード系がSJIS(R90)からSJISMSに変わることにより、コード変換結
果の新旧字が変わる場合があります。
SJISの代表コード系をADJUSTのデフォルトのままSJIS(R90)としたい場合は上書きインストールにおいて「標準コード変換の変
換仕様を引き継ぐ」を選択するか、インストール後に変換仕様の変更プログラムで変更してください。変換仕様変更ユーティリ
ティについては、“Charset Manager 使用手引書 標準コード変換機能編”の“第4章 変換規則の変更”を参照してください。
標準コード変換との違い
Solaris版でのみ提供されている標準コード変換は、標準コード変換機能のみが搭載された製品です。基本的な機能は同じです
が、以下の互換情報があります。
- 標準コード変換 1.0.xの障害「83年JIS改定文字の変換ミス」が修正されています。これにより、変換結果が異なる場合がありま
す。詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 標準コード変換機能編”の“付録L 標準コード変換 1.0.xとの違いについて”を参
照してください。
- シフトJISの代表コード系名のデフォルト値が変更されています。標準コード変換 1.0.xでは、シフトJIS(SJIS)の代表コード系が
SJIS(R90)でしたが、SJISMSに変更となりました。これにより、コード変換結果が変わる場合があります。詳しくは、“Charset Manager
使用手引書 標準コード変換機能編”の“付録L 標準コード変換 1.0.xとの違いについて”を参照してください。
4.2.2 旧バージョンからの移行について
Charset Managerの旧バージョンから移行する場合には、旧バージョンで使用していた資源を移行する必要があります。
ここでは、旧バージョンの資源の移行方法や注意する点について、説明します。
4.2.2.1 同一マシンでの移行方法
同一マシンでバージョンをアップする場合の旧バージョンの資源を移行する方法と注意事項を説明します。
4.2.2.1.1
資源管理サーバの場合
■Charset Managerの旧バージョンからの移行方法
1. Charset Converterを使用している場合、以下のファイルを退避します。(V9.0以降)
- インストールディレクトリ\converter\qcnv.conf
- インストールディレクトリ\converter\java\Converter.properties
2. 本バージョンのCharset Managerを上書きインストールしてください。
自動的に以下の資産が移行されます。
- 日本語資源管理の場合、旧バージョンの環境すべてがそのまま引き継がれます。
- 印刷資源管理の場合、旧バージョンで管理していた資源がそのまま引き継がれます。
- 標準コード変換の場合、文字コード変換テーブルと変換仕様が引き継がれます。
- 拡張データ変換の場合、拡張データ変換用テーブルが引き継がれます。
3. Charset Converterを使用している場合、1で退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
注意
・ 本バージョンのインストールを実行する前に、旧バージョンのアンインストールを行なわないでください。本バージョンのインストー
ルを実行する前に旧バージョンのアンインストールを行なうと、旧バージョンの資源を引き継ぐことができません。
- 50 -
・ 同一運用形態での上書きインストールを行う場合、Charset Managerの以下のサービスを停止してからインストーラを起動してくださ
い。
Charset Manager Transfer Service
・ 旧バージョンの資源配付機能の運用中に通知された運用監視ログは、ファイル名の先頭に「old_」を付加した名前で保存します。
・ Charset Managerのインストール時に「旧バージョンの移行に失敗しました。詳細: …」のエラーメッセージが出力された場合、インス
トール後に以下のコマンドを実行してください。
インストールディレクトリ\JPMAN\f5atu2jp.exe
本コマンドは、旧バージョンの資源を移行するコマンドです。ただし、運用開始後のシステムで本コマンドを実行すると、データ不
整合が発生する場合がありますので、必ず運用開始までに実行するようにしてください。
■CharsetMGRからの移行方法
本バージョンのCharset Managerを上書きインストールしてください。
自動的に旧バージョンの資産が移行されます。
・ 日本語資源管理の場合、UDC管理で管理していた外字環境は以下の名前の業務で作成されます。
「UDC管理の業務」
・ 印刷資源管理の場合、旧バージョンで管理していた資源がそのまま引き継がれます。
・ 標準コード変換の場合、文字コード変換テーブルと変換仕様が引き継がれます。
・ 拡張データ変換の場合、拡張データ変換用テーブルが引き継がれます。
参考
・ 業務名はあとで変更することもできます。変更するには、業務の変更を行います。詳細については、“Charset Manager 使用手引書
日本語資源管理編”を参照してください。
・ Systemwalker CharsetMGR-A Web入力 SE V10.0L20の辞書ツールを使っていた場合、辞書の環境も上記の業務に含まれて引き
継がれます。
注意
・ 本バージョンのインストールを実行する前に旧バージョンのアンインストールを行なわないでください。本バージョンのインストール
を実行する前に旧バージョンのアンインストールを行なうと、旧バージョンの資源を引き継ぐことができません。
・ Charset Managerのインストール後に、日本語資源管理に「UDC管理の業務」が作成されていなかった場合、資源の移行に失敗し
ている可能性があります。この場合、インストール後に以下のコマンドを実行してください。
インストールディレクトリ\JPMAN\f5atu2jp.exe
本コマンドは、旧バージョンの資源を移行するコマンドです。インストール後に限らず、上記コマンドを実行した場合にも、「UDC管
理の業務」という業務が作成されます。同じ業務名の業務が既に作成されていた場合、別の名前で作成されます。
・ Systemwalker CharsetMGR-A Web入力 SE V10.0L20の辞書ツールの資源を引き継ぐためには、Charset-Web入力のアンインス
トールを実行する前に必ずCharset Managerのインストールを実行してください。Charset Managerのインストールを実行しないで、
- 51 -
Charset-Web入力のアンインストールを実行すると、資源を引き継ぐことができません。Systemwalker Charset MGR-A Web入力 SE
V10.0L20がインストールされている状態で、Charset Managerをインストールすると以下のメッセージが表示されます。
このあとで、Systemwalker CharsetMGR-A Web入力 SE V10.0L20のアンインストールを行ってください。
・ Systemwalker CharsetMGR-A Web入力 SE V10.0L20の辞書ツールを使って入力辞書を編集していた場合、引き継がれる情報は
次の通りです。辞書以外の設定情報などは引き継がれません。
項目
漢字辞書
(基盤フォント属性マ
スタ)
単語辞書
(単語属性マスタ)
概要
備考
外字の定義のみが移
行されます。
外字を移行する場合、手書き検索用部品など、新規の属性情報は未設定と
なります。内字については、属性情報が変更されていても移行されません。ま
た、削除した漢字についても反映されません。
利用者登録単語のみ
が移行されます。
標準で登録されている単語は引き継がれません。また、削除した単語につい
ても反映されません。
部門サーバ(Windows版)の場合
4.2.2.1.2
■Charset Managerの旧バージョンからの移行方法
1. Charset Converterを使用している場合、以下のファイルを退避します。(V9.0以降)
- インストールディレクトリ\converter\qcnv.conf
- インストールディレクトリ\converter\java\Converter.properties
2. 本バージョンのCharset Managerを上書きインストールしてください。
自動的に旧バージョンの資産が移行されます。
- 日本語資源適用の場合、旧バージョンでの資源配付機能の環境設定のうち、手動で変更していた設定は引き継がれます。
資源配付機能の環境設定については、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源適用編”を参照してください。ただし、配
付済の資源は引き継がれません。
- 印刷資源適用の場合、旧バージョンで適用していた資源がそのまま引き継がれます。
- 標準コード変換の場合、文字コード変換テーブルと変換仕様が引き継がれます。
- 拡張データ変換の場合、拡張データ変換用テーブルが引き継がれます。
3. 日本語資源運用の場合、資源管理サーバから再度資源を配付します。
Charset Converterを使用している場合、1で退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
注意
・ 本バージョンのインストールを実行する前に、旧バージョンのアンインストールを行なわないでください。本バージョンのインストー
ルを実行する前に旧バージョンのアンインストールを行なうと、旧バージョンの資源を引き継ぐことができません。
・ 同一運用形態での上書きインストールを行う場合、Charset Managerの以下のサービスを停止してからインストーラを起動してくださ
い。
Charset Manager Transfer Service
- 52 -
参考
・ Charset-Web入力の移行方法については、Charset-Web入力の“導入ガイド”を参照してください。
■CharsetMGRからの移行方法
本バージョンのCharset Managerを上書きインストールしてください。
自動的に旧バージョンの資産が移行されます。
・ 日本語資源適用の場合、引き継がれる資源はありません。
・ 印刷資源適用の場合、旧バージョンで適用していた資源がそのまま引き継がれます。
・ 標準コード変換の場合、文字コード変換テーブルと変換仕様が引き継がれます。
・ 拡張データ変換の場合、拡張データ変換用テーブルが引き継がれます。
注意
・ 本バージョンのインストールを実行する前に、旧バージョンのアンインストールを行なわないでください。本バージョンのインストー
ルを実行する前に旧バージョンのアンインストールを行なうと、旧バージョンの資源を引き継ぐことができません。
■ADJUSTからの移行方法
本バージョンのCharset Managerを上書きインストールしてください。
自動的に旧バージョンの資産が移行されます。
・ 日本語資源適用の場合、引き継がれる資源はありません。
・ 標準コード変換の場合、文字コード変換テーブルと変換仕様が引き継がれます。
注意
・ 本バージョンのインストールを実行する前に、旧バージョンのアンインストールを行なわないでください。本バージョンのインストー
ルを実行する前に旧バージョンのアンインストールを行なうと、旧バージョンの資源を引き継ぐことができません。
4.2.2.1.3
部門サーバ(UNIX版)の場合
■Charset Managerの旧バージョン、CharsetMGRからの移行方法
1. 以下の資源を退避します。
- 印刷資源運用の場合、以下のファイル(適用された印刷資源)を退避します。
/var/opt/FJSVlp配下のすべてのファイル
- 標準コード変換の場合、以下のファイル(文字コード変換テーブル)を退避します。
/etc/opt/FSUNadj/DATA/usrtbl
- 拡張データ変換の場合、以下のファイル(拡張データ変換テーブル)を退避します。
/etc/opt/FSUNadj/wconv/table配下のすべてのファイル
- Charset Converterの場合、以下のファイルを退避します。(V9.0以降)
/etc/opt/FSUNadj/converter/qcnv.conf
/etc/opt/FSUNadj/converter/java/Converter.properties
2. 旧バージョンをアンインストールします。
3. 本バージョンのCharset Managerをインストールします。
- 53 -
4. 1で退避した資源を復元します。
- 印刷資源運用の場合、1で退避したファイルを同じディレクトリに復元します。その際に、パーミッション、シンボリックリンクの
設定を行ってください。設定については、“Charset Manager 使用手引書 印刷資源運用編”を参照してください。
- 標準コード変換、拡張データ変換、Charset Converterの場合、1で退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
5. 日本語資源運用の場合、資源管理サーバから再度資源を配付します。
参考
・ Charset-Web入力の移行方法については、Charset-Web入力の“導入ガイド”を参照してください。
■ADJUSTからの移行方法(Solaris版のみ)
1. 以下の資源を退避します。
- UDC適用の場合、外字の移出コマンドで、適用されている外字を転送ファイルに取り出します。
- 標準コード変換の場合、以下のファイル(文字コード変換テーブル)を退避します。
/etc/opt/FSUNadj/DATA/usrtbl
2. 旧バージョンをアンインストールします。
3. 本バージョンのCharset Managerをインストールします。
4. 1で退避した資源を復元します。
- 日本語資源適用の場合、外字の移入コマンドで、取り出した転送ファイルの外字を移入します。
- 標準コード変換の場合、文字コード変換テーブルを同じディレクトリにコピーします。
■標準コード変換からの移行方法(Solaris版のみ)
移行する資源はありません。
クライアントの場合
4.2.2.1.4
■Charset Managerの旧バージョンからの移行方法
1. 本バージョンのCharset Managerを上書きインストールしてください。
自動的に旧バージョンの資産が移行されます。
- 日本語資源適用の場合、旧バージョンでの資源配付機能の環境設定のうち、手動で変更していた設定は引き継がれます。
資源配付機能の環境設定については、“Charset Manager使用手引書 日本語資源適用編”を参照してください。ただし、配
付済の資源は引き継がれません。
- 標準コード変換の場合、文字コード変換テーブルと変換仕様が引き継がれます。
2. 日本語資源運用の場合、資源管理サーバから再度資源を配付します。
注意
・ 本バージョンのインストールを実行する前に、旧バージョンのアンインストールを行なわないでください。本バージョンのインストー
ルを実行する前に旧バージョンのアンインストールを行なうと、旧バージョンの資源を引き継ぐことができません。
■CharsetMGRからの移行方法
本バージョンのCharset Managerを上書きインストールしてください。
自動的に旧バージョンの資産が移行されます。
- 54 -
・ 日本語資源適用の場合、引き継がれる資源はありません。
・ 標準コード変換の場合、文字コード変換テーブルと変換仕様が引き継がれます。
注意
・ 本バージョンのインストールを実行する前に、旧バージョンのアンインストールを行なわないでください。本バージョンのインストー
ルを実行する前に旧バージョンのアンインストールを行なうと、旧バージョンの資源を引き継ぐことができません。
■ADJUSTからの移行方法
本バージョンのCharset Managerを上書きインストールしてください。
自動的に旧バージョンの資産が移行されます。
・ 日本語資源適用の場合、引き継がれる資源はありません。
・ 標準コード変換の場合、文字コード変換テーブルと変換仕様が引き継がれます。
注意
・ 本バージョンのインストールを実行する前に、旧バージョンのアンインストールを行なわないでください。本バージョンのインストー
ルを実行する前に旧バージョンのアンインストールを行なうと、旧バージョンの資源を引き継ぐことができません。
4.2.2.1.5
クライアント(入力機能付き)の場合
■Charset Managerの旧バージョンからの移行方法
1. 旧バージョンのCharset-入力アシストのみをアンインストールします。
2. Charset Manager-CLを上書きでインストールします。
Charset-入力アシストの資源以外は、自動的に旧バージョンの資源が移行されます。
- 日本語資源適用の場合、旧バージョンでの資源配付機能の環境設定のうち、手動で変更していた設定は引き継がれます。
資源配付機能の環境設定については、“Charset Manager使用手引書 日本語資源適用編”を参照してください。ただし、配
付済の資源は引き継がれません。
- 標準コード変換の場合、文字コード変換テーブルと変換仕様が引き継がれます。
3. 本バージョンのCharset-入力アシストをインストールします。
旧バージョンのCharset-入力アシストで使用していたクライアント資源のうち、動作環境/入力予測の情報/ユーザ辞書は、イン
ストール時の設定に従って移行します。インストール時の設定方法については、“Charset Manager インストールガイド”の“1.6.2
Charset-入力アシストのインストール”を参照してください。
注意
- クライアント資源を移行した場合、現在のCharset-入力アシストの対応する動作環境の設定は旧バージョンの資源で上書き
され、既に運用中の内容は削除されます。
- Charset-入力アシスト V9.0をインストールしたことのある環境では、Charset-入力アシスト V9.1をインストールするとCharset-入
力アシスト V9.0のクライアント資源が自動的に引き継がれます。
- オプション辞書の移行では、クライアントの辞書ツールキットでユーザが作成した辞書を移行します。システム提供のオプショ
ン辞書(例:「顔文字」辞書)や配付された辞書は移行しません。また、移行元のオプション辞書と同じ名前の辞書が移行先
に存在する場合は移行しません。
- Charset-入力アシストの資源の移行はインストールした直後の再起動時に行われます。資源移行中には入力予測候補は表
示されません。
- 55 -
4. 日本語資源運用の場合、資源管理サーバから再度資源を配付します。
4.2.2.2 別マシンへの移行方法
別マシンで運用していた旧バージョンの資源を、本バージョンをインストールするマシンに移行する方法と注意事項を説明します。な
お、同じマシンでもOSを変更する場合は、同じ方法で移行する必要があります。
4.2.2.2.1
資源管理サーバの場合
■Charset Managerの旧バージョンからの移行方法
1. 以下の資源を退避します。
- 日本語資源運用の場合、日本語資源管理で資源を退避します。([管理]メニューの[資源の退避])
- 印刷資源運用の場合
a. 印刷資源管理で印刷資源を取り出します。(「ファイル」メニューの「配付情報のクリア」→「ファイル」メニューの「取り出
し」)
b. aで取り出したファイルを以下のディレクトリにコピーします。
管理ディレクトリ\res_agent\[資源種別]
例:C:\resMGR\res_agent\KOL1
c. コマンドプロンプトからコピーした管理ディレクトリ配下で適用バッチファイルを実行します。
例
C:\>CD resMGR\res_agent\KOL1
C:\resMGR\res_agent\KOL1>KOL1.bat
d. a~cの手順をすべての資源ディレクトリ(PATTERNフォルダを除く)に対して実行します。
e. 以下のファイルを退避します。
管理ディレクトリ\res_agent配下のファイルすべて
- 標準コード変換の場合、以下のファイル(文字コード変換テーブル)を退避します。
インストールディレクトリ\ADJUST\DATA\USRTBL
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、設定されている内容を確認しておきます。
- 拡張データ変換の場合、以下のファイル(拡張データ変換テーブル)を退避します。
インストールディレクトリ\wconv\table配下のファイルすべて
- Charset Converterを使用している場合、以下のファイルを退避します。(V9.0以降)
インストールディレクトリ\converter\qcnv.conf
インストールディレクトリ\converter\java\Converter.properties
また、Converter設定ファイルに定義されているコード変換ポリシー格納域すべてを退避します。
2. 本バージョンをインストールするサーバに、先に旧バージョンをインストールします。
3. 1で退避した資源を復元します。
- 日本語資源運用の場合、日本語資源管理で資源を復元します。([管理]メニューの[資源の復元])
- 印刷資源運用の場合
a. 印刷資源管理で移行先の資源ディレクトリ(例:KOL1)を選択し、登録します。(「ファイル」メニューの「登録」)
b. aで退避した資源から、移行先の資源ディレクトリと同じ名前のディレクトリを選択します。(例:KOL1)
c. すべての資源ファイルを選択して、「登録」ボタンをクリックします。
- 56 -
d. 登録資源一覧を参照し、移行先の資源ディレクトリに選択した資源がすべて表示されていることを確認します。
e. a~dの手順をすべての資源ディレクトリ(PATTERNフォルダを除く)に対して実行します。
f. PATTERNフォルダは、日本語資源管理で復元した資源から再度登録します。
- 標準コード変換の場合、退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、旧マシンで設定されていた設定を行います。
- 拡張データ変換の場合、退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
4. 本バージョンのインストーラを起動し、上書きインストールをします。
同一サーバでの移行方法と同じように、自動的に旧バージョンの資産が移行されます。
5. Charset Converterを使用している場合、1で退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
注意
・ 印刷資源運用の場合、上記手順ではホスト接続情報については退避されません。ホスト接続情報については別途情報を退避し、
再度設定しなおしてください。
・ 新しいサーバのOSが旧バージョンのサポート対象のOSでない場合、上記の2の手順ができません。この場合、以下のいずれかの
手順で移行を行ってください。(上記の手順と区別するため、下記の手順はabc順で表します。)
- 旧バージョンの環境へ上書きインストールが可能な場合
a. 旧バージョンの資源を退避します。(1の手順を実施します。)
b. 元のサーバに本バージョンを上書きインストールします。
c. 同一バージョンを別マシンに移行する方法を実施してください。手順については、“4.2.3.1 資源管理サーバの場合”を
参照してください。
- 旧バージョンのサーバが運用中で、上記のbの手順を実施できず、かつ移行用の中間マシンが用意できる場合(中間マシンと
は、旧バージョンおよび本バージョンの双方が動作するOSが搭載されているマシンです。)
a. 中間マシンに旧バージョンをインストールします。
b. 元のサーバから中間マシンに、同一バージョン間の移行を実施します。旧バージョンでの同一バージョン間の移行につ
いては、“4.2.3.1 資源管理サーバの場合”の手順のうち、旧バージョンでサポートする機能について同じ手順を実施し
てください。
c. 中間マシンに本バージョンを上書きインストールします。
d. 同一バージョンを別マシンに移行する方法を実施してください。手順については、“4.2.3.1 資源管理サーバの場合”を
参照してください。
- 上記以外の場合、弊社技術員にお問い合わせください。
■CharsetMGRからの移行方法
1. 以下の資源を退避します。
- UDC運用の場合、UDC管理から使用しているフォントシステム(外字)を、転送ファイルに取り出します。([ファイル]メニューの
[取出し]) このときに、同時に文字コード変換表(usrtbl)も取り出されます。
- 印刷資源運用の場合、Charset Managerの旧バージョンからの移行方法と同じ手順を実施してください。
- 標準コード変換の場合、以下のファイル(文字コード変換テーブル)を退避します。
インストールディレクトリ\ADJUST\DATA\USRTBL
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、設定されている内容を確認しておきます。
- 57 -
- 拡張データ変換の場合、以下のファイル(拡張データ変換テーブル)を退避します。
インストールディレクトリ\wconv\table配下のファイルすべて
2. 本バージョンを、新しいサーバにインストールします。
3. 1で退避した資源を復元します。
- 日本語資源運用の場合、以下の手順で復元します。
1. UDC管理から取り出した転送ファイルを日本語資源管理のフォントシステムに登録します。転送ファイルの登録につ
いては、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”を参照してください。
2. 取り出した文字コード変換表を、業務のコード変換定義に読み込みます。文字コード変換表の読込みについて
は、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”を参照してください。
- 印刷資源運用の場合、Charset Managerの旧バージョンからの移行方法と同じ手順を実施してください。
- 標準コード変換の場合、退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、旧マシンで設定されていた設定を行います。
- 拡張データ変換の場合、退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
■ADJUST UDCマネージャからの移行方法
1. UDC管理から使用しているフォントシステム(外字)を、転送ファイルに取り出します。([ファイル]メニューの[取出し]) このときに、
同時に文字コード変換表(usrtbl)も取り出されます。
2. 本バージョンを、新しいサーバにインストールします。
3. 以下の手順で復元します。
1. UDC管理から取り出した転送ファイルを日本語資源管理のフォントシステムに登録します。転送ファイルの登録について
は、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”を参照してください。
2. 取り出した文字コード変換表を、業務のコード変換定義に読み込みます。文字コード変換表の読込みについては、“Charset
Manager 使用手引書 日本語資源管理編”を参照してください。
注意
・ ADJUST UDCマネージャ V2.1L10以前からバージョンアップする際に、3.の2)の手順を実施した場合は、マイクロソフトコード系の
他社文字と、JEFコード、U90コード、またはUnicodeとの対応関係は無効となります。
JEF/U90/Unicodeの対応関係については、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“付録A.2 JEF/U90/Unicode
との対応関係”を参照してください。
4.2.2.2.2
部門サーバ(Windows版)の場合
■Charset Managerの旧バージョンからの移行方法
1. 以下の資源を退避します。
- 標準コード変換の場合、以下のファイル(文字コード変換テーブル)を退避します。
インストールディレクトリ\ADJUST\DATA\USRTBL
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、設定されている内容を確認しておきます。
- 拡張データ変換の場合、以下のファイル(拡張データ変換テーブル)を退避します。
インストールディレクトリ\wconv\table配下のファイルすべて
- 58 -
- Charset Converterを使用している場合、以下のファイルを退避します。(V9.0以降)
インストールディレクトリ\converter\qcnv.conf
インストールディレクトリ\converter\java\Converter.properties
また、Converter設定ファイルに定義されているコード変換ポリシー格納域すべてを退避します。
2. 本バージョンを新しいサーバにインストールします。
3. 1で退避した資源を復元します。
- 標準コード変換の場合、退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、旧マシンで設定されていた設定を行います。
- 拡張データ変換の場合、退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
- Charset Converterを使用している場合、1で退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
4. 日本語資源運用の場合、資源管理サーバから再度資源を配付して、適用します。
印刷資源運用の場合、資源管理サーバから再度すべての資源を取り出して、適用します。
■CharsetMGRからの移行方法
1. 以下の資源を退避します。
- 標準コード変換の場合、以下のファイル(文字コード変換テーブル)を退避します。
インストールディレクトリ\ADJUST\DATA\USRTBL
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、設定されている内容を確認しておきます。
- 拡張データ変換の場合、以下のファイル(拡張データ変換テーブル)を退避します。
インストールディレクトリ\wconv\table配下のファイルすべて
2. 本バージョンを新しいサーバにインストールします。
3. 1で退避した資源を復元します。
- 標準コード変換の場合、退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、旧マシンで設定されていた設定を行います。
- 拡張データ変換の場合、退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
4. 日本語資源運用の場合、資源管理サーバから資源を配付して、適用します。
印刷資源運用の場合、資源管理サーバから再度すべての資源を取り出して、適用します。
■ADJUSTからの移行方法
1. 以下の資源を退避します。
- UDC運用の場合、UDC適用の外字の移出機能で適用されている外字を転送ファイルに取り出します。ただし、ADJUST UDC
マネージャと一緒に運用している環境の場合は、本作業は必要ありません。
- 標準コード変換の場合、以下のファイル(文字コード変換テーブル)を退避します。
インストールディレクトリ\DATA\USRTBL
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、設定されている内容を確認しておきます。
2. 本バージョンを新しいサーバにインストールします。
- 59 -
3. 1で退避した資源を復元します。
- 日本語資源運用の場合、外字適用の外字の移入機能で取り出した転送ファイルを移入します。ただし、ADJUST UDCマ
ネージャと一緒に運用している環境の場合は、4の手順を実施してください。
- 標準コード変換の場合、退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、旧マシンで設定されていた設定を行います。
4. ADJUST UDCマネージャを日本語資源管理に移行している場合には、日本語資源管理から資源を配付して適用します。
4.2.2.2.3
部門サーバ(UNIX版)の場合
■Charset Managerの旧バージョン、CharsetMGRからの移行方法
1. 以下の資源を退避します。
- 印刷資源運用の場合、以下のファイル(適用された印刷資源)を退避します。
/var/opt/FJSVlp配下のすべてのファイル
- 標準コード変換の場合、以下のファイル(文字コード変換テーブル)を退避します。
/etc/opt/FSUNadj/DATA/usrtbl
また、変換仕様を変更している場合には、設定されているICONVの環境変数を確認しておきます。変換仕様の環境変数に
ついては、“Charset Manager 使用手引書 標準コード変換機能編”の“4.2 環境変数(UNIX系)”を参照してください。
- 拡張データ変換の場合、以下のファイル(拡張データ変換テーブル)を退避します。
/etc/opt/FSUNadj/wconv/table配下のすべてのファイル
- Charset Converterの場合、以下のファイルを退避します。(Charset Manager V9.0以降)
/etc/opt/FSUNadj/converter/qcnv.conf
/etc/opt/FSUNadj/converter/java/Converter.properties
また、Converter設定ファイルに定義されているコード変換ポリシー格納域すべてを退避します。
2. 本バージョンの新しいサーバにインストールします。
3. 1で退避した資源を復元します。
- 印刷資源運用の場合、1で退避したファイルを同じディレクトリに復元します。その際に、パーミッション、シンボリックリンクの
設定を行ってください。設定については、“Charset Manager 使用手引書 印刷資源運用編”を参照してください。
- 標準コード変換の場合、1で退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
また、変換仕様を変更している場合には、旧マシンで設定されていた変換仕様の環境変数と同じ設定を行います。
- 拡張データ変換、Charset Converterの場合、1で退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
4. 日本語資源運用の場合、資源管理サーバから再度資源を配付します。
■ADJUSTからの移行方法(Solaris版のみ)
1. 以下の資源を退避します。
- UDC適用の場合、外字の移出コマンドで、適用されている外字を転送ファイルに取り出します。
- 標準コード変換の場合、以下のファイル(文字コード変換テーブル)を退避します。
/etc/opt/FSUNadj/DATA/usrtbl
また、変換仕様を変更している場合には、設定されているICONVの環境変数を確認しておきます。変換仕様の環境変数に
ついては、“Charset Manager 使用手引書 標準コード変換機能編”の“4.2 環境変数(UNIX系)”を参照してください。
2. 旧バージョンをアンインストールします。
3. 本バージョンのCharset Managerをインストールします。
- 60 -
4. 1で退避した資源を復元します。
- 日本語資源適用の場合、外字の移入コマンドで、取り出した転送ファイルの外字を移入します。
- 標準コード変換の場合、文字コード変換テーブルを同じディレクトリにコピーします。
また、変換仕様を変更している場合には、旧マシンで設定されていた変換仕様の環境変数と同じ設定を行います。
■標準コード変換からの移行方法(Solaris版のみ)
移行する資源はありません。
4.2.2.2.4
クライアントの場合
■Charset Managerの旧バージョン、CharsetMGRからの移行方法
1. 以下の資源を退避します。
- 標準コード変換の場合、以下のファイル(文字コード変換テーブル)を退避します。
インストールディレクトリ\ADJUST\DATA\USRTBL
2. また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を実行
し、設定されている内容を確認しておきます。本バージョンを新しいサーバにインストールします。
3. 1で退避した資源を復元します。
- 標準コード変換の場合、退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、旧マシンで設定されていた設定を行います。
4. 日本語資源運用の場合、資源管理サーバから再度資源を配付して、適用します。
■ADJUSTからの移行方法
1. 以下の資源を退避します。
- UDC運用の場合、UDC適用の外字の移出機能で適用されている外字を転送ファイルに取り出します。ただし、ADJUST UDC
マネージャと一緒に運用している環境の場合は、本作業は必要ありません。
- 標準コード変換の場合、以下のファイル(文字コード変換テーブル)を退避します。
インストールディレクトリ\DATA\USRTBL
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、設定されている内容を確認しておきます。
2. 本バージョンを新しいサーバにインストールします。
3. 1で退避した資源を復元します。
- 日本語資源運用の場合、外字適用の外字の移入機能で取り出した転送ファイルを移入します。ただし、ADJUST UDCマ
ネージャと一緒に運用している環境の場合は、4の手順を実施してください。
- 標準コード変換の場合、退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、旧マシンで設定されていた設定を行います。
4. ADJUST UDCマネージャを日本語資源管理に移行している場合には、日本語資源管理から資源を配付して適用します。
4.2.2.2.5
クライアント(入力機能付き)の場合
■Charset Managerの旧バージョンからの移行方法
旧バージョンのCharset-入力アシストで使用していたクライアント資源(動作環境/入力予測の情報/ユーザ辞書など)は、別マシンへ
の移行はできません。
Charset-入力アシスト以外の資源については、“4.2.2.2.4 クライアントの場合”と同様の手順で移行してください。
- 61 -
4.2.3 同一バージョン間の移行方法
現在運用しているマシンとは別のマシンに同じバージョンのCharset Managerをインストールし、同じ資源を移行したい場合には、以下
の手順を実施してください。
4.2.3.1 資源管理サーバの場合
1. 以下の資源を退避します。
- 日本語資源運用の場合、日本語資源管理で資源を退避します。([管理]メニューの[資源の退避])
- 印刷資源運用の場合
a. 印刷資源管理で印刷資源を取り出します。(「ファイル」メニューの「配付情報のクリア」→「ファイル」メニューの「取り出
し」)
b. aで取り出したファイルを以下のディレクトリにコピーします。
管理ディレクトリ\res_agent\[資源種別]
例:C:\resMGR\res_agent\KOL1
c. コマンドプロンプトからコピーした管理ディレクトリ配下で適用バッチファイルを実行します。
例
C:\>CD resMGR\res_agent\KOL1
C:\resMGR\res_agent\KOL1>KOL1.bat
d. a~cの手順をすべての資源ディレクトリ(PATTERNフォルダを除く)に対して実行します。
e. 以下のファイルを退避します。
管理ディレクトリ\res_agent配下のファイルすべて
- 標準コード変換の場合、以下のファイル(文字コード変換テーブル)を退避します。
- インストールディレクトリ\ADJUST\DATA\USRTBL
- インストールディレクトリ\ADJUST\DATA\exttbl
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、設定されている内容を確認しておきます。
- 拡張データ変換の場合、以下のファイル(拡張データ変換テーブル)を退避します。
- インストールディレクトリ\wconv\table配下のファイルすべて
- Charset Converterを使用している場合、以下のファイルを退避します。(V9.0以降)
- インストールディレクトリ\converter\qcnv.conf
- インストールディレクトリ\converter\java\Converter.properties
また、Converter設定ファイルに定義されているコード変換ポリシー格納域すべてを退避します。
2. 本バージョンを別マシンにインストールします。
3. 1で退避した資源を復元します。
- 日本語資源運用の場合、日本語資源管理で資源を復元します。([管理]メニューの[資源の復元])
- 印刷資源運用の場合
a. 印刷資源管理で移行先の資源ディレクトリ(例:KOL1)を選択し、登録します。(「ファイル」メニューの「登録」)
b. aで退避した資源から、移行先の資源ディレクトリと同じ名前のディレクトリを選択します。(例:KOL1)
c. すべての資源ファイルを選択して、「登録」ボタンをクリックします。
- 62 -
d. 登録資源一覧を参照し、移行先の資源ディレクトリに選択した資源がすべて表示されていることを確認します。
e. a~dの手順をすべての資源ディレクトリ(PATTERNフォルダを除く)に対して実行します。
f. PATTERNフォルダは、日本語資源管理で復元した資源から再度登録します。
- 標準コード変換の場合、退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、旧マシンで設定されていた設定を行います。
- 拡張データ変換、Charset Converterの場合、退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
注意
印刷資源運用の場合、上記手順ではホスト接続情報については退避されません。ホスト接続情報については別途情報を退避し、再
度設定しなおしてください。
4.2.3.2 部門サーバ(Windows版)の場合
1. 以下の資源を退避します。
- 標準コード変換の場合、以下のファイル(文字コード変換テーブル)を退避します。
- インストールディレクトリ\ADJUST\DATA\USRTBL
- インストールディレクトリ\ADJUST\DATA\exttbl
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、設定されている内容を確認しておきます。
- 拡張データ変換の場合、以下のファイル(拡張データ変換テーブル)を退避します。
- インストールディレクトリ\wconv\table配下のファイルすべて
- Charset Converterを使用している場合、以下のファイルを退避します。(V9.0以降)
- インストールディレクトリ\converter\qcnv.conf
- インストールディレクトリ\converter\java\Converter.properties
また、Converter設定ファイルに定義されているコード変換ポリシー格納域すべてを退避します。
2. 本バージョンを別マシンにインストールします。
3. 1で退避した資源を復元します。
- 標準コード変換の場合、退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、旧マシンで設定されていた設定を行います。
- 拡張データ変換、Charset Converterの場合、退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
4. 日本語資源運用の場合、資源管理サーバから再度資源を配付して、適用します。
印刷資源運用の場合、資源管理サーバから再度すべての資源を取り出して、適用します。
4.2.3.3 部門サーバ(UNIX版)の場合
1. 以下の資源を退避します。
- 印刷資源運用の場合、以下のファイル(適用された印刷資源)を退避します。
/var/opt/FJSVlp配下のすべてのファイル
- 標準コード変換の場合、以下のファイル(文字コード変換テーブル)を退避します。
- /etc/opt/FSUNadj/DATA/usrtbl
- 63 -
- /etc/opt/FSUNadj/DATA/exttbl
- また、変換仕様を変更している場合には、設定されているICONVの環境変数を確認しておきます。変換仕様の環境変数に
ついては、“Charset Manager 使用手引書 標準コード変換機能編”の“4.2 環境変数(UNIX系)”を参照してください。拡張
データ変換の場合、以下のファイル(拡張データ変換テーブル)を退避します。
- /etc/opt/FSUNadj/wconv/table配下のすべてのファイル
- Charset Converterを使用している場合、以下のファイルを退避します。(V9.0以降)
- /etc/opt/FSUNadj/converter/qcnv.conf
- /etc/opt/FSUNadj/converter/java/Converter.properties
また、Converter設定ファイルに定義されているコード変換ポリシー格納域すべてを退避します。
2. 本バージョンを別マシンにインストールします。
3. 1で退避した資源を復元します。
- 印刷資源運用の場合、1で退避したファイルを同じディレクトリに復元します。その際に、パーミッション、シンボリックリンクの
設定を行ってください。設定については、“Charset Manager 使用手引書 印刷資源運用編”を参照してください。
- 標準コード変換の場合、1で退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
また、変換仕様を変更している場合には、旧マシンで設定されていた変換仕様の環境変数と同じ設定を行います。
- 拡張データ変換、Charset Converterの場合、1で退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
4. 日本語資源運用の場合、資源管理サーバから再度資源を配付します。
4.2.3.4 クライアント、クライアント(入力機能付き)の場合
1. 以下の資源を退避します。
- 標準コード変換の場合、以下のファイル(文字コード変換テーブル)を退避します。
- インストールディレクトリ\ADJUST\DATA\USRTBL
- インストールディレクトリ\ADJUST\DATA\exttbl
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、設定されている内容を確認しておきます。
2. 本バージョンを新しいマシンにインストールします。
3. 1で退避した資源を復元します。
- 標準コード変換の場合、退避したファイルを同じディレクトリに復元します。
また、変換仕様を変更している場合には、変換仕様変更ユーティリティ(インストールディレクトリ\ADJUST\f3cedfch.exe)を
実行し、旧マシンで設定されていた設定を行います。
4. 日本語資源運用の場合、資源管理サーバから再度資源を配付して、適用します。
入力機能付きの場合も同様に、辞書資源を資源管理サーバから配付して適用してください。
4.2.4 バージョン混在運用について
Charset Managerの日本語資源運用において本バージョンで追加された機能を使用する場合は、資源管理サーバ、部門サーバ、クラ
イアントをすべて本バージョンに移行する必要があります。
しかし、バージョン混在運用設定を行うことで、旧バージョンの部門サーバ、クライアントと組み合わせて運用することができます。
注意
・ 混在可能なバージョンは、Charset Managerの旧バージョン(V7,V8)に限定されます。これより古いバージョンが混在する場合の運
用については、当社サポート窓口にお問い合わせください。
・ V9.0.0、V9.1.0、V9.1.1は同じバージョンとみなされます。
- 64 -
・ Charset Manager-Mは必ず最新バージョンとしてください。
・ Charset-Web入力の旧バージョンは混在させることができません。誤って旧バージョンの部門サーバに配付しても、エラーは出力さ
れません。誤って配付した場合には、旧バージョンの資源管理サーバから再配付してください。
・ 旧バージョンの部門サーバおよびクライアントでは、それ以降のバージョンで追加された機能を使用することはできません。
・ Windows TrueType フォント(UCS2)の外字を配付する場合で、f849以降の外字が含まれる場合、バージョン混在環境の設定を行っ
ても、旧バージョンの部門サーバおよびクライアントには、f848までの外字しか移入されません。
・ 混在運用では、旧バージョンの資源も合わせて配付するため、配付資源が増え配付に時間がかかる場合があります。
・ Windows 98、Windows Meの旧バージョンのクライアントに対して、配付し外字適用を行う場合、クライアント側のインストールディ
レクトリ、管理ディレクトリのパス名に空白や、アンパサンド(&)、半角丸括弧開き(()、カレット(^)、イコール(=)、カンマ(,)が含まれる
と、正しく外字適用ができない場合があります。
・ バージョン混在運用では、クライアントにMS-IME 98のベンダIME辞書を配付することができません。
バージョン混在運用設定の手順
1. 以下のファイルをメモ帳などで開きます。
[Charset Managerのインストール先]\JPMAN\conf\CM_DeliveryVersion.ini
例:C:\Program Files\CharMGR\JPMAN\conf\CM_DeliveryVersion.ini
2. 以下のように編集します。
インストール時の内容
[Settings]
Version=1.0
Support Older Target=False
↓変更
[Settings]
Version=1.0
Support Older Target=True
3. ファイルを保存します。
注意
・ 上記の手順を実施するときには、日本語資源管理を終了させてください。
・ 日本語資源管理をアンインストールすると、本ファイルも削除されます。内容を保存したい場合には、アンインストール前に本ファ
イルを退避してください。
・ 混在運用の設定を行わずに旧バージョンのクライアントに配付した場合、または設定を誤った場合にも、サーバおよびクライアント
でエラーが出力されませんが、正しく適用されていない状態となります。
このため、混在運用を行う場合には、配付、適用後に必ず旧バージョンで資源が正しく適用されているかどうかを確認してくださ
い。
- 65 -
付録A 動作環境
A.1 Charset Manager-M
Charset Manager-Mの動作環境を示します。
A.1.1
Windows版
インストールする機能
運用形態
インストールする機能
日本語資源運用サーバ
日本語資源管理機能
日本語資源適用(部門サーバ)機能
日本語資源適用(クライアント)機能
標準コード変換機能
拡張データ変換機能
Charset Validator
Charset Converter
印刷資源運用サーバ
印刷資源管理機能
印刷資源適用機能
日本語資源管理機能
日本語資源適用(部門サーバ)機能
日本語資源適用(クライアント)機能
標準コード変換機能
拡張データ変換機能
Charset Validator
Charset Converter
動作OS
運用形態
動作OS
日本語資源運用サーバ
Windows Server 2008(注1)(注2)
Windows 7(注3)(注4)
Windows Vista(注4)(注5)Windows Server 2003(注2)
Windows XP Professional
Windows 2000 Server
Windows 2000 Professional
印刷資源運用サーバ
Windows Server 2008(注1)(注2)
Windows Server 2003(注2)
Windows 2000 Server
注1)Server Coreインストール環境にはインストールできません。
注2)64ビットOSの場合、WOW64サブシステム上で32ビットアプリケーションとして動作します。
注3)Home PremiumとStarterは除きます。
注4)64ビットOSには対応していません。WOW64サブシステム上の動作も保証していません。
注5)Home PremiumとHome Basicは除きます。
注意
・ クラスタサービスについては、フェイルオーバには対応しておりません。
- 66 -
・ ターミナルサーバについては、対応しておりません。
ソフトウェア条件
必須ソフトウェア
なし
関連ソフトウェア
注意
- 対象OSのソフトウェアがない機能については、利用できません。
<日本語資源運用>
WSMGRと連携して、グローバルサーバ上の外字を直接流通する場合
- Windows Server 2008:
通信制御サービスV7.1L20以降、WSMGR V7.1L20以降、WSMGR APIオプションV7.1L20以降
- Windows Vista:
通信制御サービスV7.1L10以降、WSMGR V7.1L10以降、WSMGR APIオプションV7.1L10以降
- Windows Server 2003:
通信制御サービスV6.0L50以降、WSMGR V4.1L65以降、WSMGR APIオプションV4.1L50以降
または
Server2000ホスト連携プレミアムV2.0L10以降(注)、WSMGR APIオプションV4.1L50以降
- Windows XP Professional:
通信制御サービスV6.0L30以降、WSMGR V4.1L60以降、WSMGR APIオプションV4.1L50以降
または
Server2000ホスト連携プレミアムV1.0L50以降(注)、WSMGR APIオプションV4.1L50以降
- Windows 2000:
通信制御サービスV6.0L10以降、WSMGR V4.1L50 以降、WSMGR APIオプションV4.1L40 以降
または
Server2000ホスト連携プレミアムV1.1L20以降(注)、WSMGR APIオプションV4.1L40以降
注意
WSMGR機能を利用する形態でインストールする必要があります。
また、グローパルサーバ側に以下のソフトが必要になります。
- OS IV/MSP、OS IV/XSP:
グローバルサーバ版 SystemWalker/CharsetMGR V10L10
または
ADJUST UDCマネージャ連携V10L10 ADJUST V12L10 L95051 以降
Centric ManagerまたはSoftware Deliveryを使用して外字を配付・適用する場合
- Windows Server 2008:
Centric Manager V13.3.0
- Windows Server 2003:
Centric Manager V10.0L21 以降、または、Software Delivery V10.0L21 以降
- 67 -
- Windows 2000 Server:
CentricMGR V5.0L20 以降、または、SoftDelivery V5.0L20 以降
Charset Managerの資源配付機能を使用して、資源を配付・適用する場合
Java 1.4、または、Java 5.0、または、Java 6
注意
富士通製またはSun製のJREをインストールする必要があります。
WOW64サブシステム上で動作させる場合には、32ビット版のJREをインストールする必要があります。
List Creator(PDF生成/閲覧)と連携して外字を部門サーバに配付・適用する場合
List Works(リモート印刷機能)と連携して外字を部門サーバに配付・適用する場合
- Windows Server 2008:
JEF拡張漢字サポートV7.1L20
JEFゴシックフォントV3.1L10(注)
- Windows Vista:
JEF拡張漢字サポートV7.1L10 以降
JEFゴシックフォントV3.1L10(注)
- Windows Server 2003:
JEF拡張漢字サポートV4.1L55 以降
JEFゴシックフォントV2.1L10 以降(注)
- Windows XP Professional:
JEF拡張漢字サポートV4.1L50 以降
JEFゴシックフォントV2.1L10 以降(注)
- Windows 2000:
JEF拡張漢字サポートV4.1L40 以降
JEFゴシックフォントV2.1L10 以降(注)
注意
JEF拡張漢字サポートが必要です。また、インストールするコンポーネントとしてUnicode-JEFゴシックフォントをチェックする
必要があります。
日本語資源管理で「Windows OASYS TrueTypeフォント」のフォントシステムを使用する場合
- Windows Vista:
OASYS V10(注)
- Windows Server 2003:
OASYS 2002(注)または、OASYS V10
- Windows XP Professional:
OASYS V8.0(注)または、OASYS 2002、または、OASYS V10
- Windows 2000:
OASYS V7.0(注)または、OASYS V8.0、または、OASYS 2002、または、OASYS V10
- 68 -
注意
製品にアップデートパックの適用が必要です。
OASYS V10では、バージョン情報が"rel.07A"以前の場合に、アップデートパックの適用が必要です。
日本語資源管理で「Windows Fontcity TrueType コレクション」のフォントシステムを使用する場合
- Windows Server 2003、Windows XP Professional:
Fontcity4 以降
- Windows 2000:
Fontcity3 以降
注意
製品にアップデートパックの適用が必要です。
日本語資源管理で「Windows JEF 明朝フォント」のフォントシステムを使用する場合
- Windows Server 2008:
JEF拡張漢字サポートV7.1L20
- Windows Vista:
JEF拡張漢字サポートV7.1L10 以降
- Windows Server 2003:
JEF拡張漢字サポートV4.1L55 以降
- Windows XP Professional:
JEF拡張漢字サポートV4.1L50 以降
- Windows 2000:
JEF拡張漢字サポートV4.1L40 以降
日本語資源管理で「Windows JEF ゴシックフォント」のフォントシステムを使用する場合
- Windows Server 2008、Windows Vista:
JEF拡張漢字サポートV3.1L10
- Windows Server 2003、Windows XP Professional:
JEFゴシックフォントV2.1L10 以降
- Windows 2000:
JEFゴシックフォントV1.1L10 以降
注意
JEF拡張漢字サポートが必要です。
日本語資源管理で「Windows Unicode-JEF明朝フォント」または「Linux JEF拡張漢字フォント」のフォントシステムを使用する
場合
“日本語資源管理で「Windows JEF 明朝フォント」のフォントシステムを使用する場合”と同じです。
- 69 -
注意
カスタムインストールでUnicode-JEF明朝フォントをインストールする必要があります。
日本語資源管理で「Windows Unicode-JEFゴシックフォント」または「Linux JEFゴシックフォント」のフォントシステムを使用す
る場合
- Windows Server 2008、Windows Vista:
JEFゴシックフォントV3.1L10
- Windows Server 2003、Windows XP Professional、Windows 2000:
JEFゴシックフォントV2.1L10 以降
注意
JEF拡張漢字サポートが必要です。また、インストールするコンポーネントとしてUnicode-JEFゴシックフォントをチェックする
必要があります。
日本語資源管理で外字データライブラリ連携ダイアログボックスから文字を登録する場合
外字データライブラリ V6 以降
Charset-Web入力で、住所・氏名辞書を利用する場合
Charset-住所辞書オプション V8 以降
Charset-氏名辞書オプション V8 以降
日本語資源管理で外字データライブラリからの登録コマンドを使用して、文字を登録する場合
日本語資源管理で文字パターンチェックコマンドを使用する場合
外字データライブラリ V8.1 以降
<印刷資源運用>
資源配付連携を使用し、管理サーバ上の外字、および印刷資源を、部門サーバへ流通する場合
- Windows Server 2008:
Centric Manager V13.3.0
- Windows Server 2003:
Centric Manager V10.0L21 以降、または、Software Delivery V10.0L21 以降
- Windows 2000 Server:
CentricMGR V5.0L20 以降、または、SoftDelivery V5.0L20 以降
グローバルサーバのDRMS主導で、グローバルサーバ上の外字、および印刷資源を管理サーバに流通する場合
“資源配付連携を使用し、管理サーバ上の外字、および印刷資源を、部門サーバへ流通する場合”と同じです。
また、グローパルサーバ側に以下のソフトが必要になります。
- OS IV/MSP、OS IV/XSP:
DRMS V21L10 以降 L95111 以降
ADJUST V12L10 L94121 以降
WSMGRと連携して、グローバルサーバ上の印刷資源を管理サーバに流通する場合
- Windows Server 2008:
通信制御サービスV7.1L20以降、WSMGR V7.1L20以降、WSMGR APIオプションV7.1L20以降
- 70 -
- Windows Server 2003:
通信制御サービスV6.0L50以降、WSMGR V4.1L65以降、WSMGR APIオプション V4.1L50 以降、
または
Server2000ホスト連携プレミアムV2.0L10 以降(注)、WSMGR APIオプションV4.1L50以降
- Windows 2000:
通信制御サービスV6.0L10以降、WSMGR V4.1L50 以降、WSMGR APIオプションV4.1L40以降
または
Server2000ホスト連携プレミアムV1.1L20以降(注)、WSMGR APIオプションV4.1L40以降
注意
WSMGR機能を利用する形態でインストールする必要があります。
また、グローパルサーバ側に以下のソフトが必要になります。
- OS IV/MSP、OS IV/XSP:
ADJUST V12L10 L94121 以降
WSMGRと連携し、管理サーバからグローバルサーバ上へオーバレイをアップロードする場合
“WSMGRと連携して、グローバルサーバ上の印刷資源を管理サーバに流通する場合”と同じです。
また、グローパルサーバ側に以下のソフトが必要になります。
- OS IV/MSP、OS IV/XSP:
AP/DF V20L10 L93061 以降
AP/EF V20L10 UL45879、UL45808
<Charset Validator>
バリデーションライブラリのJavaインタフェースを使用する場合
Java 1.4、または、Java 5.0、または、Java 6
注意
富士通製またはSun製のJREをインストールする必要があります。
WOW64サブシステム上で動作させる場合には、32ビット版のJREをインストールする必要があります。
<Charset Converter>
ConverterライブラリのJavaインタフェースを使用する場合
Java 1.4、または、Java 5.0、または、Java 6
注意
富士通製またはSun製のJREをインストールする必要があります。
WOW64サブシステム上で動作させる場合には、32ビット版のJREをインストールする必要があります。
A.2 Charset Manager-A
Charset Manager-Aの動作環境を示します。
- 71 -
A.2.1
Windows for x86版
インストールする機能
運用形態
インストールする機能
日本語資源運用サーバ
日本語資源適用(部門サーバ)機能
日本語資源適用(クライアント)機能(注1)
標準コード変換機能
拡張データ変換機能
Charset Validator
Charset Converter
印刷資源運用サーバ
印刷資源適用機能
日本語資源適用(部門サーバ)機能
日本語資源適用(クライアント)機能(注1)
標準コード変換機能
拡張データ変換機能
Charset Validator
Charset Converter
注1)Windows Server 2008のServer Coreインストール環境の場合、インストールされません。
動作OS
運用形態
動作OS
日本語資源運用サーバ
Windows Server 2008(注1)
Windows 7(注2)(注3)
Windows Vista(注3)(注4)
Windows Server 2003(注1)
Windows XP Professional
Windows 2000 Server
Windows 2000 Professional
印刷資源運用サーバ
Windows Server 2008(注1)
Windows Server 2003(注1)
Windows 2000 Server
注1)64ビットOSの場合には、Windows for x64版をご利用ください。
注2)Home PremiumとStarterは除きます。
注3)64ビットOSには対応していません。WOW64サブシステム上の動作も保証していません。
注4)Home PremiumとHome Basicは除きます。
注意
・ クラスタサービスについては、フェイルオーバには対応しておりません。
・ ターミナルサーバについては、対応しておりません。
ソフトウェア条件
必須ソフトウェア
なし
関連ソフトウェア
- 72 -
注意
- 対象OSのソフトウェアがない機能については、利用できません。
<日本語資源運用>
Centric ManagerまたはSoftware Deliveryを使用して外字を配付・適用する場合
“A.1 Charset Manager-M”の“Centric ManagerまたはSoftware Deliveryを使用して外字を配付・適用する場合”と同じです。
Charset Managerの資源配付機能を使用して、資源を配付・適用する場合
“A.1 Charset Manager-M”の“Charset Managerの資源配付機能を使用して、資源を配付・適用する場合”と同じです。
List Creatorと連携して外字を部門サーバに配付・適用する場合
List Creator V7.0L10以降
OASYSのフォントを使用する場合
“A.1 Charset Manager-M”の“日本語資源管理で「Windows OASYS TrueTypeフォント」のフォントシステムを使用する場合”
と同じです。
Fontcityのフォントを使用する場合
“A.1 Charset Manager-M”の“日本語資源管理で「Windows Fontcity TrueType コレクション」のフォントシステムを使用する
場合”と同じです。
JEF 拡張文字(明朝体)を表示する場合
“A.1 Charset Manager-M”の“日日本語資源管理で「Windows JEF 明朝フォント」のフォントシステムを使用する場合”と同じ
です。
JEF拡張文字(ゴシック体)を使用する場合
“A.1 Charset Manager-M”の“日本語資源管理で「Windows JEF ゴシックフォント」のフォントシステムを使用する場合”と同
じです。
FUJ明朝体を使用する場合
“A.1 Charset Manager-M”の“日本語資源管理で「Windows Unicode-JEF明朝フォント」または「Linux JEF拡張漢字フォン
ト」のフォントシステムを使用する場合”と同じです。
FUJゴシック体を使用する場合
“A.1 Charset Manager-M”の“日本語資源管理で「Windows Unicode-JEFゴシックフォント」または「Linux JEFゴシックフォン
ト」のフォントシステムを使用する場合”と同じです。
KAJO_Jフォントを使用する場合
KAJO_J 入力システム V2.0 以降
注意
KAJO_J 入力システムは、日本加除出版株式会社の製品です。
<Charset Validator>
バリデーションライブラリのJavaインタフェースを使用する場合
“A.1 Charset Manager-M”の“バリデーションライブラリのJavaインタフェースを使用する場合”と同じです。
<Charset Converter>
ConverterライブラリのJavaインタフェースを使用する場合
“A.1 Charset Manager-M”の“ConverterライブラリのJavaインタフェースを使用する場合”と同じです。
- 73 -
A.2.2
Windows for x64版
運用形態
インストールする機能
日本語資源運用サーバ
日本語資源適用(部門サーバ)機能
日本語資源適用(クライアント)機能(注1)(注2)
標準コード変換機能 (注3)
拡張データ変換機能 (注3)
Charset Validator (注3)
Charset Converter (注3)
印刷資源運用サーバ
印刷資源適用機能(注1)
日本語資源適用(部門サーバ)機能
日本語資源適用(クライアント)機能(注1)(注2)標準コード変換機能 (注3)
拡張データ変換機能 (注3)
Charset Validator (注3)
Charset Converter (注3)
注1)WOW64サブシステム上で32ビットアプリケーションとして動作します。
注2)Windows Server 2008のServer Coreインストール環境の場合、インストールされません。
注3)ライブラリについては、64ビット版と32ビット版を提供しています。
動作OS
運用形態
動作OS
日本語資源運用サーバ
Windows Server 2008(注1)
Windows Server 2003 (x64)
印刷資源運用サーバ
Windows Server 2008(注1)
Windows Server 2003 (x64)
注1)64ビットOSのみです。
注意
・ クラスタサービスについては、フェイルオーバには対応しておりません。
・ ターミナルサーバについては、対応しておりません。
ソフトウェア条件
必須ソフトウェア
なし
関連ソフトウェア
<日本語資源運用>
Charset Managerの資源配付機能を使用して、資源を配付・適用する場合
Java 5.0、または、Java 6
注意
富士通製またはSun製のJREをインストールする必要があります。
Centric Managerを使用して外字を配付・適用する場合
- 74 -
- Windows Server 2008、Windows Server 2003 (x64):
Centric Manager V13.3.0
List Creatorと連携して外字を部門サーバに配付・適用する場合
- Windows Server 2008:
List Creator V9.0.1以降
- Windows Server 2003 (x64):
List Creator V8.0以降
<Charset Validator>
バリデーションライブラリのJavaインタフェースを使用する場合
Java 5.0または、Java 6
注意
富士通製またはSun製のJREをインストールする必要があります。
<Charset Converter>
ConverterライブラリのJavaインタフェースを使用する場合
Java 5.0、または、Java 6
注意
富士通製またはSun製のJREをインストールする必要があります。
A.2.3
Solaris版
インストールする機能
運用形態
インストールする機能
機能
部門サーバ
パッケージ名
印刷資源適用機能
日本語資源適用(部門サーバ)機能
拡張データ変換機能
Charset Validator
Charset Converter
FSUNadj
標準コード変換機能
FSUNiconv
動作OS
運用形態
動作OS
部門サーバ
Solaris 10
Solaris 9
ソフトウェア条件
必須ソフトウェア
なし
- 75 -
関連ソフトウェア
<日本語資源運用>
システムフォントの外字の移入、移出を行う場合
- Solaris 10:
日本語拡張表示オプション2.2.8 以降、または、日本語拡張印刷オプション1.2.8 以降
- Solaris 9:
日本語拡張表示オプション2.2.7 以降、または、日本語拡張印刷オプション1.2.7 以降
注意
製品に含まれるすべてのパッケージが必要です。
システムフォント(S90)を移入する場合は、「Solaris 外字ツール」が起動できる環境(ローカルコンソール環境)が必要です。
Charset Managerの資源配付機能を使用して、資源を配付・適用する場合
Java 1.4、または、Java 5.0、または、Java 6
注意
富士通製またはSun製のJREをインストールする必要があります。
日本語資源運用で、List Creatorと連携して外字を部門サーバに配付・適用する場合
- Solaris 10:
List Creator V8 以降
- Solaris 9:
List Creator 7.0 以降
注意
パッケージ名:FJSVedocをインストールする必要があります。
<印刷資源運用>
印刷資源を部門サーバに流通する場合
- Solaris 10:
CentricMGR 12.1 以降、または、SoftDelivery 12.1 以降
- Solaris 9:
CentricMGR 10.0 以降、または、SoftDelivery 10.0 以降
注意
パッケージ名:FJSVmpsdlをインストールする必要があります。
また、グローパルサーバ側に以下のソフトが必要になります。
- OS IV/MSP、OS IV/XSP:
DRMS V21L10 以降 L95111 以降
ADJUST V12L10 L94121 以降
- 76 -
<Charset Validator>
バリデーションライブラリのJavaインタフェースを使用する場合
Java 1.4、または、Java 5.0、または、Java 6
注意
富士通製またはSun製のJREをインストールする必要があります。
<Charset Converter>
ConverterライブラリのJavaインタフェースを使用する場合
Java 1.4、または、Java 5.0、または、Java 6
注意
富士通製またはSun製のJREをインストールする必要があります。
A.2.4
Linux for x86版
インストールする機能
運用形態
インストールする機能
機能
部門サーバ
パッケージ名
印刷資源適用機能
日本語資源適用(部門サーバ)機能
拡張データ変換機能
Charset Validator
Charset Converter
FSUNadj
標準コード変換機能
FSUNiconv
動作OS
運用形態
部門サーバ
動作OS
RHEL5(x86)
RHEL-AS4(x86)/ES4(x86)
ソフトウェア条件
必須ソフトウェア
なし
関連ソフトウェア
<日本語資源運用>
●Unicode-JEFフォントの外字の移入を行う場合
- RHEL5(x86)、RHEL-AS4(x86)/ES4(x86):
JEF拡張漢字フォント V1.0L10以降(パッケージ名:FJSVunijef-mfonts)
JEFゴシックフォント V1.0L10以降(パッケージ名:FJSVunijef-gfonts)
●Charset Managerの資源配付機能を使用して、資源を配付・適用する場合
Java 1.4、または、Java 5.0、または、Java 6
- 77 -
注意
富士通製またはSun製のJREをインストールする必要があります。
●日本語資源運用で、List Creatorと連携して外字を部門サーバに配付・適用する場合
- RHEL-AS4(x86)/ES4(x86):
List Creator V7.0L10 以降(パッケージ名:FJSVedoc)
<Charset Validator>
●バリデーションライブラリのJavaインタフェースを使用する場合
Java 1.4、または、Java 5.0、または、Java 6
注意
富士通製またはSun製のJREをインストールする必要があります。
<Charset Converter>
●ConverterライブラリのJavaインタフェースを使用する場合
Java 1.4、または、Java 5.0、または、Java 6
注意
富士通製またはSun製のJREをインストールする必要があります。
A.2.5
Linux for x64版
インストールする機能
運用形態
インストールする機能
機能
部門サーバ
パッケージ名
印刷資源適用機能
日本語資源適用(部門サーバ)機能
拡張データ変換機能(注1)
Charset Validator
Charset Converter
FSUNadj
標準コード変換機能(注1)
FSUNiconv
注1)ライブラリについては、64ビット版と32ビット版を提供しています。
動作OS
運用形態
部門サーバ
動作OS
RHEL5(Intel64)
RHEL-AS4(EM64T)/ES4(EM64T)
ソフトウェア条件
必須ソフトウェア
なし
- 78 -
関連ソフトウェア
<日本語資源運用>
Unicode-JEFフォントの外字の移入を行う場合
- RHEL5(Intel64)、RHEL-AS4(EM64T)/ES4(EM64T):
JEF拡張漢字フォント V1.0L10以降(パッケージ名:FJSVunijef-mfonts)
JEFゴシックフォント V1.0L10以降(パッケージ名:FJSVunijef-gfonts)
Charset Managerの資源配付機能を使用して、資源を配付・適用する場合
Java 5.0、または、Java 6
注意
富士通製またはSun製のJREをインストールする必要があります。
<Charset Validator>
バリデーションライブラリのJavaインタフェースを使用する場合
Java 5.0、または、Java 6
注意
富士通製またはSun製のJREをインストールする必要があります。
<Charset Converter>
ConverterライブラリのJavaインタフェースを使用する場合
Java 5.0、または、Java 6
注意
富士通製またはSun製のJREをインストールする必要があります。
A.3 Charset Manager-CL
Charset Manager-CLの動作環境を示します。
A.3.1
Windows版
インストールする機能
運用形態
インストールする機能
クライアント
日本語資源適用(クライアント)機能
標準コード変換機能
クライアント(入力機能付き)
日本語資源適用(クライアント)機能
標準コード変換機能
Charset-入力アシスト
- 79 -
動作OS
運用形態
クライアント
クライアント(入力機能付き)
動作OS
Windows Server 2008(注1)(注2)(注3)
Windows 7(注3)
Windows Vista(注3)
Windows Server 2003(注3)
Windows XP Professional
Windows XP Home Edition
Windows 2000 Server
Windows 2000 Professional
注1)Server Coreインストール環境にはインストールできません。
注2)Windows Server 2008 R2での動作には対応していません。
注3)64ビットOSには対応していません。WOW64サブシステム上の動作も保証していません。
注意
・ クラスタサービスについては、フェイルオーバには対応しておりません。
・ ターミナルサーバについては、対応しておりません。
ソフトウェア条件
必須ソフトウェア
なし
関連ソフトウェア
注意
- 対象OSのソフトウェアがない機能については、利用できません。
<日本語資源運用>
Centric ManagerまたはSoftware Deliveryを使用して外字を配付・適用する場合
- Windows Server 2008:
Centric Manager 13.3.0
- Windows Vista:
Centric Manager 13.2.0 以降、または、Software Delivery 13.2.0 以降
- Windows Server 2003:
Centric Manager V10.0L21 以降、または、Software Delivery V10.0L21 以降
- Windows XP:
CentricMGR V10.0L10以降、または、SoftDelivery V10.0L10以降
- Windows 2000 Server:
CentricMGR V5.0L20 以降、または、SoftDelivery V5.0L20 以降
OASYSのフォントを使用する場合
- Windows Vista:
OASYS V10(注)
- 80 -
- Windows Server 2003:
OASYS 2002(注)または、OASYS V10
- Windows XP:
OASYS V8.0(注)または、OASYS 2002、または、OASYS V10
- Windows 2000:
OASYS V7.0(注)または、OASYS V8.0、または、OASYS 2002、または、OASYS V10
注意
製品にアップデートパックの適用が必要です。
OASYS V10では、バージョン情報が"rel.07A"以前の場合に、アップデートパックの適用が必要です。
Fontcityのフォントを使用する場合
- Windows Server 2003、Windows XP:
Fontcity4 以降
- Windows 2000:
Fontcity3 以降
注意
製品にアップデートパックの適用が必要です。
JEF 拡張文字(明朝体)を表示する場合
- Windows Server 2008:
JEF拡張漢字サポートV7.1L20
- Windows Vista:
JEF拡張漢字サポートV7.1L10 以降
- Windows Server 2003:
JEF拡張漢字サポートV4.1L55 以降
- Windows XP:
JEF拡張漢字サポートV4.1L50 以降
- Windows 2000:
JEF拡張漢字サポートV4.1L40 以降
JEF拡張文字(ゴシック体)を使用する場合
- Windows Server 2008、Windows Vista:
JEF拡張漢字サポートV3.1L10
- Windows Server 2003、Windows XP:
JEF ゴシックフォントV2.1L10 以降
- Windows 2000:
JEF ゴシックフォントV1.1L10 以降
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注意
JEF拡張漢字サポートが必要です。
FUJ明朝体を使用する場合
クライアントでJEF文字入力を行う場合
“JEF 拡張文字(明朝体)を表示する場合”と同じです。
注意
カスタムインストールでUnicode-JEF明朝フォントをインストールする必要があります。
FUJゴシックを使用する場合
- Windows Server 2008、Windows Vista:
JEF拡張漢字サポートV3.1L10
- Windows Server 2003、Windows XP、Windows 2000:
JEF ゴシックフォントV2.1L10 以降
注意
JEF拡張漢字サポートが必要です。また、インストールするコンポーネントとしてUnicode-JEFゴシックフォントをチェックする
必要があります。
KAJO_J フォントを使用する場合
KAJO_J IME V2に辞書を適用したい場合
“A.2.1 Windows for x86版”の“KAJO_Jフォントを使用する場合”と同じです。
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付録B グローバルサーバ版CharsetMGR
グローバルサーバ版CharsetMGRの動作環境を示します。
B.1 動作OS
OS IV/MSPの場合
以下のいずれかが必要です。
・ OS IV/MSP Global System Software 21/PRIMEFORCEエディション V20以降
・ OS IV/MSP Global System SoftWare21 V10以降
・ OS IV/MSP GSS21i SE V10以降
・ OS IV/MSP GSS21i/PRIMEFORCE SE V10以降
・ OS IV/MSP AFII V10L10(C94091)以降
・ OS IV/F4 MSP システム制御プログラム (SCP) V10L20(C96061)以降
OS IV/XSPの場合
以下のいずれかが必要です。
・ OS IV/XSP Global System Software 21/PRIMEFORCEエディション V20以降
・ OS IV/XSP Global System SoftWare21 V10L10 以降
・ OS IV/XSP GSS21i/PRIMEFORCE SE V10以降
・ OS IV/XSP GSS21i SE V10以降
・ OS IV/XSP GSS21i AE V10以降
・ OS IV/XSP AFII V10L10 (V94121)以降
B.2 ソフトウェア条件
必須ソフトウェア
なし
関連ソフトウェア
日本語資源連携
Charset Manager-Mと連携し、JEF基本辞書およびFONTLIBの利用者定義文字を送受信する場合
- OS IV/MSP、OS IV/XSP:
ADJUST V12L10 L95051以降
AP/EF V20L10以降
AP/DF V20L10以降
PSAM V20L10以降
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用語集
ここでは、Charset Managerの基本的な用語について説明します。
日本語資源運用の用語
登録
外字を、日本語資源管理(資源管理サーバ)の管理下に登録します。移出されたファイルを登録することもできますし、外字データ
ライブラリから登録することもできます。
配付
日本語資源を、日本語資源管理(資源管理サーバ)から日本語資源適用(部門サーバ/クライアント)に配付します。
移入
日本語資源を、部門サーバやクライアントで使用可能にします。
移出
外字を、日本語資源適用から転送ファイルに取り出します。取り出された転送ファイルは日本語資源管理に登録することができま
す。
適用
部門サーバやクライアントで日本語資源を移入したり、移出したりすることを指します。また、配付の延長で外字や辞書を移入する
ことを配付、適用するといいます。
印刷資源運用の用語
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登録
印刷資源を、グローバルサーバから印刷資源管理(資源管理サーバ)の管理下に登録します。
配付
印刷資源を、印刷資源管理から印刷資源適用(部門サーバ)に送信します。
取り出し
印刷資源を、印刷資源管理から転送ファイルに取り出します。
適用
印刷資源を、部門サーバで使用可能にします。
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索 引
日本語資源運用サーバ..........................................................33
日本語資源管理......................................................................19
日本語資源適用......................................................................19
日本語資源の配付..................................................................40
[A]
ADJUST...................................................................................50
ADJUST UDCマネージャ........................................................49
[C]
Charset Converter................................................................19,31
Charset Manager-A...................................................................21
Charset Manager-M..................................................................21
Charset Managerの機能...........................................................19
CharsetMGR.............................................................................49
Charset Validator............................................................18,19,30
Converterライブラリ...................................................................32
[は]
配付.....................................................................................84,85
バリデーションポリシー.............................................................31
バリデーションライブラリ...........................................................31
バージョン混在運用.................................................................64
標準コード変換..............................................................18,19,29
部門サーバ.........................................................................21,33
[J]
JEF拡張文字の利用................................................................38
[ま]
マネージャ製品........................................................................21
[U]
UDC運用..................................................................................19
[あ]
移出.....................................................................................27,84
移入.....................................................................................27,84
印刷資源運用...........................................................18,19,28,46
印刷資源運用サーバ..............................................................33
印刷資源管理..........................................................................19
印刷資源適用..........................................................................19
エージェント製品......................................................................21
オフライン配付.........................................................................42
[か]
外字申請..................................................................................45
外字申請アドバンストモデル...................................................45
外字申請ベーシックモデル.....................................................45
外字適用..................................................................................27
外字データライブラリ................................................................38
外字の登録..............................................................................36
拡張データ変換.............................................................18,19,29
旧バージョンとの違い..............................................................48
クライアント...........................................................................21,34
グローバルサーバ版CharsetMGR...........................................21
互換情報..........................................................................5,49,50
コード変換ポリシー..................................................................32
[さ]
資源管理サーバ.................................................................21,33
資源管理サーバと部門サーバを一台にする場合..................25
資源管理サーバと部門サーバを別にする場合......................24
[た]
追加機能....................................................................................1
適用.....................................................................................84,85
登録.....................................................................................84,85
取り出し.....................................................................................85
[な]
日本語資源.........................................................................19,26
日本語資源運用.......................................................18,19,26,36
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