2015年度通常総会決定集

特定非営利活動法人Rights
2015年度通常総会決定集
第1号議案
第2号議案
第3号議案
第4号議案
第5号議案
第6号議案
第7号議案
日時
場所
2014年度事業報告
2014年度収支決算
定款改正
Rightsビジョン2015
2015年度事業計画
2015年度収支予算
2015年度役員
2015年6月15日(月)19:00~19:30
衆議院第一議員会館B1F第6会議室
第1号議案
2014年度事業報告
特定非営利活動法人Rights
Ⅰ 事業実施の方針
1.選挙権・被選挙権年齢の引き下げ
(1)ロビー活動
私たちの最大の目標であった18歳選挙権の法改正が実現します。
2014年4月の衆議院憲法審査会での国民投票法改正案に関する参考人になった高橋亮平代表理事ら
が呼びかけ、高校生・大学生中心のキャンペーン「Act18」を結成しました。改正国民投票法が成立し
た14年6月から議論を開始した与野党の「選挙権年齢に関するプロジェクトチーム」
(座長・船田元衆
議院議員)やメディアなどに対して、プロジェクトチーム立ち上げの6月と法案提出の11月には各党
代表によるシンポジウム、10月には宮本みち子放送大学教授と鈴木崇弘城西国際大学客員教授にご協
力いただき高校生・大学生を含むメディア懇談会を開催しました。この動きが18歳選挙権を16年参院
選に間に合わせる方向へと与野党議員を後押ししました。
14年11月に与野党の議員立法で提出された公職選挙法改正案は衆議院解散にともない廃案となりま
したが、衆議院選挙をはさんで15年3月に法案が再提出されました。そして15年5月に衆議院政治倫
理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会で高橋代表理事が参考人として再び意見陳述しまし
た。あわせて法案審議開始直後の15年5月に「18歳選挙権フォーラム-日本の政治はどう変わるのか
-」
(公益財団法人松下政経塾主催)を後援しました。会合は150名の参加を得て、高橋代表理事およ
び西野偉彦理事が基調報告と与野党国会議員とのパネルディスカッションに登壇しました。
2.子ども・若者の社会参画とシティズンシップ教育の充実
(1)ドイツスタディツアー
2014年9月に実施し、連邦政治教育センター、生徒会支援協会、連邦若者協議会、学校、政党青年
部などを訪問しました。公益財団法人ハイライフ研究所の支援によって、大学生を含む10名の参加を
得られるとともに、動画による報告を充実しました。12月には報告会、15年3月には報告書で成果を
広く共有しました。またクラウドファンディング「READYFOR?」で報告書作成費用を調達しました。
(2)政治・行政関係者との対話および民間(NPO・研究者)の連携協力
スタディツアー報告書を政治・行政関係者およびNPO・研究者などに送付するなど、私たちの知見を
広く共有する努力をつづけ、15年7月に内閣府青少年担当の青少年問題調査研究会で小串聡彦副代表
理事が「欧州における若者参画の取り組み~ドイツを事例に~」を報告予定など、関係構築が進んで
います。
1
3.活動基盤強化
(1)理事会
スタディツアー参加者を中心に理事を追加しました。理事会は発送など実務処理を兼ねるよう努力
していますが十分ではありません。メーリングリストに加えてFacebookメッセージの活用が増えまし
た。あわせてファイルサービスをDropboxからOneDriveに変更しました。
(2)広報
ウェブサイトはFacebookを中心にイベントや報道を掲載しました。ニュース「Rightsニュース」と
メールマガジンは休刊しました。
(3)事務運営
業務をさらに効率化・重点化しました。事務局機能の充実とともに可能な業務は外注しました。
Ⅱ 事業の実施に関する事項
事業名
事業内容
1.選挙権・被選
挙権年齢の引き
下げ
2.子ども・若者
の社会参画とシ
ティズンシップ
教育の充実
3.活動基盤強化
実施日 実施場 従事者 受益対象者 支 出 額
時
所
の人数 の範囲及び (千円)
人数
通期
東京
2名
市民一般
0
100万人
(1)ロビー活動
(1)ドイツスタディツアー
通期
東京
2名
(2)政治行政対話および民間 通期
連携協力
(1)理事会
通期
東京
3名
(2)広報
通期
事務局 2名
(3)事務運営
通期
事務局 2名
2
事務局 3名
市民一般
100万人
市民一般
100万人
理事
12人
市民一般
100万人
市民一般
100万人
349
0
0
34
146
第2号議案
2014年度特定非営利活動に係る事業会計収支決算
(2014年4月1日~2015年3月31日)
特定非営利活動法人Rights
Ⅰ
収入
科目
予算額
250,000
100,000
150,000
100,000
50,000
50,000
50,000
25,000
25,000
0
1,000
450,711
851,711
決算額
145,000
100,000
45,000
81,030
81,030
0
65,788
16,000
49,788
0
20,144
450,711
762,673
(単位:円)
備考
達成率
58.00%
100.00% @10,000×10名
30.00% @3,000×8名(15口)
81.03%
162.06%
0.00%
131.58%
64.00%
199.15%
-
2014.40% ネット広告・受取利息等
100.00%
89.55%
1.会 費
(1)正会員
(2)賛助会員
2.寄付金
(1)一般寄付
(2)派遣講師寄付
3.事業収入
(1)イベント参加費
(2)書籍販売
4.助成金
5.雑収入
6.前年度繰越金
総 計
Ⅱ 支出
科目
予算額
決算額
達成率
備考
1.選挙権・被選挙権年齢の引き下げ
100,000
0
0.00%
(1)ロビー活動
100,000
0
0.00%
2. 子ども・若者の社会参画と
525,000
349,883
66.64%
シティズンシップ教育の充実
(1)ドイツスタディツアー
500,000
349,883
69.98%
(2)政治行政対話および民間連携協力
25,000
0
0.00%
3.活動基盤強化
225,000
181,074
80.48%
(1)理事会
25,000
0
0.00%
(2)広報
50,000
34,867
69.73%
①ウェブサイト・ニュース
25,000
34,867
139.47%
②本・世論喚起
25,000
0
0.00%
(3)事務運営
150,000
146,207
97.47%
①交通・通信費
25,000
88,796
355.18%
②印刷費
25,000
120
0.48%
③事務費
100,000
57,291
57.29% 法人事務
4.租税公課
0
0
5.雑費
0
1,350
6.予備費
1,711
0
7.次年度繰越金
0
230,366
総 計
851,711
762,673
89.55%
※スタディツアー参加経費は別会計で処理しました。
※クラウドファンディング「READYFOR?」の収入328,193円は2015年度に計上します。
上記のとおり決算報告します。
2015年3月31日
理
事
(会 計)
監査の結果、収支を適正と認めます。 2015年5月27日
監
事
3
第3号議案
定款改正
特定非営利活動法人Rights
(事務所)
第2条 この法人は、主たる事務所を東京都武蔵野市に置く。
⇒下線部を変更
第2条 この法人は、主たる事務所を千葉県市川市に置く。
理由:主たる事務所を移転するため。
第4号議案
Rightsビジョン2015
特定非営利活動法人Rights
1.外部要因・外部環境の変化
若者の政治参画や社会参画を取り巻く環境は、大きく変わりつつあります。中でも最も大きな要因
は、
18歳選挙権への制度改正です。
これにより新たに18・19歳約240万人の有権者が増えるだけでなく、
現役高校生の中にも有権者が生まれることになり、学校現場における政治教育がこれまで以上に求め
られます。また、18歳選挙権の議論の中で、若者の政治参画への関心は高まっており、政治教育・主
権者教育や被選挙権年齢引き下げの議論にまで進んでいます。文部科学省や各党もこうした制度改正
を前提として、主権者教育に関する検討を開始しました。
2.内部要因
NPO法人Rightsは、2000年の結成以来、選挙権年齢の引き下げと政治教育の充実を両輪に若者の政治
参画を目指して活動してきました。公職選挙法改正にむけて国会での意見陳述や大学生や高校生など
も巻き込んだキャンペーンを実施してきました。これまでに若者政策の先進国であるスウェーデン・
英国・ドイツの調査研究を積み重ねてきました。またメンバーも、それぞれの活動分野をもつ人材が
集まっています。
一方で、財源確保や専従職員の不在など活動の基盤に課題が残っています。また当事者世代である
10・20代メンバーの不足や男女構成の偏りなども課題です。
3.社会ビジョン
若者を取り巻く環境は、世代間格差の是正をはじめとした負担の再分配など持続可能な社会システ
ムへの転換が迫られています。そのためには納得のいく形での合意形成が必要になります。幅広い人
たちが当事者として社会的意思決定過程に参画していくことが重要です。
次なる課題は、被選挙権年齢の引き下げと選挙権年齢のさらなる引き下げです。欧米各国では選挙
権の16歳への引き下げが進んでおり、
とくに地方選挙権年齢の先行引き下げは今後の課題となります。
18歳選挙権を契機に、選挙権・被選挙権年齢の引き下げによって「間接参画」を促進するとともに、
まちづくりへの参画やインターネットを活用した政策形成の促進、若者の利益代表づくりなど「直接
参画」のための仕組みや受け皿の構築も求められます。政治教育については、政治的知識を習得する
ものだけではなく、生徒会活動などに主体的に参画していくためにポリティカル・リテラシーを育成
していく仕組みが必要です。
4
第5号議案
2015年度事業計画
特定非営利活動法人Rights
Ⅰ 事業実施の方針
1.選挙権・被選挙権年齢の引き下げ
(1)被選挙権年齢引き下げ
被選挙権年齢については成人年齢まで引き下げることを目指し、関係官庁や与野党国会議員に働き
かけるとともに、若者をはじめとした幅広い協働によるキャンペーンなどを検討します。
(2)選挙権年齢引き下げ
選挙権年齢は18歳が世界的な標準ですが、最近ではEU諸国を中心に16歳への引き下げや、引き下げ
に向けた議論が進展しています。海外における動向も踏まえながら、特に地方選挙権については地域
の判断でさらに引き下げられることなどを目指します。
2.シティズンシップ教育・政治教育の充実
(1)シティズンシップ教育・政治教育の環境整備
2016年の参議院選挙を見据えて、シティズンシップ教育・政治教育に関する議論が社会的に進んで
いることを踏まえ、Rightsが今まで調査してきた海外における先進事例の普及を通じて、シティズン
シップ教育・政治教育のあるべき形について議論を喚起します。具体的には、知識や体験に偏った教
育だけでなく、若者が当事者意識をもって社会に参画できるような環境を整備していく必要がありま
す。海外の先進事例の紹介を行うとともに、世論や政策担当者に対する働きかけを進めていきます。
(2)生徒会活動支援
生徒会活動を政治教育プログラムとして位置づけ、社会参画の実践の場として活用することが大切
です。学校や地域の意思決定に生徒会活動を通じて生徒が関わることは、ポリティカル・リテラシー
を育てることにつながります。海外では、学校の意思決定機関として学校会議が設置され、生徒が参
画できる国もあります。関係団体と連携しながら、生徒会活動の活性化に取り組みます。
3.活動基盤強化
(1)理事会
理事会は毎月実施しますが会議を短縮のうえ実務処理を兼ねるよう改めます。メーリングリスト・
Facebookメッセージ、ファイルサービスOneDriveなどを活用して情報共有します。 また、18歳選挙権
引き下げ後の動きも見据え、理事だけでなく様々な形で当事者である10・20代が関わっていける仕組
みを検討し、巻き込んでいくよう働きかけていきます。
(2)広報
ウェブサイトをリニューアルするとともに、FacebookなどSNSによる発信をより充実させます。ニュ
ース「Rightsニュース」はウェブ掲載、メールマガジンはイベント案内・報告を中心に不定期で発行
します。『18歳が政治を変える!』やスタディツアー報告書を活用します。
(3)事務運営
名簿管理、メール・ML管理、文書・本管理、会計、法人手続、理事会のうち、可能な業務は外注す
るなど、業務をさらに効率化・重点化します。
5
Ⅱ 事業の実施に関する事項
従事者 受益対象者 支 出 見
実施予 実施予
事業名
事業内容
の予定 の範囲及び 込 み 額
定日時 定場所
人数
予定人数
(千円)
市民一般
通期
東京
2名
30
1.選挙権・被選 (1)被選挙権年齢引き下げ
100万人
挙権年齢の引き
市民一般
下げ
(2)選挙権年齢引き下げ
通期
東京
2名
20
100万人
(1)シティズンシップ教育・政
市民一般
通期
東京
2名
50
2.シティズンシ
治教育環境整備
100万人
ップ教育・政治教
市民一般
育の充実
(2)生徒会活動支援
通期
東京
1名
50
100万人
理事
(1)理事会
通期
事務局 1名
25
16人
市民一般
3.活動基盤強化 (2)広報
通期
事務局 1名
275
100万人
市民一般
(3)事務運営
通期
事務局 1名
150
100万人
6
第6号議案
2015年度特定非営利活動に係る事業会計収支予算
(2015年4月1日~2016年3月31日)
Ⅰ
特定非営利活動法人Rights
(単位:円)
収入
科目
1.会 費
(1)正会員
(2)賛助会員
2.寄付金
(1)一般寄付
(2)派遣講師寄付
3.事業収入
(1)イベント参加費
(2)書籍販売
4.助成金
5.雑収入
6.前年度繰越金
総 計
Ⅱ 支出
科目
1.選挙権・被選挙権年齢の引き下げ
(1)被選挙権年齢引き下げ
(2)選挙権年齢引き下げ
2.シティズンシップ教育・
政治教育の充実
(1)シティズンシップ教育・
政治教育環境整備
(2)生徒会活動支援
3.活動基盤強化
(1)理事会
(2)広報
①ウェブサイト・書籍
②世論喚起
(3)事務運営
①交通・通信費
②印刷費
③事務費
4.租税公課
5.雑費
6.予備費
7.次年度繰越金
総 計
前年度
決算額
145,000
100,000
45,000
81,030
81,030
0
65,788
16,000
49,788
0
20,144
450,711
762,673
前年度
決算額
予算額
300,000
150,000
150,000
400,000
350,000
50,000
50,000
25,000
25,000
0
1,000
230,366
981,366
備考
@10,000*15名
@3,000*50名
「READYFOR?」\328,193 含
@500*50
@1,000*10+@1,500*10
受取利息等
予算額
0
349,883
50,000
30,000
20,000
100,000
50,000
181,074
0
34,867
34,867
0
146,207
88,796
120
57,291
0
1,350
230,366
762,673
7
50,000
450,000
25,000
275,000
250,000
25,000
150,000
25,000
25,000
100,000 法人事務
0
381,366
981,366
備考
第7号議案
2015年度役員
特定非営利活動法人Rights
代表理事
高橋
副代表理事
小串
聡彦
菅
源太郎
小林
庸平
土肥
潤也 (新)
西野
偉彦 (新)
理
荒井
翔平
小林
由依
田中龍史朗
中嶋めぐ実
村上
正臣
芳賀
達也
古野
香織
町田
彩夏
両角
達平
綿谷江利菜
監
事
事
田村
亮平
(新)
(新)
(新)
(新)
広行
8