平成 28 年 3 月 24 日 平成 27 年 1 月 1 日~12 月 31 日 その他事業 JAGMO について。公演の模様を収録した DVD など 音源販売は考えていますか。 現状は実施しておりませんが、各ゲーム会社様より御許可をいただけるものについ ては今後検討していきたいと考えております。 決算説明会資料のフォントが特殊なようですが、海外ソフトなどを 使っているのですか。またその場合セキュリティ的に問題はない のでしょうか。 海外ソフトを利用している実態はありませんが、弊社の場合クリエイティブを強み にしているため、決算説明会資料においてもデザイン性を高める一環で特殊なフ ォントを使用することがございます。フォントの選定についてはご意見を今後の参 考にさせていただきます。 1 決算資料より、11 億円近くの十分なキャッシュがあり、借入金の 必要がないように思えますが、2 億円借入金があるのはなぜです か。 キャッシュ 11 億円という額が十分かどうかは、今後の打ち手にもよります。2 月に 株式会社ガルチの株式を取得したように、今後も様々な手が打てるようにしたいた め、借入金も含めてある程度のキャッシュは必要と考えております。キャッシュ残 高及び借入金の水準については、資金計画を策定し、慎重に検討しております。 前期は株価が右肩下がりでしたが、市場の評価としての株価につ いてどのような思いか、また株主に対してもどういう思いか教えて ください。 市場において高い評価をいただくためには、業績を向上させていくことが大事と考 えています。ただ、今年は、それに加えて昨年以上に IR を積極的に発信していく 予定です。それも株主の方からのご期待に応える 1 つの方法だと思っています。 一方で、あまり本質的ではない IR 情報を発信しても意味がありませんので、し っかりとした情報を発信していきます。株価については長い目で見守っていただ ければと考えています。 「ワイワイパーティ」についてカヤックが関与しなくなった理由を教 えてください。 「ワイワイパーティ」は GameBank 株式会社との協業タイトルとして、カヤックは初 期開発を請け負いましたが、先方との話し合いの中で運用までは手がけないこと になりました。 2 ソーシャルゲーム業界では、ガチャの確率表示問題など取り沙汰 されていますが、カヤックのゲームについては問題ないのでしょう か。 業界動向には常にキャッチアップしており、ルールを逸脱することがないよう、全社 的に努めております。 Kocri の今後の展開について教えてください。生徒向けアプリの 連携などあるのかなど。 電子黒板市場において、本当に使われるものをつくりたいと考えております。スマ ートフォンは生徒も使っているので、将来的な事業の流れとして、生徒と連動して 使えるようなものをつくることは可能です。他にも、教員向けの機能も含め様々な 展開が考えられると思いますが、現状においては、製品を普及させることに注力し てまいります。 ブライダル事業はこれまでとは方向性が違いますが、なぜ進出し たのですか。また主要事業とのコラボはあるのでしょうか。 カヤックは多角化を目指している企業です。ブライダルは一見、主要事業とは遠く 見えますが、シナジーを起こすポイントは、クリエイティブの高さで優位性を出せる 業界であることといえます。ブライダルはその性質上、クリエイティブの高さが優位 性につながると捉えており、また、式場選びから結婚式を考えるのではなく、プラン ナーをまず決めてから結婚式を考えるという、概念が新しく既存にはないサービス で他社と差別化できると考えております。主要事業とのシナジーも今後上手く生み 出せるように努めてまいります。 3 カヤックのビジネスモデルはフロー型がほとんどのように見受け ます。事業を続けていく上で、安定的収益を図るストック型も必要 かと思いますが、今後フロー型ビジネスについてどう考えていま すか。 カヤックの事業は面白コンテンツ事業ですので、コンテンツという性質上、どうして もフロー型になりやすいという点があります。フロー型ビジネスの利点はその都度 新しいものをキャッチアップすることで、その時ユーザーが望むものを提供できるこ とです。であるからこそ新規事業の相談などが来るという側面もございます。 ちなみに Lobi はストック型のビジネスです。また例えば、弊社でいえば「ぼくらの甲 子園!」シリーズのようにゲームがヒットし、IP として価値が出てくると、これはスト ック型ともいえ、そもそもの性質はフロー型だが毎回その中でストック型を生み出 す、というパターンもあると考えております。 ブレインストーミングの適正人数はそもそもどれぐらいなのでしょう か。 理論的にも経験的にも、5~10 名程度が最も議論がしやすいかと思われます。 柳澤代表はクックパッドの社外取締役候補ですが、カヤックには どう影響するのでしょうか。また、グローバル化についてどう考え ていますか。 クックパッドの社外取締役については、本業に影響があるほど負担があるもので はなく、双方にプラス面が多いと捉えております。例えば、ユーザー課金で大成功 した会員制サービスを運営するクックパッドから学ぶことも多いのではないかと思 います。カヤックのグローバル展開については、アプリのマーケットでは今後は世 界市場を意識した展開をしていきたいと考えております。現状でも Lobi は So-net と提携して台湾での展開を計画しており、ベトナムに開発拠点が増えたこともあ り、今後注力してまいります。 4 カヤックはクリエイティブをコアとしているが、クリエイティブを上げ ることについてはどう考えていますか。 そもそも 「クリエイティブ」は定義しづらい言葉ではありますが、高い技術、表現力 を出すということだとすると、そういった高いクリエイティブを発揮できる人材が組織 にいるかどうかが最も重要で、つまり、組織戦略が重要ということになります。中で も採用が最も重要であり、どれだけ感性のある若いメンバーに魅力を感じてもらい 入社してもらうか、また社内でそういった高いクリエイティブを生み出せる人材がい かにやりがいをもって働くことができるかの環境づくりにかかっていると考えます。 平均勤続年数が 2.9 年と短い印象を受けますが、人材育成につい てどう考えていますか。 勤続年数は、社員数の増加が早いペースの場合、どうしても短くなる傾向にある ので、勤続年数という指標よりは、我々としては退職率を追いかけるべき指標とし ております。退職率においては、低い方がよいとも必ずしも思っておりません。クリ エイターにとっては、独立しやすい時代にはなってきたこともあり、社員が独立して 活躍することを良しとしていますし、退職者が戻ってきても良いと考えております。 入れ替わりがあっても問題なく成長できるような組織を目指しております。 ベトナム、中国などアジアをマーケットとしてどう見ていますか。ま た面白法人として、海外進出先も他社とは違うアプローチを考え ていますか。 現状ベトナムは開発拠点ですが、5 年スパンで見ると状況は変わってくると思われ ます。カヤックのコンテンツは欧米よりもアジアのほうが受けやすいと判断して、ま ずはアジア先行と考えております。 5 横浜、横須賀、鎌倉は IT ベンチャーがやりやすい環境になってき ているようですが、強みはクリエイティビティだけなのでしょうか。 どういう点で発展していくのか聞かせてください。時流に乗って多 角的に手がけているとのことですが、自分たちの強みをもっと教 えてください。 カヤックの経営理念は、目の前のことを面白がって生きる人を増やすことであり、 それが「つくる人を増やす」という言葉に表れています。人は受け身の状態では面 白くなれないので、つくる側になっていただきたいという理念になりましたが、カヤッ クは理念が究極の強みだと捉えております。 優れた理念は優れた戦略になり、理念を追求するとイノベーションが起きます。 「つくる人」になるために効果的なのはブレストであり、ブレストにより、つくる側の 体質になっていく。そこが何にも勝るクリエイティビティにつながると考えておりま す。 今回ストックオプションを発行するのはなぜですか。株主に対する 配当を出すことで、長く株主になってもらうという場合が多いがカ ヤックではどう捉えていますか。 ストックオプションを出すことで、役職員が株主と同じ目線になり、一致団結して価 値を出すように意識が高まることを期待しています。株主にも共同利益になるとの 考えから今回発行に至りました。 現時点では、配当よりも内部留保を優先することが企業価値の向上につながり、 株主のためになると判断しております。長く持っていただくことを希望しております ので、配当については具体的にいつとは申し上げられませんが今後とも検討して まいります。 以 6 上
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