バリ取り加工・研磨布紙加工技術専門委員会

専門委員会/分科会報告
第 3 回研究見学会
開催 平成 27 年 9 月 14 日(月)
バリ取り加工・研磨布紙加工技術専門委員会
設置年:平成 22 年~,会員数:80 人,委員長:北嶋弘一(関西大学)
1.はじめに
ロボットの特性や役割,
1) 第 3 回研究見学会
投資効果など適用技術
開催日時:平成 27 年 9 月 14 日(月)
の導入により,コスト低
会
場:スリーエムジャパン株式会社相模原事
下,高品質で安定した
業所カスタマーテクニカルセンター
生産性など定年後の効
参加人数:22 人
果を念頭に入れた人と
本専門委員会は,バリ取り加工技術,エッジ仕上げ
ロボットの協調によるバリ
技術および研磨布紙加工技術に関する産官学の研究
講演聴講の様子
取り・エッジ仕上げの自動化が提案された.
者,技術者の学術交流および情報交換を通じて,砥粒
加工技術,新しい加工技術の開発ならびに生産技術の
3.見学会・研磨デモ体験
向上を図ることを目的として活動している.今年度の第3
同社の松本カスタマーテクニカルセンター長より会社
回研究見学会は,スリーエムジャパン株式会社のご協
説明をいただいた後,2 班に分かれて見学した.数多く
力により相模原事業所カスタマーテクニカルセンター
の製品・設備・装置が展示される中,実演や用途説明な
(CTC)の見学会と,同社製品による研磨・バリ取り作業
ど分りやすく紹介いただいた.子どもから大人まで,家
の実体験を個々人が行った.
庭用品から医療・住宅・車等あらゆる場面で 3M の要素
技術の高い製品が普及していることを実感した.その後,
技術部部長 陽田 彰氏より研磨材料の紹介があり,3
2.研究会
同社の技術部マネジャー前田紀一氏の司会進行で,
班に分かれ 3 作業の研磨実習を体験した.今回の研究
定刻通り開始され,同社の事業部長尾入茂人氏に挨
見学会は,今までにない体験型のものであり,一般研磨
拶をいただいた.
材製品と 3M のテクノロジーを駆使して開発された研材
開会挨拶 北嶋弘一専門委員長(関西大学名誉教授)
製品の相違を一人一人身を以て体験することができた.
講演
作業時間の短縮,仕上げの美しさ,参加者からは感嘆
「人とロボットの協調によるバリ取り・エッジ仕上げ
および研磨の自動化の案」
アラキエンジニアリング 代表荒木 弥氏
アラキエンジニアリング代表の荒木氏による講演では,
尾入茂人氏
荒木 弥氏
の声が上がった.最後に,事業部長 尾入茂人氏の閉
会挨拶で締めくくった.
(文責・長谷川史江)
研磨作業実体験の様子