平成 28 年 3 月 25 日 大阪大学総合学術博物館 第 19 回企画展 ―よみがえる旧制高校 大高・浪高の記憶と記録をたどる特別展― 金銅仏きらきらし 『嗚呼黎明は近づけり…友よ我らぞ光よと』を開催 あ あ れ い め い いにしえの技にせまる 4 月 27 日(水)~7 月 9 日(土)@大阪大学総合学術博物館 概要 大阪大学総合学術博物館では、4 月 27 日(水)~7 月 9 日(土)の期間、 第 9 回特別展「嗚呼黎明は近づけり…友よ我らぞ光よと」を開催します。 教育は、いつの世でも社会における重要課題です。日本では終戦を機に大 改革が行われ、戦前の教育制度は遠い過去のもののように感じられますが、 その実態を再検証することは現代に生きる私たちにとっても有意義ではない でしょうか。 現在の大阪大学の一般教養教育は、大阪に存在した二つの旧制高等学 校―大阪高等学校(大高)と浪速高等学校(浪高)―を母体に始まりました。 大阪大学豊中キャンパスには両校の“記憶”を後世に伝えるべく、大高の森 二つの旧制高等学校:大高・波高の記憶を伝える 「友よ我らぞ光よと」像(左)と青春の像(右) (大阪大学豊中キャンパス) や浪高庭園が設けられ、ブロンズ像などの様々なモニュメントが置かれています。 今回の展覧会は大阪の教育に大きな足跡を残した大高と浪高をテーマとし、両校の設立、教育、学生生活、卒 業生の活躍、そして大阪大学への継承を、本学が所蔵する様々な記録資料により紹介、その意義を再考します。 会期中、より深く展示を理解いただけるよう、関連イベントとしてミュージアム・レクチャーを 4 回(4 月 30 日、5 月 21 日、5 月 28 日、6 月 25 日)開催いたします。※詳細は、ミュージアム・レクチャーの項に記載。 つきましては、本企画展及び関連イベントの積極的な周知と取材方よろしくお願いします。 大阪大学総合学術博物館 第 9 回特別展 「嗚呼黎明は近づけり…友よ我らぞ光よと -よみがえる旧制高校 大高・浪高の記憶と記録-」 【会 期】 2016 年 4 月 27 日(水)~7 月 9 日(土) (休館日:日曜・祝日 ただし、5 月 1 日(日)は開館) 【開館時間】 10 時 30 分~17 時 【入 館 料 】 無料 【会 場】 大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館 (豊中市待兼山町 1-20) Tel:06-6850-6284 URL:http://www.museum.osaka-u.ac.jp/ [主催]大阪大学総合学術博物館 大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館 周辺地図 ※公共交通機関をご利用ください。 点線は、徒歩の道筋を表します。 [共催]大阪大学アーカイブズ [協力]大阪府立大学 21 世紀科学研究機構 大学史編纂研究所、大阪大学 21 世紀懐徳堂 イベント、展覧会に関する問い合わせ先 【展示会場について】 大阪大学総合学術博物館 〒560-0043 豊中市待兼山町 1-13 Tel: 06-6850-6714 Fax: 06-6850-6720 URL: http://www.museum.osaka-u.ac.jp/ 【企画展内容およびミュージアム・レクチャーについて】 宮久保 圭祐 (大阪大学総合学術博物館 准教授) Tel:06-6850-5769 Fax:06-6850-6720 E-mail: [email protected] 展示構成と展示資料 【Ⅰ】 旧制高校をしっていますか? 当時の資料により学生の姿を描き出し、戦前の学制における旧制高校の位置付けを解説します。 [展示物] 浪高制服、学章、課外活動の記録、旧制高校関連書籍など 【Ⅱ】 大阪高等学校・浪速高等学校の設立 大正時代後半に相次いで大阪に設立された大高・浪高の実態を、当時の記録資料により検証します。 [展示物] 学校便覧、旧制高校写真、浪速高等学校生徒生計調査報告、行幸記念光栄録、同窓会記念誌など 【Ⅲ】 大高・浪高での教育と学生生活 旧制高校における教育や、人間形成を直筆ノートや教科書・愛読書、生活の記録などで読み解きます。 [展示物] 直筆ノート、教科書、愛読書、試験問題、教育用教材、同人誌、歌集など 【Ⅳ】 大高・浪高出身者の活躍 大高・浪高の出身者の様々な方面での活躍を、同窓会が集めた著作や記事などにより紹介します。 [展示物] 大高文庫(大阪高等学校同窓会収集資料)、旧制浪速高等学校同窓会収集資料など 【Ⅴ】 旧制高校の終焉と大阪大学一般教養部の設立 戦後の学制改革で大高・浪高は新制大阪大学に組み込まれました。大阪大学に残る文書などで振り返ります。 [展示物] 公文書、同窓会誌、大阪大学学報など 旧制高校当時の講義風景 行幸記念光栄録 旧制高校の学生の直筆ノート ミュージアム・レクチャー(計 4 回) ※会場:大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館 3F セミナー室、30 分前より開場、定員 60 名、予約不要 「旧制高校教育と大学一般教養読み比べ-理系教員の視線で-」 日時:2016 年 4 月 30 日(土) 14:00~15:30 講師:宮久保 圭祐 (大阪大学総合学術博物館准教授) _________________________________________________________________________________________________ 「大学会館から「発見」された旧制浪速高等学校奉安庫-大阪大学に残る戦争遺跡-」 日時:2016 年 5 月 21 日(土) 14:00~15:30 講師:菅 真城 (大阪大学アーカイブズ教授) _________________________________________________________________________________________________ 「大阪大学における教養教育の現状」 日時:2016 年 5 月 28 日(土) 14:00~15:30 講師:下田 正 (大阪大学大学院理学研究科教授、前大阪大学全学教育推進機構長) _________________________________________________________________________________________________ 「大阪の高等教育機関の変遷」 日時:2016 年 6 月 25 日(土) 14:00~15:30 講師:山東 功 (大阪府立大学 21 世紀科学研究機構 大学史編纂研究所 教授) 【ミュージアム・トーク】 ※博物館スタッフによる展示解説 5 月 1 日(日)、5 月 2 日(月)、6 月 11 日(土)、7 月 9 日(土) 各日 2 回程度実施(13:30~、15:00~)
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