取扱説明書( PDF: 5MB )

SP-24
ControlSpace
®
Sound Processor
Installation and Operating Guide
設置および操作ガイド
安全上の重要な注意事項
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安全上の留意項目… ………………………………………………………………………………………………………………………… 4
はじめに……………………………………………………………………………………………………………………………………………… 6
製品の主な特長…………………………………………………………………………………………………………………… 6
ControlSpace SP-24 エディターソフトウェア…
その他の資料… …………………………………………………………………………………………………………………… 6
………………………………………………………………… 6
製品の概要… ……………………………………………………………………………………………………………………………………… 8
内容物…………………………………………………………………………………………………………………………………… 8
前面パネルの操作部およびインジケーター… ………………………………………………………………………… 8
背面パネルの接続部……………………………………………………………………………………………………………… 8
本体の設置… ……………………………………………………………………………………………………………………………………… 9
接続…
標準ラックへのマウント………………………………………………………………………………………………………… 9
スペースの確保… …………………………………………………………………………………………………………………… 9
………………………………………………………………………………………………………………………………………………… 9
音声の接続… ………………………………………………………………………………………………………………………… 9
電源の接続… ………………………………………………………………………………………………………………………… 9
バランス/アンバランス接続… ………………………………………………………………………………………… 10
USB 接続… ………………………………………………………………………………………………………………………… 10
最小システム要件……………………………………………………………………………………………………………… 10
前面パネルによるセットアップと設定…………………………………………………………………………………………… 11
前面パネルの操作インターフェイス…
…………………………………………………………………………………
前面パネルメニューの構造マップ………………………………………………………………………………………
プリセットモード… …………………………………………………………………………………………………………
工場設定済みルーティングテーブル… …………………………………………………………………………
プリセットの読み込み………………………………………………………………………………………………
12
12
13
13
13
13
カスタムシーン… ……………………………………………………………………………………………………………………
ユーティリティメニュー… ………………………………………………………………………………………………………… 13
13
設定の保存… …………………………………………………………………………………………………………………
最大入力レベル… ……………………………………………………………………………………………………………… 14
入力ゲイン… …………………………………………………………………………………………………………………… 14
ディレイ… ……………………………………………………………………………………………………………………
出力ゲイン… …………………………………………………………………………………………………………………
ユーザーロックアウト… ……………………………………………………………………………………………………
工場リセット… ………………………………………………………………………………………………………………
ファームウェアとスピーカー EQ プリセットの更新…………………………………………………………………
SP-24 エディターパソコンアプリケーション… ………………………………………………………………………
特長と機能… …………………………………………………………………………………………………………………
ソフトウェアとユーザーズガイドのダウンロード……………………………………………………………………
14
14
14
15
15
15
15
15
出力設定の例… ……………………………………………………………………………………………………………………………… 16
故障かな?と思ったら……………………………………………………………………………………………………………………… 20
付録… ……………………………………………………………………………………………………………………………………………… 22
仕様… …………………………………………………………………………………………………………………………………
寸法図…………………………………………………………………………………………………………………………………
ユーティリティメニュー 調整範囲…………………………………………………………………………………………
プリセットモードのルーティングカテゴリー… ………………………………………………………………………
その他情報について……………………………………………………………………………………………………………
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安全上の重要な注意事項
設置および操作ガイド page 3
安全上の重要な注意事項
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安全上の留意項目
この「設置および操作ガイド」は必ずお読みください。
設置および操作ガイドの指示に注意し、慎重に従ってください。ご購入いただいたシステムを正しくセットアップして操作し、先進の機
能を十分にご活用いただくために役立ちます。また、必要な時にすぐご覧になれるように、大切に保管しておくことをおすすめいたします。
警告:火災や感電を避けるため、雨の当たる場所や湿度の高い場所で製品を使用しないでください。
警告:水漏れやしぶきがかかるような場所でこの製品を使用しないでください。また、花瓶などの液体が入った物品を製品の上
や近くに置かないでください。他の電気製品と同様、システム内に液体が侵入しないように注意してください。液体が侵
入すると、故障や火災の原因となることがあります。
警告:火の付いたろうそくなどの火気を、製品の上や近くに置かないでください。
正三角形に矢印付き稲妻マークが入った表示は、製品内部に電圧の高い危険な部分があり、感電の原因となる可能性があることをお
客様に注意喚起するものです。
正三角形に感嘆符が入った表示は、製品本体にも表示されている通り、この設置および操作ガイドの中に製品の取り扱いとメンテナ
ンスに関する重要な項目が記載されていることを、お客様に注意喚起するものです。
注意:本製品は、保護アース(接地)接続済みのAC電源コンセントに接続する必要があります。
注意:アンプやアクセサリーを改造しないでください。許可なく製品を改造すると、安全性、法令の遵守、およびシステムパフォーマ
ンスを損なう原因となる場合があります。
注意:万一の事故や故障に備えるために、電源プラグはよく見えて容易に手が届く位置にあるコンセントに接続してください。
This product conforms to all applicable EU directive requirements. The complete Declaration of
Conformity can be found at www.Bose.com/compliance.
注記:電源プラグをコンセントに差し込む前に、アースが確実に取られている事を確認してください。
注記:この製品は、屋内専用機器です。屋外、RV車内、船上などで使用するようには設計されていません。また、そのような使用環境におけるテ
ストも行われていません。
注記:本機をパワーアンプのような熱を発生する機器に接して設置する場合は、空気の流れを確保するために本機とアンプとの間に1RU分の
スペースを開けてください。
安全上の重要な注意事項
1. 本書をよくお読みください。
2. 必要な時にご覧になれるよう、本書を保管してください。
3. 全ての警告に留意してください。
4. 全ての指示に従ってください。
5. この製品を水の近くで使用しないでください。
6. お手入れは乾いた布を使用し、ボーズ社の指示に従って行ってください。
7. 通気孔は塞がないでください。ボーズ社の指示に従って設置してください。製品の動作の信頼性を確保し、過熱を防ぐために、設置の際
に適切な通気を妨げないでください。
8. ラジエータ、暖房送風口、ストーブ、その他の熱を発する装置(アンプを含む)の近くには設置しないでください。
9. 極性プラグを使用する場合、極性プラグや接地極付きプラグの安全機能を損なうような使い方はしないでください。極性プ ラグには2つ
の端子があり、片方の端子がもう一方の端子よりも幅が広くなっています。また、接地極付きプラグには2つの端子に加え、接地用のアー
ス棒が付いています。極性プラグの広い方の端子および接地極付きプラグのアース棒は、お客様の安全を守る機能を果たします。製品に
付属のプラグがお使いのコンセントに合わない場合は、電気工事業者などにご相談ください。
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安全上の重要な注意事項
10. 電源コードが踏まれたり挟まれたりしないように保護してください。特に電源プラグやテーブルタップ、機器と電源コードの接続部な
どにはご注意ください。
11. 必ずボーズ社により指定された付属品、あるいはアクセサリーのみをご使用ください。
12. メーカーが指定する、あるいは製品と一緒に購入されたカート、スタンド、三脚、ブラケット、または台のみをご使用くださ
い。カートを使用する場合、製品の載ったカートを移動する際には、転倒による負傷が起きないよう十分にご注意ください。
13. 雷雨時や長期間使用しない場合は、電源プラグを抜いてください。
14. 修理が必要な際には、サービスセンターにお問い合わせください。製品に何らかの損傷が生じた場合、例えば電源コードやプラグの損
傷、液体や物の内部への落下、雨や湿気などによる水濡れ、動作の異常、製品本体の落下などの際には、直ちに電源プラグを抜き、修理を
ご依頼ください。
Information About Products That Generate Electrical Noise (FCC Compliance Notice for U.S.)
This equipment has been tested and found to comply with the limits for a Class A digital device, pursuant to part 15
of the FCC Rules. These limits are designed to provide reasonable protection against harmful interference when the
equipment is operated in a commercial environment. This equipment generates, uses, and can radiate radio frequency
energy and, if not installed and used in accordance with the instruction manual, may cause harmful interference to
radio communications. Operation of this equipment in a residential area is likely to cause harmful interference in which
case the user will be required to correct the interference at their own expense.
Changes or modifications not expressly approved by Bose Corporation could void the user’s authority to operate this
equipment.
This Class A digital apparatus complies with Canadian ICES-003.
This product meets all EN55103-2 immunity requirements for E2 electromagnetic environment.
※社名、製品名などは、一般的に各社の表示、商標または登録商標です。
© 2012 Bose Corporation. 本書のいかなる部分も、書面による事前の許可のない複製、変更、配布、その他の使用は許可されません。
設置および操作ガイド page 5
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はじめに
この度はボーズ ControlSpace® SP-24 sound processor をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
ControlSpace SP-24 sound processorは、ポータブルPAシステムや小規模な設置システムのスピーカー制御に最適な、フレキシブルかつ簡単
操作のデジタルサウンドプロセッサーです。ボーズ製スピーカーを使用しフロントパネルから設定が可能なシステムと、他社製スピーカー
を使用しSP-24エディターソフトウェアで適切に設定を行うシステムの、2種類のシステム構成に対応します。
本ガイドでは、詳細な設定方法と単独構成時の設定方法についてご説明いたします。ガイド上に記載された情報は、製品の設置や設定の際の
補助となることを意図していますが、機器の設計や製造、あるいは他のバージョンに関する全ての詳細情報は含まれおりません。また、設置
や操作、メンテナンス中に発生する可能性がある全ての状況も取り上げておりません。本書の範囲を超えた支援が必要な場合は、弊社代理店
またはユーザーサポートセンターにお問い合わせください。
製品の主な特長
・
シンプルなフロントパネル操作により、ユーザーが独自に設定した「シーン」とボーズ製スピーカー専用設定との切り替えが可能。
・
ボーズ製スピーカーのEQライブラリー
(Panaray、LT、MA12、MB4/12/24、およびFreeSpace)を内蔵。
・
XLRバランス入力2系統、およびXLRバランス出力4系統を装備。
・
設定、プログラミング、信号レベルモニタリング、ファームウェア更新のためのUSBポートを装備。
・
入出力ゲインや入力感度、ディレイなどの主要なパラメータを確認できるLCDディスプレイとコントロールキーをフロントパネル上に装備。
・
入力チャンネルの 信号およびクリップインジケーターを装備。
・
不用意な操作による設定変更を防ぐユーザーロックアウト機能を装備。
ControlSpace SP-24 エディターソフトウェア
ControlSpace SP-24エディターソフトウェアにより、SP-24 sound processor全体のコントロールとモニタリングが行えます。
また、ユーザーによっ
てカスタマイズされたシーンの保存、読み出し、配布が可能となります。
その他の資料
製品の設定や使用に関しては、以下の資料をご参照ください。
ControlSpace SP-24 sound processor 設置および操作ガイド
このガイドは、安全に関する警告事項や注意事項、および基本的な設定とシステム構築方法について概要を記載しています。印刷されたガイドは
製品に同梱されており、最新バージョンはBose.co.jp よりダウンロードする事ができます。
ControlSpace SP-24 エディター ユーザーズガイド(PDF ファイル)
このガイドは、ControlSpace SP-24 エディターソフトウェアを活用し、プロセッサーの設定やアップデートを行う方法について、詳細を記載
しています。最新バージョンはBose.co.jp よりダウンロードする事ができます。
page 6 設置および操作ガイド
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クイックスタート
① 開梱
② 本体の設置(オプション)
SP-24
Bose.co.jp
エディター
ソフトウェア
www
③ 接続
④ 設定
Bose SP-24
Vx.xx
または
SP
エデ -24
ソフ ィタ
トウ ー
ェア
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製品の概要
内容物
箱の中には以下のものが入っています。
ControlSpace® SP-24 sound processor
設置および操作ガイド
専用 AC 電源コード
USB ケーブル
前面パネルの操作部およびインジケーター
1
2
3
4
6
5
1. 電源キー:電源をオン/オフします。
2. ディスプレイ:2行×16文字のバックライト付きLCDディスプレイです。プリセット名とパラメータ値を表示します。
3. ナビゲーションコントロールキー:メニューを介して項目や値を選択する時に使用します。
4. SELECT/LOADキー:プリセットやカスタムシーンを読み込みます。また、ユーティリティメニューのパラメータを保存します。
5. SIGNAL/CLIP LED:それぞれのチャンネルにおいて、信号の入力とクリップ状態を表示します。
6. ラック取付金具(取外し可)
:本体をラック内に設置する際に使用します。
背面パネルの接続部
1
2
3
4
1. Inputs A/B:XLRバランス入力です。
2. Outputs 1-4:XLRバランス出力です。
3. USB port:SP-24エディターソフトウェア実行中のパソコンと接続を行う場合に使用します(BタイプUSBコネクター)。
4. Input power:専用AC電源コードを接続します。
page 8 設置および操作ガイド
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本体の設置
標準ラックへのマウント
本体を標準ラック(深さ 457mm)へマウントする場合、1RU(44mm)の高さを必要とします。本体をラックに確実に固定するために、4 本のワッ
シャー付きネジ(付属していません)で取付金具を固定してください。
*ネオプレーンゴムワッシャーを使用する事により、
ネジの頭部がしっかりと固定され、
振動や輸送時の衝撃による緩みを軽減する事ができます。
スペースの確保
本機をパワーアンプのような熱を発生する機器に接して設置する場合は、空気の流れを確保するために本機とアンプとの間に 1RU 分のスペース
を開けてください。
接続
音声の接続
電源の接続
ControlSpace® SP-24 sound processorは、
様々な業務用音響機器と
ControlSpace® SP-24 sound processor は、全世界の電源電圧に対
の接続が可能なXLRアナログ音声入力を2系統、
およびXLRアナログ
応したユニバーサル電源を搭載しています。電源接続には、同梱の
音声出力を4系統装備しています。
専用 AC 電源コードを必ずご使用ください。
SP-24
s A digital device,
pursuant to
Part 15
gainst harmful interference when
rates,uses,and can radiate radio
on manual,may cause harmful
ntial area is likely to cause harmful
at his own expense.
SP-24
パワーアンプ
設置および操作ガイド page 9
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バランス/アンバランス接続
ControlSpace® SP-24 sound processor の XLR バランス接続端子は、接続ケーブルの結線を変更する事により、アンバランス機器との接続端子
として使用する事ができます。推奨はバランス接続ですが、1 ピンと 3 ピンを結ぶことによりアンバランス接続が可能となります。
バランス
アンバランス
USB 接続
SP-24 エディターソフトウェアを使 用する際は、同梱の USB ケーブルで SP-24 sound processor とパソコンとを接 続します。SP-24 sound
processor とパソコンとの間は、USB ケーブルで直結してください。
注記:パソコンのドッキングステーションや USB ハブを経由した接続は推奨しません。
注記:SP-24 エディターソフトウェアとユーザーズガイドは、Bose.co.jp よりダウンロードいただけます。
最小システム要件
SP
エデ -24
ソフ ィタ
トウ ー
ェア
SP-24 エディターソフトウェアを動作させる最小システム要件は、以下の通りです。
・
・
Microsoft® Windows® XP Professionalサービスパック2またはそれ以降
Microsoft Windows 7 (Professional または Ultimate)
・
・
Intel® Pentium® 4 850 MHzプロセッサーまたは上位のプロセッサー
最低画面解像度 1,280ドット x 768ドット
・
512 MB RAM
・
100 MBのディスク空き容量
・
USB接続
page 10 設置および操作ガイド
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前面パネルによるセットアップと設定
ControlSpace® SP-24 sound processorには、2種類の設定方法があります。一つは前面パネルより、予め定義された操作モードとスピーカープリ
セットを選択して設定するものです。もう一つはSP-24エディターソフトウェアを使用し、より高度なシーンと設定を作り出す方法です。ここでは、前
面パネルを操作してセットアップと設定を行う方法についてご説明します。
SP-24エディターソフトウェアを使用してセットアップと設定を行うための追加情報については、Bose.co.jp よりSP-24エディターソフト
ウェアユーザーズガイドをダウンロードしてご参照ください。
注記:SP-24エディターソフトウェアを使用するには、Windows XPあるいはWindows7で動作しUSBポートを持つパソコンが必要です。
下表に、sound processorの前面パネルまたはControlSpace SP-24エディターソフトウェアから操作可能な設定項目をまとめます。
機能
前面パネルによる操作
SP-24エディターソフトウェアによる操作
ボーズスピーカー用プリセットを含む設定済みモードの読み込み
○
カスタムシーンの読み込み
○
○
最大入力レベルの設定(感度)
○
○
チャンネル別 入力ゲインの設定
○
○
入力チャンネルのミュート
○
チャンネル別 入力EQの設定
○
カスタムチャンネル ルーティングの選択
○
チャンネル別 カスタムBPFの設定
○
チャンネル別 ボーズスピーカーEQの選択
○
出力チャンネル別 9バンドゾーンEQの設定
○
出力チャンネル別 ディレイの設定(フィート/メートル)
出力チャンネル別 ディレイの設定(ミリ秒)
○
○
出力チャンネル別 ピークリミッターの設定
出力ゲインの設定
○
○
○
出力チャンネルのミュート
○
○
出力チャンネル別 位相反転
○
ユーザーロックアウト入
○
工場出荷設定へのリセット
○
パソコンのシーンファイルを開く
○
パソコンへのシーンファイルの保存
○
SP-24 sound processorへのシーンファイルの転送
○
SP-24 sound processorからパソコンへのシーンファイルの呼び出し
○
SP-24 sound processor ファームウェアのアップデート
入力信号およびクリップインジケーター
○
○
○
入力および出力計測の詳細
○
出力信号の表示
○
ボーズスピーカーEQの個別出力チャンネルへの割り当て
○
販売終了ボーズスピーカーのEQの読み込み
○
設置および操作ガイド page 11
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前面パネルの操作インターフェイス
前面パネルメニューの構造マップ
前面パネルからの設定の概要については、以下のメニュー構造マップをご参照ください。
Home Screen
Custom Scenes
Mono
Saved Scenes
Max Input Level
Stereo
Preset Library
Mono HP+Bass
Preset Library
Input Gain
Preset Library
Delay
Stereo HP+Bass
Preset Library
Output Gain
User Lockout
18 dBu
InA
InA xx.x dB
Out1
Out1 xxx.x ms
Out1
Out1 xx.x dB
6 dBu
InB
InB xx.x dB
Out2
Out2 xxx.x ms
Out2
Out2 xx.x dB
Out3
Out3 xxx.x ms
Out3
Out3 xx.x dB
Out4
Out4 xxx.x ms
Out4
Out4 xx.x dB
0 dBu
Utility Menu
Press > to Lock
Factory Reset
Press > to Set
注記:ホームスクリーンから下層のメニューへ移動した時、有効となっているプリセットカテゴリーあるいはシーンカテゴリーがディスプレイに表
示されます。
page 12 設置および操作ガイド
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プリセットモード
ControlSpace® SP-24 sound processor には、予めボーズスピーカー用のプリセットが保存されています。更新用プリセットデータは、Bose.co.jp
よりダウンロードいただけます。手順につきましては、本書15 ページの「ファームウェアとスピーカーEQ プリセットの更新」をご参照ください。
また、販売終了ボーズスピーカーのEQは、SP-24エディターソフトウェア経由で利用する事ができます。
工場設定済みルーティングテーブル
スピーカープリセットは、現行のボーズスピーカーと共通の設定となるように、定義済みのモードと関連付けられています。販売を終了したボーズ
スピーカーのEQは、SP-24エディターソフトウェアを使って読み込み利用する事ができます。以下の表は、それぞれのプリセットモードが入力チャ
ンネルのルーティングと4つの出力チャンネルのフィルタリングにどのように関連付けられているかを示しています。
出力端子
プリセットカテゴリー
Mono
Mono HP+Bass
Stereo
Stereo HP + Bass
1
A+B (Full Range)
A+B (HP Filter)
A (Full Range)
A (HP Filter)
2
A+B (Full Range)
A+B (HP Filter)
B (Full Range)
B (HP Filter)
3
A+B (Full Range)
A+B (LP Filter)
A (Full Range)
A+B (LP Filter)
4
A+B (Full Range)
A+B (LP Filter)
B (Full Range)
A+B (LP Filter)
注記:
HP =ハイパス(高域周波数のみを通す)
LP =ローパス(低域周波数のみを通す)
Full Range =(全周波数帯域を通す)
注記:4チャンネルディスクリート出力など上記以外の出力の設定は、
SP-24エディターソフトウェアで行う事ができます。
プリセットの読み込み
1. ホームスクリーンにて
2.
3.
キーを押します。
キーを押して使用したいプリセットのカテゴリーを選択します。
キーを押してプリセットを決定します。
4. SELECT/LOADボタンを押してプリセットを読み込みます。
注記:現在読み込まれているプリセットは、LCDディスプレイ上でアスタリスク(*)で表示されています。
カスタムシーン
ControlSpace SP-24 sound processorは、前面パネルの操作あるいはSP-24エディターソフトウェアから呼び出せる、独自設定した4種類のカスタ
ムシーンを作ることができます。それぞれのシーンは、包括的な信号処理パラメータを独自に設定したものであり、
シーンを呼び出すと直ちに有
効になります。
カスタムシーンの作り方の詳細情報については、Bose.co.jp よりControlSpace SP-24エディターソフトウェアのユーザーズガイドを
ダウンロードしてご参照ください。
sound processorの前面パネルを操作して保存されているカスタムシーンを呼び出す際には、以下の手順を行います。
1. ホームスクリーンにて
2.
キーを押します。
キーを押してカスタムシーンを選択します。
3.
キーを押して、呼び出したいカスタムシーンを決定します。
4. SELECT/LOADボタンを押して選択したカスタムシーンを読み込みます。
注記:予めUtility Menuにて設定されてたパラメータは、カスタムシーンに保存されていた設定に上書きされます。
ユーティリティメニュー
前面パネルからのユーティリティメニューの操作によって、SP-24 sound processorの調整の一部を行う事ができます。
より詳細な設定は、SP-24エ
ディターソフトウェアから行います。
設定の保存
ユーティリティメニューにおいて、パラメータ設定値の変更は、SELECT/LOADボタンを押すと直ちに反映されます。また操作終了後60秒が経
過すると、設定値は自動的に保存されます。パラメータ画面から抜けるには、 キーを押します。
注記:パラメータ画面を表示させた時に現れる初期値は、現在使用中のパラメータ設定値です。
設置および操作ガイド page 13
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最大入力レベル
入力 A および B の両方の最大入力レベルを、0 dBu、6 dBu、および 18 dBu の 3 つの選択肢から選んで設定します。音声ソース機器の資料を
参照して最大出力レベルを決定し、SP-24 sound processor に最適な入力レベルの信号が与えられるようにしてください。もしソース機器からの
最大入力レベルが 18 dBu よりも大きい場合は、ソース機器のマスター出力調整を操作して出力レベルを抑えるか、アッテネーターなどを利用し
て最大レベルを 18 dBu 以下に下げてください。
最大入力レベルを設定するには:
Max Input Level
1.
18 dBu
2.
ユーティリティーメニューからMax Input Levelを選択します。
キーを押します。
キーを使用して合わせたい最大入力レベル値を選択します。
3.
4. SELECT/LOADボタンを押して設定を保存します。
Max 6Input
dBu Level
18dBu
dBu
0
5.
キーを押してメニューから抜けます。
6 dBu
入力ゲイン
Input Gain
それぞれの入力端子における入力ゲインを設定します。調整範囲は -60 dB から 12 dB です(0.5 dB 単位)
。
0 dBu
MaxInA
Input Level
InA xx.x dB
Input
Gain
18 dBu
InB
InB xx.x dB
InA
6 dBu
InA xx.x dB
Max Input Level
Delay
InB
0 dBu
InB xx.x dB
18 dBu
Out1
Out1 xxx.x ms
6 dBu
Delay
Input
Gain
Out2
Out2 xxx.x ms
0 dBu
Out1
MaxOut3
Input Level
InA
Out1xx.x
xxx.x
Out3
xxx.x
ms
InA
dBms
ディレイ
Out2
Out2 xxx.x ms
Out3
6 dBu
Out3 xxx.x ms
入力ゲインを設定するには:
1.
ユーティリティーメニューからInput Gainを選択します。
2.
キーを使用して設定する入力チャンネル
(InAまたはInB)を選択します。
3.
キーを押して決定します。
キーを押して入力ゲイン値を選択します。
4.
5. SELECT/LOADボタンを押して設定を保存します。
6.
キーを押してメニューから抜けます。
Out4
Out4
xxx.x
InB
InB xx.x
dBms
18 dBu
それぞれの出力端子におけるディレイを設定します。調整範囲は
0 ms から 170 ms です(0.5 ms 単位)。
Input Gain
InA
InA xx.x dB
Out4
0 dBu
Out4 xxx.x ms
InB
Out1
Out1
InB xx.x dB
Out1
ms
Out1 xxx.x
xx.x dB
Delay
Output
Gain
Output
Gain
Out2
Input
Out2Gain
Delay
Out2
ms
Out2 xxx.x
xx.x dB
Out1
Out3
Out3
InA
Out1xx.x
xx.x
dB
Out3
xx.xdB
dB
Out3
xxx.x
ms
InA
Out1
Out1 xxx.x ms
Out2
Out4
Out4
InB
Out2
xx.x
dB
Out4
xxx.x
ms
Out4
xx.x
InB
xx.x
dBdB
Out2
Out2 xxx.x ms
Out3
Out3 xx.x dB
Out3
Out3 xxx.x ms
Out4
Out4 xxx.x ms
Output Gain
UserDelay
Lockout
出力ゲイン
Out4
ディレイを設定するには:
1.
ユーティリティーメニューから Delay を選択します。
2.
キーを使用して設定する出力チャンネル(Out1、Out2、Out3、Out4)を選択します。
3.
キーを押して決定します。
4.
5.
6.
キーを押してディレイ値を選択します。
SELECT/LOADボタンを押して設定を保存します。
キーを押してメニューから抜けます。
Out4 xx.x dB
Out1 > to Lock
Out1 xxx.x
xx.x dB
Press
Out1
Out1
ms
それぞれの出力端子における出力ゲインを設定します。調整範囲は
-60 dB から 0 dB です(0.5 dB 単位)。
User
Lockout
Out2
Out2
Out2 xxx.x
xx.x dB
Out2
ms
出力ゲインを設定するには:
Out3 xxx.x
xx.x dB
Out3
ms
1.
Output Gain
Press
Out3 > to Lock
Out3
ユーティリティーメニューから Output Gain を選択します。
Out1
Out1 xx.x dB
Out4
Out4
Out4 xxx.x
xx.x dB
Out4
ms
2.
キーを使用して設定する出力チャンネル(Out1、Out2、Out3、Out4)を選択します。
Out2
Out2 xx.x dB
3.
キーを押して決定します。
Out3
Out3 xx.x dB
4.
5.
Out4
Press
Out1 > to Lock
Out4 xx.x dB
Out1 xx.x dB
6.
Out2
Out2 xx.x dB
User
Lockout
Output
Gain
キーを押して出力ゲイン値を選択します。
SELECT/LOADボタンを押して設定を保存します。
キーを押してメニューから抜けます。
User Lockout
ユーザーロックアウト
Out3
Out3 xx.x dB
Press > to Lock
ナビゲーションコントロールキーをロックし、不用意な設定値の変更を防ぎます。ロックアウトの動作中は、sound
processor の設定は現
状のまま固定されます。ユーザーロックアウトは、USB を経由した SP-24 エディターからのアクセスは妨げません。
Out4
Out4 xx.x dB
User Lockout
Press > to Lock
page 14 設置および操作ガイド
ロックをかけるには:
1.
2.
ユーティリティーメニューから User Lockout を選択します。
キーを押します。
3.
キーを押してロックアウトに入ります。ロックアウトを行わない場合は、
ます。
4.
ユーザーロックアウトが設定されると、sound processor は自動的にロック状態のホームスク
リーンに戻ります。
キーを押し
設置および操作ガイド
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ロックを解除するには:
Home Screen
1. ホームスクリーンの状態で、ディプレイ上に Lockout ON No Access と表示されるまで
を押し続けます。
キー
キーと キーを同時に 5 秒間長押しします。
2.
3. ディスプレイに Lockout OFF Full Access と表示されます。
4. sound processor は自動的に、ロック解除状態に復帰します。
工場リセット
システムを工場出荷状態にリセットします。
リセットするためには:
Factory Reset
Press > to Set
1.
2.
ユーティリティーメニューから Factory Reset を選択します。
キーを押します。
3.
4.
キーを押してリセットを実行します。リセットを行わない場合は、 キーを押します。
sound processor は工場出荷状態に自動的にリセットされ、ホームスクリーン表示状態に戻り
ます。
ファームウェアとスピーカー EQ プリセットの更新
ControlSpace SP-24 sound processer に内蔵されているファームウェアおよびボーズスピーカーのプリセットは、ControlSpace® SP-24 エ
ディターソフトウェアを使用して更新する事ができます。最新版のファームウェアおよび EQ のファイルは、Bose.co.jp にて入手可能です。
ファームウェアおよび EQ プリセットの更新に関する詳細情報については、ControlSpace SP-24 エディターのユーザーズガイドをご参照く
ださい。
SP-24 エディターパソコンアプリケーション
特長と機能
ControlSpace SP-24 エディターソフトウェアは、Bose ControlSpace SP-24 sound processor のセットアップ、設定、および制御に使用さ
れます。SP-24 エディターはプロセッサーの持つ全ての機能にアクセスする事ができ、またユーザーが作成したカスタムシーンを最大 4 つ
までプロセッサーに保存する事ができます。
ControlSpace SP-24 sound processor を使用したシステムの設計および設定に関する追加情報につきましては、Bose.co.jp をご参照くださ
い。
ControlSpace SP-24 sound processor は、固定式信号処理アーキテクチャを採用し、加えて SP-24 エディターソフトウェアを使用した以下
の信号処理機能を搭載しています。
・
入出力レベルコントロール
° 入力感度(最大入力レベル)およびゲインコントロールにより、SP-24 sound processor への入力信号を調整します。また出力ゲイ
ンコントロールにより、製品の出力レベルを設定します(最大 18 dBu)。
・
2つの用途で動作可能な 9バンド EQ
° それぞれの入力 / 出力信号処理プロセスの中に、9 バンドのグラフィックあるいはパラメトリックイコライザーとして使用可能な、
9 バンドデュアル EQ が含まれています。
・
ルーティング
° ソースを様々な形式で各出力チャンネルに出力できます(A、B、A+B、なし)。
・
バンドパスクロスオーバー
° バンドパスクロスオーバー機能は、信号処理プロセスの中で一つのモノラルクロスオーバーを提供します。
・
ボーズスピーカー EQ
° それぞれの信号処理プロセスに、ボーズスピーカー専用の EQ ステージが含まれています。
・
信号ディレイ
° それぞれの出力チャンネルに対し、最大 170 ミリ秒の信号ディレイをかける事ができます。
・
信号リミッター
° それぞれの信号処理プロセスに、ピーク値信号リミッター(アタック値:1 ミリ秒固定、リリース値:1 秒固定)が含まれています。
ソフトウェアとユーザーズガイドのダウンロード
ControlSpace SP-24 エディターソフトウェアおよびユーザーズガイドは、Bose.co.jp からダウンロード可能です。
設置および操作ガイド page 15
設置および操作ガイド
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出力設定の例
ステレオ プリセットバンク:フルレンジステレオ音声を出力するためのプリセット
ステレオ フルレンジ
例:
ステレオ入力/ステレオ出力
(Panaray® 802® Series III スピーカー 2 台)
プリセット
入力:
A: ミキサーからの左音声
B: ミキサーからの右音声
ルーティング: チャンネル 1:
(デフォルト) チャンネル 2:
802-III 左
フルレンジ
802-III 右
フルレンジ
チャンネル 3:
802-III 左
フルレンジ(下記の例では未使用)
チャンネル 4:
802-III 右
フルレンジ(下記の例では未使用)
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ステレオ中高域+モノラル低域 プリセットバンク:チャンネル 1および 2にステレオハイパス音声を、チャンネル 3および 4にモノラ
ルローパス音声を出力するためのプリセット
ステレオ中高域およびモノラル低域
例:
ステレオ入力/ステレオ出力
(LT4402WR スピーカー 2 台)+モノラル出力(MB24 WR 1 台)
プリセット
入力:
A: ミキサーからの左音声
B: ミキサーからの右音声
ルーティング: チャンネル 1:
(デフォルト) チャンネル 2:
LT 4402 WR 左
ハイパス
LT 4402 WR 右
ハイパス
チャンネル 3:
MB24 WR モノラル(左+右)
ローパス
チャンネル 4:
MB24 WR モノラル(左+右)
ローパス(下記の例では未使用)
設置および操作ガイド page 17
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モノラル プリセットバンク:4チャンネルのフルレンジモノラル音声を出力するためのプリセット
モノラル フルレンジ
例:
モノラル入力/モノラル出力(Panaray® 402® Series II スピーカー 4 台)
プリセット
入力:
A: ミキサーからの左音声
B: 入力なし
ルーティング: チャンネル 1:
(デフォルト) チャンネル 2:
402 II モノラル
フルレンジ
402 II モノラル
フルレンジ
チャンネル 3:
402 II モノラル
フルレンジ
チャンネル 4:
402 II モノラル
フルレンジ
page 18 設置および操作ガイド
設置および操作ガイド
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モノラル中高域+モノラル低域 プリセットバンク:チャンネル 1および 2にモノラルハイパス音声を、チャンネル 3および 4にモノラ
ルローパス音声を出力するためのプリセット
モノラル中高域およびモノラル低域
例:
ステレオ入力/モノラル出力(FreeSpace® DS 40SE スピーカー 2 台)
+モノラル出力
(Panaray® MB4 bass module 1 台)
(出力は左右を合成してモノラルとする。
)
プリセット
入力:
A: ミキサーからの左音声
B: ミキサーからの右音声
ルーティング: チャンネル 1:
(デフォルト) チャンネル 2:
DS 40SE モノラル(左+右)
ハイパス
DS 40SE モノラル(左+右)
ハイパス
チャンネル 3:
MB4 モノラル(左+右)
ローパス
チャンネル 4:
MB4 モノラル(左+右)
ローパス(下記の例では未使用)
設置および操作ガイド page 19
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故障かな?と思ったら
トラブル
電源が入らない、あるいは断続的に切れる
電源はオンになったが、音が聞こえない
音が歪む
不自然な音がする
S/Nが悪い(ヒスノイズが聞こえる)
page 20 設置および操作ガイド
対処方法
•
電源をオンにします。
•
電源コードが本体及びコンセントに正しく接続されている事を確認します。
•
コンセントあるいは電源延長コード(使用している場合のみ)に給電されている事を確認します。
•
SP-24 sound processor を別の給電ラインに接続して動作を確認します。
•
ソース機器がオンになっている事を確認します。
•
ソース機器と SP-24 sound processor をつなぐ信号ケーブルが確実に接続されている事、およびケー
ブル自体に問題が無い事を確認します。
•
SP-24 sound processor とアンプ(あるいはアンプ内蔵スピーカー)をつなぐ信号ケーブルが確実に接
続されている事、およびケーブル自体に問題が無い事を確認します。
•
アンプあるいはアンプ内蔵スピーカーがオンになっている事、およびアンプがスピーカーに確実に接
続されている事を確認します。
•
ソース機器から音声信号が入力されている事を確認します。SP-24 sound processor のフロントパネル
上にある入力信号インジケーターが緑に点灯している事を確認します。
•
SP-24 エディターソフトウェアに接続されている場合は、全てのパラメーター、特に入出力ゲイン、ルー
ター、ミュートコントロールが正しく設定されている事を確認します。
•
フロントパネルの操作によってセットアップを実施した場合は、スピーカープリセットあるいはカス
タムシーンを確認します。
•
ユーティリティメニューから、入力/出力ゲインの値を確認します。
•
ユーティリティメニューから、入力レベルを確認します。
•
入力クリップインジケーターが赤く点灯していないことを確認します。インジケーターが赤くなって
いる場合は、最大入力レベルあるいは入力ゲインを調整して、ソース機器の出力レベルに適した値に
します。
•
最大入力レベルを 18 dBu に設定している状態でもクリップが続いている場合は、ソース機器の出力
ゲインを下げて信号レベルを下げるか、アッテネーターを使用します。
•
SP-24 sound processor がクリップ状態でない場合は、出力ゲインを下げます。
•
SP-24 エディターソフトウェアを使用し、入出力レベルが制御/確認可能な状態にします。測定器を
使用し、適切なゲインとなるよう調節します。
•
スピーカーがアンプより過入力を受けていないか、あるいはダメージを受けていないかを確認します。
•
適切なボーズスピーカー EQ が選択されているかを確認します。
•
プリセットやカスタムシーンで設定した出力チャンネルに、目的のスピーカーが正しく接続されてい
る事を確認します。
•
SP-24 エディターソフトウェアで、リミッターの設定を確認します。
•
SP-24 エディターソフトウェアで、出力極性コントロール(出力ゲイン部)が同一システム内のどの
スピーカーも同じ状態に設定されている事を確認します。
•
音声信号の系統において、極性が正しく接続されている事を確認します(入力結線、出力結線、アン
プ出力チャンネルのスピーカーへの結線など)
。
•
最大入力レベルのパラメーターを 18 dBu に設定します。ソース機器より、理想的な公称値 0 dBu の
信号が供給される事を確認します。
•
それぞれの入力チャンネルの入力ゲインパラメーターを調整し、最大入力レベルがちょうどクリップ
レベルを下回るようにします。
•
SP-24 エディターソフトウェアを使用し、リミッターおよび出力ゲイン部を調整して、接続している
アンプやアンプ内蔵スピーカ ーの入力仕様に合う適切な出力レベルにします。
(例:18 dBu の信号を
入力可能なアンプに対しては、SP-24 Sound Processor からのピーク出力はできるだけ 18 dBu に近い
ものにする必要があります。
)
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トラブル
対処方法
•
複数の高出力機器と同一の電源ラインから SP-24 sound processor へ給電している場合は、いくつか
の機器の電源ケーブルを抜くか、SP-24 の電源を別のラインから取ります。
•
SP-24 sound processor の電源ケーブルと、ソース機器や出力機器(アンプやアンプ内蔵スピーカーな
ど)の電源ケーブルを、できるだけ近くのコンセントに接続します。
•
バランスケーブルを使用し、バランス接続します。
•
音声信号ケーブルを電源ケーブルから物理的に離します。
•
他の音声ソースを確認します。
•
ソ ー ス(ミ キ サ ー ∼ sound processor 間 な ど)
、ア ン プ、あ る い は ス ピ ー カ ー と SP-24 sound
processor との接続に使用しているケーブルを交換します。
•
ラインテスターを使用して、電源コンセントや延長ケーブル(使用している場合)が適切に接地され
ているかどうかを確認します。
•
対象となるチャンネルに対して、インライン XLR グランドリフトを使用します。
•
使用しているパソコンが最小システム要件を満たしているかを確認します。
•
製品に同梱されている USB ケーブルを使用します。
•
パソコンと SP-24 sound processor との間にある USB 延長ケーブルや USB ハブを取り外します。
•
パソコンをドッキングステーションから取り外します。パソコン本体の USB ポートに直接接続します。
•
SP-24 エディターソフトウェアを再インストールします。
•
その他の USB 機器をパソコンから取り外します。
•
USB ケーブルの両端を共に一旦取り外し、再度接続します。
•
パソコンの他の USB コネクターを使用します。
•
USB ケーブルを取り外し、SP-24 sound processor およびパソコンの双方を再起動させた上で再びケー
ブルを接続します。
限定された項目しかフロントパネル
で操作できない
•
全機能の詳細な設定を行う場合は、SP-24 エディターソフトウェアを使用します。カスタム設定値は、
カスタムシーンとして SP-24 sound processor に保存します。
設定状態が保存されない
•
プリセットやカスタムシーン、ユーティリティメニューのパラメータなどの設定値を保存する場合は、
SELECT/LOAD ボタンを押します。
電源投入時にポップ音が出る
•
ソース機器や SP-24 sound processor の電源投入後に、アンプやアンプ内蔵スピーカーの電源を入れ
ます。
バズやハムノイズが聞こえる
USB接続が認識されない
お問い合わせ先
206-0035
0570-080-023
PHS IP
Tel 03-5489-1124
PHS IP
Tel 03-5489-0955
1-53-9
0570-080-021
設置および操作ガイド page 21
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付録
仕様
オーディオパフォーマンス
周波数特性
20 Hz - 20 kHz (+0/-1 dB)
全高調波歪
0.015%
チャンネルセパレーション(クロストーク)
100 dB
ダイナミックレンジ
107 dB
内蔵DSP
レイテンシー
1.52 ms
A/D、D/Aコンバーター
24-bit / 48 kHz
最大出力タイムディレイ
170 ms
入力
入力
入力端子
入力インピーダンス
最大入力レベル
感度
アナログ 2ch(バランス)
XLR
2.2 kΩ @1 kHz
+18 dBu
0/+6/+18 dBu(選択可)
出力
出力
出力端子
出力インピーダンス
最大出力レベル
アナログ 4ch(バランス)
XLR
200 Ω
+18 dBu
インジケーター/コントロール
LED インジケーター(入力段)
コミュニケーションポート
緑色(信号入力時)、赤色(クリップ)
PC 用インターフェース USB Type B(リアパネル)
電気特性
電源電圧(±10%)
消費電力
AC100V 50/60 Hz
15W(最大)
その他 仕様
ラックサイズ
動作温度範囲
外形寸法
1 RU
0 ºC - 45 ºC
483(W)×45(H)×218(D)mm
質量
2.7 kg
梱包質量
3.9 kg
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寸法図
16.5”
[419mm]
1.8”
[45mm]
19.0”
[483mm]
1.2”
[31mm]
背面図
8.6”
[218mm]
1.8”
[45mm]
18.5”
[470mm]
前面図
8.1”
[205mm]
側面図
ユーティリティメニュー 調整範囲
調整範囲
対象チャンネル
最大入力レベル
ユーティリティメニュー
0, +6, or +18 dBu
Inputs A および B (連動制御)
入力ゲイン
-60 dBFS to +12 dBFS; 0.5 dB 単位
Input A, B
ディレイ
0 to 170 ms; 0.5 ms increments
Output: 1, 2, 3, 4
出力ゲイン
-60 dBFS to 0 dBFS; 0.5 dB 単位
Output: 1, 2, 3, 4
プリセットモードのルーティングカテゴリー
Mono
Stereo
Mono HP+Bass
Stereo HP+Bass
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その他情報について
http://www.bose.co.jp/
ボーズ株式会社 http://www.bose.co.jp/
〒150-0036 東京都渋谷区南平台町16 -17 渋谷ガーデンタワー 5階
●仕様および外観は改良のため予告なく変更することがあります。
●弊社取扱以外の製品については、保証の責任を負いかねますのでご了承願います。
OM-1506-C
12・11 (B)