保健室だより 9月 2015年9月 第6号 発行:札幌大谷大学・ 札幌大谷大学短期大学部 保健室 9月9日は救急の日!! 厚生労働省と総務省消防庁は、救急に対する国民の知識及び技術の向上、充実させ るために、毎年9月9日を「救急の日」、救急の日を含む一週間を「救急医療週間」と 定めています。今年は、9月6日(日)から9月12日(土)までが「救急医療週間」です。 昭和57年から始まり、毎年全国で救急にかかわる様々な取組が実施されています。 【病院?救急車?こんな時は…】 急な病気やケガをした時に、「病院へ行ったほうがいいのかな?」「救急車を呼ん だほうがいいのかな?」等、迷った際の相談窓口として、救急安心センターさっぽろ があり、救急医療相談に看護師が24時間・365日対応する、電話による相談窓口で す。(サービス対応地域:札幌市、石狩市、新篠津村) 【救急車の通報のポイントは…】 局番なしの119番に電話すれば繋がります。携帯電話からでも通報できます。 (携帯電話からの通報では、通報地点を管轄しない消防本部に繋がる場合があります。 ご注意ください。) ~119番に通報したら、こんなことを聞かれます!!~ ○住所・電話番号・目印になる建物(近くの公共施設やお店など) ○誰が、どうしたのか(病気、けが、交通事故など) ○(具合が悪い方の)年齢、性別 ○一緒にいるのか?(頼まれて通報しているのか?) ○呼吸は楽にしているか?(普段通りの呼吸か?) ○汗をかいていないか、顔色は悪くないか? ○普通に話ができるか? ○症状を詳しく など 応急手当を指示 する場合があり ます。 消防が電話を切 るまでは、通報 者から電話を切 らないでくださ い。 【救命の可能性と時間経過】 心臓が止まってしまうような重大な 事故は、いつ、どこで、何が原因でお こるか分かりません。心臓が止まって から時間の経過とともに救命の可能性 は急激に低下しますが、救急隊を待つ 間に居合わせた方が心肺蘇生などを行 うと救命の可能性が2倍程度に保たれ ることが分かっています。 日本で は、119 番通 報 があって か ら、救急車が現場に駆けつけるまでに 平均8分ほどかかります。事故などに あった人が心肺停止になったとき、そ の人を助けるためには、そばに居合わ せた人が応急手当を行うことが重要と なります。 【救命の連鎖】 事故や病気で急変した人を救命し、社会復帰させるために必要な一連の流れを 「救命の連鎖」といいます。「救命の連鎖」を構成する4つの輪が素早くつながる と救命効果が高まります。初めの3つの輪は、現場に居合わせた方によって行われ ることが期待されています。 ① 心停止の予防 ② 心停止の早期認識と通報 ③ 一次救命処置 (心肺蘇生とAED) ④ 救急救命士や医師による高度な救 命を意味する二次救命と心拍再開 後の集中治療 講習会に参加して応急手当の技術の習得を!! 札幌大谷大学は、さっぽろ救急サポーターに参画しています。 校内では、1階正面ロビー、1階記念棟ホワイエ、中央棟1階事務局入口、南棟 4階エレベーターホールにAEDが設置してあります。心肺蘇生やAEDなどの応急 手当は、経験がなければ、いきなりその場で実践することはできません。傷病者を 救うためには、何よりもまず、多くの人が応急手当の知識と技術をもつことが必要 です。応急手当の技術を得るには、自分で実践して身につけるしかありません。 みなさん、ぜひとも応急手当の講習会に参加して、知識と技術を身につけましょ う。本学では、9月4日(金)に実施します。また、消防署や日本赤十字社でも実施 していますので、HPをご覧ください。
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