ポータブル型分光測定装置パンフレット

ポータブル型分光測定装置
【ARC Optix社、ARCspectro FT-NIT Rocket・HT-2D】
【設備の特徴】
コンパクトかつ軽量で持ち運びが容易なフーリエ変換型・小型分光器です。ポータ
ブル性を生かしてのフィールドワークをはじめ、光ファイバーを接続して、簡単に可視
から赤外領域のスペクトル測定が行えます。また、HT-2Dは、キュペットホルダーなど
の試料直近に分光器を置き、試料からの散乱光を直接測定することができます。
【設備の仕様概要、技術内容】
■特長的な機能
・コンパクトかつ軽量で持ち運びが容易
・フーリエ変換方式による高いS/N比
・可視~赤外領域の広い測定波長範囲
・spcファイル形式データで、各種解析ソフト
が利用可能
FT-IR
Rocket
HT-2D
■仕様概要
FT-NIR Rocket
測定波長範囲
900 nm ~ 2.6 mm
分解能
4 cm-1
(<0.8 nm@1 mm, <2 [email protected] mm, <5 [email protected] mm)
S/N比
>3000:1
ADコンバーター
24ビット
HT-2D
測定波長範囲
400 nm ~ 1050 nm
分解能
1.7 nm@400 nm, 5 nm@700 nm, 10 nm@1000 nm
S/N比
3000:1(暗電流:0.02 count)
露光時間
50 msec
■効果が期待される利用分野
【活用例】
・食料品・乳製品・穀物・飲料などの成分分析
・岩石、プラスティック・木材リサイクルなどの非破壊検査
・化粧品・医薬品の検査、その他、ガス検出、環境モニターなど
【応用事例】
■効果的な利活用の例
ARCspectro FT-NIT Rocket による赤外領域の分光測定例
赤外領域での散乱/透過スペクトル測定により、食料品、岩石、プラスチックなど様々な試料の
検査・分析を行うことができます。
乳製品(コーヒークリーム、ミルク)
岩石(みょうばん石、クロライト、パイロフェライト)
ARCspectro HT-2D による可視光干渉フィルターの測定例
本分光器はスリットがないため、発光部直近に分光器を設置することで弱い光を効率よく測定で
きます。
(通常のマルチチャンネル分光器との比較)
【設備の利用について】
詳細については当センターにご相談ください。
【お問い合わせ先】
秋田県産業技術センター
電子光応用開発部 オプトエレクトロニクスグループ 山根 治起
TEL:018-862-3414 / FAX:018-865-3949
〒010-1623 秋田県秋田市新屋町字砂奴寄4-11 / http://www.rdc.pref.akita.jp/