仕掛け時のチェック項目

仕掛け時のチェック項目
運用成績を良くするため、実際に仕掛けようとする場合はサヤの開き以外に下記の項目を
チェックしてください。下記の項目をなるべく多く満たしているのが望ましいです。すべて満
足していなければならないという事ではありません。
①相関係数が 0.8 以上
相関係数を利用して 2 つの銘柄の株価の連動性を確認します。相関係数が 1 に近いほど
2 つの銘柄の株価に連動性があると言えます。サヤ取りの基本チェック項目です。
②相関係数平均が 0.8 以上
相関係数平均は過去 240 日の相関係数の平均値です。(日数は標準設定の場合を示し
ます)相関係数平均は相関係数を長期的な視点で見ることができます。
③勝ち数
勝ち数が多いペアはサヤの開閉が多く、短期間でサヤが閉じる傾向にあります。
④対σ倍率
対σ倍率は、サヤのかい離の割合を示しています。過去のサヤ拡大時の対σ倍率を参
考にしてください。
⑤サヤかい離率の目安は±5%前後
サヤかい離率の絶対値はサヤ取りの予定利益率(取引金額合計に対する予定利益の割
合)と同じです。サヤ取りによる平均的な利益率は 5%前後ですのでサヤかい離率の目安
は±5%前後になります。
サヤかい離率が特に小さい場合(例えば 3%以下)は投資効率が悪いですので他のペア
を探した方が良いでしょう。サヤかい離率が特に大きい場合(例えば 10%以上)はサヤの
開き過ぎが懸念されます。株価の連動性が失われる前兆の場合がありますのでご注意く
ださい。
⑥ボリンジャーバンドの 1.5σ~-1.5σのラインの間隔が一定
ボリンジャーバンドの 1.5σから-1.5σの間隔が一定しているという事はサヤの開閉のリズ
ムが安定していることになり利益を出し易いと言えます。
⑦サヤ長期移動平均変動率が 5%以下
サヤ長期移動平均をサヤの収縮点と考えます。サヤ長期移動平均はなるべく一定が望
ましく、グラフで言えば直線かつ水平に近いのが望ましいです。 なぜなら将来のサヤの
収縮位置が予想できるからです。数値的にはサヤ長期移動平均変動率が 5%以下が望
ましいです。
⑧不均衡率が 10%以下
サヤ取りのリスク軽減効果を引き出すにはA銘柄とB銘柄の株数を調整して取引金額の
平均値のバランスをとることが重要です。取引金額の平均値のバランスを取るという事は
サヤ長期移動平均の値をゼロに近づけることと同じです。不均衡率はサヤ長期移動平均
がゼロから離れている割合を示します。不均衡率は下記の計算式で計算します。
不均衡率 = (サヤ長期移動平均 / 取引金額合計) × 100
[%]
例えば直近の取引金額の合計が 100 万円で、サヤ長期移動平均の直近値が 10 万円の
場合不均衡率は 10%になります。不均衡率は 10%以下が望ましいです。不均衡率が
10%を超えている場合はA銘柄とB銘柄の株数を調整し 10%以下になるようにしてくだ
さい。
⑨売り銘柄の逆日歩をチェック
逆日歩は売りの経費になります。
また、逆日歩の負担や返済期限の為、買戻しが発生すると、株価が上げる場合(踏み上
げ)がありますので注意が必要です。
逆日歩を確認するには、証券会社または日証金 のホームページを参照してください。
⑩株式分割の有無をチェック
株式分割によって株価が下落または上昇することがあります。権利落ちという現象です。
さや取り達人は権利落ち前の株価を補正してデータの連続性を確保しています。
ただし補正されるのは落ち日が昨日以前の場合に限られていて落ち日が今日の場合は
補正されません。今日が落ち日の場合は間違ったシグナルが表示される可能性があり
ます。仕掛け、または手仕舞いの注文を出す前に権利落ちが発生しているかどうか確認
してください。
権利落ちが発生している場合は当日の仕掛け、または手仕舞いを止めて 18 時を過ぎて
からシグナルの発生を確認してください。(18 時を過ぎるとデータが補正されます)
上記のチェック項目をほぼ満たしている例
①相関係数・・・0.971
②相関係数平均・・・0.926
④対σ倍率・・・3.11
⑤サヤかい離率・・・6.30%
③勝ち数・・・9
⑥ボリンジャーバンドの間隔・・・ほぼ一定
⑦サヤ長期平均変動率・・・0.2%
①
②
⑧不均衡率・・・7.11%
⑦
⑧
⑤
①相関係数・・・0.946
②相関係数平均・・・0.770
④対σ倍率・・・3.15
⑤サヤかい離率・・・4.67%
④
③勝ち数・・・9
⑥ボリンジャーバンドの間隔・・・ほぼ一定
⑦サヤ長期平均変動率・・・1.6%
①
②
⑧不均衡率・・・1.03%
⑦
⑧
⑤
④
①相関係数・・・0.899
②相関係数平均・・・0.923
④対σ倍率・・・3.66
⑤サヤかい離率・・・3.71%
③勝ち数・・・10
⑥ボリンジャーバンドの間隔・・・ほぼ一定
⑦サヤ長期平均変動率・・・1.6%
①
②
⑧不均衡率・・・0.29%
⑦
⑧
⑤
①相関係数・・・0.933
②相関係数平均・・・0.871
④対σ倍率・・・2.49
⑤サヤかい離率・・・3.55%
④
③勝ち数・・・8
⑥ボリンジャーバンドの間隔・・・ほぼ一定
⑦サヤ長期平均変動率・・・1.7%
①
②
⑧不均衡率・・・1.80%
⑦
⑧
⑤
④
チェック項目をほぼ満たしている場合は満たしていない場合と比較して勝ち(利益)の確立が
高くなります。ただし負け(損)の確率がゼロになる訳ではありません。
●サヤ取りに適しているかどうかの判断は下記の点を観察してください。
・サヤの山と谷がなるべく規則的に複数存在すること。(サヤの不規則な変動が少ない)
・サヤの山と谷はなるべく多く存在すること。
・サヤの山の高さがなるべく揃っていること。またサヤの谷の深さがなるべく揃ってい
ること。
・サヤが平均値(緑色の横線)を中心として上下変動を繰り返していること。(平均から
離れようとしていたり大きなうねりが少ない)