今すぐ使える痛み、拘縮をとる ストレッチ法

シーズンセミナーVol.2
No.7
今すぐ使える痛み、拘縮をとる
ストレッチ法
場所
:
さらら仁川
日時
:
3月
8日
10 時 00 分~14時00分
講
師
楊
鍼灸治療院長
神戸東洋医療学院非常勤講師
楊
主催:宝塚鍼灸マッサ-ジ師会
震傑
1 定義
伸張性の低下した筋を対象とし、筋緊張の低下、可動域及び柔軟性の改善などを目的
として、他動的ストレッチング法である。
2 目的
①筋緊張の低下
②可動域の改善
③筋痛の緩和
④血液循環の改善
⑤障害予防
⑥パフォーマンスの向上
3 ストレッチングの時間
アンダ-ソンは 10 秒~30 秒で結論は出てない。
4 スポ-ツストレッチの種類
1ベ-シック法
①スポ-ツストレッチング
②マッサ-ジ(レラックス)
③スポ-ツストレッチング
2コントラクト法
①等尺性収縮
②マッサ-ジ(レラックス)
③スポ-ツストレッチング
④マッサ-ジ(レラックス)
⑤スポ-ツストレッチング
5 施行時の注意点
①対象となる筋を特定する
②筋走行を常に思い浮かべながら行う
③痛みが起こらないように留意する
④伸張反射が発生しないようにストレッチング強度を調整する
⑤呼吸が楽に行えるように留意する
ストレッチングの実際
①大腰筋
起始
停止
②腸骨筋
起始
停止
③大殿筋
起始
停止
④中殿筋
起始
停止
⑤大腿筋膜張筋
起始
停止
⑥縫工筋
起始
停止
⑦腓腹筋
起始
停止
⑧ヒラメ筋
起始
停止
⑨長母趾屈筋
起始
停止
⑩後脛骨筋
起始
停止
上肢の筋肉一覧
三角筋(さんかくきん)
【三角筋の起始・停止】 (起始) 前部は、鎖骨の外側端 1/3 に付着。 中部は、肩峰に
付着。 後部は、肩甲棘下縁に付着。 (停止) 前部、中部、下部とも上腕骨の三角筋
粗面に付着。 【三角筋の主な働き】 前部は、肩関節を屈曲する。肩関節を内旋する。
中部は、肩関節を外転する。
棘上筋(きょくじょうきん)
【棘上筋の起始・停止】 (起始) 肩甲骨の棘上窩に付着。 (停止) 上腕骨の大結節、
肩関節包に付着。 【棘上筋の主な働き】 肩関節における上腕骨の外転。上腕骨を
関節窩に引き寄せて、肩関節を安定させる。 【棘上筋の神経支配】 肩甲上神経
(C5)
棘下筋(きょくかきん)
【棘下筋の起始・停止】 (起始) 肩甲骨の棘下窩に付着。 (停止) 上腕骨の大結節
に付着。 【棘下筋の主な働き】 肩関節を外旋する。肩関節を伸展する。 【棘下筋
の神経支配】 肩甲上神経(C5~C6) 【棘下筋に関する一口メモ】 棘下筋は、棘上
筋
小円筋(しょうえんきん)
【小円筋の起始・停止】 (起始) 肩甲骨の外側後面の下角に付着。肩甲下筋筋膜に付
着。 (停止) 上腕骨大結節と肩関節包に付着。 【小円筋の主な働き】 肩関節を
外旋する。肩関節を伸展する。肩関節を内転する。 【小円筋の神経支配】 腋窩神経
(C5)
肩甲下筋(けんこうかきん)
【肩甲下筋の起始・停止】 (起始) 肩甲骨の肩甲下窩に付着。 (停止) 肩甲骨の小
結節に付着。 【肩甲下筋の主な働き】 肩関節を内旋する。肩関節を内転する。肩関
節を伸展する。 【肩甲下筋の神経支配】 肩甲下神経(C5~C7) 【肩甲下筋に関
する
大円筋(だいえんきん)
【大円筋の起始・停止】 (起始) 肩甲骨下角の後面に付着。 (停止) 上腕骨の小結
節稜に付着。 【大円筋の主な働き】 肩関節を内旋する。肩関節を伸展する。肩関節
を内転する。 【大円筋の神経支配】 肩甲下筋 【大円筋に関する一口メモ】 大円
筋は、
上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)
【上腕二頭筋の起始・停止】 (起始) 長頭は、肩甲骨関節上結節に付着。 短頭は、肩
甲骨の烏口突起に付着。 (停止) 長頭は、橈骨粗面、 短頭は、橈骨粗面、上腕二頭
筋腱膜に付着。 【上腕二頭筋の主な働き】 肘関節を屈曲する。肘関節を回外す
る。 【上腕二頭筋の神
烏口腕筋(うこうわんきん)
【烏口腕筋の起始・停止】 (起始) 肩甲骨の烏口突起に付着。 (停止) 上腕骨の内
側縁に付着。 【烏口腕筋の主な働き】 肩関節において、上腕を内転する。上腕を屈
曲する。 【烏口腕筋の神経支配】 筋皮神経 【烏口腕筋に関する一口メモ】 烏口
腕筋は
上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)
【上腕三頭筋の起始・停止】 (起始) 長頭は、肩甲骨関節窩結節に付着。 外側頭は、
上腕骨後面に付着。 内側頭は、上腕骨内側後面に付着。 (停止) 全て尺骨の肘頭
に付着。 【上腕三頭筋の主な働き】 肘関節を伸展する。 【上腕三頭筋の神経支
配】 橈骨神経 &nb
肘筋(ちゅうきん)
【肘筋の起始・停止】 (起始) 上腕骨外側上顆のやや後面に付着。 (停止) 肘頭の
外側面に付着。 【肘筋の主な働き】 肘関節において、前腕を伸展する。上腕三頭筋
の補助をする。 【肘筋の神経支配】 橈骨神経(C6~C8) 【肘筋に関する一口メモ】
腕橈骨筋(わんとうこつきん)
【 腕 橈 骨 筋 の 起 始 ・ 停止 】 ( 起 始 ) 上 腕 骨の 外 側 上 顆 、 上 腕 骨外 側 下 部 に 付
着。 (停止) 橈骨の茎状突起に付着。 【腕橈骨筋の主な働き】 肘関節において、
前腕を屈曲する。前腕を回内する。 【腕橈骨筋の神経支配】 橈骨神経(C5~
C6) 【腕橈骨筋
上腕筋(じょうわんきん)
【上腕筋の起始・停止】 (起始) 上腕骨の遠位 1/3 の前面に付着。 (停止) 尺骨粗
面に付着。 【上腕筋の主な働き】 肘関節を屈曲する。 【上腕筋の神経支配】 筋
皮神経しばしば橈骨神経からも支配される。 【上腕筋に関する一口メモ】 上腕筋は、
肘
方形回内筋(ほうけいかいないきん)
【方形回内筋の起始・停止】 (起始) 尺骨の遠位端の 1/4 の前面に付着。 (停止)
橈骨遠位端の 1/4 の前面に付着。 【方形回内筋の主な働き】 前腕を回内す
る。 【方形回内筋の神経支配】 正中神経・前骨間神経(C6~T1) 【方形回内筋
に関する
円回内筋(えんかいないきん)
【円回内筋の起始・停止】 (起始) 上腕頭は、上腕骨内側上顆・内側上腕筋間中隔ら
に付着。 尺骨頭は、尺骨鈎状突起に付着。 (停止) 橈骨の中央の前面及び外側面
に付着。 【円回内筋の主な働き】 前腕を回内する。 【円回内筋の神経支配】 正
中神経(C6~C7)
回外筋(かいがいきん)
【回外筋の起始・停止】 (起始) 上腕骨の外側上顆、尺骨の回外筋稜、輪状靭帯、側
腹靭帯らに付着。 (停止) 橈骨の近位外側面に付着。 【回外筋の主な働き】 前
腕を回外する。 【回外筋の神経支配】 橈骨神経(C5~C7) 【回外筋に関する一
口メモ
橈側手根屈筋(とうそくしゅこんくっきん)
【橈側手根屈筋の起始・停止】 (起始) 上腕骨の外側上顆に付着。 (停止) 第2~
第3中手骨底の掌面に付着。 【橈側手根屈筋の主な働き】 手関節において、手を屈
曲する。手を橈屈する。 【橈側手根屈筋の神経支配】 正中神経(C6~C8) 【橈
側手
尺側手根屈筋(しゃくそくしゅこんくっきん)
【尺側手根屈筋の起始・停止】 (起始) 上腕頭は、上腕骨の内側上顆に付着。 尺骨
頭は、肘頭・前腕筋膜・尺骨後縁に付着。 (停止) 豆状骨・豆中手靭帯・第5中手骨
に付着。 【尺側手根屈筋の主な働き】 手関節において、手を掌屈する。手を尺屈す
る。 【尺側手根屈筋
長掌筋(ちょうしょうきん)
【長掌筋の起始・停止】 (起始) 上腕骨の内側上顆、前腕筋膜らに付着。 (停止)
手掌腱膜に付着。 【長掌筋の主な働き】 手掌腱膜を緊張させて、手首を屈曲す
る。 【長掌筋の神経支配】 正中神経(C7~T1) 【長掌筋に関する一口メモ】 長
掌筋は
浅指屈筋(せんしくっきん)
【浅指屈筋の起始・停止】 (起始) 上腕尺骨頭は、上腕骨の内側上顆・尺骨粗面内側
に付着。 橈骨頭は、橈骨上方前面に付着。 (停止) 第2~第5の PIP 関節に付
着。 【浅指屈筋の主な働き】 第2~第5の PIP 関節を屈曲する 【浅指屈筋の神
経支配】 正中神経(C
深指屈筋(しんしくっきん)
【深指屈筋の起始・停止】 (起始) 尺骨の近位端の前面 1/3 に付着。 (停止) 第2
~第5の末節骨底の掌側に付着。 【深指屈筋の主な働き】 第2~第5の DIP 関節
を屈曲する。 手首を屈曲する。
【深指屈筋の神経支配】 橈側は、正中神経(C7~
T1) 尺側は、尺骨神経(
長母指屈筋(ちょうぼしくっきん)
【長母指屈筋の起始・停止】 (起始) 橈骨の前面・前腕骨間膜に付着。 (停止) 母
指の末節骨の掌側に付着。 【長母指屈筋の主な働き】 母指を屈曲する(MP 関節、
IP 関節) 【長母指屈筋の神経支配】 正中神経(C6~C7) 前骨管神経(C6~
C7)
長橈側手根伸筋(ちょうとうそくしゅこんしんきん)
【長橈側手根伸筋の起始・停止】 (起始) 上腕骨の外側縁・外側上顆らに付
着。 (停止) 第2中手骨の骨底背側に付着。 【長橈側手根伸筋の主な働き】 手
を背屈する。手を橈屈する。
【長橈側手根伸筋の神経支配】 橈骨神経(C6~
C7) 【長橈側手根
短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)
【短橈側手根伸筋の起始・停止】 (起始) 上腕骨外側上顆・輪状靭帯らに付
着。 (停止) 第3中手骨の骨底背面に付着。 【短橈側手根伸筋の主な働き】 手
を背屈する。手を橈屈する。
【短橈側手根伸筋の神経支配】 橈骨神経(C5~
C7) 【短橈側手根
尺側手根伸筋(しゃくそくしゅこんしんきん)
【尺側手根伸筋の起始・停止】 (起始) 上腕頭は、上腕骨外側上顆・肘関節側腹靭帯
に付着。 尺骨頭は、尺骨に付着。 (停止) 第5中手骨の骨底背面に付着。 【尺側
手根伸筋の主な働き】 手を背屈する。手を尺屈する。 【尺側手根伸筋の神経支配】
橈骨神経(C6~C
総指伸筋(そうししんきん)
【総指伸筋の起始・停止】 (起始) 上腕骨外側上顆・前腕筋膜(短橈側手根伸筋と共
通部位)に付着。 (停止) 第2~第5指の背側で、末節骨・中節骨に付着。 【総指
伸筋の主な働き】 第2~第5指を伸ばす。 【総指伸筋の神経支配】 橈骨神経(C6
~C8) &nbs
小指伸筋(しょうししんきん)
【小指伸筋の起始・停止】 (起始) 上腕骨外側上顆に付着。 (停止) 小指の中節
骨・末節骨に付着。
【小指伸筋の主な働き 】 小指を伸展する。小指を外転す
る。 【小指伸筋の神経支配】 橈骨神経(C6~C8) 【小指伸筋に関する一口メモ】
小指伸筋
示指伸筋(じししんきん)
【示指伸筋の起始・停止】 (起始) 前腕骨間膜、尺骨後面、尺側手根伸筋筋膜らに付
着。 (停止) 示指の中節骨、末節骨の骨底に付着。 【示指伸筋の主な働き】 示指
の伸展。手関節の背屈。 【示指伸筋の神経支配】 橈骨神経(C6~C8) 【示指伸
筋に
長母指伸筋(ちょうぼししんきん)
【長母指伸筋の起始・停止】 (起始) 前腕骨間膜・尺側手根伸筋筋膜に付着。 (停
止) 母指の背側の末節骨の底部に付着。 【長母指伸筋の主な働き】 母指の伸展
(IP 関節、MP 関節) 【長母指伸筋の神経支配】 橈骨神経(C6~C8) 【長母指伸
筋に
短母指伸筋(たんぼししんきん)
【短母指伸筋の起始・停止】 (起始) 前腕骨間膜・橈骨に付着。 (停止) 母指背側
の基節骨底に付着。 【短母指伸筋の主な働き】 母指の基節を伸展する。母指を外
転する。 【短母指伸筋の神経支配】 橈骨神経(C6~C8) 【短母指伸筋に関する
一口メ
長母指外転筋(ちょうぼしがいてんきん)
【長母指外転筋の起始・停止】 (起始) 尺骨骨間縁・前腕骨間膜・橈骨後面に付
着。 (停止) 第1中手骨底に付着。 【長母指外転筋の主な働き】 母指を外転する。
手首を橈屈する。 【長母指外転筋の神経支配】 橈骨神経(C6~C8) 【長母指外
転筋に
長母指屈筋(ちょうぼしくっ きん)
【長母指屈筋の起始・停止】 (起始) 橈骨前面の 1/3 に付着。 (停止) 母指の末節
骨の掌側に付着。
【長母指屈筋の主な働き】 母指を伸展する。母指を外転す
る。 【長母指屈筋の神経支配】 橈骨神経(C6~C8) 【長母指屈筋に関する一口
メモ】
短母指屈筋(たんぼしくっきん)
【短母指屈筋の起始・停止】 (起始) 大菱形骨・小菱形骨・屈筋支帯に付着 (停止)
母指の基節骨底の掌側に付着。 【短母指屈筋の主な働き】 母指を屈曲する(MP 関
節) 【短母指屈筋の神経支配】 正中神経(C6~C7) 【短母指屈筋に関する一口
メ
短掌筋(たんしょうきん)
【短掌筋の起始・停止】 (起始) 手掌腱膜の尺側縁に付着。 (停止) 手の尺側縁の
皮膚に付着。 【短掌筋の主な働き】 手掌腱膜を緊張させて小指球の皮膚に皺を寄
せる。 【短掌筋の神経支配】 尺骨神経(C8~T1) 【短掌筋に関する一口メモ】
短掌
短小指屈筋(たんしょうしくっきん)
【短小指屈筋の起始・停止】 (起始) 有鈎骨の有鈎骨鈎・屈筋支帯に付着。 (停止)
小指の基節骨の内側に付着。 【短小指屈筋の主な働き】 小指を屈曲する。(MP 関
節) 【短小指屈筋の神経支配】 尺側神経(C8~T1) 【短小指屈筋に関する一口
メ
母指内転筋(ぼしないてんきん)
【母指内転筋の起始・停止】 (起始) 斜頭は、屈筋支帯・第2及び第3中手骨底の掌
側に付着。 横頭は、第3中手骨の掌側に付着。 (停止) 母指の基節骨底の内側に
付着。 【母指内転筋の主な働き】 母指を小指の方に引く。母指を内転する。
【母
指内転筋
母指対立筋(ぼしたいりつきん)
【母指対立筋の起始・停止】 (起始) 屈筋支帯・大菱形骨に付着。 (停止) 第1中
手骨体に付着。 【母指対立筋の主な働き】 母指の対立。母指を屈曲する。 【母指
対立筋の神経支配】 正中神経(C6~C7) 【母指対立筋に関する一口メモ】 母指
対立
小指対立筋(しょうしたいりつきん)
【小指対立筋の起始・停止】 (起始) 屈筋支帯・有鈎骨の有鈎骨鈎に付着。 (停止)
第5中手骨体に付着。 【小指対立筋の主な働き】 小指の対立。小指を母指側へ移
動する。 【小指対立筋の神経支配】 尺骨神経(C8~T1) 【小指対立筋に関する
一口
短母指外転筋(たんぼしがいてんきん)
【短母指外転筋の起始・停止】 (起始) 大菱形骨・舟状骨に付着。 (停止) 母指の
基節骨の外側に付着。 【短母指外転筋の主な働き】 母指を外転する。 【短母指
外転筋の神経支配】 正中神経(C6~C7) 【短母指外転筋に関する一口メモ】 短
母指外
小指外転筋(しょうしがいてんきん)
【小指外転筋の起始・停止】 (起始) 豆状骨・豆鉤靭帯に付着。 (停止) 小指の基
節骨底の内側に付着。 【小指外転筋の主な働き】 小指を外転する。小指を屈曲す
る。 【小指外転筋の神経支配】 尺骨神経(C8~T1) 【小指外転筋に関する一口
メモ】
背側骨間筋(はいそくこつかんきん)
【背側骨間筋の起始・停止】 (起始) 第1~第5の中手骨の背側・側面に付着。 (停
止) 第2~第4中手骨の基節骨に付着。(第2と3指は橈側に付着、第3と4指は尺側
に付着。) 【背側骨間筋の主な働き】 第2と3指を橈側に引く。第3と4指を尺側に
引く。『グーパー』のパーを作る
掌側骨間筋(しょうそくこっかんきん)
【掌側骨間筋の起始・停止】 (起始) 中手骨の掌側の側面に付着。 (停止) 基節骨
底・指伸筋腱膜に付着。 【掌側骨間筋の主な働き】 第2、4、5指を第3指の方へ引
き寄せる。内転する。 【掌側骨間筋の神経支配】 尺骨神経(C8~T1) 【掌側骨
間
虫様筋(ちゅうようきん)
【虫様筋の起始・停止】 (起始) 深指屈筋腱に付着。(第2~第5指の掌側) (停止)
指伸筋腱膜に付着。(第2~第5指の背側) 【虫様筋の主な働き】 MP 関節を屈曲
する。DIP 関節、PIP 関節を伸展する。 【虫様筋の神経支配】 橈側は正中神経(C6
~C7)
下肢の筋肉一覧
大腰筋(だいようきん)
【大腰筋の起始・停止】 (起始) 浅頭は、第12胸椎~第4腰椎までの椎体および肋骨
突起に付着。 深頭は、全腰椎の肋骨突起に付着。 (停止) 大腿骨の小転子に付
着。 【大腰筋の主な働き】 股関節を屈曲する。股関節を僅かに外旋する。 【大腰
筋の神経支配】 腰神経
小腰筋(しょうようきん)
【小腰筋の起始・停止】 (起始) T12 及び L1 の椎体・椎間板の側面に付着。 (停
止) 腸恥隆起に付着。 【小腰筋の主な働き】 腸骨筋膜を張ることで、股関節の屈曲
を助ける。 【小腰筋の神経支配】 腰神経叢 大腿神経 【小腰筋に関する一口メモ】
腸骨筋(ちょうこつきん)
【腸骨筋の起始・停止】 (起始) 腸骨内面の上部に付着。 (停止) 股関節の小転子
に付着。 【腸骨筋の主な働き】 股関節を屈曲する。股関節を外旋する。 【腸骨筋
の神経支配】 大腿神経(L2~L4) 【腸骨筋に関する一口メモ】 腸骨筋は、大腰筋
と
大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)
【大腿筋膜張筋の起始・停止】 (起始) 上前腸骨棘に付着。 (停止) 脛骨の外側顆
に付着。 【大腿筋膜張筋の主な働き】 大腿筋膜を緊張させる。大腿を屈曲する、外
転する、内旋する。 【大腿筋膜張筋の神経支配】 上臀神経(L4~S2) 【大腿筋
膜張
大殿筋(だいでんきん)
【大殿筋の起始・停止】 (起始) 後殿筋線の後方、仙骨・尾骨の外側縁、胸腰筋膜、仙
結節靭帯らに付着。
(停止) 浅層は、大腿筋膜の外側部で腸脛靭帯に移る。 深層
は、大腿骨の臀部粗面に付着。 【大殿筋の主な働き】 股関節を伸展する。股関節を
外旋する。
中臀筋(ちゅうでんきん)
【中臀筋の起始・停止】 (起始) 腸骨翼の外側で、前殿筋線と後殿筋線の間で、腸骨
量の外唇および殿筋膜に付着。 (停止) 大転子尖端の外側面に付着。 【中臀筋
の主な働き】 股関節を外転する。股関節を僅かに内旋する。 【中臀筋の神経支配】
上殿神経(L4~S2)
小殿筋(しょうでんきん)
【小殿筋の起始・停止】 (起始) 腸骨翼の外面で、前殿筋線と下殿筋線との間、もしく
は下殿筋線の下に付着。 (停止) 大腿骨の大転子に付着。 【小殿筋の主な働き】
大腿を外転する。大腿を僅かに内旋する。 【小殿筋の神経支配】 上殿神経(L4~S
2)
上双子筋(じょうふたごきん)
【上双子筋の起始・停止】 (起始) 坐骨棘、小坐骨切痕に付着。 (停止) 大腿骨の
大転子に付着。 【上双子筋の主な働き】 股関節にて、大腿骨を外旋する。 【上双
子筋の神経支配】 仙骨神経叢(L4~S1) 【上双子筋に関する一口メモ】 上双子
筋は
下双子筋(かふたごきん)
【下双子筋の起始・停止】 (起始) 坐骨結節に付着。 (停止) 内閉鎖筋の腱に合す
る。 【下双子筋の主な働き】 股関節にて大腿を外旋する。 【下双子筋の神経支配】
仙骨神経叢(L4~S1) 【下双子筋に関する一口メモ】 下双子筋は、大腿骨の外旋
梨状筋(りじょうきん)
【梨状筋の起始・停止】 (起始) 仙骨の内側面の上位3孔の間に付着。 (停止) 大
腿骨の大転子に付着。 【梨状筋の主な働き】 股関節において、大腿骨を外旋す
る。 【梨状筋の神経支配】 坐骨神経叢(S1~S2) 【梨状筋に関する一口メモ】
梨状筋
外閉鎖筋(がいへいさきん)
【外閉鎖筋の起始・停止】 (起始) 坐骨の外面の閉鎖孔縁及び閉鎖膜に付着。 (停
止) 転子窩に付着。 【外閉鎖筋の主な働き】 股関節における大腿骨の外旋。 【外
閉鎖筋の神経支配】 閉鎖神経(L3~L4) 【外閉鎖筋に関する一口メモ】 外閉鎖
筋は
内閉鎖筋(ないへいさきん)
【内閉鎖筋の起始・停止】 (起始) 坐骨及び恥骨の閉鎖孔縁、閉鎖膜に付着。 (停
止) 大腿骨の大転子の転子窩に付着。 【内閉鎖筋の主な働き】 股関節にて大腿骨
外旋する。 【内閉鎖筋の神経支配】 仙骨神経(L5~S3) 【内閉鎖筋に関する一
口メモ
大腿方形筋(だいたいほうけいきん)
【大腿方形筋の起始・停止】 (起始) 坐骨結節に付着。 (停止) 大腿骨の転子間稜
に付着。 【大腿方形筋の主な働き】 股関節にて大腿を外旋する。 【大腿方形筋の
神経支配】 仙骨神経叢(L4~S1) 【大腿方形筋に関する一口メモ】 大腿方形筋
は、
大腿四頭筋(だいたいしとうきん)
【大腿四頭筋の起始・停止】 (起始) 大腿直筋は下前腸骨棘に付着。 中間広筋・外
側広筋・内側広筋は、大腿骨に付着。 (停止) 膝蓋骨に付着して膝蓋靭帯を経て、
腱骨粗面に付着。 【大腿四頭筋の主な働き】 大腿四頭筋は、膝関節を伸展します。
大腿直筋は、股関節の屈曲も荷っていま
大腿直筋(だいたいちょっきん)
【大腿直筋の起始・停止】 (起始) 下前腸骨棘、寛骨臼上縁に付着。 (停止) 膝蓋
骨を経て脛骨粗面に付着。 【大腿直筋の主な働き】 膝関節に於ける下腿の伸展、股
関節においての大腿の屈曲。 【大腿直筋の神経支配】 大腿神経(L2~L4) 【大
腿直
外側広筋(がいそくこうきん)
【外側広筋の起始・停止】 (起始) 大転子の外側面、大腿骨粗面の外側唇に付
着。 (停止) 膝蓋骨の外側もしくは上縁、中間広筋・大腿直筋の終腱に付着。 【外
側広筋の主な働き】 膝関節において下腿を伸展する。 【外側広筋の神経支配】 下
腿神経(L2~L4) &n
内側広筋(ないそくこうきん)
【内側広筋の起始・停止】 (起始) 大腿骨転子線の下部及び大腿骨粗線の内側唇に
付着。
(停 止) 膝 蓋骨の 上 縁及 び内 側 縁、中 間広筋 ・大腿 直 筋の 終腱に 付
着。 【内側広筋の主な働き】 膝関節においての下腿の伸展、僅かに内旋 【内側広
筋の神経支配】 下腿神経(L2~
薄筋(はっきん)
【薄筋の起始・停止】 (起始) 恥骨結合の外側縁に付着。 (停止) 脛骨の上縁に付
着。(峰工筋の付着部の後方) 【薄筋の主な働き】 大腿を内転する。下腿を屈曲及
び内旋する。 【薄筋の神経支配】 閉鎖神経(L2~L4) 【薄筋に関する一口メモ】
縫工筋(ほうこうきん)
【縫工筋の起始・停止】 (起始) 上前腸骨棘の直下に付着。 (停止) 脛骨粗面の内
側に付着。(鵞足) 【縫工筋の主な働き】 股関節を屈曲する。股関節を外旋する。股
関節を外転する。膝関節を屈曲する。 【縫工筋の神経支配】 大腿神経(L2~L3)
恥骨筋(ちこつきん)
【恥骨筋の起始・停止】 (起始) 恥骨の恥骨櫛に付着。 (停止) 大腿骨の恥骨筋線
に付着。 【恥骨筋の主な働き】 股関節を内転する。股関節を屈曲補助する。 【恥
骨筋の神経支配】 大腿神経(L2~L4) 閉鎖神経(L2~L3) 【恥骨筋に関する一
長内転筋(ちょうないてんきん)
【長内転筋の起始・停止】 (起始) 恥骨結合及び恥骨(恥骨稜)に付着。 (停止)
大腿骨の粗線(内側唇)に付着。
【長内転筋の主な働き】 股関節を内転す
る。 【長内転筋の神経支配】 閉鎖神経(L2~L3) 【長内転筋に関する一口メモ】
長内転筋
短内転筋(たんないてんきん)
【短内転筋の起始・停止】 (起始) 恥骨結合と恥骨結節の間に付着。 (停止) 大腿
骨粗線の内側唇に付着。 【短内転筋の主な働き】 大腿骨を内転する。大腿骨を凱
旋する。大腿骨を屈曲する。 【短内転筋の神経支配】 閉鎖神経(L2~L4) 【短
内転筋
大内転筋(だいないてんきん)
【大内転筋の起始・停止】 (起始) 坐骨下肢の前面、坐骨結節の下面に付着。 (停
止) 大腿骨粗面の内側唇に付着。
【大内転筋の主な働き】 大腿を内転す
る。 【大内転筋の神経支配】 閉鎖神経(L3~L4) 【大内転筋に関する一口メモ】
大内転筋は
中間広筋(ちゅうかんこうきん)
【中間広筋の起始・停止】 (起始) 大腿骨体の前面に付着。 (停止) 膝蓋骨の底に
付着し脛骨祖面に付着 【中間広筋の主な働き】 膝関節において下腿を伸展す
る。 【中間広筋の神経支配】 下腿神経(L2~L4) 【中間広筋に関する一口メモ】
中間広
小内転筋(しょうないてんきん)
【小内転筋の起始・停止】 (起始) 坐骨下肢及び恥骨下肢に付着。 (停止) 大腿
骨粗線の内側唇の上端及び殿筋粗面の傍らに付着。 【小内転筋の主な働き】 大腿
を内転する。大腿を屈曲する。大腿の外旋の補助をする。 【小内転筋の神経支配】
閉鎖神経(L3~L4)
ハムストリングス筋(はむすとりんぐすきん)
【ハムストリングス筋の起始・停止】 (起始) ハムストリングスは、大腿二頭筋、半腱様
筋、半膜様筋の総称です。下腿に付着しています 。 (停止) 坐骨に付着します。大腿
二頭筋は大腿骨にも付着しています。 【ハムストリングス筋の主な働き】 基本的には
膝関節の屈曲と股
大腿二頭筋(だいたいにとうきん)
【大腿二頭筋の起始・停止】 (起始) 長頭は、坐骨結節後面に付着。 短頭は、大腿骨
粗面外側唇下方の1/2 (停止) 腓骨頭及び下腿筋膜に付着。 【大腿二頭筋の主
な働き】 膝関節を屈曲する。股関節を伸展、外旋する。 【大腿二頭筋の神経支配】
短頭は腓骨神経 長
半腱様筋(はんけんようきん)
【半腱様筋の起始・停止】 (起始) 坐骨結節の内側面に付着。 (停止) 鵞足となっ
て脛骨粗面の内側に付着。 【半腱様筋の主な働き】 膝関節を屈曲、内旋する。股関
節を伸展、内旋する。 【半腱様筋の神経支配】 脛骨神経(L4~S2) 【半腱様筋
に関
半膜様筋(はまくようきん)
【半膜様筋の起始・停止】 (起始) 坐骨結節に付着。 (停止) 脛骨の内側顆、大腿
骨の外側顆に付着。 【半膜様筋の主な働き】 膝関節を屈曲、内旋する。股関節を伸
展、内旋する。 【半膜様筋の神経支配】 脛骨神経(L4~S2) 【半膜様筋に関す
る一
腓腹筋(ひふくきん)
【腓腹筋の起始・停止】 (起始) 内側頭は、大腿骨内側上顆 外側頭は、大腿骨外側
上顆 (停止) アキレス腱として踵骨隆起に付着。 【腓腹筋の主な働き】 足関節を
底屈する。膝関節を屈曲する。 【腓腹筋の神経支配】 脛骨神経(L4~S2) 【腓
腹筋
ヒラメ筋(ひらめきん)
【ヒラメ筋の起始・停止】 (起始) 脛骨後面のヒラメ筋線、頚骨の内側縁に付着。腓骨
の 腓 骨 筋 頭 、 ヒ ラ メ 筋腱 弓 に 付 着 。
( 停 止 ) ア キ レ ス 腱 と し て踵 骨 隆 起 に 付
着。 【ヒラメ筋の主な働き】 足関節を底屈する。 【ヒラメ筋の神経支配】 脛骨神
経(L4~S2) &nb
足底筋(そくていきん)
【足底筋の起始・停止】 (起始) 大腿骨外側顆の上部に付着。 (停止) アキレス腱
の内側縁に付着。 【足底筋の主な働き】 足関節を底屈する。膝関節を屈曲する。下
腿を内旋する。 【足底筋の神経支配】 脛骨神経(L4~S1) 【足底筋に関する一
口メ
膝窩筋(しっかきん)
【膝窩筋の起始・停止】 (起始) 大腿骨の外側顆に付着。 (停止) 脛骨の上部で後
面に付着。 【膝窩筋の主な働き】 膝関節を屈曲する。膝関節を内旋する。 【膝窩
筋の神経支配】 脛骨神経(L4~S1) 【膝窩筋に関する一口メモ】 膝下筋は膝関
節の
前頚骨筋(ぜんけいこつきん)
【前頚骨筋の起始・停止】 (起始) 脛骨外側面上方の 1/2、骨間膜に付着。 (停止)
第一楔状骨、第一中足骨底の足底側に付着。 【前頚骨筋の主な働き】 足関節を背
屈する。足関節を内反する。足のアーチを維持する。 【前頚骨筋の神経支配】 深腓
骨神経(L4~S1
長腓骨筋(ちょうひこつきん)
【長腓骨筋の起始・停止】 (起始) 腓骨頭、腓骨上部の外側面・脛骨の外側顆らに付
着。 (停止) 第一楔状骨、第一中足骨底部に付着。 【長腓骨筋の主な働き】 足
関節を外反する。足関節を底屈する。 【長腓骨筋の神経支配】 浅腓骨神経(L5~
S1)
短腓骨筋(たんひこつきん)
【短腓骨筋の起始・停止】 (起始) 腓骨の外側面に付着 (停止) 第五中足骨粗面
に付着。 【短腓骨筋の主な働き】 足関節を外反(そとがえし)する。足関節を底屈す
る。 【短腓骨筋の神経支配】 浅腓骨神経(L5~S1) 【短腓骨筋に関する一口メ
モ】
第三腓骨筋(だいさんひこつきん)
【第三腓骨筋の起始・停止】 (起始) 腓骨の外側、下部に付着。 (停止) 第五中足
骨底の背面に付着。 【第三腓骨筋の主な働き】 足関節を背屈する。足関節を外反
する。 【第三腓骨筋の神経支配】 深腓骨神経(L4~S1) 【第三腓骨筋に関する
一口メ
長趾伸筋(ちょうししんきん)
【長趾伸筋の起始・停止】 (起始) 脛骨上端外側面、腓骨前縁、下腿骨間膜、下腿筋
膜らに付着。 (停止) 第二から第五の指背腱膜に移行します。 【長趾伸筋の主な
働き】 第二から第五指の背屈をする。外反する。 【長趾伸筋の神経支配】 深腓骨
神経(L4~S1) &
長母趾伸筋(ちょうぼししんきん)
【長母趾伸筋の起始・停止】 (起始) 腓骨及び骨間膜の前面に付着。 (停止) 母趾
の末節骨底の背面に付着。 【長母趾伸筋の主な働き】 母趾の伸展(IP関節) 【長
母趾伸筋の神経支配】 深腓骨神経(L4~S1) 【長母趾伸筋に関する一口メモ】
長
後頚骨筋(こうけいこつきん)
【後頚骨筋の起始・停止】 (起始) 脛骨の後面、腓骨の後面に付着。 (停止) 舟状
骨、全楔状骨、立法骨、第二~第五中足骨に付着。 【後頚骨筋の主な働き】 足関節
を底屈する。足関節を内反する。
【後頚骨筋の神経支配】 脛骨神経(L5~S
2) 【後
長趾屈筋(ちょうしくっきん)
【長趾屈筋の起始・停止】 (起始) 脛骨後面の中央部に付着。 (停止) 第二~第五
の趾骨の末節骨底に付着。 【長趾屈筋の主な働き】 第二~第五趾の屈曲(PIP関
節) 【長趾屈筋の神経支配】 脛骨神経(L4~S2) 【長趾屈筋に関する一口メモ】
長母趾屈筋(ちょうぼしくっきん)
【長母趾屈筋の起始・停止】 (起始) 頚骨後面の下方 1/3 に付着。下腿骨間膜の後
面に付着。 (停止) 母趾末節骨底の底面に付着。 【長母趾屈筋の主な働き】 母
趾を底側方に引く。 【長母趾屈筋の神経支配】 頚骨神経(L5~S1) 【長母趾屈
筋に関
短母趾屈筋(たんぼしくっきん)
【短母趾屈筋の起始・停止】 (起始) 立方骨、楔状骨に付着。 (停止) 母趾の基節
骨底に付着。 【短母趾屈筋の主な働き】 母趾を屈曲する(MP関節)
【短母趾
屈筋の神経支配】 内側腹は、内側足底神経(L5~S1) 外側腹は、外側測定神経(S
1~S2) &
短小趾屈筋(たんしょうしくっきん)
【短小趾屈筋の起始・停止】 (起始) 第五中足骨の骨底及び長腓骨筋筋鞘に付
着。 (停止) 第五趾の基節骨底の外側に付着。 【短小趾屈筋の主な働き】 小趾
を屈曲する。 【短小趾屈筋の神経支配】 外側足底神経(S1~S2) 【短小趾屈
筋に関する一口
母趾内転筋(ぼしないてんきん)
【母趾内転筋の起始・停止】 (起始) 横頭は、第三~第五の中足趾節関節包に付着。
斜頭は、立方骨、第三楔状骨、長足底靭帯、第二~第五中足骨に付着。 (停止) 母
趾の基節骨底の内側に付着。 【母趾内転筋の主な働き】 母趾を内転する 【母趾
内転筋の神経支配】 外
小趾対立筋(しょうしたいりつきん)
【小趾対立筋の起始・停止】 (起始) 長足底靭帯、第五中足骨の底に付着。 (停止)
第五中足骨の前方端の外側縁に付着。 【小趾対立筋の主な働き】 小趾を底屈す
る。 【小趾対立筋の神経支配】 外側足底神経(S1~S2)
【小趾対立筋に関す
る一口
小趾外転筋(しょうしがいてんきん)
【小趾外転筋の起始・停止】 (起始) 踵骨隆起、踵骨外側面、足底腱膜に付
着。 (停止) 小指の基節骨の骨底外側に付着。 【小趾外転筋の主な働き】 小指
の外転と屈曲 【小趾外転筋の神経支配】 外側足底神経(S1~S2) 【小趾外転
筋に関する一口メ
短趾屈筋(たんしくっきん)
【短趾屈筋の起始・停止】 (起始) 踵骨隆起の内側結節、足底腱膜に付着。 (停止)
第二~第五の足趾の中節骨底に付着。 【短趾屈筋の主な働き】 第二~第五趾の
屈曲をする(DIP関節) 【短趾屈筋の神経支配】 外側足底神経(S1~S2) 【短
趾屈
母趾外転筋(ぼしがいてんきん)
【母趾外転筋の起始・停止】 (起始) 踵骨の内側隆起、屈筋指定 、足底腱膜、舟状骨
隆起らに付着。 (停止) 母趾基節骨底に付着、。 【母趾外転筋の主な働き】 母指
を外転する。 【母趾外転筋の神経支配】 内側足底神経(L5~S1) 【母
虫様筋(ちゅうようきん)
【虫様筋の起始・停止】 (起始) 長趾屈筋腱に付着。 (停止) 第ニ~第五の総趾伸
筋腱に付着。 【虫様筋の主な働き】 第二~第五趾のMP関節を屈曲する。DIP関節、
PIP関節を伸展する。 【虫様筋の神経支配】 内側は内側足底神経(L5~S1) 外
側は外側足底
足底方形筋(そくていほうけいきん)
【足底方形筋の起始・停止】 (起始) 踵骨の内側面及び下面に付着。 (停止) 長趾
屈筋腱の内側縁に付着。 【足底方形筋の主な働き】 長趾屈筋腱の作用を助け
る。 【足底方形筋の神経支配】 脛骨神経(S1~S2) 【足底方形筋に関する一口
メモ】 足
底側骨間筋(ていそくこっかんきん)
【底側骨間筋の起始・停止】 (起始) 第三~第五中足骨の内側に付着します。 (停
止) 第三~第五基節骨に付着します。 【底側骨間筋の主な働き】 第三~第五指を
内転する。 【底側骨間筋の神経支配】 外側足底神経(S1~S2) 【底側骨間筋
に関する
背側骨間筋(はいそくこっかんきん)
【背側骨間筋の起始・停止】 (起始) 中足骨側面に付着。 (停止) 基節骨に付
着。 【背側骨間筋の主な働き】 第一、第三、第四趾を外転する 【背側骨間筋の神
経支配】 外側足底神経(S1~S2) 【背側骨間筋に関する一口メモ】 背側骨間筋
は、第一
短趾伸筋(たんししんきん)
【短趾伸筋の起始・停止】 (起始) 踵骨の背面に付着。 (停止) 長趾深筋腱に付
着。 【短趾伸筋の主な働き】 第二~第四趾を伸展する。 【短趾伸筋の神経支配】
深腓骨神経(L4~S1) 【短趾伸筋に関する一口メモ】 短趾伸筋は、足趾の伸展筋
の一
短母趾伸筋(たんぼししんきん)
【短母趾伸筋の起始・停止】 (起始) 踵骨の背面に付着。 (停止) 母趾の基節骨の
背面に付着。 【短母趾伸筋の主な働き】 母趾を伸展する。(MP関節) 【短母趾伸
筋の神経支配】 深腓骨神経(L4~S1) 【短母趾伸筋に関する一口メモ】 短母趾伸
筋は、短趾伸筋
胸部・背部の筋肉一覧
胸半棘筋(きょうはんきょくきん)
【胸半棘筋の起始・停止】 (起始) T5~T11の椎体の横突起に付着。 (停止) C5
~C7、T1~T4 の椎体の棘突起に付着。 【胸半棘筋の主な働き】 脊椎を伸展する。
脊椎を回旋させる。 【胸半棘筋の神経支配】 脊髄神経後枝の頚神経及び胸神経
頚棘筋(けいきょくきん)
【頚棘筋の起始・停止】 (起始) C6、C7、T1、T2 の椎体の棘突起に付着。 (停止)
C2~C4 の椎体の棘突起に付着。 【頚棘筋の主な働き】 脊椎を伸展する。脊椎を回
旋する。 【頚棘筋の神経支配】 頚神経 【頚棘筋に関する一口メモ】 頚棘筋
胸棘筋(きょうきょくきん)
胸棘筋【の起始・停止】 (起始) T11、T12、L1、L2 の椎体の棘突起に付着。 (停止)
T2~T9 の椎体の棘突起に付着。 【胸棘筋の主な働き】 脊椎を伸展する。脊椎を回
旋する。 【胸棘筋の神経支配】 脊髄神経の胸神経と腰神経 【胸棘筋に関する一
口メモ】
頚最長筋(けいさいちょうきん)
【頚最長筋の起始・停止】 (起始) T1~T5 の椎体の横突起に付着。 (停止) C2~
C6 の椎体の横突起に付着。 【頚最長筋の主な働き】 頚椎を伸展する。頚椎を側屈
する。 【頚最長筋の神経支配】 脊髄神経後枝の頚神経と胸神経 【頚最長筋に関
する
胸腸肋筋(けいちょうろくきん)
【胸腸肋筋の起始・停止】 (起始) 第7~第12肋骨の肋骨角の内側に付着。 (停
止) 第1~第6肋骨の肋骨角に付着。 【胸腸肋筋の主な働き】 胸椎を伸展する。胸
椎を側屈する。 【胸腸肋筋の神経支配】 胸神経 【胸腸肋筋に関する一口メモ】
腸肋筋
肩甲挙筋(けんこうきょきん)
【肩甲挙筋の起始・停止】 (起始) C1~C4 の椎体の横突起に付着。 (停止) 肩甲
骨の上角、内側縁の上部 1/3 に付着。 【肩甲挙筋の主な働き】 肩甲骨を引き上げ
る。 【肩甲挙筋の神経支配】 肩甲背神経 【肩甲挙筋に関する一口メモ】 肩甲挙
筋は
小菱形筋(しょうりょうけいきん)
【小菱形筋の起始・停止】 (起始) C6~C7 の椎体の棘突起に付着。 (停止) 肩甲
骨の内側縁の上部に付着。 【小菱形筋の主な働き】 肩甲骨を後退する。肩甲骨を
下方回旋する。肩甲骨を挙上する。 【小菱形筋の神経支配】 肩甲背神経 【小菱
形筋に関
上後鋸筋(じょうこうきょきん)
【上後鋸筋の起始・停止】 (起始) C6~T2(T3 や T4 と書いてあるテキストもありま
す)の椎体の棘突起と項靭帯に付着。 (停止) 第 2~第5肋骨の肋骨角外側に付
着。 【上後鋸筋の主な働き】 第 2~第5肋骨を挙上する。 【上後鋸筋の神経支配】
肋間神経 &n
下後鋸筋(かこうきょきん)
【下後鋸筋の起始・停止】 (起始) T11 ~L2 の棘突起に付着。 (停止) 第9~第
12 肋骨の外側部下縁に付着。 【下後鋸筋の主な働き】 肋骨を下制して、呼気を助
ける。 【下後鋸筋の神経支配】 肋間神経 【下後鋸筋に関する一口メモ】 下後鋸
筋
僧帽筋(そうぼうきん)
【僧帽筋の起始・停止】 (起始) 上部は、後頭骨上項線、項靭帯に付着。 中部は、T1
~T6 の椎体の棘突起、棘上靭帯に付着。 下部は、T7~T12 の椎体の棘突起、棘上
靭帯に付着。 (停止) 上部は、鎖骨の外方 1/3 に付着。 中部は、肩甲骨の肩峰、肩
甲棘に付着。 下部は、肩甲棘に付着。 &
広背筋(こうはいきん)
【広背筋の起始・停止】 (起始) T5~L5 の棘突起、仙骨、腸骨稜、第9~12肋骨に
付着。 (停止) 上腕骨の小結節稜に付着。 【広背筋の主な働き】 上腕を内側に
引く。上腕を後方に引く。 【広背筋の神経支配】 胸背神経 【広背筋に関する一口
メモ
大胸筋(だいきょうきん)
【大胸筋の起始・停止】 (起始) 鎖骨部は、鎖骨の内側半分に付着。 胸肋部は、胸骨
及び第1~第 6 肋軟骨に付着。 腹部は、腹直筋鞘前葉に付着。
(停止) 鎖骨部・
胸肋部・腹部共に、上腕骨の大結節稜に付着。 【大胸筋の主な働き】 上腕を内旋す
る。上腕を内転する。上
小胸筋(しょうきょうきん)
【小胸筋の起始・停止】 (起始) 第3~第5肋骨と肋軟骨の連結部に付着。 (停止)
烏口突起に付着。
【小胸筋の主な働き】 肩甲骨を下制する。肋骨を挙上す
る。 【小胸筋の神経支配】 胸筋神経(C7~C8) 【小胸筋に関する一口メモ】 小
胸筋は、
前鋸筋(ぜんきょきん)
【前鋸筋の起始・停止】 (起始) 第1~第 8 ないし第 9 肋骨の外側面の中央部に付
着。 (停止) 肩甲骨の上角、内側縁、内角に付着。 【前鋸筋の主な働き】 肩甲骨
を前方へ滑らせる。肩甲骨を上方回旋する。肋骨を挙上する。 【前鋸筋の神経支配】
長胸神経(C5~C7
鎖骨下筋(さこつかきん)
【鎖骨下筋の起始・停止】 (起始) 第1肋骨の軟骨境界あたりの前面に付着。 (停
止) 鎖骨の外側で下面に付着。 【鎖骨下筋の主な働き】 鎖骨を前方、下方に引
く。 【鎖骨下筋の神経支配】 鎖骨下筋神経(C5) 【鎖骨下筋に関する一口メモ】
鎖骨下
外肋間筋(がいろっかんきん)
【外肋間筋の起始・停止】 (起始) 第1~第11肋骨下縁と肋骨結節に付着。 (停
止) 第2~第12肋骨の上縁に付着。 【外肋間筋の主な働き】 肋骨を挙上する。胸
郭を拡大する。(呼吸筋として働きます。) 【外肋間筋の神経支配】 肋間神経(T1~
T11) &nb
内肋間筋(ないろっかんきん)
【内肋 間筋の 起始 ・停 止】 (起 始) 第1 ~ 第1 1 肋 骨の 内 面の 縁・肋 軟骨に 付
着。 (停止) 第2~第12肋骨(下位の肋骨の上縁)に付着。 【内肋間筋の主な働
き】 肋骨間を収縮させる。 【内肋間筋の神経支配】 肋間神経(T1~T11) 【内
肋間筋に
肋下筋(ろっかきん)
【肋下筋の起始・停止】 (起始) 内肋間筋と同じ走行ですが、その内側にその内側に
付着。(上位は欠如している) (停止) 1 肋骨越えた下の肋骨に付着。 【肋下筋の
主な働き】 肋骨を引き下げる。肋間を収縮する。 【肋下筋の神経支配】 肋間神経
(T10~T11)
胸横筋(きょうおうきん)
【胸横筋の起始・停止】 (起始) 胸骨の後面と剣状突起に付着。 (停止) 第2~第
6肋軟骨に付着。
【胸横筋の主な働き】 肋骨を引き下げる。呼気に協力す
る。 【胸横筋の神経支配】 肋間神経(T2~T6) 【胸横筋に関する一口メモ】 胸
横筋は、胸
短肋骨挙筋(たんろっこつきょきん)
【短肋骨挙筋の起始・停止】 (起始) C7,T1~T11 の椎体の横突起に付着。 (停止)
下位の肋骨の上縁の肋骨結節・肋骨角に付着。 【短肋骨挙筋の主な働き】 肋骨を
引き上げる。吸気を助ける。 【短肋骨挙筋の神経支配】 頚神経(C8)・肋間神経
(T1~T1
長肋骨挙筋(ちょうろっこつきょきん)
【長肋骨挙筋の起始・停止】 (起始) C7,T1~T11 の椎体の横突起に付着。 (停止)
2 つ下位の肋骨の上縁の肋骨結節・肋骨角に付着。 【長肋骨挙筋の主な働き】 肋
骨を引き上げる。吸気を助ける。 【長肋骨挙筋の神経支配】 頚神経(C8)・肋間神
経(T1~
腹横筋(ふくおうきん)
【腹横筋の起始・停止】 (起始) 第7~第12肋軟骨、腰筋膜、鼡頚靭帯、腸骨稜らに
付着。 (停止) 剣状突起、白線、恥骨らに付着。 【腹横筋の主な働き】 下位肋骨
を下に引く。腹腔内圧を高める。 【腹横筋の神経支配】 肋間神経(T7~T16)、腸
骨下腹神経(T
腹部・腰部の筋肉一覧
胸最長筋(きょうさいちょうきん)
【胸最長筋の起始・停止】 (起始) 腰腸肋筋と共に起こり、仙骨と L1~L5 の椎体の
横突起に付着。 (停止) 内側尖は、L1~L3 の椎体の副突起、全胸椎の横突起に付
着。 外側尖は、腰椎横突起と肋骨角に付着。 【胸最長筋の主な働き】 脊椎を伸展
する。脊椎を側屈する。 &nbs
腰腸肋筋(ようちょうろくきん)
【腰腸肋筋の起始・停止】 (起始) 腸骨稜、仙骨、下位腰椎の棘突起、胸腰筋膜に付
着。 (停止) 第7~第12肋骨の肋骨角の下縁に付着。 【腰腸肋筋の主な働き】
腰椎を伸展する。腰椎を側屈する。 【腰腸肋筋の神経支配】 脊髄神経後枝の胸神
経と腰神経
大菱形筋(だいりょうけいきん)
【大菱形筋の起始・停止】 (起始) T1~T4(もしくは、T2~T5)の椎体の棘突起に付
着。 (停止) 肩甲骨内側縁下部に付着。 【大菱形筋の主な働き】 肩甲骨を下方
回旋する。肩甲骨を後退する。 【大菱形筋の神経支配】 肩甲背神経 【大菱形筋
に
横隔膜(おうかくまく)
【横隔膜の起始・停止】 (起始) 胸骨部は、剣状突起に付着。 肋骨部は、第7~第12
肋骨・肋軟骨の内面に付着。 腰椎部は、L1~L4 に掛けての内側脚及び前縦靭帯に付
着。 (停止) 腱中心に集合している。 【横隔膜の主な働き】 吸気時に横隔膜は下
制します。胸腔を拡大します。
腹直筋(ふくちょくきん)
【腹直筋の起始・停止】 (起始) 第5~第7肋軟骨、剣状突起、肋剣靭帯らに付
着。 (停止) 恥骨の恥骨稜、恥骨結合に付着。 【腹直筋の主な働き】 胸郭全壁を
引き下げる。骨盤の前部を引き上げる。体幹を屈曲する。腹腔内圧をあげる。 【腹直
筋の神経支配】 肋間神経
垂体筋(すいたいきん)
【垂体筋の起始・停止】 (起始) 恥骨上縁に付着。 (停止) 腹直筋鞘、白線下端に
付着。 【垂体筋の主な働き】 白線を緊張させる。腹直筋の作用を助ける。 【垂体
筋の神経支配】 肋下神経(T12) 【垂体筋に関する一口メモ】 錐体筋は文字のご
とく
外腹斜筋(がいふくしゃきん)
【外腹斜筋の起始・停止】 (起始) 第5~第 12 肋骨の外面に付着。 (停止) 腸骨
稜の外唇の前半、鼡頚靭帯、腹直筋鞘前葉らに付着。 【外腹斜筋の主な働き】 体幹
を前屈する。体幹を側屈する。体幹を反対側に回旋する。 【外腹斜筋の神経支配】
肋間神経(T5~T1
内腹斜筋(ないふくしゃきん)
【内腹斜筋の起始・停止】 (起始) 鼡頚靭帯、腸骨稜中間線、胸腰筋膜深葉らに付
着。 (停止) 第10~第12肋骨の下縁、腹直筋鞘に付着。 【内腹斜筋の主な働
き】 体幹を屈曲する。体幹を側屈する。体幹を同側に回旋する。 【内腹斜筋の神経
支配】 肋間神経(T5~
腰方形筋(ようほうけいきん)
【腰方形筋の起始・停止】 (起始) 腸骨稜、腸腰靭帯に付着。 (停止) 第 12 肋骨、
L1~L4 の椎体の肋骨突起に付着。 【腰方形筋の主な働き】 腰椎を屈曲する。第
12 肋骨を下制する。 【腰方形筋の神経支配】 胸神経(T12)、腰神経(L1~L3)