IBM メインフレーム憲章

※過去に公開していた Web コンテンツのアーカイブです。(2003 年公開)
//www.ibm.com/systems/jp/z/mc/2003/index.html
//www.ibm.com/systems/jp/z/mc/2003/innovation.html
//www.ibm.com/systems/jp/z/mc/2003/value.html
//www.ibm.com/systems/jp/z/mc/2003/community.html
IBM メインフレーム憲章
今日のビジネスにおいては、変化を敏感に捉えプロセスに重点を置いた、力強く能率的な IT 環境が必要とされていま
す。また、お客様のニーズがよりオンデマンドな方向性を強めていくにつれ、メインフレーム本来の価値が、企業に
よって再認識され始めています。IBM では、メインフレーム・コンピューティングで誕生し、着実に具現化された IT
機能である"自動化""統合化""仮想化"などの機能を、オンデマンドなオペレーティング環境戦略の中心に置いています。
そして今回、IBM は、これら重要な価値をさらに発展させ、長期的なメインフレーム戦略を明確にする IBM メインフ
レーム憲章(IBM Mainframe Charter)を発表します。メインフレーム憲章は、zSeries のお客様に対して、将来的
な投資計画のためのフレームワークを提供し、一貫した価値を提供していくことを目的とする新しい戦略です。IBM
は今後も zSeries によって、Innovation(革新的テクノロジー)
、Value(メリットと価値)をお客様にご提供し続け
ること、そのために Community(zSeries のお客様とソフトウェア・ベンダー)をさまざまな方法で支援し続けるこ
とを、お約束します。今後も IBM は、このメインフレーム憲章によって zSeries を発展させていくことで、お客様の
ビジネスに貢献するシステムをご提供し続けます。
プレスリリース - メインフレームの新たな活用に向けた施策を発表
Innovation(革新的テクノロジー)
 技術革新を常にリードし、オンデマンド・ビジネスにおいて、ますます統合化され柔軟性を増すビジネス・プロセ
スをサポートするため、zSeries を拡充すること
 複雑で広範な基幹ワークロードを実行する、高度かつ統合化された環境のために、柔軟、効率的で、変化に敏感な
フラグシップ・プラットフォームとしての zSeries の位置づけを維持すること
 ユーザー・プロセスおよびシステム管理を単純化するために zSeries のオートノミック・コンピューティング機能
を向上させること
2004 年 2Q の主な拡張
zAAP(zSeries Application Assist Processor)の発表
z990 と z890 でサポートされる Java 専用の補助プロセッサーzAAP を発表します。zAAP は Java のアプリケーショ
ン処理を支援する新しい zSeries の PU タイプで、z/OS と z/OS.e の Java コードの実行だけを支援します。zAAP に
Java 処理をオフロードすることで CP(Central Processor)資源の有効活用を実現します。
On/Off Capacity on Demand の発表
On/Off Capacity on Demand(On/Off CoD)の機能拡張を行うと共に、対象機械が z990 に加えて z890 が追加さ
れました。On/Off CoD は、ピーク時に必要となるキャパシティーを、一時的に増強することが可能な機能です。お
客様は必要なキャパシティーを 1 日単位の料金で利用することができます。さらに、キャパシティーの増強および復
元はシステムの稼動中に行えるため高い可用性も享受できます。今回の機能拡張で、一時的に増減できる対象が従来
の CP、IFL に加えて、ICF、zAAP が追加されました。
チャネル・サブシステムの機能拡張
z990 においてチャネル・サブシステムが機能拡張され、LCSS(Logical Channel Sub System)が従来の最大 2 か
ら最大 4 に増えました。この機能拡張により z990 1 台に搭載できるチャネルの数が従来の 512 本から 1024 本に拡
張され、非常に大規模なサーバー統合にも対応できるようになりました。
Value(メリットと価値)
 説得力のある明確で一貫した方法により、zSeries ソリューションのメリットと価値提案を強化し、コストを削減
すること
 使用量に応じた料金体系など、zSeries の強みに重点を置き、そのオンデマンド性を強化させること
 オンデマンド環境において、リソースの配分や使用状況を明確化する機能をさらに強化
2004 年 2Q の主な拡張
ワイドレンジ・サーバー z890 の発表
オープン・メインフレームの普及型モデル「IBM eServer zSeries 890」
(以下、z890)を発表します。z890 は、IBM
の 1200 名の開発者が、10 億ドルを超える投資と 4 年の歳月を掛けて開発した上位モデル 990 と同じテクノロジー
を採用しています。Java をはじめとしたオープン・スタンダードへの対応や、論理区画機能などのサーバー統合機能、
さらにはオートノミック機能を備えています。z890 は幅広い処理能力範囲をきめ細かくカバーする 28 モデルを用意
し、お客様の個々の業務規模に合わせたモデルを柔軟に選択できるとともに、MIPS 値に比例して課金される料金体系
のソフトウェアについてコスト節減が図られるなど、より高い投資対効果が期待できます。
IBM Integrated Platform for e-business on zSeries のご紹介
IBM eServer Integrated Platform for e-business on zSeries(以下 IPeB on zSeries)は、Linux for zSeries 上
で e-business アプリケーションの稼働を容易にするソリューションです。zSeries ハードウェアに加え、z/VM、
TLES8、
WebSphere、DB2 UDB 他のソフトウェア、ソフトウェア保守、Linux for S/390 サポート・サービスをパッケージ
しご提供できます。IPeB on zSeriesは、事前テスト済みの構成ですから、新しい e-ビジネス・アプリケーションを
より安心に、よりクイックにシステム構築が可能となります。
「IBM eServer Integrated Platform for e-business on
zSeries」はオンデマンド時代に要求されるスピードに対応する新しいソリューションです。
zSeries 890 向けに EWLC 段階料金の発表
EWLC(Entry Workload Licence Charge)の適用により、以下のように、従来よりも柔軟なソフトウェア料金のメ
リットが享受できます。
 対象製品においては、マシンの処理能力ではなく、使用量に応じてソフトウェア料金を課金
 将来の拡張に備えて、ソフトウェア料金を増加させずにハードウェアの追加が可能
 e-business 環境でのスパイク(突発的なピーク)にも対応
Community(zSeries のお客様とソフトウェア・ベンダー)
 世界規模のサポート/サービスを促進し、zSeries コミュニティーの活力を育成するための各種プログラムをサポー
トすること
 zSeries を土台として構築するオンデマンド・ソリューションの設計/開発/配置において、お客様をサポートする
スキルや専門知識を提供すること
 異種、多様な環境において zSeries の使用を強化するために、キーとなるオープン・スタンダードとコモン・スト
ラクチャーの確立に協力していくこと
ビジネス・パートナー
IBM は常にお客様のビジネスに必要となるソリューションやツールを提供するビジネス・パートナー(BP)と密接に
連携しています。これにより、お客様は CRM、ERP、SCM、Web、BI 等のアプリケーションを構築し、zSeries プラ
ットフォームの価値をフルに生かすことができます。Global でのコミュニティ活動の一環として Share をご参考くだ
さい。
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システム・コンピテンシー・センター
現在の複雑化・多様化するシステム構築環境において、お客様には、多様な IT インフラ・ベンダーから最適なコンポ
ーネントの調達や、それらの製品知識、スキル、技術サポートのタイムリーな結集が求められています。システム・
コンピテンシー・センター(SCoC:Systems Center of Competency)は、こうした状況にいち早く対応し、お客様
に最適なソリューションをご提案するために設立された、パートナー様向けの総合システム検証施設です。IBM 製
eServer はもちろん、コンピテンシー・センター共同運営スポンサー各社のご協力により主要なミドルウェア、スト
レージやネットワーク製品を揃えて異機種混在環境を具現化、導入予定のシステムやアプリケーションの事前検証、
相互運用性/稼働テスト、デモンストレーションなどが行えます。