障 害 の あ る 人 と 援 助 者 で つ く る 第13回 日本グループホーム学会 全国大会 in 沖縄 開催要綱 編集:障害のある人と援助者でつくる 日本グループホーム学会 【大会開催趣旨】 ~いちゃりばちょうでーで未来を創ろう~ 戦後 70 年~日本本土のわずか 0.6 パーセントの領土に米軍基地が 74%も占める沖縄。本 土復帰後 44 年が経過してもその状況に大きな変化はありません。そうした社会情勢と歴史 の中で、人と人との絆を大切にしながら、障害者福祉を切り拓いてきた先人の歩みに学び、 沖縄の「いちゃりばちょうでー(出会った人はみな兄弟)」で語りあい、未来を創造する力 になることを期待して大会を開催いたします。 障がいのある方が地域であたりまえに暮らすことを願い、グループホーム制度が出来て四 半世紀。利用する人たちは全国で 10 万人を超えるまでになってきました。一方では入居さ れる方々の高齢化や重度化も進み、グループホームに限らず、地域で安心して暮らしていく ための課題「障がいの有るなしに関わらず生きにくさを抱えた人たち」「身近な地域社会で 共に支え合う仕組み」「多様な暮らしの形態」等に直面しています。また、障害者福祉制度 がめまぐるしく変化する中にあっても、人間としての誇りや尊厳が侵害されることなく、ひ とり一人の命が大切にされる地域生活の実践を拡げていかなければなりません。 月桃の花咲く 6 月初旬、美ら島・美ら海・美ら肝(チム=心)の沖縄でみなさんのお越し をお待ちしています。うちなーんかいめんそーれ! 【開催概要】 主 共 後 催 障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会 催 日本グループホーム学会 全国大会in沖縄 実行委員会 援:(予定)沖縄県 沖縄県社会福祉協議会 沖縄タイムス社 琉球新報社 日 程: 定 員 大会参加費 2016 年 6 月 4 日(土)~6 月 5 日(日) 400 人(定員になり次第締め切ります) 会員 5,000 円 非会員 8,000 円 *2 日目の入居者プログラムのみ参加の方 500 円 4 月 21 日(木) 申込〆切 *1 日目のオプショナルツアーは別途料金 会 場 交流会会場 交流会費 沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」(沖縄県那覇市西3-11-1) パシフィックホテル沖縄(沖縄県那覇市西3-6-1) 6,000 円(希望者予約制) 大会事務局 社会福祉法人 若竹福祉会 (担当 吉川嘉朝、比嘉順一) 〒901-2102 沖縄県浦添市前田998-3 TEL :098-877-0664 FAX :098-877-0725 プログラム初日 6月4日(土) 11:00 ~ 12:00 総会 12:00 ~ 13:00 13:00 ~ 13:10 13:10 ~ 14:10 受付 オープニング 基調講演 1 「ぬちどぅ たから」 ~ホームレス支援を通して見えたこと~ 奥田 知志 氏(NPO 法人抱樸 理事長) ホームレスの人たちの中には障害を持つ人が4割もいます。また、障害の有る無しに関わらず、 生き難さを持った人たちも増えています。誰もが生き易い社会の在り方とは~。 14:15 ~ 15:15 基調講演 2 「ゆいまーる=ゴトンロヨン」 ~相互扶助に学ぶ~ 中澤 健 氏(アジア地域福祉と交流の会 代表) ボルネオ島にあるマレーシア・サラワク州のイバン族の村に、障害児(者)のディ・センター 「ムヒバ」を村人と日本のボランティアの協働で創りあげてきました。 その実践を通して人と人とが助け合うこと、人の繋がりについて考えます。 <休憩 20 分> 15:35 ~ 16:35 パネルディスカッション 「礎(いしじ)」 ~戦後日本の福祉施策から遅れた沖縄~ 沖縄は精神障害者施策が大幅に遅れ、本土復帰後から精神病棟が一気に増えました。また、地域 によっては“座敷牢”に押し込められた時期もあり、戦後の沖縄県は精神障害者発症が全国一と なっています。さまざまな困難を乗り越えてきた沖縄の先人たちは、本土復帰後の障害者福祉を どう切り開いてきたのか? パネラー それぞれの取り組みや思いを語ります。 村田 島袋 當山 コーディネーター 鈴木 凉子 氏(若竹福祉会 総合施設長) 紀男 氏(いしなぐ福祉会 施設長) 冨士子 氏(元 沖縄県立看護大学教授/NPO法人ふぃーるど・ぱわー 良 氏 (琉球大学 准教授) <休憩 生活支援員) 5 分> 16:40 ~ 17:40 シンポジウム 「なんくるないさ」 ~それぞれの地域の特性を活かしたグループホームの創り方~ 「なんくるないさ」=「挫けずに正しい道を歩むべく努力すれば、いつか良い日が来る」という意味。 どうにかなるさではなく、努力の積み上げによって人が繋がり、道が拓けていくというものです。 シンポジスト コーディネーター 知念 隆生 氏(海邦福祉会 施設長) 迎里 崇雅 氏(ヘルパーステーションコミット 代表取締役) 大兼久房子 氏(NPO 法人 ぬぶいてぃーだ 所長) 島村 聡 氏 (沖縄大学 准教授) <パシフィックホテル沖縄へ移動 18:30 ~ 20:30 50 分> 懇親会 「いちゃりばちょーでー」 唐ぬ世から大和ぬ世、アメリカ世からまた大和の世の歴史を歩んできた琉球国・沖縄。戦前、戦 後を通して沖縄の人々は様々な歴史を通してチャンプルー(混ぜこぜ)である沖縄独自の文化を創 りあげてきました。喜びも悲しみも、歌や三線という音楽芸能を通じ、自らの心を表現、解放して きたのです。この島の芸能を通して沖縄の肝心(チムグクル)に触れ「いちゃりばちょうでー」を 感じていただければ幸いです。 ( 幕開け かぎやで風・余興⇒歌・三線・空手・最後はエイサーとカチャーシー ) プログラム2日目 6月5日(日) にゅうきょしゃ Aプログラム 入居者プログラム 「グループホームでいきいきと」 Bプログラム 連続講座 A B 8:45 ~ 9:00 受付 9:00 ~ 11:30 入居者プログラム 8:45 ~ 9:00 受付 9:00 ~ 10:30 連続講座 ・「グループホームでいきいきと」 日本グループホーム学会 入居者委員 ・「障害福祉施策をめぐる最近の動向とこれから」 日本グループホーム学会 代表 光増 昌久 ・「スプリンクラー設置義務化に伴う問題について」 日本グループホーム学会 事務局長 室津 滋樹 10:30 ~ 11:30 まとめのディスカッション 「離島から見る日本の福祉」 いくつもの島々から成る沖縄。それはとりもなおさず日本国の縮図でもあります。離島であるがゆえ の良さを活かした取り組みと厳しさについて、グループホーム運営をしている実践者の宮古島と 石垣島からの報告と提言を通して考えます。 パネラー 下地 克子 氏(宮古島:特定非営利活動法人マーズ 所長) 津嘉山 航 氏(石垣島:株式会社ゆにばいしがき 代表取締役) コーディネーター 鈴木 良 氏 (琉球大学 准教授) <AとBの終了後 休憩 15 分> 11:45 ~ 12:15 入居者プログラム講座の報告 12:15 ~ 12:35 次回開催地紹介 ・ 閉会の挨拶・その他(連絡事項等)
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