「 期 間 徒 過 後 の 救 済 規 定 に 係 る ガ イ ド ラ イ ン 改 訂 ( 案 )」 に 対 す る 御意見の概要及び御意見に対する考え方 御意見の概要 1. 補助者を使用して業務を行っている場合に関する改正 について 御意見に対する考え方 改正したガイドラインに基づき、適切に運用い たします。 現 在 多 く の 特 許 事 務 所 で は 、毎 日 大 量 の 特 許 出 願 を 行 っ なお、期間徒過の原因として補助者の急病によ ていますが、実際全ての出願業務を全部代理人(弁理士) る ミ ス が あ っ た と の 説 明 の み を も っ て 、「 正 当 な 理 が 着 手 す る こ と が 難 し い 状 況 で あ り 、補 助 者 が 代 理 人 の 指 由」が直ちに認められるわけではありませんが、 導 を 受 け て か ら 業 務 を 履 行 す る こ と が 現 状 で す 。ま た 、外 個別具体的に記載された回復理由書を提出してい 国 の 代 理 人 か ら 特 許 出 願 の 依 頼 が 来 た 時 に 、国 内 代 理 人 が ただくことにより、脚注22の例等の期間徒過に 当 該 外 国 語 で の 対 応 が で き な い 場 合 、当 該 外 国 語 が で き る 至った事情を踏まえながら、総合的に判断してい 補 助 者 に 業 務 を 頼 む こ と に な り ま す 。し か し 、そ の 補 助 者 きます。 が 高 熱 を 出 し て 調 子 が 悪 い 状 態 で ミ ス を し た り す る と 、そ の 時 点 ま で の 進 度 を 知 ら な っ た 代 理 人 と し て は 、対 応 が 難 し い で す 。こ れ は 、期 間 従 過 の 前 に 通 常 業 務 を 行 っ て い た 補 助 者 に 十 分 な 指 導 や 監 督 を し て も 、代 理 人 が 予 測 で き な い 事 象 で あ り 、回 避 す る こ と が 困 難 で す 。こ う い う 事 情 は 当 然「正 当 な理 由 」に な るべ き と思 わ れま す ので「 補助 者 を 使 用 し て 業 務 を 行 っ て い る 場 合 」 の 2 2 -例 1 の よ う な 改正はヒューマニズムを考えた素晴らしい改正になると 思 い ま す 。補 助 者 の 病 気 に よ る ミ ス が 原 因 で 、発 明 者 の 成 果が無駄になるのは社会的な損失であると思っておりま す。 な お 、特 許 法 は 知 識 財 産 を 保 護 す る た め に 存 在 す る も の で あ り 、な る べ く 発 明 者 の 知 識 財 産 を 保 護 す る 方 向 に 改 正 すべきであると思われます。 2. 御 意 見 を 踏 ま え 、「 国 際 特 許 出 願 又 は 国 際 実 用 新 各 所 に 追 加 さ れ た「 国 際 特 許 出 願 又 は 国 際 実 用 新 案 登 録 出 願 の 特 許 管 理 人 」に つ い て は 、冒 頭 で「「 特 許 管 理 人 等 」: 案 登 録 出 願 の 特 許 管 理 人 」 の 語 句 を 「 国 際 特 許 出 願 国際特許出願の特許管理人又は国際実用新案登録出願の の特許管理人の選任又は国際実用新案登録出願の 実 用 新 案 管 理 人 」 の よ う に 用 語 を 定 義 し た 上 で 、「 特 許 管 実用新案管理人の選任。以下「特許管理人等の選 理 人 」は「 特許 管 理人 等 」と い うの が 望ま し いと 思 料し ま 任」という」と修正しました。 す 3. 今 回 の 改 訂 箇 所 で は あ り ま せ ん が 、改 訂 案 3 6 ペ ー ジ の 御 意 見 を 踏 ま え 、「 出 願 審 査 請 求 書 ( 特 許 様 式 第 「 出 願 審 査 請 求 書 ( 特 許 様 式 第 4 4 ) の 記 載 例 」 で 、【 そ 4 4 ) の 記 載 例 」 の 【 そ の 他 】 の 記 載 は 、「 特 許 法 の 他 】 の 記 載 は 、 特 許 法 施 行 規 則 の 様 式 に 合 わ せ て 、「 特 第48条の3第5項(同条第7項において準用す 許 法 第 4 8 条 の 3 第 5 項 」 は 、「 特 許 法 第 4 8 条 の 3 第 5 項 る 場 合 を 含 む 。)」 と 修 正 し ま し た 。 ( 同 条 第 7 項 に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。)」と 修 正 し た 方がよいと思料します。 4. 御 意 見 を 踏 ま え 、「 国 内 書 面 ( 特 許 様 式 第 5 3 ) 改 訂 案3 8 ペー ジ の「 国 内書 面(特 許 様式 第 53 )の記 載 例 」 で 、「【 物 件 名 】」 の 「( 〇 〇 の 翻 訳 文 括 弧 を な く し て「 〇 〇 の 翻 訳 文 1 )」 は 、 1 」と し た ほ う が よ い の 記 載 例 」 の 「【 物 件 名 】」 の 記 載 は 、「 〇 〇 の 翻 訳 文 1」と修正しました。 と思われます。 5. 今 回 の 改 訂 箇 所 で は あ り ま せ ん が 、改 訂 案 4 2 ペ ー ジ の 御 意 見 を 踏 ま え 、「 パ リ 条 約 の 例 に よ る 優 先 権 主 「パリ条約の例による優先権主張を伴う特許出願の願書 張を伴う特許出願の願書(特許様式第26)の記 ( 特 許 様 式 第 2 6 ) の 記 載 例 」 で 、「【 そ の 他 】」 の 記 載 は 、 載 例 」 の 「【 そ の 他 】」 の 記 載 は 、「 特 許 法 第 4 3 条 特許法施行規則の様式に合わせて、 「 特 許 法 第 43 条 の 2 第 の2第1項(同法第43条の3第3項において準 1 項 『 の 規 定 』( 同 法 第 4 3 条 の 3 第 3 項 に お い て 準 用 す る 用 す る 場 合 を 含 む 。) の 規 定 に よ る 優 先 権 の 主 張 を -2- 場 合 を 含 む 。)『 の 』 優 先 権 の 主 張 を 伴 う 特 許 出 願 」 で は な く 、「 特 許 法 第 4 3 条 の 2 第 1 項 ( 同 法 第 4 3 条 の 3 第 3 項 に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。) の 規 定 に よ る 優 先 権 の 主 張を伴う特許出願」とするのがよいと思料します。 -3- 伴う特許出願」と修正しました。
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