平成 26 年度を振り返って ~反省、及び今後の課題について~ ◎保育新システムについて(職員及び保護者への説明) 平成 27 年 4 月から施行される「子ども・子育て支援新システム」について、各機関が行った 「制度説明会」に参加し、情報の収集に努めました。そして得た情報を3回に分けて、職員全員に 概要を説明しました。また新年度園児募集が始まる 11 月の上旬に保護者を対象に「制度説明会及び 質疑応答」の時間を設けました。参加者は 11 人でしたが内容の濃い説明会を行う事ができたと思い ます。また新聞や宮津市からの広報を園の掲示板に貼りだし、制度の周知に努めました 2 月に入って、改めて「保育の必要性」を問う書類の提出時に保護者に説明を行い円滑に書類が 提出していただけるよう取り組みました。 ◎職員内の相互理解について クラス運営、園の保育の方向性の共通理解については、年度当初に、園長、主任とクラス担任が 1 年の保育の在り方、子どもの発達を押さえた保育の方向性について話し合いました。また園行事 において、明確に副担任にも、責任ある役を与える事で、自覚や自信にもつながったように思われ ます。特に今年度再整備した「感染症マニュアル」は職員の共通理解を図る事ができ、感染症の蔓 延予防につながりました。また毎年実施している飯田和也先生の講義、また亀ヶ丘保育園の職員と の交流を図る事で知識・技術の獲得につながったと思われます。 ◎施設運営面 4 月から定員を超え、92 名でスタート(広域入所含む)をする事が出来ました。 今年度は入退所の数が多く、園児数が伸び悩んだため、年間平均児童数が 100 人となり、 運営費的には例年に比べ低い推移となりました。 27 年度から施行される「子ども・子育て制度」に伴う「公定価格」の在り方に留意し、健全な 施設運営として、0 歳から 2 歳、3 歳以上児の年間平均人数が定員の 20%超えをしないように 心掛けました。 ◎施設整備面 【ホームページのリニューアル】 「社会福祉法人の認可について」の一部改正に伴い、法人は、現況報告書並びに添付書類であ る貸借対照表及び収支計算書について、インターネットを活用し、公表しなければならないこ ととなりました。そこでこれまでの「ホームページ」をリニューアルし、園の財務証票を閲覧 できるようにしました。またそれに伴い内容の再構築も行いました。また掲載できる写真の枚 数も格段に増え、保護者の方からも大変好評をいただきました。 【居室内に手洗い場の設置、テラスの屋根のふきかえ】 みずほ保育園の建物の構造上、廊下が細長く、端にあるクラスは洗面所が遠く、粘土遊び等 をした後、手を洗いにいくのが大変な状況でした。そのため、一番奥の居室に手洗い場を設置し ました。設置後、手に洗いに行く手間が省け、手洗いがより丁寧に出来るようになりました。 ◎保健対策について 昨年度、感染症が流行った事を反省し、改めて職員全体で「感染症マニュアル」を再確認、 整備し直しました。その中で、汚物処理に関する役割分担も徹底し、また各クラスに汚物処理用の 一式を備え、2次感染の予防にも努めました。インフルエンザも近隣地域では流行っていたよう ですが、大きく広がる事はありませんでした。保護者にもメールおよび口頭にて「手洗い・うがい」 等の協力をしていただくよう言葉かけを行ってきました。 ◎災害発生時における避難訓練について 避難訓練に関しては、計画に従って毎月1回実施しました。その中でただ避難をするだけではなく、 災害の種類によって避難の在り方の違いを子ども達に意識させながら行いました。 特に、当園は「土砂災害危険区域」に位置している事もあり、土砂災害を想定した訓練を2回行い、 「通報」 「避難」 「避難先の伝達」 「保護者受渡し」などの訓練を行いました。また「不審者対策」とし て、宮津警察署の方に来園いただき、園児の安全を守る方法、避難の在り方などについて教わりまし た。 ◎保育内容 ・「縦割り保育」 園行事として、「縦割り保育」について事業計画を立て、実施しました。実施にあたり、毎回、 グループ毎で保育の内容について話し合った事により、内容の検討、子ども達の実態把握が行え、 内容の濃い異年齢交流が図れたと思います。縦割り保育を通して、子ども達の中に園の中の異年齢の 子ども達の存在を認め、思いやる気持ちが育ったように感じます。 また職員の中でも、担任するクラスの子ども達以外にも、違うクラスの子ども達についてみる事が でき、園全体で子どもの実態把握が行えました。 ・「保育参観」 昨年に引き続き参観を「12 月の普段の様子を見ていただく参観」と「2 月の発表会形式の参観」 と 2 種類の参観を実施しました。12 月の参観では、「保育園での子ども達の様子」「保育士との関わ り」など文章や言葉では伝える事のできない部分を見ていただく事ができたと思います。2 月の参観 では、一つの取組(劇や合奏など)に向かって、 「子ども達の頑張る姿」、歌や踊りなど、クラスのま とまった姿を見ていただけたと思います。但し、お遊戯室の広さには限界があり、立って参観の様子 をご覧になられている方もおられます。現在 2 部構成で対応していますが、さらなる工夫を行い、 より快適に子ども達の様子を見ていただく事ができるよう創意工夫したいと思います。 また 12 月の「ふれあい参観」は「祖父母参観」を兼ねていますがより明確化した形で実施できる よう「祖父母参観」を独立させるなどの対応をとりたいと思います。 ・「懇談会」 例年年間 3 回実施している懇談会を今年度は4回との計画を立て実施しました。年度初めの 4 月、 年度納めの 3 月の懇談会とは別に、今年度はよりゆったりとした雰囲気のもと実施しようと、6 月と 1 月に「子育て相談日」として懇談会を実施しました。特に 1 月の懇談会はこれまで 2 月の発表会後 に実施していたものを独立させ実施しました。平日の実施となり参加していただいた方の人数は少な かったのですが、その分内容の深い話をする事ができました。
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