東京経済大学現代法学部 2014 年度「文献講読1」シラバス 授業表題 文献講読1 別紙 (表面) 学習内容 ●大学入門のための文献講読1 文献講読1は、現代法学部新入生全員を対象とし、これから大学で学んでいくために必要なことを身につける ための科目です。大学での学習全体にかかわる「大学入門」であり、高校から大学への「導入教育」の科目です。 大学では、各学部学科で専門的な科目を学習すると同時に、語学をふくめ幅広い教養を身につけることが求めら れます。そうした大学で学ぶ、あらゆる科目を受講していくための土台づくりを、この授業で行います。 ●少人数クラスで多様な授業テーマ この科目は、現代法学部の教員が、それぞれ15名程度の少人数のクラスをもって、独自のテーマと教材・方 法で授業にあたります。各担当教員の授業テーマは、特定の専門分野のものにかぎらず、広く多様なものにわた ります。 ●クラスの選択と割りふり クラスの割りふりにあたっては、みなさんの希望を考慮します。入学時に、各教員の授業テーマ、教材・方法 を記した一覧リストを配布しますので、このリストから希望する教員のクラスを1つ選んでもらいます。ただし、 1クラスは少人数のクラスですから、希望どおりにならない場合があります。 ●幅広い興味・関心から選択を この授業は、専門科目の入門ではなく、大学での学習全体の導入・入門であるという点をふまえて、リストか らの選択にあたっては、みなさんそれぞれの、幅広い興味・関心から希望クラスを選ぶようにしてください。 到達目標 大学で学んでいくために必要な、心構え、ルール、技能(読み・書き・聴く、話す、調べる)などを身につける。 事前・事後学習 担当教員の指示に従って、課題を確実に行ってください。到達目標との関係から、報告のために調べる作業、 報告のための資料づくり、報告への質疑の準備、授業後のフォローアップ作業、そして文章作成などの、多様な 学習作業があります。毎週、事前・事後学習の時間を確保して、各自で着実に行ってください。 授業計画 授業の中で説明します。 評価方法 評価については、授業の中で説明します。 教科書 裏面を参照してください。詳細は、授業の中で説明します。 参考文献 裏面を参照してください。詳細は、授業の中で説明します。 特記事項 各担当教員の授業テーマ、そして教材や授業方法については、裏面を参照してください。 (担当教員、授業テーマ、教材・方法についての一覧リスト) 担当教員名(50 音順) 「授業テーマ」 教材・方法など 別紙 (裏面) 和泉澤 衞 「企業の信用について考える(健全な企業運営と法令順守) 」 浜辺陽一郎 『コンプライアンスの考え方』中公新書 No.1784 内布 光 「交通事故を通して法の世界を知ろう」 松井茂記ほか『はじめての法律学 H と J の物語』(有斐閣アルマ)を教材にゼミ形式 奥山 正司 「幸福な国の社会システムを考える」 ケンジスズキ『なぜデンマーク人は幸福な国をつくることに成功したのか』 (合同出版) 加藤 一彦 「人権論への誘い」 。憲法の基本的人権について、判例を踏まえて報告を行う。 棟居快行ほか著『基本的人権の事件簿〔第 4 版〕 』 (2011 年、有斐閣) カレイラ松崎 順子 「世界の言語政策・言語教育について学ぶ」 ゼミ形式で行う、テキストは最初の授業で紹介する。 木本 洋子 「犯罪者の生い立ちと少年審判・刑事裁判を考える」 池谷孝司編著『死刑でいいです』共同通信社、六法、プリント資料などで、発表形式で行う。 久保 健助 「学びを深めるための文献とのつきあい方∼さがす、読む、まとめる」 棟居 快行『基本的人権の事件簿 第4版(有斐閣選書) 憲法の世界へ 』 古賀 絢子 「コミュニケーションを考え、学ぶ」 平田オリザ『わかりあえないことから』 (講談社) :レジュメ作成発表、討論 桜井 健夫 「心理学、脳科学、行動経済学を基礎とした実験を、自分でやってみる。」 ケリー・マクゴニガル『スタンフォードの自分を変える教室』大和書房 2012 年 島田 和夫 「クレジット・ローンのABC∼お金との賢い付き合い方を考える∼」 導入教育後、配付資料を全員が読んで、調べてレポートを作成・発表。質疑応答、討論。 徐 京植 「マイノリティ(少数者、社会的弱者)の視線で人権を考える」 徐京植『在日朝鮮人ってどんなひと?』平凡社:導入授業とゼミ形式進行 中村 悠人 「社会の成り立ちを考える」 重田園江『社会契約論』 (ちくま新書、2013 年) :演習形式 西下 彰俊 「仮設住宅に住む高齢者の生活を考える」 仮設住宅での生活に関する資料(配布する)を輪読し、問題点と課題を話し合う。 羽貝 正美 「歴史にさぐる日本の社会と個人」 阿部謹也『 「世間」とは何か』 (講談社現代新書):導入講義の後、ゼミ形式で進める。 橋爪 幸代 「子どもをめぐる社会問題」 鴻上尚史『コミュニケイションのレッスン』 (大和書房)及び新聞等資料:発表方式。 久川 伸子 「日本語から今と未来の教育を考える」 當作靖彦『NIPPON3.0 の処方箋』講談社:対話を中心に授業をすすめます。 藤原 修 「戦争と平和を考える」 内海愛子・山脇啓造編『歴史の壁を超えて』法律文化社、プリント資料、ビデオ教材など 村 千鶴子 「被害を知るということ − 原田先生に学ぶ」 編集委員会『水俣病裁判と原田正純医師』(花伝社):輪読中心にゼミ形式 森反 章夫 「地域のまちづくりと現代社会について」 広井良典『コミュニティを問い直す』(ちくま新書):導入講義をおこない、ゼミ形式 渡辺 龍也 「 “暴走”するグローバル企業の実態を知る」 堤 未果『(株)貧困大陸アメリカ』(岩波新書):ゼミ形式(発表と議論)で行う
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