指定管理施設の実態把握及び将来見通し の検討結果(見直し方針) 平成28年2月 養 父 市 2 はじめに この報告書は「第3次養父市行政改革大綱(H25.4 策定)」に基づく公共施設の適 正化等に向け、特定の地域団体等に指定管理(指名型)を導入している施設につい て、将来に向けた市の関与のあり方と、個々の施設に関する当面の見直し方針をま とめたものである。 実施にあたっては、各指定管理施設の所管部において、指定管理者と十分に協議 しながら進めることとする。 なお、対象施設や指定管理者を取り巻く環境は随時変化する。今後の指定期間中 のモニタリング結果、指定管理者との協議経過によっては、現指定管理者以外への 譲渡、施設の部分譲渡、部分指定管理など、より実態に即した見直し方針に修正・ 変更を行いつつ進めることとする。 1 対象施設 本市が指定管理を行っている 103 施設のうち、特定の地域団体等への指名型を採 用している 30 施設 2 検討方法 養父市公の施設指定管理者制度委員会が各指定管理施設の所管部に、施設の運営 状況、担い手の意見、所管部としての将来見通しに関する意見等を取りまとめた調 書の提出を求めたうえでヒアリングを実施して見直し方針(案)をまとめ、まちづ くり推進本部による検討を経て決定した。 なお、検討にあたっては、平成25~26年度で別途実施した公共施設の実態 調査結果についても参考とした。 3 検討経過 平成26年度 平成27年度 4 各所管部局による調査、調書の作成、養父市公の施設指定管理者 制度委員会によるヒアリング、見直し方針(案)の作成 まちづくり推進本部による見直し方針(案)の検討、決定 検討結果 指定管理施設に対する将来に向けた市の関与のあり方について、4つの方向性 と、施設ごとの見直し方針を定めた。 4つの方向性と市の基本的な姿勢、対象施設は次のとおり。 3 ① 市が将来にわたり関与し、維持・存続させるべきもの(7施設) (基本姿勢) 一層の利用促進に向けた各種モニタリングの強化、不採算部門への配慮を含めた 運営支援、中長期の観点からの施設改修等に努める。 (対象施設) 山田風太郎記念館、おおや農村公園、逆水総合公園、天滝公園 ミズバショウ公園、福定親水公園、大谷農村公園 ② 市の関与を減らし、担い手への譲渡や自立を求めるもの(17施設) -1 うち、今指定期間中に担い手への譲渡や自立を求めるもの (基本姿勢) 具体的な期限の設定、指定管理者との具体協議等を行う。 (対象施設) 大屋中高年齢者就業改善センター、内山農林水産物直売食材供給施設 安井農村広場、大屋森林技術者住宅、大屋林産加工所 -2 うち、当分の間は指定管理を継続するもの (基本姿勢) 継続することとなった事情に応じ、必要な支援や、指定管理者との将来に向けた協議 等を行う。 (対象施設) 森石ケ堂古代村、奥米地ほたるの里、若杉高原おおやスキー場 畑農産物処理加工施設、高中そば管理直売施設、関宮活性化施設 大屋野菜集出荷所、大屋花き集荷所、大屋農作業準備休養所 大屋文化交流施設木彫展示館、小路頃出合農村公園、養父市場河川公園 ③ 特殊事情や外部要因等から判断を保留、継続検討を要するもの(6施設) (基本姿勢) 引き続き検討を行い、早期に施設ごとの見直し方針を定める。 (対象施設) 上垣守国養蚕記念館、大屋デイサービスセンター、関宮高齢者総合保健福祉セン ター、由良セカンドハウス村、体験ログハウス「ゆら」 、かいこの里交流施設 4
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