骨粗しょう症(テスト) テストは難しめに作成しています。テキストや講義、解答と照らし合わせて復習していただけれ ばと思います。なお、採点を目的としていないので点数は設定していません。 また、記述式の解答は答えが一つとは限りません。私の答案よりも良い解答があることは十分に 考えられますので、参考解答として認識していただければと思います。 第一章.骨粗しょう症とは 第一問:骨の機能について、次の( )に当てはまる言葉を記入してください。 役割 特徴 支持機能 ( )機能 造血機能 貯蔵機能 ・骨によって体を支える ・( )を保つことができる ・脳や内臓などの器官を衝撃から守る ・例) 頭蓋骨:脳を守る、助骨:心臓・肺を守る ・( )を造る ・骨髄で赤血球や白血球、血小板などを作る ・( )を貯蔵する ・血液中のカルシウム濃度を一定にする 第二問:骨代謝に関して、次の問いに当てはまる言葉を下枠に記入してください。 ① 骨代謝をおこなう際の骨を壊す作用を何と言いますか ② 骨を壊す働きをする細胞を何と言いますか ③骨代謝をおこなう際の骨を新しく作る作用を何と言いますか 1 ④ 骨を新しく作る細胞を何と言いますか ⑤ 骨が壊されたり新しく作られたりする骨の代謝回転を何と言いますか 第三問:骨粗しょう症が起こる理由について、下図を参考にして説明してください。 2 第四問:骨粗しょう症を引き起こす因子を下枠に四つ記入してください。 第五問:女性で骨粗しょう症が起こりやすい理由について、下図を参考にして説明してください。 3 第六問:骨粗しょう症に関する基礎知識について正しいものには○を、間違っているものには× を( )内に記入してください。 ①( )骨粗しょう症による骨折によって寝たきりとなることがある ②( )カルシウムの約 99%は骨や歯に蓄えられており、必要に応じて血液中にカルシウムが 放出される ③( )骨は一度作られた後、代謝を受けずにそのままの状態で存続する ④( )骨粗しょう症患者では骨形成が優位になることで、骨が脆くなっている ⑤( )飲酒・喫煙は骨粗しょう症のリスクとはならない ⑥( )男性に比べて、女性はもともとの骨量が多い ⑦( )骨量は 20~30 歳代でピークを迎え、年齢が上がっていっても減少することはない ⑧( )若い時は食事や運動で骨量を増やすことが重要となる ⑨( )女性では閉経が起こっても骨量には影響しない ⑩( )女性の骨量にはエストロゲンが大きく関わっている 第七問:骨粗しょう症に関わるホルモンについて、次の( )に当てはまる言葉を記入して ください。 ホルモン 特徴 エストロゲン ・骨形成を促し、骨吸収を抑制する (女性ホルモン) ・( ( ) ( ) )の骨粗しょう症に大きく関わっている ・破骨細胞を抑制することで骨吸収を抑える ・血液中にカルシウムが放出される過程を抑える ・破骨細胞を活性し、骨芽細胞を抑制する ・骨吸収が促進される 4 第二章.骨粗しょう症の病態 第八問:骨粗しょう症の分類を下枠に二つ記入してください。 第九問:経口ステロイドが骨粗しょう症を引き起こすメカニズムについて説明してください。 第十問:骨粗しょう症の症状として「骨折」がありますが、骨折することで寝たきりの原因とな る骨折部位を下枠に記入してください。 第十一問:骨粗しょう症による骨折を防ぐために、何を予防する必要があるかを下枠に記入して ください。 5 第三章.骨粗しょう症の治療薬 第十二問:骨粗しょう症治療薬に関する基礎知識について正しいものには○を、間違っているも のには×を( ①( )内に記入してください。 )カルシウムを補うだけでは骨粗しょう症を治療することはできないため、医薬品とし てカルシウム製剤は存在しない ②( )ビタミン K は骨吸収を促進し、骨形成を抑制する作用がある ③( )活性型ビタミン D3 は骨芽細胞を増やすことで骨形成を促進させる ④( )ビタミン D が活性化するためには日光(紫外線)が必要である ⑤( )活性型ビタミン D3 は小腸からのカルシウム吸収を促す ⑥( )副甲状腺ホルモンは血液中にカルシウムを放出することで骨吸収を促進させる 第十三問:活性型ビタミン D3 製剤による骨粗しょう症治療薬を開発するとき、最も分かりやすい のは活性型ビタミン D3 を直接体内に投与することです。しかし、活性型ビタミン D3 は光や熱に不 安定であり、すぐに分解されていきます。そのため、活性型ビタミン D3 を投与することは現実的で はありません。この問題を解決し、かつ医薬品として活性型ビタミン D3 の作用を引き出すためにど のような事を行えば良いかを考えて説明してください。 6 第十四問:副甲状腺ホルモンは骨吸収を促進させる作用があります。普通に考えれば副甲状腺ホ ルモンが骨粗しょう症治療薬になることは考えられませんが、ある方法を行えば骨量を増大させる ことができます。そこで、副甲状腺ホルモンが骨粗しょう症治療薬となる理由について、下図を参 考にして説明してください。 7 第十五問:骨粗しょう症治療薬であるカルシトニン製剤がどのような目的で使用されるかを下枠 に記入してください。 第十六問:エストロゲン製剤は骨量を増大させますが、子宮や乳房に作用することである問題が 起こります。何が問題となるかを説明してください。 第十七問:エストロゲン製剤の問題を解決した医薬品として選択的エストロゲン受容体モジュレ ーター(SERM)があります。この薬がどのようなメカニズムで骨粗しょう症を治療するかを説明 してください。 8 第十八問:ビスホスホネート製剤(BP 製剤)の作用機序を簡潔に説明してください。 第十九問:骨粗しょう症治療薬に関する基礎知識について正しいものには○を、間違っているも のには×を( )内に記入してください。 ①( )カルシトニンは骨吸収を促すことで骨量を減少させるホルモンである ②( )エストロゲンは骨形成を促し、骨吸収を抑制する ③( )骨粗しょう症の治療目的で使用されるエストロゲン製剤や選択的エストロゲン受容体 モジュレーター(SERM)は閉経後女性の骨粗しょう症に対してのみ使用される ④( )ビスホスホネート製剤は食後に服用する 第二十問:ビスホスホネート製剤(BP 製剤)は服用方法やタイミングが厳格に決められています。 この理由を説明してください 9 第二十一問:下にある表について、( )の中に入る言葉を記入して表を完成させてくださ い。 ○ 骨粗しょう症の主な治療薬(骨形成に必要な栄養を補う、骨形成を促進させる) 主な作用機序 一般名 商品名 L-アスパラギン酸 カルシウム製剤 アスパラ-CA カルシウム ビタミン K2 製剤 メナテトレノン グラケー ( ) アルファカルシドール 活性型ビタミン D3 製剤 ワンアルファ ( ) ロカルトロール フォルテオ 副甲状腺ホルモン(PTH) テリパラチド ( ) 10 ○ 骨粗しょう症の主な治療薬(骨吸収を抑制する) カルシトニン製剤 エルカトニン エルシトニン ジュリナ エストロゲン製剤 エストラジオール エストラーナテープ 選択的エストロゲン受容体 ( ) エビスタ モジュレーター (SERM) バゼドキシフェン ( ) フォサマック ( ) ボナロン ( ビスホスホネート製剤(BP 製剤) ) リセドロン酸 アクトネル ( ) ミノドロン酸 リカルボン 11
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