〈発行〉国公労連 国公労連速報 [email protected] [email protected] 2015 年 7 月 1 日《No.3166》 = 第 23 回 非正規で働くなかまの全国交流集会にのべ 900 人 = 平和で 平和で人間らしく働き続けられる職場・社会を 人間らしく働き続けられる職場・社会を! 全労連・非正規雇用労働者全国センターは 6 月 13~14 日、第 23 回パート・派遣など非 正規ではたらくなかまの全国集会を大阪市内で開催し、両日でのべ約 900 人(全体会 506 人・分科会 390 人)が結集。国公労連からは、近畿ブロック国公(各県国公)、大阪国公、き んき国公いっぱん、全労働近畿地協、国公一般、国共病組、中部ブロック国公のなかまが 参加しました。全体会のリレートークで「きんき国公いっぱん」・関西空港検疫所労働組合 の山野さんが労働組合結成の重要性と労働条件改善めざすとりくみを報告し、「ブラック企 業・ブラックバイトから身を守る」分科会では、全労働近畿地協の宮木事務局長が講演し、 大奮闘しました。 ■ 「生きづらさを克服する働き方へ 「生きづらさを克服する働き方へ」 づらさを克服する働き方へ 」 東海林智さん 東海林智 さん(毎日新聞記者)と雨宮 さん (毎日新聞記者)と雨宮処 (毎日新聞記者)と雨宮 処 凛さん(作家)がトークセッション さん (作家)がトークセッション 13 日全体会のオープニング は、国労合唱団「号笛」のうた ごえで開会。全労連非正規全国 センターの根本副代表(全労連 副議長) 主催者あいさつを行い、 「本日、東京では安倍暴走スト ップの大集会が開かれている。 大阪でも 5 月 17 日都構想に NO を突きつける住民投票が勝利し た。私たちのたたかいは確実に 安倍政権を追い詰めている」と 述べました。 記念講演は、東海林智さん(毎日新聞記者)、雨宮処凛さん(作家・活動家)が「生きづらさ を克服する働き方へ」と題してトークセッション(写真 (写真上 「自分の世代は非正 (写真 上)。雨宮さんは、 規雇用が当たり前の世代。非正規労働者の私が労働組合に入れるとも思っていなかった。けれ ども私は、こうした働き方は構造的問題であり個人の問題ではないと気づいた。非正規も労働 法に守られているとわかってきた。フリーター全般労組を結成したが、怒れる主体となるのが 労働組合だ」と自身の経験から労働組合の重要性を語りました。また、東海林さんは、メトロ コマーズで働く女性非正規労働者の均等待遇を求めるたたかいを紹介し、労働法制改悪反対の 運動を強めようと呼びかけました。 -1- ■ 『 アカンもんは、アカン!』 アカン もんは、アカン!』と勇気を もんは、アカン!』と勇気をだして声に と勇気を だして声に出そう だして声に 出そう! 出そう ! 関西空港検疫所労働組合 関西 空港検疫所労働組合「きんき 空港検疫所労働組合「きんき国 「きんき 国 公いっぱん」の山野さんが訴える 公いっぱん」の山野 さんが訴える! さんが訴える ! 基調報告のあと、全国各地の非正規労働者の現状やたたかいをリレートーク。楠根学童保育 指導員の不当解雇撤回闘争が全面勝利し職場復帰を勝ち取った特別報告、介護職場で組合を結 成した福祉保育労滋賀支部あいサポート分会、最賃審議員に 13 人が立候補した高知県労連、派 遣元に正規雇用されながら派遣切りされ闘っている江東区労連、格差是正・正社員化にとりく んだ民放労連・KBS 京都、郵政 20 条裁判にたたかう郵政ユニオンなどが次々と発言しました。 公務労働者を代表し て関西空港検疫所労働 組合、 「きんき国公いっ ぱん」の山野真優子さ んが、 自ら立ち上がっ て関西空港検疫所 労働 組合を結成した経験に ついて元気に発言。舞 台スクリーンには、労 働組合結成当時の写真 も映されました(写 (写 真)。 山野さんは、 「関西国際空港は 24 時間『開港』している現場で、外国からの渡航者が日本に 入国する際、ウィルス感染者がいないかチェックする仕事をしている。関空検疫所は、労働条 件や職場環境が当初の説明と大きく違い、全国の空港転勤や、育児休業取得で相談にいくと露 骨に嫌な顔をされ、極めつけは、セクハラ・パワハラ・陰険ないじめが日常的に行われるなど、 職場は疲弊する最悪の職場だった。私は、職場を何とかしたいという想いから労働基準監督署 へ飛び込んで相談したら、 『労働基準法は民間労働者に適用される法律であり、公務員は対象に ならない』と言われ、労働組合を紹介してくれた。私は『職場に労働組合をつくろう』と決意。 関西空港検疫所労働組合を結成した結果、当局交渉でパワハラ謝罪や職場環境が改善され、さ らに「きんき国公いっぱん」が新たに立ち上がり、いま執行委員として組合活動をやっている。 組合に入ると『人とのつながり』ができ、 『なかま』がたくさんできました。みなさんも、間違 っていることには『アカンもんは、アカン!』と勇気をだして声に出して、良い職場と社会を つくるために一緒にがんばりましょう!」と訴え、会場は大きな拍手に包まれました。 リレートークの最後に、非正規・派遣切り裁判などでたたかう争議団を紹介。全体会最後に 「私たちの運動で、憲法改悪・戦争する国づくりをやめさせ、平和で人間らしく働き続けられ る職場と社会をつくろう」と集会アピールを採択しました。 ■ 「 ブラック企業・ブラックバイトから身を守る ブラック企業・ブラックバイトから身を守る」 企業・ブラックバイトから身を守る 」 分科会に大学生も参加 2日目は、13 の分科会・入門講座に分かれ課題ごとに討論・交流・学習を深めました。第1 分科会「ブラック企業・ブラックバイトから身を守る―まともな雇用を」では、質問コーナー -2- で参加者の疑問に答える形式で、 現役の労働基準監督官である全労 働近畿地協の宮木事務局長が講演 し、 「現役の大学生」がブラック企 業に対する質問を出すなど活気あ ふれる分科会になりました。あわ せて、別室で全労働近畿地協が対 応する個別労働相談も行い盛況で した。 最後に会場「エル・おおさか」から淀屋橋まで元気にパレードし、非正規の声をアピールし ました(写真) (写真)。 【参加者の声 【参加者の声 】 ■ 労働組合の 労働 組合の大切さを 組合の 大切さを再確認 大切さを 再確認— 再確認 — 「声を上げる 声を 上げること」が重要! 上げる こと」が重要! ( 国公一般組合員 国公一般 組合員・ 組合員 ・ 千保 法之さん 法之さん) さん ) 1日目は著名人の方によるトークセッションを聞き、組 合の「必要性」を感じました。2日目の分科会では労契法 20 条、改正パート労働法について学びました。その中で、 弁護士の先生の貴重な学習会や各人の報告を聞き、労働組 合の「大切さ」を再確認できました。 あらためてこの 2 日間を通して、私自身、労働組合の「必 要性」「大切さ」そして「声を上げること」「しっかり主張 する」ことが重要と感じました。 とても有意義な時間を過ごすことができ、参加して大変 良かったと感じました。 以上 -3-
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