1日目 午前 ER ER で硬膜下血腫、肺炎疑い

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1日目
午前
ER
ER で硬膜下血腫、肺炎疑い、てんかん、ヘルニアの患者さんの症例を見学しました。
座学とは違い、疾患の経過を考えて鑑別を挙げてその時々に必要な処置を次々と行って
いくのを見て驚きました。とても多く経験することが迅速な判断に繋がっているのだろ
うと思いました。忙しい現場にも関わらず、尿カテ等を入れる時は患者さんの気持ちに
も配慮されていて、先生、コメディカルの方々の仕事への細やかな気配りが感じられて
感銘を受けました。
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1日目
午後
ER
乗井先生からアメリカの ER のことをお聞きすることができ、めったに経験できるこ
とではないのでとても興味深く勉強になりました。午前よりもさらに多くの急患があり、
ケースも多彩でした。医学的な知識だけでなく社会的な問題も含むケースもあり、適切
な説明や配慮を患者さんにしているのを見て、実際の現場というものを強く感じました。
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2 日目
午前
外科
外科外来の見学と病棟回りを一緒に連れて行ってもらいました。消化器の疾患の患者
さんを中心に見学しました。先生が執刀されてその後の外来での経過を診ているのを見
て、最初から最後までその患者さんを見ることができて、悪い時と良くなった後の違い
をはっきりと感じることができるのも外科の面白みの 1 つだと思いました。病棟では
癌の腹膜播種かと思いきや結核の腹膜播種だったというような珍しい症例の方もいて、
とても充実な時間でした。
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2 日目
午後
感染症科
感染症はどの科に進んでも必ず必要になるので、以前から興味を持っていましたが、
その割には勉強不足で後回しにしていました。今回の実習で感染症以外の診断のように
検査処置をするのと同じで、起因菌がこれだからこの薬剤を選択するというのが正しい
のだと再認識出来ました。肺炎だからメロペン投与とかのやり方は駄目だということを
聞いてものすごく納得し、これからの勉強のやり方もそのようなことを意識してやって
いこうと思いました。
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全体の感想
大手町病院はハードできついというようなイメージでしたが、先生方のバイタリティ
ーとエネルギー、能力や意欲の高さでそれが決してマイナスではなく研修をする医師に
も患者さんにも良い効果を生み出している素晴らしい病院だと感じました。将来働けた
らとてもすばらしい研修を受けることができると思い、とても魅力を感じました。本当
にありがとうございました。