2015年2月1日 岡山医療生活協同組合 せいきょう玉野診療所 発行 せいきょう玉野診療所運営委員会 〒706-0026 玉野市羽根崎町5-10 ( 0863-81-1696 『生活習慣病を克服しよう!』 ―糖尿病について(6)― せいきょう玉野診療所・所長 谷口 英人 糖尿病の治療の基本は他の生活習慣病と同様で基本は、食事療法と運動療法すな わち生活習慣の是正ということになります。それでも効果が不十分な場合は薬物療法を 追加します。インスリン分泌が枯渇した1型の糖尿病でも食事療法・運動療法は必要です が、同時にインスリンの注射は不可欠です。まず、糖尿病の食事療法のポイントは①腹八 分目にする。②食品の種類はできるだけ多くとる。③脂肪は控えめに。④食物繊維を多く 含む食品(野菜、海藻、キノコなど)をとる。⑤朝食、昼食、夕食を規則正しくとる。⑥ゆっく りよくかんで食べる。などがあげられます。 次に一日にとる適正エネルギー量の決め方について考えてみましょう。同じ体型の人で もAさんは肉体労働で朝から、夕方まで体を使いっぱなしのお仕事、一方Bさんはほとんど 動くことのなく、コンピューターの前で座り続けている仕事とします。この二人が同じ量(カ ロリー)の食事を摂取したとします。そうするとAさんは筋肉でかなりのブドウ糖を消費しま すが、Bさんは筋肉でのエネルギー消費が尐なく当然余分なブドウ糖は脂肪の形で蓄えら れ、肥満になっていきます。したがって一日のエネルギー摂取はその人の体型に加えて 身体活動量を考慮して計算します。 ★エネルギー摂取量 = 標準体重×身体活動量 で計算します。まず標準体重はかつて いろいろな導き方がありましたが、現在の主流は標準体重(kg)=身長(m)×身長(m) ×22で求めます。たとえば身長160cmの人の標準体重1.6×1.6×22=56.32kgとなります。 一度ご自分の標準体重を計算して、実際の体重と比較してみてください。次に身体活動 の目安を示します。軽労作(デスクワークが主な人、主婦など):25-30kcal。中労作(立ち 仕事が多い職業):30-35kcal。重労作(力仕事の多い職業):35kcal以上。たとえば、身長 160cm主婦のCさんは標準体重が56.32kgで軽労作になるので、一日の必要エネルギー 摂取量は56.32×25kcalで1408kcalとなり、一方、身長180cmの重労働のDさんは標準体 重が71.28kgで一日の必要エネルギー摂取量は71.28×40kcalとすると2851kcalという計算 になり、CさんはDさんの約2倍のエネルギー摂取量が必要になります。このように一日の 必要エネルギー摂取量は個人でかなり違うことがお分かりいただけたかと思います。 ○午前診療 8時30分~12時30分 ○午後診療 15時00分~19時00分 二 月 診 療 予 定 表 月 午 前 午 後 火 水 木 金 土 谷 谷 谷 谷 谷 ○ 口 口 口 口 口 谷 口 谷 谷 口 口 ○ 谷 口 2月2日(月)と23日(月)の午後は代診となります。 「サロンあさがお」を下記の日程で開催いたします。 たくさんの参加をお待ちしてます。 日時:2015年2月13日(金) 10:30~14:00 場所:せいきょう玉野診療所2階・多目的ホール 内容:未定 参加費:400円(昼食付) お問合せ・お申込み 富阪:0863-81-5899、090-9062-5167 松田:0863-81-2329、090-7122-7048 2015年2月1日 岡山医療生活協同組合 せいきょう玉野診療所 12月19日にくらしの学校で長島愛生園の見学 に行きました。珍しく温暖な天気で小林理事と 三谷支部長の2台の車に分乗して行きました。 人権復権の橋といわれる長島大橋を渡り上り 下りの多い道を通りました。 長島愛生園歴史館で長島の生い立ちとハン セン病についてビデオで全体像をつかみました。 昭和5~6年ごろ幼児が感染し小学生がたくさん 入所していました。昭和22年ごろ特効薬の発見 で病気は完治しました。でも偏見と差別が根強 く島から出て暮らすことができず現在も平均年 齢83歳で291名の方が400名の職員に助けられ 暮らしておられます。島についた港、上陸して 入った薬風呂、逃げ出そうとした人を閉じ込め た牢屋、納骨堂などを案内してもらいました。菅 直人氏が国の行政の誤りを謝罪しましたが今も 続いている社会的偏見に胸が痛みました。 常山支部 Kさんの作品です 1月25日(日)すこやかセンターにて玉野新 春のつどいが開催され98名の参加がありま した。 午前は小林理事の開会のあいさつで始まり ました。東中央病院・放射線科の河本明彦技 師による「内臓脂肪と血管の病気」についてお 話をしてもらいました。自身の内臓脂肪や体 重を健診にて指摘され健康の為に落とした体 験談を踏まえ血管障害になる危険度の違いを 説明されました。病気の話だけではなく、新春 らしく歌を披露され大いに盛り上がりました。 班会でもできるので是非ご要望下さいとのこと でした。 午後の出し物はデイサービス虹の家の『踊 り』と、せいきょう玉野診療所の『南京たますだ れ』、全員で『はればれ体操』で場を盛り上げ る事が出来ました。アコーディオンの伴奏で歌 ビンゴがありビンゴが出るたびに喜びの声が あがりました。終わりに三谷支部長の閉会の あいさつで締めくくりました。多くのご参加、ご 協力ありがとうございました。
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