仕様書 - 中野区

仕 様 書
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件名
中野区帰宅困難者対策訓練運営支援等業務委託
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委託期間
契約締結日~平成 29 年 1 月 31 日(火)
(訓練実施日は、平成 28 年 10 月下旬~11 月上旬の平日を予定)
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訓練の目的
大規模災害の発生に伴い、公共交通機関が運行を停止し、多くの帰宅困難者が発
生した場合に備え、中野区(以下、「区」という。)は中野区帰宅困難者対策行動計
画(以下、「計画」という。)に基づく帰宅困難者対策を実施することとしている。
本訓練は、計画に基づく帰宅困難者対策の習熟及び実効性の検証を目的とし、実
施するものである。
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訓練内容
計画に記載された次の事項について、状況付与型実動訓練を実施する。
⑴ 各事業者における自助の取り組み(避難訓練、従業員の安否確認等)
⑵ 区災害対策本部と情報提供ステーション、帰宅困難者一時滞在施設との情報連
絡
⑶ 情報提供ステーションの運営
⑷ 帰宅困難者の避難誘導
⑸ 帰宅困難者一時滞在施設の運営
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訓練会場(予定)
中野四季の森公園、中野区役所、中野駅及び中野駅周辺の帰宅困難者一時滞在施
設(詳細は別紙1を参照すること。)
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訓練条件等
⑴
訓練の形式
状況付与型実動訓練
⑵ 想定する災害
平成 24 年4月東京都公表「首都直下地震等における東京の被害想定」中の想定
地震である東京湾北部地震(マグニチュード 7.3、区内最大震度6強)が発生した
1
場合を基本想定とする。
⑶ 訓練参加対象及び参加人数
ア 中野区及び中野区帰宅困難者対策協議会構成団体
100 名程度
イ 一般募集による帰宅困難者
相当数
⑷ 時間進行等
地震発生は、平日9時を想定し、訓練対象時間は発災直後から2時間程度とす
る。
訓練の時間進行は原則として等倍とするが、事態進行との関係から、一定の時
間経過を前提にしないと不自然さが生じる場合等はこの限りでない。
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委託内容等
訓練実施に伴う次の実務を委託する。
(⑴~⑸の各実務の詳細は、別紙2~6を参照
すること。)
⑴ 訓練実施要領案、訓練実施計画案、訓練シナリオ案の作成
(別紙2)
⑵ 事前説明会の実施
(別紙3)
⑶ 訓練実施に必要な資機材等の調達及び帰宅困難者役の募集
(別紙4)
⑷ 訓練リハーサル及び訓練の実施支援
(別紙5)
⑸ 訓練実施後のアンケート調査及び反省会の実施
(別紙6)
⑹ その他、訓練の実施に必要な事項
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成果品
⑴
訓練実施要領案、訓練実施計画案、訓練シナリオ案
電子データ(CD1枚、ウィルスチェック済み、Excel、Word、又は ppt 形式及
び PDF 形式)及び訓練参加人数分(100 名程度)の印刷物を区担当職員が指定する
日時までに納品すること。
⑵ 事前説明会資料一式
電子データ(CD1枚、ウィルスチェック済み、Excel、Word、又は ppt 形式及
び PDF 形式)及び訓練参加人数分(100 名程度)の印刷物を区担当職員が指定する
日時までに納品すること。
⑶ 訓練実施結果報告書
電子データ(CD1枚、ウィルスチェック済み、Excel、Word、又は ppt 形式及
び PDF 形式)及び訓練参加人数分(100 名程度)の印刷物を区担当職員が指定する
日時までに納品すること。
⑷ その他
当該委託経費にかかる補助金の申請に必要な電子データ(CD1枚、ウィルス
チェック済み、Excel 又は Word 形式及び PDF 形式)を区担当職員が指定する日時
までに納品すること。
2
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支払方法
業務完了、区の検査合格後、正当な請求のあった日から 30 日以内に一括して支払
うものとする。
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受託業務の実施体制
⑴
⑵
受託者は、受託業務の実施に必要な相当数の要員を本業務の担当とすること。
担当者は、帰宅困難者対策訓練に関する豊富な知識・見識を有するとともに、
受託業務に関して相当の経験を積んだ者の中から選任すること。
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個人情報の保護
⑴
受託者は、受託業務に関して知りえた個人情報(以下「個人情報」という)につ
いて、漏えい、紛失、改ざん及び破損その他の個人情報の適正な管理及び保護を
図るため必要な措置を講じなければならない。この義務は、受託業務の終了後も
継続する。
⑵ 受託者は、受託業務に従事している者若しくは従事していた者に対して、個人
情報の内容をみだりに他人に知らせ、又は不当な目的に利用することのないよう
指導しなければならない。
⑶ 受託者は、個人情報を受託業務以外の目的に利用してはならない。
⑷ 受託者は、個人情報を第三者に閲覧、貸し出し等の提供をしてはならない。
⑸ 受託者は、個人情報を複写してはならない。受託業務に履行にあたって複写を
必要とする場合には、事前に区へその内容を届け出なければならない。
⑹ 受託者は、受託業務履行後、区が提供した個人情報を含む資料(受託者が複写
したものを含む。)をすみやかに返還しなければならない。
⑺ 受託者は、個人情報の管理に係る区の検査に応じなければならない。
⑻ 受託者は、受託業務の履行にあたって事故が生じたときは、遅滞なくその状況
を書面で区へ報告しなければならない。
⑼ 受託者は、個人情報に係る業務を、第三者に再委託することはできない。
⑽ 受託者は、個人情報の保護と受託業務の適正かつ円滑な履行を図るため、受託
業務の管理に必要な規定等の整備をしなければならない。
⑾ 受託者は、区より上記規定等の提出を求められた場合はすみやかにこれを提出
しなければならない。
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自動車による配送にかかる配慮について
本契約の履行に当たって自動車を使用し、又は使用させる場合は、都民の健康と
安全を確保する環境に関する条例(平成 12 年東京都条例第 215 号)他、各県条例に
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規定する、ディーゼル車規制に適合する自動車とすること、並びに自動車から排出
される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措
置法(平成4年法律第 70 号)の対策地域内で登録可能な自動車利用に努めること。
なお、適合の確認のために、当該自動車の自動車検査証(車検証)、粒子状物質減
少装置装着証明書等の提示又は写の提出を求められた場合には、速やかに提示又は
提出すること。
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ISO-14001にかかる配慮について
中野区本庁舎は、「ISO-14001」に基づいた環境マネジメントを構築し、
中野区本庁舎内の組織が行う事業活動における環境配慮及び環境保全に関する行動
を適切に実行することとしている。
本事業の受託者も本制度の趣旨を踏まえ、地球環境保全に十分配慮すること。
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その他
⑴
区が貸与した資料等は、委託業務終了後、速やかに返還すること。また、区の
承認を得ず公表し、貸与し、使用してはならない。
⑵ 8の成果品の著作権及び版権は、区に帰属する。
⑶ 本仕様書の詳細については、区担当者の指示に従うこと。
⑷ 本仕様書の内容に疑義が生じた場合及び本仕様書に定めのない事項は双方で協
議のうえ決定する。
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別紙1
訓練会場詳細(予定)
帰宅困難者一時滞在施設
区災害対策本部
(中野区役所2階防災センター)
情報提供ステーション
帰宅困難者一時滞在施設
帰宅困難者一時滞在施設
別紙2
訓練実施要領案、訓練実施計画案、訓練シナリオ案の作成
1
訓練実施要領案の作成
⑴ 訓練の目的、日時、参加機関、訓練会場、想定、訓練内容、訓練の流れ、
訓練当日までのスケジュール等を列記した訓練実施要領案を作成すること。
⑵ 訓練実施要領案は、中野区帰宅困難者対策協議会において提示し、当該
協議会の意見を踏まえた修正案を作成すること。
2
訓練実施計画案の作成
⑴ 訓練実施計画案は、中野区地域防災計画(平成 27 年修正)及び中野区帰
宅困難者対策行動計画に沿ったものとなるよう作成すること。
⑵ 訓練実施計画案には、訓練実施要領の内容に加え、訓練内容ごとの訓練
従事者数、訓練当日の詳細スケジュール、訓練会場レイアウト等を盛り込
むこと。
⑶ 訓練実施計画案には、別紙4の4に掲げる情報共有、情報提供のための
資機材等の活用方法等を盛り込むこと。
⑷ 訓練実施計画案は、中野区帰宅困難者対策協議会において提示し、当該
協議会の意見を踏まえた修正案を作成すること。
3
訓練シナリオ案の作成
⑴ 2で作成した訓練実施計画に基づき、訓練シナリオ案を作成すること。
⑵ 訓練シナリオ案は、区災害対策本部、情報提供ステーション、一時滞在
施設の別に作成し、各シナリオ案が相互に連携したものとすること。
また、事業者が実施する自助の取り組みにも考慮すること。
⑶ 訓練シナリオ案は、平成 24 年4月東京都公表「首都直下地震等における
東京の被害想定」で定量的に想定されている震災被害を考慮し、できる限
り具体的に示すこと。
⑷ 訓練シナリオ案は、区担当職員と協議のうえ、適宜修正すること。
別紙3
事前説明会の実施
1
事前説明会の実施
⑴ 訓練の目的、特徴、進行方法に関するルール等を周知するため、訓練参
加者に対して説明会を実施する。
⑵ 事前説明会の対象は、中野区及び中野区及び中野区帰宅困難者対策協議
会構成団体とする。
⑶ 中野区に対する事前説明会の実施期間は、10 月中とし、1回あたり2時
間程度、計2回程度実施する。
⑷ 中野区帰宅困難者対策協議会構成団体に対する事前説明会の実施期間は、
10 月中とし、1回あたり2時間程度、従事する訓練項目別に1回程度実施
する。
⑸ 事前説明会では、参加者が事前に準備しておくべき事項や訓練中に用い
る記録帳票の説明、訓練参加にあたって留意すべき事項等について説明す
る。
2
事前説明会資料の作成
⑴ 事前説明会の実施にあたって、区担当職員の指示に従い、事前説明会資
料を作成すること。
⑵ 事前説明会資料は、訓練実施要領、訓練実施計画、訓練シナリオ等を活
用して作成するものとし、事前説明会開催までに区担当職員の承認を必ず
得ること。
別紙4
訓練実施に必要な資機材等の調達及び帰宅困難者役の募集
1
情報提供ステーション用資機材等の調達
⑴ 情報提供ステーション3か所の運営に必要な資機材及び消耗品を調達す
ること。
⑵ 資機材は、原則として別紙7に挙げた区所有の資機材を活用することと
し、不足する物品を、委託業者が用意すること。
2
帰宅困難者一時滞在施設用資機材等の調達
⑴ 帰宅困難者一時滞在施設3か所の運営に必要な資機材及び消耗品を調達
すること。
⑵ 資機材は、原則として別紙8に挙げた区所有の資機材を活用することと
し、不足する物品を、委託業者が用意すること。
3
区災害対策本部用消耗品の調達
区災害対策本部の運営に必要な消耗品を調達すること。
4
情報共有、情報提供のための資機材等の調達
情報提供ステーション、帰宅困難者一時滞在施設及び区災害対策本部の間
の円滑な情報共有、または来街者に対する広範な情報提供を可能とする資機
材等を別途調達すること。
5
帰宅困難者役の募集
帰宅困難者役を 300 名程度確保するとともに、確保にかかる経費について
は、必ず委託経費に含めること。
6
その他
⑴ 帰宅困難者役の腕章及び配布する非常用食料等、帰宅困難者役に必要な
物品は委託業者が用意すること。
⑵ 訓練に使用する帳票類は、区担当職員の指示に基づき作成すること。
⑶ 訓練に必要な資機材等の種類、数量については、別途区担当職員と協議
のうえ決定すること。
別紙5
訓練リハーサル及び訓練の実施支援
1
訓練リハーサルの実施支援
⑴ 訓練実施に先立ち、各訓練会場においてリハーサルを実施すること。
⑵ リハーサルでは、シナリオに基づいた訓練の流れの最終確認や情報共
有・情報提供のための資機材の通信確認等を行うこと。
⑶ リハーサルの日程については、別途区担当職員と協議のうえ決定するこ
と。
2
会場設営及び撤去
⑴ 設営会場及び設営日時
ア 区災害対策本部
イ 帰宅困難者一時滞在施設
訓練前日の 17 時 15 分から 20 時まで
訓練当日の8時 30 分から9時 30 分まで
ウ
情報提供ステーション
訓練の一環として実施
⑵ 会場の設営
区の所有物品及び委託業者が調達した資機材等を各訓練会場に配置する。
資機材等の配置にあたっては、事前に区と協議のうえ、配置計画を提出
すること。
⑶ 訓練終了後、速やかに訓練会場の撤去を開始し、現状に復すること。
⑷ 損害賠償
会場の設営及び撤去には、細心の注意を払い、損害が発生した場合には、
区の責によって発生した損害を除き、原則として委託業者が賠償すること。
3
訓練の実施支援
⑴ 各訓練会場における訓練が円滑に実施されるよう、必要人員数を各訓練
会場に配置すること。
⑵ 各訓練会場における訓練の風景を写真及び動画で記録すること。
⑶ 各訓練会場で問題が発生した場合は、速やかに対処すること。
4
その他
訓練リハーサル及び訓練の実施にあたり、訓練会場の所有者等への使用許
可、占有許可申請にかかる必要書類を事前に区担当職員へ提出すること。
別紙6
訓練実施後のアンケート調査及び反省会の実施
1
反省会の実施
⑴ 訓練実施後、中野区及び中野区帰宅困難者対策協議会構成団体を対象と
した反省会を実施する。
⑵ 中野区帰宅困難者対策協議会構成団体を対象とした反省会は、訓練実施
後に会場を確保したうえで実施すること。
⑶ 中野区を対象とした反省会は、訓練実施後概ね3週間以内に実施するこ
ととし、記録した訓練風景やアンケート調査結果等を活用して資料を作成
すること。
2
アンケート調査の実施
⑴ アンケートの電子データ(ウィルスチェック済み、Excel または Word 形
式)を作成し、訓練実施日までに区担当職員の承認を必ず得ること。
⑵ 訓練終了後、委託業者は、速やかに訓練参加者(中野区及び中野区帰宅
困難者対策協議会構成団体)へアンケート調査を実施すること。
⑶ 訓練実施後、概ね1週間以内にアンケート調査結果をとりまとめ、区担
当職員へ提出すること。
3
訓練実施結果報告書の作成
⑴ 記録した訓練風景、アンケート調査結果、反省会での意見等を活用し、
訓練実施結果報告書を作成すること。
⑵ 訓練実施結果報告書の詳細は、区担当職員と協議の上決定する。
⑶ 訓練実施報告書案は、中野区帰宅困難者対策協議会において提示し、当
該協議会の意見を踏まえた修正案を作成すること
⑷ 訓練実施結果報告書の納入期限は、平成 29 年1月 31 日(火)とする。
別紙7
区所有情報提供ステーション用資機材等(1か所あたり)
名称
規格等
投光器:㈱ライトボーイ製
LB030CC-F型
バルーン型投光器(発電機一体型)
発電機:ヤンマー㈱製
G900iS 型
発電機燃料
数量
1セット
必要数
テント
E-ZUP社製
DXA30型
1張
机
W1800×D600×H700mm
1台
椅子
W600×D500×H800mm
1脚
ホワイトボード
W1900×D600×H1800mm
イレーサー、筆記具を含む
1台
訓練従事者用ベスト
旭蝶繊維㈱製
差し込みベスト
25 着
誘導灯
トランジスタメガホン
25 本
ユニペックス㈱製
TR-215SA型
25 台
別紙8
区所有帰宅困難者一時滞在施設用資機材等
名称
規格等
投光器
㈱ライトボーイ製
LS-020HD-F型
(三脚付属)
発電機
ヤマハ発動機㈱製
EF1600iS 型
発電機燃料
1セット
1台
必要数
昇り旗
簡易照明
数量
1セット
東京エレテック㈱製
TET-ETLB01 型
50 台