4月号

No.1
3学年主任
菅
聖子
4月9日発行
3年生の皆さん、進級おめでとう。松山中央高校で迎える3度目の、そして締めくくりの1年が
始まりますね。この1年のスタートに当たり、真の中央生であるはずの皆さんは、今何にチャレン
ジしていますか。中央生である自負と自信は、どこでどのように発揮されていますか。
「初心忘るべからず」(『花鏡』)という世阿弥の言葉があります。本来は能の言葉ですが、皆さ
んの立場に置き換えて考えてみます。今まで経験したことのない試練に対して、自分の未熟さを受
け入れながら挑戦していく、その気概や心構えではないかと思います。未熟である自分を認めるの
は、恥ずかしく悔しいでしょう。しかし、試練に立ち向かうことでしか前に進めないならば、力を
つけるしかありません。自分の技量、学力、精神力によってしか道が拓かれないならば、今ある力
をレベルアップするしかありません。
この「初心忘るべからず」は、今年の入学式で校長先生が皆さんの後輩にあたる新1年生に贈ら
れた言葉です。実は、「時々の初心」という言葉もあり、歳と共に積み重なっていく「初心」があ
ります。人生のあらゆる場で「初心」は必要だと思いますが、人生ここを乗り切ればという勝負ど
ころがあります。それが「今」、つまり受験生としての1年です。妥協するか、本気で挑戦し試練
を乗り切ろうとするかで、皆さんの未来は大きく変わります。100 回失敗したら 101 回目に成功す
ると信じること、自分が「できる」ようになるという志(諦めない心)のないところに、皆さんの
望む未来はありません。(ただし、素直さと柔軟性を伴わない頑固さはNG)最後は意地と根性で
す。苦しい場面で踏ん張れる底力が、皆さんの未来を作ります。
物理的な時間はいつも均等に流れていますが、密度の濃い時間と薄い時間があります。皆さんの、
ここが本気の踏ん張りどきというエネルギーによって、濃くなり加速するのです。チャンスは実は
いたるところにありますが、大切なのはそれを自分の所に引き寄せる握力です。
卒業まで 11 か月を切りました。「今」が勝負どころです。目の前にある問題の一つ一つが、すべ
て自分の未来につながっていると信じて取り組んでください。2月のセントラルマラソンでは、ゴ
ールで皆さんの帰りを待っていた私ですが、この「もう一つのセントラルマラソン」は、ちゃんと
皆さんの隣りで走っていますからね。
最後に3年学年団を紹介します。締めくくりの1年、一緒にがんばりましょう。
学年主任
組
菅
聖子
担
国語
副学年主任
任
教
科
辻本
副担任
龍二
教
理科
科
301(理数)
岩城
俊哉
数
学
田中
誠
保健体育
302(理数)
大西
大輔
理
科
下﨑
愛
保健体育
303(理数)
浅見真一郎
数
学
枝吉
一世
地歴公民
304(医看)
田所軍兵衛
国
語
田和
功
英
語
305(英語)
鷲野
博文
英
語
泉
明史
英
語
306(人文)
石丸
敬之
国
語
織田原
環
理
科
307(人文)
井上
雄太
宮崎
健
数
学
308(人文)
中野
佑亮
上原
加代
英
語
309(人文)
河本
潤也
辻本
龍二
理
科
門屋
朝美
地歴公民
数
学
地歴公民
養
護