国際保健学 - 日本赤十字北海道看護大学

国際保健学
3年次 前期
担当教員名
◎東 浦
吉 田
研究室番号
内線
必修科目 1単位
15時間
オフィスアワー
洋
[email protected]
千有紀
講義終了時に教室内で受け付
けます。
プライマリ・ヘルスケア、グローバルヘルス、貧困、人道支援/国際救援、
開発協力、ミレニアム開発目標、国際保健と看護師の役割
キ ー ワ ー ド
学
授
習
業
目
方
標
法
国際的な保健学の変遷について検証し、プライマリ・ヘルスケアにいたる歴史
的な展開を考える。また、ミレニアム開発目標の進捗状況を検討し、貧困など
によって人々の健康が脅威にさらされている世界の現実について学習する。さ
らに、赤十字や他の人道支援機関の役割、国際保健関連の実際の事業・活動お
よび課題について学び、この分野における看護師の役割について考える。
講師2人の国際赤十字での救援・開発協力の現場での経験などを織り交ぜなが
ら、できる限り双方向の授業展開をしたいと考えている。パワーポイント、DVD
など視聴覚機材なども用いながら、開発途上国における健康問題や保健衛生活
動の実際について理解できるように試みる。
レポートにより評価を行う(100 %)
評 価 の 方 法
(教科書)
系統看護学講座統合分野『災害看護学・国際看護学』 第 3 版、 医学書院、 2015
年
教科書/参考書
(参考書)
授業前に、教科書の該当箇所を読み、疑問点を調べてくること。また、日本赤
十字社のホームページ、赤十字国際委員会、国際赤十字・赤新月社連盟のホー
ムページなど定期的に読むように心がけること
準
備
学 習
メ ッ セ ー ジ
この講義を通じて、学生が日頃から国際的な問題に関心を持ち、特に、開発途
上国の人々の健康問題について考える機会となること、及び看護師として国際
的な視野を持つことの意義について考える機会となることを期待する。
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回
授
業
内
容
担
当
1
世界の健康・保健問題とは何かを考える
東浦
2
世界の健康・保健に関する歴史的な考え方の変遷、国際保健学の対象、
東浦
プライマリ・ヘルスケアについて
3
ミレニアム開発目標とは、その進捗状況・課題、MDGs 後について
東浦
4
国際協力・国際支援の仕組みについて
東浦
5
国際看護師の役割と国際救援マネジメントの方法
吉田
災害時の緊急救援活動の実際
6
国際救援活動の基本理念
吉田
人道援助機関の行動規範および人道憲章と災害援助に関する最低基準について
国内避難民対応の実際
7
国際保健分野の看護活動(その1)
吉田
感染症対策の実際
母子保健事業の実際
8
国際保健分野の看護活動(その2)
吉田
地域保健と救急法事業の実際
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