42-005 無症状の「腫瘍疑い」を早期発見

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MEDICAL
無症状の「腫瘍疑い」を早期発見
〔大阪事業部〕
去年10月の健診で実施した腹部超音波検査の結果、悪性がうたがわれましたので診療情報提供書を発行し医療機関の受診勧奨した方
(60歳代男性・自覚症状なし)について、S市の○病院 地域医療課様から診療情報のフィードバックを受け取りました。
「いつも大変お世話になっております。○○様の経過等、御報告申し上げます。精査目的にて、腹部造影CT
施行致しました。
肝臓に径6.0cm程度の腫瘤影と、右葉に1∼2cm大の腫瘍像多発認めました。悪性腫瘍疑いにて、当科外
科に紹介させて頂きました。ご紹介いただき、有り難うございました。」
担当技師コメント
肝炎キャリアの方は肝細胞癌を発症するリスクが高いため、検査開始前は確認してから検査を始
めています。
この方も、「C型肝炎キャリア」の方でしたので、特に注意して検査を進めました。
すると、肝臓の最も奥深くの場所に健診ではめったに見かけない5cm以上の肝細胞癌を疑わせる
エコーパターンが描出されました。レアな所見の場合は特に基本に立ち返り、形状は?内部エ
コーは?境界は?門脈・肝静脈の状態は?と順に確認を進め、読影をしていただく先生に判定し
易い画像を残すことを心掛けています。
今回は診療情報提供書のフィードバックより、少しでも早く治療が進められていることを知り、私た
ちの仕事の重要性を再認識することが出来ました。また、超音波検査は難しさと楽しさ、を経験す
る事が出来ました。少しでも多くのスタッフが技術を習得し、早期発見に貢献できるよう願っていま
№38-001 医療統括本部 医療技
す。
術部