平成26年度 1 安 全 指 導 学校安全の意義と位置づけ (1)学校教育における安全は、児童の行動を規制したり,施設・設備の点検や整備などの「管理的な作 用」と児童自らが日常生活の中に存在するいろいろな危険に気づいて適切な判断のもとに安全に行動 できる能力を育てる「教育的な作用」により確保していく。 (2)児童が危険な状況に遭遇することのないよう、学校環境を整備するとともに、心身の発達段階に応 じた危険を予知・回避する能力と安全に見通すことができる判断力の育成にあたる。 (3)安全管理では、学校保健法及び同法施行規則に示されているとおり、安全に関する総合的な計画を 整備するとともに、安全点検を効果的に実施するなどして、児童の安全確保に努める。 (4)安全教育では、教科及び特別活動等を通して、安全に関する知識や行動のための技能を身につける ようにしなければならない。また、自他の生命の尊重、情緒の安定・粘り強さ・我慢強さなど心に関 わること、さらには他人への思いやり・きまりを守るという道徳性、疲労や視聴覚機能などの身体的 条件・動作の正確さなどの体力的要素の関わりを考慮して実践的な活動を中核として指導の充実を図 る。 (5)安全教育と安全管理を効果的に推進するため,校内における全職員の役割を明確にするとともに協 力体制の確立及び保護者・地域社会との連携の緊密化など、学校安全に関する組織的活動の充実に努 める。 (6)学校安全の領域 学校安全 ねらい・・・自他の生命を尊重し、安全な行動ができる児童を育成する。 ア、安全指導 ねらい・・・安全な生活を営む態度や能力を育てる。 ・体育科、保健指導 ・理科、図工科、家庭科 イ、安全指導 (安全に関する知識・技能の習得) ねらい・・・安全な実践活動による判断力・態度・能力を育てる。 ・学級活動、終わりの会等での全体指導、個別指導 ・学校行事、児童活動、日常での学校生活等 ウ、安全管理 ねらい・・・安全確保と学校教育の円滑な運営を図る。 ○対人管理 ・事故発生の要因となる心身の状態の把握と分析 (健康診断、体力測定、知能・性格の判断、安全に関する能力の判断) ・日常の観察 ・救急措置及び事故発生時の救急体制 ・学校生活の管理 (安全な生活の実践状況、休み時間・各教科等の学習時間) ・校外生活の管理 (通学路の設定とその安全確保、学区安全点検、学区安全マップの作成) ○対物管理 ・校舎内外の施設・設備の安全点検と安全措置(定期的、日常的な安全) ・学校環境の整備・美化、情緒面への配慮 ○組織的活動 ・児童会活動、教職員の協力体制、保護者(家庭)との連携 ・地域や他機関との連携 (高瀬地区振興会、交通安全対策協議会、青少年育成協議会、民生児童委員、子ども110番、 子ども見守り隊、PTA環境活動部立哨指導、市学校教育課・管理課・社会教育青少年課、 防災防犯課 等) 2 学校安全管理と安全指導 児童の安全管理は、身体の生命を保護することと、全生活を通して安全能力を高めることを基本と する。そのため、担任、各担当者の連携を密にし、全職員が協力して児童の安全指導・安全管理にあ たるものとする。 (1)安全管理 重大事故発生時に適切な処置が図られるよう、救急及び緊急連絡体制を整えておく。また、事故の 防止を図るために以下の安全管理に務める。 ①学校の施設・設備は常に目的に応じて効果的に活用できるよう、担当者は責任を持って管理に努 め る。 グ ルー プ 毎に 校 舎の 内外 の 点検 を 行い 、「 安全 点検 表 」に 状 況を 記 入し 安全 主 任に 提出 す る。安全主任は、状況を集約して教頭に報告し必要な処置を取る。(管理責任者一覧 参照) ②亡失・破棄・危険が生じた場合、または事故発生の恐れがある場合は、担当者及びそれに気づ いた者は速やかに教頭を通じて校長に報告する。教頭・安全主任は、ただちに修理・改修・使 用禁止等の処置を行う。 ③日番は、施設の警備・保全のため、校舎を巡回して施設の点検、施錠の確認を行い日誌に記入 する。異常を発見した場合は、ただちに教頭を通じて校長に連絡し必要な処置を講ずるように する。勤務外の時間は、警備員がこれにあたる。 (2)安全指導 ①目標 安 全 な生 活を 営む ために 必要 な知識 と技 能を 体得さ せ、「自他 の生 命・ 安全を 尊重 し、自 分の 身体は自分で守る」という意識と態度を養う。 ②指導にあたって ・児童の日常生活における行動の実態を的確に把握して指導にあたる。 ・各教科、道徳、特別活動等全ての教育活動と関連づけて指導にあたるとともに、日常生活の あらゆる機会を通して習慣化できるようにする。 ③具体的な指導 ・生活上の安全 施 設・ 設 備・ 遊 具等 の 点検 を 定期 的 に行 い、 事故防 止に 取り組 むと とも に安全 な使 用の仕 方を 指導する。 校内・校外での事故防止を図るため、安全指導の徹底を図る。 火災防止・自然災害への対応・水難事故の防止・交通事故防止等の対策に万全を期する。 (避難訓練・防災総合訓練の実施により、防災知識・意識を高める) ④交通安全 保 護 者 ・ 地 域 の 人 々 と の 連 携 の も と 、 交 通 事 故 に あ わ な い よ う 指 導 の 徹 底 を 図 る 。( P T A 環 境 活動部・PTA全会員・「いのち」の日・子ども見守り隊・交通安全指導員・市かもしかクラブ) ○交通安全教室 ・交通ルールを守り、安全で正しい歩行ができるようにする。(1年生) ・自転車の乗り方の学習を行い、事故にあわないようにする。(3年生) ・自転車点検カードを配布し、春休み中に各家庭で点検を行う。(4年生以上) ・「自分の命は自分で守る」意識と実践力を養う。(全教育活動) ○街頭指導 ・街頭指導(「いのち」の日)を行い、登校時の集団登校を指導する。 ・春秋の交通安全週間にあわせての安全指導。 ・地区別子ども会後の一斉下校による安全な歩行指導と通学路の点検。 ・1年生の下校指導。 ○「いのちの日」 ・毎月1日・15日を「いのち」の日と定め、安全意識の高揚を図るための活動を行う。 また、各学級毎に「いのちの教育」を充実させ、個々の自尊感情や他人への思いやりを 育む。 ○通学路の安全点検 ・安全マップの作製と活用 ・親子での通学路点検と安全意識の高揚 ・関係機関との連携による通学路点検 ⑤不審者に対する安全 「不審者対応マニュアル」による対応と保護者・地域との連携 ⑥避難訓練について ・年間計画(年間5回) 4月…火災時の避難の仕方と避難経路,避難場所の確認 6月…不審者への対応の仕方 9月…総合防災訓練 11月…遊歩時の避難の仕方 1月…積雪時の避難の仕方 ・避難場所,隊形(基本形) 第1避難場所…グラウンド グラウンド 一 年 二 年 台 部 三 年 揚 四 年 掲 本 五 年 六 年 かたくり 第2避難場所…ふれあいセンター ・避難経路(基本形) 3 安全点検について (1)定期点検 実施日:毎月学校安全の日に点検を行う。(休日行事などで行えない場合は、変更して行う。) 方 法:職員全体で 2 つのグループに分かれ、学校の内と外の点検を行う。 分 担:毎月交換して行う。 4・6・8・10・12・2 月 5・7・9・11・1・3 月 内 1・2・3 年・楢岡・鈴木 4・5・6 年・髙橋 外 4・5・6 年・髙橋 1・2・3 年・楢岡・鈴木 (2)日常点検 実施方法:下記の各教室管理責任者が、点検カードをもとにそれぞれ点検を行う。 異常を確認した場合は速やかに教頭へ報告する。 場 所 担 当 場 所 担 当 各教室 各担任 家庭科室 鹿野 保健室 鈴木 音楽室 栗原 理科室 楢岡 会議室 教頭 多目的教室 1 武田朋 多目的3 大宮 体育館・プール 大宮 児童会室 布川 印刷・放送室 斎藤 図工室 武田朋 図書室・相談室 鹿野 職員室 教頭 多目的教室 2 大宮 各階水のみ場・トイレ 鈴木 コンピュータ室 武田治 配膳室 栗原・奥山
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