「発達障害の可能性のある児童生徒に対する早期 支援研究事業」研究

平成27年9月1日
関係各位
小城市教育委員会
小城市立三日月小学校
小城市立三日月中学校
教育長
校 長
校 長
今村 統嘉
平田 繁正
平川 富久
平成26・27年度 文部科学省・佐賀県教育委員会・小城市教育委員会指定
「発達障害の可能性のある児童生徒に対する早期
支援研究事業」研究発表会のご案内(第2次)
初秋の候,皆様におかれましては,ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて,両校では,文部科学省・佐賀県教育委員会・小城市教育委員会から指定を受け,昨年度から2か年間「発達
障害の可能性のある児童生徒に対する早期支援研究事業」に取り組んでおります。
つきましては,多くの皆様のご参加をいただき,ご指導・ご助言を賜りたく,研究発表会の開催を下記のとおり予定し
ております。この案内状を貴校の職員の方々へご回覧していただくとともに,行事予定にもご記入いただければ幸甚に
存じます。
記
1
研究主題
みんなが「わかる」「できる」「楽しい」授業をめざして
小学校
~ユニバーサルデザイン化によるアプローチ~
学びをひらく授業の創造
中学校
-授業づくりと学級環境づくりのユニバーサルデザイン-
2
研究内容
両校では,ユニバーサルデザインの視点を取り入れながら,通常の学級における発達障害の可能性のある児
童生徒に配慮した指導・支援について実践的研究に取り組んでいます。
小学校は算数科を中心に,中学校は全教科及び特別支援教育において研究を進めています。
3
研究のキーワード
小学校
中学校
「5つのわかる化」 「みかつき授業モデル」
「リアルな問い」 「構造化」 「テスト・アコモデーション」
「リレーションタイム」
4
日
時
平成27年10月16日(金)12:30~16:40
5
場
所
小城市立三日月小学校・小城市立三日月中学校
〒845-0021
6
日
佐賀県小城市三日月町長神田1680
程
12:30
13:00
13:20 13:25
小学校
14:45 15:00
16:30
中学校
分科会
全体会(小学校体育館)
13:35
移動
14:25 14:40
公開授業Ⅰ
移動
15:30 15:45
公開授業Ⅱ
16:40
移動
教科等別分科会
教 育 長
校
長
研究主任
今村 統嘉
平川 富久
真子 靖弘
全 体 会(13:00~13:20)
(1)
あいさつ
(2)
研究概要説明
8
13:45 14:00
休憩 研究概要 移動 公開授業(低・中・高) 移動
受付(小学校)
7
(※小中隣接しています)
小城市教育委員会
小城市立三日月中学校
小城市立三日月中学校
研究概要(13:25~13:45)小学校のみ
(1)
研究概要説明
小城市立三日月小学校
-1 -
主幹教諭
西
則好
9
公開授業
□小学校(14:00~14:45)
指導学級・教科
授業者
1年3組
算数科
中島妃早代
3年1組
算数科
石橋和子 T1
山口美智子T2
5年3組
算数科
坂井賢一郎T1
稲富 浩 T2
単元名
授業概要
繰り上がりのある加法計算にはいろいろな方法があります。授業では,児童の
たしざん
つまずきを予想しながら,10のまとまりを意識すれば,被加数分解でも計算が
できることに気づかせていきます。
一人一人の考えをつなげながら,小数「2.8」の様々な表し方をみんなで考えま
はしたの大きさの表
す。それぞれが自分の考えをもって学習に参加できるように,ユニバーサルデ
し方を考えよう
ザインの考えを取り入れた支援をします。
三角形の内角の和が180°であることを使い,四角形の内角の和を求めます。
図形の角を調べよう 児童のつまずきを予想しながら,構造化された学習の流れをICT機器を使った
焦点化や視覚化などの支援をします。
□中学校Ⅰ(13:35~14:25)
教科等
授業者(指導学級)
国語
篠﨑淳子
(2年3組)
中尾俊之
(1年1組)
社会
田中恭兵
(3年3組)
数学
八島重綱
(2年4組)
重松 登
(1年2組)
理科
伊東慧悟
(2年2組)
村山加代子
(1年3組)
英語
田中麻記
(1年3組)
宮﨑 豊
(3年2組)
保健体育
大久保幸美
(3年1組)
技術・家庭
(家庭分野)
永原直美
(3年4組)
特別支援
野中裕恵
(コスモス2)
リアルな問い
走れメロスを通して,
太宰が描きたかった
ことは何か
聖徳太子のめざした
理想の政治に最も近
いのはいつか
改正臓器移植法は
憲法に違反しないの
か
授業概要
シラーの詩「人質」 との比較読みを通して,小説としての表現の工夫や創作意
図を読み取り,そこから太宰が何を描きたかったのかを探り,グループ学習で,
考えを深めます。
飛鳥時代から平安時代までの政治を振り返り,「聖徳太子の理想とした政治に
最も近いのはいつか」を討論することで古代日本の政治への理解を深めます。
日本国憲法の基本的人権の尊重の学習のまとめとして,改正臓器移植法に書
かれてある内容が憲法に違反するかしないかを市民の立場から,討論会を通し
て深めます。
「オリジナルTシャツを安く作ろう」を課題として,グラフを活用して課題を解決し
一次関数はどんな場
ます。課題の数量関係をもとにグラフを描き,「グラフを読み取る」ことから問題
面で役に立つのか
を解決します。
混合物を分離するに みりんに含まれる水とエタノールの沸点の違いを利用して,2つの物質を分離
はどうすれば良いだ する蒸留の実験です。この実験を通して,混合物の分離の仕方を学びます。
ろうか
果物に入っている酵素を調べる実験します。自分たちで計画,観察させるため
人類はこの先,進化
にICT機器やワークシート等を利用します。動物以外にも酵素があることを知
していくのか
り,日常生活との関連を図ります。
身近な人の紹介を興味 この単元では,第 3 者の紹介発表会の際に, ALT と級友からの質問に応答で
を引くようにするにはど きることを目指しています。そのために教科書の内容にそった Q & A making
うしたらいいだろうか
を通して, be 動詞や一般動詞の疑問文と応答の定着を図りたいと思います。
ど う や っ た ら 相 手 に ICT 機器を使用して基本文の理解と練習を行った後,単元のまとめである他人
伝 わ る よ うに 人 を 紹 紹介につなげるための活動として,身近な題材を使った 3 人称単数現在形の
介できるか
否定文を用いたコミュニケーション活動を行います。
男女で協力し,楽し ソフトボールの単元を行います。男女混合チームでメンバーを構成し,男女で
く活動するにはどうし 協力しながら,練習やルールについて学び,ゲームでは,簡易(特別)ルール
たらよいか
を用いながら楽しむことを目指します。
ゲームを盛り上げる バレーボールのゲームを行います。競技者・審判・得点等それぞれの役割を理
ためには何ができれ 解し,自分たちでゲームを盛り上げ,作り上げることを目指します。また,今まで
ば良いだろうか
学んだ技能を発揮し,バレーボールの楽しさも味わえることも目指します。
幼稚園実習を成功させ 「幼児とのふれあい」 に関する題材において,幼稚園実習の計画を立てる時
るための準備や計画は 間です。内容Dと関わらせ,「廃品」を用いて幼児との交流に役立つ遊び道具
どうすればよいか
を考えさせ,そのアイディアを交換します。
問いを答えを探るために,働く人々にアンケートを実施しました。今回の授業で
人はどうして“働く”の
は,アンケートの結果を集計します。生徒の予想を超えた結果が出てくるのか
だろうか
…。進路に関するこのような学習を通して,キャリア発達を目指します。
□中学校Ⅱ(14:40~15:30)
教科等
授業者(指導学級)
国語
古賀嘉津子
(3年3組)
社会
真子靖弘
(スーパーティーチャー)
(2年2組)
リアルな問い
授業概要
既習の「論語」のなかから印象に残った部分を引用し,その部分の意味するとこ
孔子が示す生き方と
ろを自分の経験や身近な出来事と関連させて,わかりやすく文章にまとめてい
はどのようなものか
く活動に取り組みます。
重商主義という新たな手法を取り入れ,財政改革を成功させた田沼意次。しか
田沼意次は優れた
し,田沼の政治改革の評価は分かれています。田沼は優れた改革者なのか,
改革者なのか
それとも悪徳老中なのか?ディベートを手法に考える授業を目指します。
-2 -
松枝正利
(1年4組)
数学
大串斉生
(2年1組)
理科
古賀正二郎
(3年1組)
英語
川久保哲平
(3年4組)
音楽
香月博子
(3年2組)
美術
吉田美和子
(2年4組)
技術・家庭
(技術分野)
西山由紀子
(2年3組)
特別支援
魚永英子
(コスモス1)
文 字 を 使 う 利 点 は 文字を使わないで表した場合と,文字を使って表した場合を比較して,
ど ん な こ と だ ろ う 文字を使うことをよさが実感できるように指導したいと思います。
か
日常生活とかかわりが深い関数ですが,それを苦手としている生徒が多
一次関数はどんな場
いことが実情です。
「グラフを読み取る」ことから「場合分けをする」
「式
面で役に立つのか
を求める」「グラフをうまく利用する」という活動を行っていきます。
未 知 の 化 学 電 池 を 塩化銅水溶液に電流を流していき,電気分解していく様子を観察していく実験
作り出すことはできる です。観察内容の正確な表現や発表による共有化を行い,電解質水溶液中に
のだろうか
存在するイオンに迫っていく授業です。
どうすれば面白いエ 外国人力士が言語習得に苦労し,時に言い間違いをするエピソードは,話にオチがあり,
ピ ソー ド が 書 け る の 楽しく読むことができました。本時では,このエピソード文の構造について考えたり,既習
か
の文法事項を活用したりしながら,オリジナルの面白いエピソードを作ってみます。
思いや意図をもって音 「ふるさと」の混声合唱を教材に,どのようにすれば故郷に対する作詞者や作曲
楽表現するにはどんな 者,または自分の思いを込めることができるか,表現の工夫を出し合い,歌って
工夫をすればよいか
いく授業です。
ひとコマでご当地のよさ ピクトグラムやマナー向上(東京メトロ)の表現を参考に,絵がらを単純化して,
を伝えるマンホールデ ご当地マンホールのデザインを考えます。見た人が思わず足を運びたくなるよう
ザインとはどんなものか にPRポイントを明確にし,楽しいデザインを班で考えていく授業です。
あなたがスティーブ・ジ 現在,情報端末はウェアラブル端末へと変化しています。情報の学習を
ョブスだったらどんな新 生かし,自分なりの新製品を考案しました。新製品について発表・意見
製品を発表しますか
交換を行い,よりよいウェアラブル端末について考える授業です。
模擬会社(KSPコーポレーション)の体験から学んだことを,学校生活の中にある仕事や
働くときに大切なこと,
身近で働いている人へのインタビューを通して,『働く』ということはどんなことなのか,また
必要なことは何か
将来働いている自分の姿をイメージできるような活動を行っていきます。
10 分科会
□小学校(15:00~16:30)
学年
低学年
中学年
高学年
研究協議の柱
○児童のまなびは成立していたか。
・「5つのわかる化」は有効だったか。
・個別の手立ては適切だったか。
指導助言者
鳥栖市立鳥栖小学校
特別支援教育スーパーティーチャー 本村 直美
佐賀市立勧興小学校
教諭
日野久美子
東部教育事務所
指導主事
中村 尚志
□中学校(15:45~16:40)
教科等
国語
社会
数学
理科
英語
音楽
美術
保健体育
研究テーマ
言語活動を通して自分の思いを豊かに表現することのできる生徒の育成
~「読むこと」に重点を置いて~
市民を育てる社会科学習の創造
~論争問題について討論する授業を通して~
日常の事象を数学的にとらえ,数学を利用しようとする生徒の育成
~他者とのかかわりを通して~
思考力・表現力をのばす理科学習の工夫
~ユニバーサルデザインの視点を生かした授業づくりを通して~
コミュニケーション能力の育成
~基礎的・基本的な知識や技能の定着を図り,活用する力へつなげる言語活動
を通して~
知覚・感受をもとに主体的に学ぶ授業づくり
~思いや意図を伝え合う音楽活動を目指して~
豊かな表現力を育てる授業づくり
~日本美術の理解と鑑賞活動を通して~
自主性を育む保健体育科学習の創造
~生活文化としての運動を楽しむことができる人間の育成を目指して~
技術・家庭
(技術分野)
技術・家庭
(家庭分野)
生活を豊かにする創造力を育む授業づくり
~学びを深める言語活動の工夫を通して~
特別支援
キャリア発達を目指した自己肯定感を育む授業づくりの工夫
-3 -
指導助言者
佐賀市立小中一貫校思斉館
教諭
牟田 和恵
佐賀市立昭栄中学校
主幹教諭 川﨑 朗
鹿島市立西部中学校
教諭
峰松 弘文
東部教育事務所
指導主事 筒井 浩司
佐賀県教育センター
指導主事 日吉 敬子
小城市立牛津中学校
教諭
石橋 明美
白石町立福富中学校
教頭
南里美紀江
佐賀市立城南中学校
教頭
原口 克
佐賀市立金泉中学校
教頭
坂井 禎
多久市立小中一貫校東原庠舎東部校
教諭
大島 和子
佐賀県立中原特別支援学校
教諭
瀬尾 裕子
11
参加申込み
1
申込期限
平成27年10月2日(金)必着
2
参 加 費
無料
3
申 込 先
小城市立三日月小学校
小城市立三日月中学校
4
申込方法
下記の申込用紙にご記入のうえ,FAXまたは e-mail でお申し込みください。
お申し込み送付票
小城市立三日月小学校 主幹教諭 西
〈 FAX 〉 (0952)73-2949
〈 E-mail 〉 [email protected]
平成27年度
URL http://www.ogicity.ed.jp/e-mikatsuki/
URL http://www.ogicity.ed.jp/jh-mikatsuki/
則好
行
小城市立三日月中学校 教頭 多久島文樹
〈 FAX 〉 (0952)73-5006
〈 E-mail 〉 [email protected]
小城市立三日月小学校・小城市立三日月中学校研究発表会
所属(学校)名
住所等
〒
TEL
FAX
※資料の準備の関係上,参観予定の授業や分科会の参加の有無を○で囲んでください。
□三日月小学校
ご
芳
名
参観授業及び分科会
1
公
2
3
開
(
1年生
・
3年生
・
5年生
)
分科会
(
低学年
・
中学年
・ 高学年
)
公
開
(
1年生
・
3年生
・
)
分科会
(
低学年
・
中学年
・ 高学年
)
公
開
(
1年生
・
3年生
・
5年生
)
分科会
(
低学年
・
中学年
・ 高学年
)
5年生
□三日月中学校
ご
芳
名
ご担当教科
1
2
3
参観授業及び分科会
公開Ⅰ
(国・社・数・理・英・保体・技家・特支)
公開Ⅱ
(国・社・数・理・英・音・美・技家・特支)
分科会
(国・社・数・理・英・音・美・保体・技家・特支)
公開Ⅰ
(国・社・数・理・英・保体・技家・特支)
公開Ⅱ
(国・社・数・理・英・音・美・技家・特支)
分科会
(国・社・数・理・英・音・美・保体・技家・特支)
公開Ⅰ
(国・社・数・理・英・保体・技家・特支)
公開Ⅱ
(国・社・数・理・英・音・美・技家・特支)
分科会
(国・社・数・理・英・音・美・保体・技家・特支)
・この用紙をコピーしてお使いください(三日月小学校または三日月中学校のホームページからも印刷できます)。
・申込は,所属(学校)ごとに一括してお願いします。
12
アクセス
三日月小学校
三日月中学校
URL
URL
http://www.ogicity.ed.jp/e-mikatsuki/access/
http://www.ogicity.ed.jp/jh-mikatsuki/access/
-4 -
行
参加申込書