公 安 委 員 会 議 事 録

公 安 委 員 会 議 事 録
福島県公安委員会の開催状況
第1
開催日時・場所及び出席者
1
日
時
平成27年3月10日(火)
2
場
所
公安委員会室
3
出 席 者
第2
天
候
曇り
公安委員長以下3名
定例会議
警察本部側出席
1
午前8時40分~午後0時15分
本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、
情報通信部長、首席監察官、総務監、警備監、警察学校長
提案事項
なし
2 報告事項
(1) 福島県警察の組織に関する訓令の一部改正について
警務部長から、組織基盤の強化、復興治安対策の推進、再任用制度の拡充等を図る
組織改編について報告があり、2委員から次のとおり意見があった。
委 員: 組織基盤強化のため、係の新設は適切だと思う。係の負担が大きくなら
ないように人員の配置に配慮いただきたい。
委 員: 組織の細分化により各課題に対応する姿勢がうかがえる。組織が有効に
機能するため、今後の成果について検証しながら柔軟に対応していただき
たい。
(2) 平成27年度特別出向者の受入れについて
警務部長から、特別出向者の概要、永久出向者等について報告があり、委員から次
のとおり意見があった。
委 員: 士気の高い多くの警察官が本県の警察官として勤務していただけること
は、すばらしいことと思う。今後もこうした出向者の増加が図られること
を期待する。
(3) 苦情の措置状況について(平成27年2月末)
警務部長から、受理、処理状況等について報告があった。
(4) 警察庁主催「第38回広報用写真コンクール」における長官賞の受賞について
総務監から、受賞作品、受賞者等について報告があり、2委員から次のとおり意見
があった。
委 員: 受賞作品は、何度見ても心温まる良い写真だと思う。受賞者にお祝いを
申し上げたい。
委 員: 本県の広報写真コンクールで審査した際も、この作品はすばらしい写真
と思った。長官賞と官房長賞を受賞した他の作品についても拝見したい。
(5)
平成26年度訓令監査の実施結果について
総務監から、実施項目、実施結果、改善方策等について報告があった。
(6) 平成26年度東北管区警察局による留置施設に対する巡察結果について
総務監から、実施項目、巡察結果等について報告があった。
(7) 平成26年度留置施設に対する実地監査結果について
総務監から、実施項目、実地監査結果等について報告があり、委員から次のとおり
意見等があった。
委 員: 巡察、実地監査及び留置施設視察委員それぞれの着眼点は何か。
総務監: 巡察及び実地監査は、留置事故の防止、留置施設内における適正処遇等
の観点で実施しております。また、留置施設視察委員には、被留置者から
の意見要望等に対する適切な対応についての視点で見ていただいていま
す。
委 員: 留置施設内における事故防止、人権の保護のため、指摘事項等があれば
今後も速やかな改善をお願いしたい。
(8) 除染における除去土壌不法投棄事件の検挙について
生活安全部長から、2月24日に検挙した同事件の概要等について報告があり、委員
から次のとおり意見があった。
委 員: 動機についても十分解明していただきたい。
(9) 刑法犯の認知状況について(2月末・概数)
生活安全部長から、刑法犯認知件数、罪種別の認知状況について報告があった。
(10) 「なりすまし詐欺」被害の認知状況等について(平成27年2月末)
生活安全部長から、認知状況、未然防止状況、被害防止対策等について報告があり、
2委員から次のとおり意見があった。
委 員: テレビの特集番組を見ると、手口がとても巧妙で、だまされないと思っ
ている人がだまされている。その点についても更にアピールする必要があ
ると思う。
委 員: 金融機関の窓口での未然防止対策は大きな成果を上げているが、接客面
でトラブルも発生していると聞いている。犯罪者集団の本体の検挙に向け
た活動をこれからもお願いしたい。
(11) 郡山市における強盗事件の検挙について
刑事部長から、2月24日に検挙した同事件の概要等について報告があり、委員から
次のとおり意見があった。
委 員: 検挙できたことは、住民の安心感の向上につながり良かったと思う。
(12) 薬事法違反(指定薬物の所持)事件の検挙について
刑事部長から、2月23日に検挙した同事件の概要等について報告があった。
(13) 東電原発事故に伴う損害賠償金詐欺事件の検挙について
刑事部長から、2月26日に検挙した同事件の概要等について報告があり、委員から
次のとおり意見があった。
委 員: このような事件はこれからも発生する可能性があると思う。未然防止等
に配意していただきたい。
(14) いわき市における緑地工事を巡る建設業法違反事件の検挙について
刑事部長から、2月27日に検挙した同事件の概要等について報告があった。
(15) 東日本大震災における行方不明者にかかる骨の身元判明について
刑事部長から、発見日時、確認の経緯等について報告があり、2委員から次のとお
り意見があった。
委 員: 行方不明者の身元が判明したことは良かったと思う。今後も行方不明者
の手がかりが発見されることを期待する。
委 員: 捜索をしている方々に、ご遺族からの手紙の感謝の気持ちを伝えていた
だきたい。
(16) 平成27年似顔絵コンクールの実施結果について
刑事部長から、実施方法、実施結果等について報告があり、委員から次のとおり意
見があった。
委 員: 毎年、入賞者の似顔絵は素晴らしいと感心している。入選を逃した職員
も、今後入選を目指し努力していただきたい。
(17) 現場鑑識活動出前教養の実施について
刑事部長から、目的、教養内容、効果的事例等について報告があり、2委員から次
の旨の意見があった。
委 員: 犯罪が多い中、鑑識技術の高度化は大変重要である。鑑識の実務指導は
警察官の育成に不可欠な教養と思うので、今後も継続して実施していただ
きたい。
(18) 交通事故発生状況等について(2月末)
交通部長から、2月末現在の交通事故の特徴、当面の交通事故防止対策等について
報告があり、2委員から次のとおり意見があった。
委 員: 事故の減少傾向が定着してきたと感じる。今後も更に事故の分析等に基
づく防止対策を図っていただきたい。
委 員: シートベルトの着用率が高まっているが、シートベルト非着用の警告音
が出ない古い車両の着用率等を知りたい。
(19) 日英警護警備の結果について
警備監から、警護対象者、警護措置等について報告があり、2委員から次の旨の意
見があった。
委 員: 適切な警護警備を実施され、何事もなく大変良かったと思う。
(20) 2月中における警衛・警護結果について
警備監から、警衛、警護実施状況等について報告があった。
(21) 「3.11反原発福島行動’15」警備実施について
警備監から、警備実施の対象事案、警察措置について報告があった。
(22) 震災から4年の節目を捉えた各種活動の実施について
警備監から、特別捜索、被災地対策、避難者支援等について報告があり、3委員か
ら次のとおり意見があった。
委 員: 毎月の捜索活動について震災から4年目を機に、更に避難者の意見要望
に耳を傾けながら毎月の捜索活動を実施していただきたい。
警備監: 避難者の皆さんの意見を踏まえた捜索について今後も継続してまいりた
いと考えております。
委 員: 4年という長い期間における特別捜索、写真展、伝承教養と多岐にわた
る活動に深く感謝を申し上げる。
委 員: 最も重要なのは伝承教養だと思う。これから数十年にわたり災害が起き
る可能性が高いと聞いているので、今回の経験が伝承されるよう努めてい
ただきたい。
(23) 第100回初任科短期課程の卒業式について
警察学校長から、3月20日に行われる卒業式の概要について報告があり、委員から
次のとおり意見があった。
委 員: 卒業生には心からお祝いを申し上げる。素晴らしい警察官になっていた
だくよう今後の努力を期待している。
3
一般的事項
委 員: インフルエンザがまだ流行している。また、季節柄寒暖の差が激しいので、
健康管理には十分留意していただきたい。
第3
決裁等
1 報告事項等
(1) 警務部長から、人事について説明を受けた。
(2) 警務課長から、平成27年度特別出向者の受入れについて説明を受けた。
(3) 警務課調査官から、本部長の業績について説明を受けた。
(4) 監察課長から、監察業務について報告を受けた。
(5) 会計課監査室長から、平成26年度訓令監査の実施結果について説明を受けた。
(6) 生活環境課対策官から、サイバー犯罪関係相談の特徴と被害防止広報について説明
を受けた。
(7) 交通企画課長から、運転免許等関係講習の委託に係る公安委員会の認定について説
明を受けた。
2 決裁関係
(1) 公安委員会補佐室長から、苦情申立て等について説明を受け、決裁した。
(2) 県民サービス課長から、
ア 犯罪被害者等給付金(遺族)の支給裁定及び通知について説明を受け、決裁した。
イ 福島県公安委員会及び福島県警察本部長が取り扱う個人情報の保護に関する規則
の一部を改正する規則の制定について説明を受け、決裁した。
ウ 公安委員会苦情調査結果について説明を受け、決裁した。
(3) 生活安全部参事官から、
ア ストーカー規制法に基づく警告の実施について説明を受け、決裁した。
イ ストーカー規制法に基づく被害者の住所移転通知書の受理について説明を受け、
決裁した。
(4) 交通規制課長から、福島県道路交通規則の一部改正について説明を受け、決裁した。
(5) 警備課長から、警察職員の援助要求について説明を受け、決裁した。
(6) 災害対策課長から、警察職員の援助要求について説明を受け、決裁した。
(7) 運転免許課聴聞官から、3月10日に実施した
ア 運転免許意見の聴取(28件)
イ 聴聞(3件)
ウ 弁明(2件)
について説明があり、委員による協議の結果、それぞれ原案どおり処分を決定した。