26らららん30å ·

野田学園幼稚園だより
らららん30号
2015.2.3
がんばったね=生活発表会>
1/28(水)から2/2(月)の間、年少組の生活発表会がありました。発表会はそれぞれのク
ラスで行われました。狭いながらもアットホームな雰囲気で発表会が行われました。
クラスごとの特徴がよく出ていてとてもよい発表会でした。また、多くの保護者の皆さ
んが来られ、園児が温かく見守られていることがよく分かりました。そのご期待に応える
ように、子どもたちはとても生き生きと活動していました。
1/28(水)は、ちゅうりっぷ
組の発表がありました。子ど
もたちが元気いっぱい歌を歌
っていたことが印象に残りま
した。
森の動物たちが「くまさん
アイス」を求めて、山を越え
谷を渡り探し求めていくとい
う内容でした。
楽しそうに演じている子ど
もたちの笑顔がとてもよかっ
たです。
1/29(木)は、たんぽぽ組が
「たんぽぽぐみうんどうかい
へようこそ」という内容を見
せてくれました。一人一人が
一生懸命演技していました。
子どもたちが大好きな妖怪
ウォッチの曲がかかると全員
が楽しそうに踊っていまし
た。
たくさんの保護者の皆さん
が来られ、入口付近は身動き
ができないほどでした。
2/2(月)は、もも組とばら
組でした。
もも組は「だるまさん」が主人公で、たくさんのだるまさんが登場しました。赤いナイ
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ロン袋を加工した被り物が、上
手にだるまさんを表現していま
した。3つのグループのだるま
さんがそれぞれ楽しそうに演技
をしてくれました。最後の「納
豆の歌」は、なかなかしぶい歌
ですが、子どもたちには大人気
だそうで楽しそうに歌っていま
した。
練習のときには、子どもたち
の教え合いもあり、成長を感じ
たそうです。
ばら組は、あおむしがちょう
ちょに変わっていく様子を演技
してくれました。あおむしから
ちょうちょへ変身する様子は、
服を着替える様子を見てもらう
ように演出されていました。自
分たちが出来るようになったこ
とを、プログラムの中に取り入
れたにくい演出でした。俵田先
生は、この日が最後の勤務日で、
2/3から産休になります。元気
な赤ちゃんをご出産されること
を祈りました。
菜香亭セミナー
1/31(土) 菜香亭セミナーが、山口市の小児科
医会の主催で行われました。野田学園幼稚園と
明星幼稚園が共催で運営しました。
今回は、約60名の皆さんの参加があり、皆さ
んの関心の高さを改めて知ることができました。
このセミナーは「子どもの“からだ”と“ここ
ろ”を守る」というテーマで内容を構成しまし
た。
「こんにちワクチン!(予防接種最新事情)」
を山口赤十字病院小児科の西郷謙二郎先生にお
話ししていただきました。テーマ“からだ”の
部分ですが、今インフルエンザも流行っていますので、予防接種の最新情報を知ることが
できました。必ずしも「予防接種をすれば、インフルに罹らない」ではないこともわかり
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ました。たくさんの人が予防接種を受ければ、ゾーンでディフェンスすることができます。
また、罹患しても軽度で済ませることができるのです。予防接種を受けた上に、未然防止
に努める努力が大切なことを理解しました。
次に「ちょっと気になる子どもたち」~
みんなで考えよう子どもたちの育ち~で
は、山口市保健センターの中谷智子先生、
ながこ
野田学園幼稚園の山下温子先生に話題を提
供していただきました。お二人とも、子ど
もたちと直接かかわるところで、お仕事を
されていますので、子どもたちの“こころ
”について、的確な話題を提供していただ
きました。
山口市の保健センターでは、子どもたち
の成長に伴い、発達相談や健診を行ってい
るということを知りました。子どもたちに成長について親身になって対応していただける
ことがわかりました。また、山下先生のお話は、今の子どもたちの状況や家庭のあり方に
ついて参考になる内容でした。幼稚園の先生として長年子どもたちと関わってこられた経
験が十分に伝わりました。
最後に「 それでいいよ大丈夫 」~これならOK?どこまでOK?みんなが知りたい子
ま ゆ
どもの秘密~では山口県立こころの医療センター青島真由先生にお話ししていただきまし
た。これまでにいろいろなケースを担当された先生の体験に基づくお話しをうかがうこと
ができました。
青島先生は、こころの医療セン
ターで主に小中学校の不登校や不
適応の子どもさんたちの相談に応
じているということでした。
どんな子育てをしたらいいか?
を 具 体 的 に 教え て い た だき まし
た。問題行動を起こす子どもたち
は、往々にして小さいときに愛着
行動を受け入れられなく不安にな
ることが大きな原因としてあるそ
うです。
親の姿勢として、子どもの自己肯定感を強化する育て方が大切であるということでした。
つまり「良いところ」「できること」に注目しほめるようにすること。また、気になる行
動は、それがその子の全人格ではなく、「部分」として扱うこと、などでした。最後に、
参加された方からご自分の子育てについて質問がありました。青島先生はいろいろ丁寧に
お答えになられました。
今回のセミナーは、子育ては大変だけどみんなでつながっていこうという話だったよう
に思いました。親が自分自身で解決できることも大切ですが、困ったときに相談する連絡
先を知っておくことも大切だと思いました。今回のセミナーは、いろいろなヒントがあり
子育てに参考になったことを皆さんにお伝えします。
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流星ワゴン
1/18にTBS系日曜劇場で「流星ワゴン」がスタートした。作者は重松清さんだ。私は
彼の作品が好きだ。小学6年国語の教科書に「カレーライス」という彼の作品が載ってい
る。あらすじは、こんな感じだ。
ゲームをやり過ぎて、電源を切られたひろしは、お父さんに腹を立てる。お母さんは、
「お父さんは気にしてるわよ。そろそろ仲直りしなさい。お父さんウイークが始まるんだ
から」と言う。お母さんが、忙しい時期にお父さんが1週間ほど家事をするのだ。ところ
が、お父さんの作るカレーライスは「甘口」なのだ。ひろしには甘すぎる味だ。
しかし、お父さんが風邪をひいてしまう。そこで、ひろしがカレーを作る。そのカレー
は、甘口ではなく「中辛」。「そうか、中辛か…」と父は言って、喜びながらカレーを食べ
る。「カレーライス」を通じて親が子どもの成長を感じる物語だ。
私は6年生に大人味のカレーを作っていた。カレーが子どもたちの成長と密接なつなが
りがあるように書かれていた。大人の入口へようこそというつもりで、特別に辛いカレー
をプレゼントしていた。子どもたちには好評だった。物語の最後に「そのカレーは、ピリ
ッとからくて、でもほんのり甘かった」という文章がある。それを現実に再現することが
目的だった。「ピリッとからい」ではなくて「激辛」で、大人って大変なんだぞと味で教
えてやろうとしていた。小学6年生になると好奇心も強くとても喜んでくれた。
その重松清さんだ。文庫本の紹介では彼は岡山県生ま
れとある。でも、山口高校を卒業している。出版記念パ
ーティを山口でやったときに、この高校時代は嫌いだっ
たとコメントしたと聞いている。彼の作品のいいところ
は、このあたりの方言がうまく入ってきていることだ。
この部分がなかなかいいなと思う。以前、「とんび」と
いうドラマもこの日曜劇場でやった。確か内野聖陽さん
がお父さんだったように思う。広島弁がよく出ていた。流星ワゴンでもそうだ。ドラマで
見ると香川照之さんが話すところだが、私は活字のほうがいいなと思う。監督のイメージ
が、演出されているのだろう。しかし、香川さんは全面に荒っぽい感じが出過ぎているよ
うに思う。確かに、そんな父親だったと文章には書かれているけど‥‥。
生活に疲れた主人公(西島秀俊さん)が死を直前にした父(三十数年前の父)だから、主人
公と同じ年の朋輩として物語が展開する。妻も子も気持ちがバラバラになり家族が崩壊し
て、息もできない閉塞感がある。物語はまだ途中までしか読んでいないので、多くを語る
ことはできない。
ドラマでは、度々父と話をしていなかったと主人公が振り返る。実は、私もそうだ。そ
のことが重松さんの流星ワゴンを走らせる大きな動機になっていると思う。私自身のこと
も、今からでも遅くない。多くを話さなくてもいい。普段の会話より少し多めに話そうか
な?と考えている。
あまり希望が見えてこないドラマの展開だが、じっくり見ていこうかなと思っている。
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