1 平成 26 年度 第 2 回北杜市土地利用審議会会議録 (1) 会議名 平成

平成 26 年度 第 2 回北杜市土地利用審議会会議録
(1) 会議名
平成 26 年度第 2 回北杜市土地利用審議会
(2) 開催日時
平成 27 年 2 月 3 日(火)
(3) 開催場所
西館特別会議室
(4) 出席者(委員 14 名、事務局 4 名、開発事業者 2 名、設計者 3 名、計 23 名)
土地利用審議委員:三井 茂、利根川 昇、井口 哲郎、千野 憲治、小林 健展、
古屋
賢仁、長坂
正、福田
国夫、雨宮
正行、跡部
治賢、三井
萱沼 鉄男、山田 輝夫、齊木 久壽
事務局:建設部部長 神宮司 浩
建設部まちづくり推進課課長 坂本 孝典
まちづくり推進課建築開発指導担当リーダー 坂本
賢吾
まちづくり推進課建築開発指導担当 伊藤 慶
開発事業者:
(株)AOB 慧央グループ 監査役
滝口 行雄
施設開発 佐々木 公司
設計者:
(株)竹中工務店 副部長 永井 久夫
伊藤
(株)竹中土木
部長
周平
高橋 透
(5) 議題
小淵沢町地内における集会場及び研修施設にかかる開発行為
(6) 公開・非公開の別
公開
(7) 非公開の理由(会議を非公開とした場合に限る)
(8) 傍聴人の数(会議を公開した場合に限る)
3名
1
正之、
(9) 審議内容
1.開会(部長)
2.現地視察
―現地視察―
(会長)それではただいまから、ここの現地調査を行いたいと思います。まず開発事業者
であります株式会社 AOB 慧央グループの監査役の滝口行雄様からご挨拶をいただきたいと
思います。
(事業者)AOB 慧央グループ監査役の滝口と申します。どうもよろしくお願いします。皆
さんお忙しい所お集まりいただきありがとうございます。AOB 慧央グループは化粧品会社
であるアルソアを中心としたグループ会社となっており、15・6 年ほど前に小淵沢のこちら
の近くに本社を構えさせていただきました。また、専門学校やグループ会社も小淵沢に置
かせていただいております。今回は、今ご覧になっている場所で AOB 慧央グループが使用
するホールの建設を計画しています。計画の詳細については佐々木から説明をさせます。
(事業者)施設開発担当の佐々木です。本日はよろしくお願いします。今伐採をしている
部分が開発のエリアで、隣接する土地を 6,000 坪程度所有しています。開発の申請を出し
ている部分が約 3,000 坪、ご覧になっていただいている伐採部分の面積が約 2,500 坪とな
り、なるべく緑を残したいということが、建築の大事なポイントとなっており、なるべく
現状を残すような計画としております。建築物は、後ほど図面の説明を設計者からありま
すが、延べ床面積が 1,570 坪です。建物の目的は AOB 慧央グループのグループ会社による
使用をメインとしまして、700 名収容のイベントホール、研修、そしてカフェ機能を備えた
複合施設を計画しています。それとは別に私たちのグループ以外の一般の見学者の皆様、
県民の皆様、市民の皆様へのサービスと交流を図りまして、地域のコンベンションセンタ
ー機能を担うことも目的としています。実際の建築に当たりましては、市と県の担当者と
協議の上、計画を進めています。当然景観条例や残地率、汚水処理、進入路拡幅の計画、
また雨水処理方法についてもご指導いただいて、適切に計画へ反映しています。開発地域
は小淵沢町尾根地区に属しています。昨年の 9 月に地区の説明会を開きまして、尾根地区
の皆様からご了解を得ております。また、計画地のずっと下になりますが、湧水がござい
ます。その関係上、尾根地区だけではなく流域に関係する 7 地区の区長様にお集まりいた
だきまして、計画の説明と地盤の調査の結果を提示させていただきまして、併せて 7 地区
の区長様からもご了解を得ています。1,570 坪という大きな施設になりますため、例えば災
害が発生した時などには積極的に開放していきたいと考えています。有事の際には近隣に
あるグループ会社の本社や学校等全施設を開放したいと考えております。概略ではありま
すが、以上で説明を終わります。
(会長)ありがとうございました。続いて設計者からの説明を受けてから質問を受けたい
と思います。設計者の方、ご説明をよろしくお願いします。
(設計者)設計の担当をしております、竹中工務店東京本店設計部の永井と申します。今
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日は共に設計をしております伊藤、土木設計につきましてはグループ会社であります竹中
土木の設計の高橋の 3 人で説明をさせていただきます。よろしくお願いします。現場に入
っていただいた際の進入路と、今見ていただいている建物が建つ所と、全体を合わせて約
2,970 坪の計画になります。道路の説明をさせていただきますと、先ほど通った進入路から
現在バスが止まっている所までが敷地への入り口になりますので、ここまでの道路の拡幅
をいたします。拡幅に関しましては AOB グループ様で土地を購入されて、そこを拡幅し市
に提供するという計画でございます。
AOB グループ様は今回の開発エリアの外側にも 6,000
坪ほどの土地があります。私たちの計画の狙いでありますが、自然環境や AOB グループ様
の理念をこの環境の中で守っていくということで、開発面積をなるべく小さく捉えていき
たいと思っております。建物施設については集会と研修の施設でございます。北側の棟と
南側の棟があり、それを間で繋ぐこちら側がエントランスゾーン、こちら側が休憩スペー
スになるカフェのゾーンになります。建物は全体としては地下がありますが、こちらの部
分で傾斜を使った地下となっていまして、半分以上が地表に出ております。その上に 1 階
レベルがありまして、1 階のここの上だけに 2 階があり、ここには部分的な 2 階があり、地
下 1 階、地上 2 階の建物となっております。敷地はこちらに向かって傾斜しております。
見ていただいたととおり、緩やかな傾斜がありまして、それに沿った形で建物を配置して
おります。建物の配置の周りの工事領域を含めてなるべく絞っておりまして、開発エリア
には残地森林も含めさせています。今回伐採をしていますが、伐採する部分についてもな
るべく際を残して伐採をしておりますので、全体の開発面積約 9,600 ㎡のうち、約 1,500
㎡の残地森林を除いた 8,100 ㎡程度の敷地の内側を伐採しました。つまり、伐採していな
い外側が実は開発の敷地ラインでございます。今回の施設のポイントとしてはそういった
形でございますので、周りに植栽をもう一度戻します。戻すことについてはここの植生を
配慮して、北側の半分はアカマツの林ですので、アカマツの林の部分に関してはそれを活
かします。南側に関しては広葉樹と落葉樹が来ているので、それに合わせた植栽をして緑
化していきたいと考えています。建物の間も緑化をしまして、建物としては緑に囲まれる
ような計画をしています。緑化率については北杜市まちづくり条例及び北杜市景観条例で
は 30%の基準がありますが、今は 48.4%の緑化計画になっています。雨水処理については、
森林部分を残した上で、全てを自然の浸透で処理したいと考えております。浸透施設の枡
を 7 箇所設けまして、それに対して自然浸透させるという考え方です。建物自身の上に降
る雨は中水の利用をする予定でして、施設内に貯留槽を設けて、トイレ水などの中水利用
もしていこうと考えております。敷地の外には水は出さないという考え方です。汚水や上
水関係は北杜市関係各課と協議をしまして、主立っているインフラ関係はここから建物に
導入します。消火栓についても既存の消火栓がありますが、新設で消火栓を設置して、140m
の範囲をダブルでカバーしようと考えています。ここの開発の狙いを理解いただいて現地
視察をしていただけたらと思います。よろしくお願いします。
(会長)ありがとうございました。事務局からありますか。
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(事務局)先ほど AOB 慧央グループ様から行政区の説明がありましたので、事務局からは
ありません。
(会長)では説明をしてもらいましたので、皆さんご質問をお願いします。
(委員)アルソアさんは非常に地元に貢献していただいて、非常にすばらしい会社だと思
っています。特にサマージャズフェスティバル。私も毎年参加しているのですけれども、
あの時の問題が駐車場。今回のホールが 700 人収容ということで、地元の方々にも解放し
ていただけるということで、今回の計画を見ますと、駐車場の計画は特に考えていない。
では、700 人の地元の方々に開放していただいて、御社の研修で御社の関係者だけが集まる
場合には問題ないとは思いますが、地元に貸していただいてイベントをする場合、北杜市
は車がないと生活できないので、700 人の収容だと 700 台の車が集まるのではないかと思
い、その時の駐車をどうされるのですか。
(設計者)設計者からお答えします。駐車場の考え方について市とも協議をしておりまし
て、駐車面積を確保すると残したい森林がまた伐採されていくということもありますので、
今回は建築主様と周辺の事業者様、具体的に言いますと前にスパティオ様がありますので、
スパティオ様と協議をして、そのような時の駐車場の処理は協力し合うということで話を
伺っております。バスで来られる方につきましては、こちらの進入路の拡幅もして、こち
らでターンできるような処理を計画しています。
(委員)ここで人を降ろして、ターンした後のバスはどうするのですか。
(設計者)バスですので、ホールを利用している間はスパティオ様などの駐車スペースは
確保できると思っています。今は呼ぶことが出来ますので、必要なときに呼んで戻ってき
てもらう、いわば観光バスがやっている方法と同じように計画しています。
(事業者)今までも、私たちの駐車場、社員数が 350 名おりまして、その方たちがみんな
自家用車で来るわけで、それが収まるだけの駐車場を近辺に構えております。実は私たち
がお休みの時はスパティオ様やリゾナーレ様が忙しいわけなのです。それで利用し合って
いるというのが現状です。私たちが小淵沢に来た時から、スパティオ様、リゾナーレ様と
利用し合う形をとらせていただいていまして、それで十分だと計算しています。
(委員)ジャズフェスティバルの人数だと要は運用の仕方だと思いますが、誘導員も警備
員も出ていたのですけれども、あっちに停めてくださいと言っても、距離があれば路上に
停めてしまっていることもありますので、運用をしっかりとしていただければと思います。
(事業者)しっかり気をつけいきたいと思います。
(委員)要するに、ピストン輸送のような形で、ここで U ターンするということですか。
(事業者)そうです、大きなイベントの際にはそのように考えています。
(委員)今のご説明で、内容的なことがある程度分かりました。現状では足りているとい
うことですが、これだけの大きい建物が増えてまたキャパシティーが大きくなれば、大体
の予想としては足りるということですね。
(事業者)はい。
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(委員)今ここに 700 人収容の建物が新しく出来ますね。その時に駐車場が、それぞれあ
る所で足りているというわけですが、具体的にある程度こことここが取れているから大丈
夫ですよということですか。
(事業者)駐車場の申請の部分は大型バスの部分で申請はしていますね。
(設計者)この前、市からも確認を取るようにとのご指導ですので、このようなことをし
ますという届出をしており、先ほど出てきた質問に対応していくということでございます。
(設計者)AOB 様でお使いになられるものに関しては、バスを中心に利用されることのお
考えをお聞きしましたし、周辺駐車場との関係のお話に関しましても、そこからバスのピ
ストン輸送ということを先ほどもお話していたので、足りるということで考えています。
(委員)地下浸透についてですが、雨水と汚水全て地下浸透ですか。
(設計者)汚水に関しましては公共下水道が来ていますので、北部上下水道センターに確
認の上、繋いでも良いということを確認しましたので、汚水は下水道に接続して処理しま
す。雨水の処理については浸透をする施設を 7 箇所設けて対応します。建物に中水利用す
るための雨水貯留槽を設けますのでこれらで処理をしたいと思います。
(委員)トイレの水に雨水を利用するということですが、雨水を下水に流してはいけない
と私は思っていたのですけれども、整合性についてはどうですか。
(設計者)それは建築設備的な問題になりますが、貯留槽という所に貯め、直接流すわけ
ではありませんので、雨の有効利用、自然エネルギー利用の一環としてトイレに利用する
ということです。トイレの量に全部足りるというわけではなく、上水も入ってくると思い
ますけれども、上水の利用をなるべく抑えて自然に降った水を使うということを考えてい
ます。
(委員)市としては、雨水をトイレの水とともに下水管に流すということは OK ですか。
(事務局)下水道の担当ではないため、良いか悪いかの判断はつきません。それにつきま
しては、設計者様が下水道と協議をした内容をご説明いただければいいです。
(設計者)中水という言い方は、上水でも下水でもない水を作るということです。一般的
にトイレは上水の水を使用してしまいます。トイレの数というのは施設として決まった数
を持ってしまうので、そこから出る排水量は決まってしまいます。排水に使うトイレの洗
浄の水の一部に雨水を利用するということが自然エネルギー利用の考え方ですので、考え
方の結果から見ると、ご質問のとおり雨水が下水に流れていくのですが、上水に替えて雨
水を利用するという考えなので、下水道課には雨水を中水利用ということで理解してもら
っていると思います。
(委員)北杜市の場合は上水道の使用量で下水道も料金が決まるわけですね。雨水利用を
してしまうと下水の使用量が適正でなくなってしまうのではないですか。
(事務局)例えば、井戸についてはメーターを取り付けまして、そのメーターから下水道
の使用量を決定します。ですので、下水道課に聞かないとわからないのですが、ポンプを
つけてトイレに流す水量を計算して、上水と両方を足して計算をするのではないかと考え
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ています。
(委員)下水道課と話を調整して、進めていくということですね。
(設計者)施設に関しては、これから建築基準法上の確認申請を開発の後に行いますので、
建築の申請手続きで確認をしてまいりますが、開発に絡む下水の扱いについては事前のチ
ェックをしてもらい、了解を得ています。
(委員)オーバーフローするようなことはないですか。
(設計者)中水利用するものについてはありません。それについての安全策は建築の施設
で対応します。
(委員)最近は 1 時間 100mm のゲリラ豪雨などがあるわけで、その場合流すだけのタン
クで間に合いますか。
(設計者)私たちは、県の基準の確率降水強度で設計させていただきました。それに見合
う雨水処理施設を計画しております。足りるかというお話でございますが、敷地を見てい
ただいてご理解いただきたいですが、残地森林と周囲に AOB 慧央グループ所有の森林もあ
ります。私たちは敷地内の雨水は全て処理できるように設計をしておりますが、何かの場
合でも森林がありますので確率としては低いと考えています。
(委員)確認ですが、地元区長達と話し合いをしたというわけですが、このような施設だ
から地元の反対も起きるはずもないのですが、地元説明会は行ったのですか。
(設計者)事業者様が開発書類を提出する際に指導を受けて、尾根地区と 7 地区の関連区
長様にご説明いたしました。また、その上で近隣の同意も得ています。近隣を含めて説明
がなされたと理解しております。
(委員)先ほどの説明でここの下に湧水があるということですが、それについて打ち合わ
せや補償といったお話とかはありますか。
(設計者)湧水は敷地にはないことは確認しています。
(委員)敷地の中にはないことはわかりましたが、下の地域に湧水があるということで、
例えば水が止まってしまったとかのお話になった場合のお話などはされていますか。
(事業者)尾根地区の住民の方々への説明会を行った後、湧水の件でだいぶお話がありま
して、協定書を尾根地区の皆様と結んでいます。例えば枯渇してしまった、水量が少なく
なった場合には、調査して私たちが先頭を切ります。ただし、先ほどご説明したとおり地
盤の調査の結果も提示しておりまして、湧水の深さについてもわかっております。そこに
は基礎も何も達しないということでして、それをご説明した上で、なおかつ協定書を結ん
でおります。
(委員)ボーリングをして調べられたということですか。
(事業者)そうです。
(会長)他に何かございますか。ないようですので帰って疑問点を挙げて説明を受けたい
と思います。
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3.審議会
開会
会長より開会の言葉
―以下議事進行は審議会規定第 6 条により会長が議長となる―
(会長)
・出席委員は 14 名で定足数に達している。
・議事録署名委員は、名簿順で三井委員、福田委員を指名
・傍聴人 3 名
(議長)それでは審議に入りますので、関係者の入室をお願いします。
―設計者・事業者入場―
(議長)それでは審議に入りますので、関係者の方はよろしくお願いします。本日は北杜
市土地利用審議会規則の第 2 条に規定により平成 27 年 1 月 15 日付で市長より諮問を受け
た案件であります。第1号案件、北杜市小淵沢町地内における集会場、研修施設の建設に
係る開発行為を協議案件とします。現地で、ある程度のご質問やご意見が出ましたが、事
業者や設計者及び事務局で補足説明はありますか。最初に事業者の AOB 慧央グループの方
からお願いします。
(事業者)アルソアの滝口です。本日はお忙しい所、いろいろありがとうございます。よ
ろしくお願いします。
(議長)引き続き設計者、お願いします。
(設計者)設計者、竹中工務店東京一級建築士事務所の担当をしております永井でござい
ます。本日、一緒におりますのが設計の伊藤、土木設計はグループ会社の竹中土木の設計
の高橋がご説明に当たりたいと思います。
(議長)ありがとうございます。何か事務局から補足説明はありますか。
(事務局)ありません。
(議長)それではこの開発について、各委員のご意見、ご質問をいただきたいと思います。
現地である程度の内容は聞きましたが、それ以外のことや付け加えたいこと、疑問点等が
ございましたらよろしくお願いします。
(委員)ひとつが建物の色彩がどんな色かということが 1 点。消防用施設が資料によりま
すと、既設の消火栓が 1 基、新設の消火栓が 1 基ということでございますが、700 人収容
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の施設でどのような防火の対策をしているのかというところと、万が一の時に、この 2 基
の消火栓では 700 人収容の施設の延焼を防ぐことができないとちょっと危険だなと思って
しまいますが、そこのところをお聞きしたいと思います。
(設計者)設計から答えさせていただきます。まず 1 点目の色彩についてですが、建物の
色彩は北杜市の景観条例に記載があるとおり、その範囲の中で決められていることを、事
前協議その他の話し合いの中で対応していきたいと思います。現地でも説明したとおり、
環境に対して馴染むということを AOB 慧央グループ様は考えていますので、周囲の色彩と
馴染むようなアースカラーを採用して、景観条例に適合させていきたいと思います。2 点目
の消防設備についてのお話ですが、15 番の図面は外部に設置される給水と消防水利の図面
です。消防法の法令に遵守するということのご指導を、消防用施設の検討の事前協議でチ
ェックを受けました。防火水槽ではなくて消火栓という形を有効に活かすというご指導を
いただきましたので、新設の消火栓を新たに 1 箇所加えました。それが南側に赤字で示し
てある新設消火栓と書かれている場所にございます。既設の消火栓は北側の市道にありま
す。両側から半径 140m のラインでカバーできるということです。万が一の火災等につい
ては、建築設備の消火設備を峡北消防の方々と用途に合わせた消火設備を設置するように
協議をしておりまして、確認申請と合わせて建築設備で対応いたします。
(委員)スプリンクラー等の消防設備で一時的には防ぐということもあるのですけれども、
それ以外になった時にどこか消防水利は全然設置されないのですか。要するに消防車が来
たのだけれども水利がないということになると、大丈夫かなあとは思いますけれども。ス
プリンクラーで消すのはわかりました。ぱっと消えれば良いのですけれども、そうでなか
った場合に 2 本の消火栓ではとても不可能だと思います。そのあたりをどこかの既設の施
設に雨水を貯める等といった対応はしますか。
(設計者)ここは消防と協議をする範囲と思っておりますが、開発の事前協議でご指導さ
れたことに関しましては、雨水の水利ではなく消火栓を新設しろというお話でしたので、
新設することになったという内容を報告させていただきたいと思います。
(委員)市では 140m の範囲に入っていれば法律上は問題ないと思いますけれども。
(事務局)そうですね、法律上基準を満たしていますので、これ以上市役所としては求め
られません。
(委員)今、委員が言っていたのは、700 人収容の施設で消火栓だけで大丈夫なのかと心配
しているのかと思います。ポンプ車が来た時に消火水槽も設けられるかということですね。
(事務局)法律の中での話になりますので、法律を満たしていれば開発上の話については
新設もしてもらいますので、エリア全てを 140m でクリア出来ています。今回の開発の審
査要件には建物の構造は入っていませんので、構造については建築確認の中で消防法に則
った設備を設置してもらうことになります。
(委員)消火栓ですけれども、2 箇所あるうちの北側の消火栓は市の消火栓ですか。新設す
る消火栓は会社の私的なものですか、市の公設ですか。
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(設計者)現在、協議の結果では管理に関しては結論が出ておりません。
(委員)いずれ最後の段階では、管理をはっきりさせるということですね。
(事務局)補足させていただきます。開発の事業者が市であれば、市が関連した法令に則
って設置します。今回の計画については、事業者は AOB 様になりますので、必要な設備は
事業者で設置するということになります。今後の開発についても同様で、法令等で必要な
設備については事業者の負担で設置をします。北杜市では一切設置を行いません。
(委員)新しく設置する消火栓の下に道があって建物がありますが、その個人の建物が火
災になった場合、会社の消火栓を使うことになるのですか。
(事務局)いずれ、消火栓についてもメーターが付いているわけではありませんので、個
人所有になってしまいますと、私のものだから私の勝手に使うということでは困りますの
で、基本的には市で管理するという方向で協議をされていると思います。今回の消火栓の
位置に関しましても、新設するにあたり建物の近くになりますと、いざというときに消火
栓の機能をなしません。開発に当たっては近隣に家もありますので、地域貢献という事業
者様のお考えから、消火栓が利用できるような場所に設置を計画しているということです。
(委員)費用は会社が出して、あとは市に移管するということですね。修理をするような
ことになったらどっちが負担するのですか。
(事務局)移管するかはまだ協議中ですので、消防担当との協議になります。
(委員)了解です。
(委員)消火栓の関係で気がついたのですが、記憶で申し訳ないのですけれども、給水管
は口径 50mm ですか。口径 75mm なければ、通常のポンプの給水管が繋がらないのではな
いですか。
(設計者)消火栓の引き込み部分は口径 75mm です。
(委員)元が口径 50mm だけども、出し口が口径 75mm という意味ですか。
(設計者)元が口径 75mm です。15 図を見ていただくと、北側の道路から来る既設給水管
は口径が小さいが、南側から来る既設給水管は口径 75mm でございます。その既設給水管
が開発敷地に近寄っている部分に新設消火栓の設置を計画しています。
(委員)ホールというから芸能文化のホールかなと思っていたのですが、図を見るとカフ
ェ関係のホールなのですね。
(設計者)見ていただいているものとしては、21 図をご覧になっているものと思います。
建物の形としましては右側が南、左側が北になります。ホールと呼んでいる部分は右側の
南にある施設でございます。収容人数が 700 人という形で法的に満たす客席配置を図って
おります。利用目的に関しましては先ほど AOB 慧央グループ様の現地説明でもあったよう
に、いろいろな地域貢献をさせていただきたいので、ステージ部分等に関しましては多目
的な利用ができるホールを作っていこうと考えています。ステージ位置もいろんな位置に
可変性を持っておりますので、劇場的なホールではなく多目的に利用ができるホールと考
えて設計しております。
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(委員)
700 人が休憩時間にそれぞれの時間で合わせてトイレを利用するわけですから、700
人と言いますと、高根の交流ホールが 400 人ちょっとで、長坂も須玉も平均的に 400 人ち
ょっとであって、いっぱいにならないにしても、単純計算で約 2 つのホール分なのですね。
市にも伺いたいのですが、下水管を繋ぐのは結構だと思いますが、処理上のキャパという
ことはいかがですか。
(事務局)申し訳ありません、現地でもご説明しましたが、詳細なことについてはお答え
が出来ません。ただ、下水道課との協議の中で既設の下水道間に繋げる協議の結果は決裁
の中でも了承を確認していますので、接続は可能ということです。例えば、1,000 人の処理
能力があって、今回のことを入れることによって 999 人だから大丈夫ですよといった細か
い所まではわからないです。
(委員)我々はそれが OK だからいいのではないかとか、あれを入れなきゃいけないので
はないかという話はできないということですか。
(委員)要するに下水道課との繋ぎこみに関しては、700 人のホールに関しては十分人数的
な能力に則っており、それで OK ですよという協議をしているのかどうなのかということ
です。
(設計者)今回のホールのトイレ利用は、建築基準法の法規上ではなく、保健所が扱う興
業用の法規というものがあります。それはまさに建築申請上のことでございますが、ご質
問をいただきましたのでお答えします。ホール建築をする場合、トイレ数は興業場法で決
められています。先ほどおっしゃっていた北杜市のホールも条文に適合した形で、施設面
積に適合した形でどれだけの個数をつけなさいという条件があります。それを満たすのを
法令上の最低基準としてやっております。今回の場合は概要の 2 ページ目、汚水処理計画
に対しましては、市道 70 号線の既設下水管が(φ)150mm ありまして、
(φ)150mm へ
の放流に対して可能かという事前協議をして、事前協議の中で北部上下水道センターから
接続をしても良いという判断をいただいたので申請をしております。
(委員)処理能力があるから繋いでもいいですよという意味で北部上下水道センターと協
議をされているのですか。
(設計者)接続しても良いというご判断をいただいたということでございます。
(委員)3 点ほどお尋ねしたいのですが、北側から入る道路なのですが、あそこの道路はカ
ーブしているので、下から上った場合、左側は非常に見通しが良いのですが、右側はちょ
っと見づらいのですが、それに対する安全対策はどのようにされているか。もう 1 点が駐
車場の問題でございます。駐車場設備はなしということで、スパティオさん方と連携をと
りながらやっていくというご説明でしたが、アルソアさんにつきましては地域に密着した、
先ほど 15~6 年前に来られたということですが、小海線の線路の近くに市の施設である花
パークフィオーレがあります。駐車場も花パークフィオーレには広い駐車場がございます。
そこの所も利用していただけることで、あちらの施設にもお金が落ちるのではないかとい
う思いもあります。
駐車場から小海線を越えて 10 分とかからない所が施設になりますので、
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その辺もご協力いただけたらと思います。もう1点、地元と協議が終わって協定書を作っ
たというご説明を受けたのですけれども、やはり私たちは水源地のことを非常に心配して
おります。水源地の調査を定期的にするということを協定書の中には含まれていますか。
(設計者)北側からの進入路のお話ですが、16 図をご覧ください。市の道路河川課、所管
の警察署とも協議をしまして、今回拡幅する道路に角切り状態の、カーブラインを広げる
計画をしています。16 図の左端にある北側道路との接続部分に対して、既存ラインの黒字
があるなかで、赤字でカーブラインを形成していることの確認ができると思います。停止
線、その他ラインについても指導を受けたなかで計画をしております。北側からの進入に
対しての安全への配慮をこの図面でご覧いただけたらなと思います。
(委員)北側からの進入ではなく、南側から出ることが問題なのです。
(設計者)出ることについても同じことで、両側通行になります。今、出る時に右側が非
常に見づらいということですが、北側道路に対しての侵入道路は 72 度ほどで取り付いてお
ります。今回、東側に 2m 拡幅してここの部分の木は切らせていただきます。県警との協議
で一番指導があったのが、72 度のまま繋ぐのではなく、前面道路に直角に車が来るように
路側線を焼き直すという指導がございまして、それに伴いまして出る時に車が必ず直角に
なるように停車することで右側の視野も左側の視野も確保できるということで、十分安全
に配慮できていると思っております。
(事業者)花パークに関しましては、ご提案いただきましたことを積極的に検討してまい
りたいと思います。もう1点、湧水の調査について、協定書にはそのようには記してはお
りません。変化が認められた場合ということで、毎年調査をするといった文言は入れてお
りません。
(委員)変化が認められたというのは、住民から申し出があれば対応するということです
か。
(事業者)そういうことです。
(委員)計画的な調査はしないということですか。
(事業者)はい、しないです。
(委員)先ほど雨水を貯める槽があるということをお聞きしたのですが、それをもうちょ
っと拡充して、ポンプ用に対応するということはできないのですか。トイレ用にタンクを
設けるということでしたので、それを拡充すればある程度の防火に使えるのではないかと
いうことで申し上げました。
(設計者)中水の利用に関しましては、先ほどの説明の補足に加えてお答えします。中水
計画に関しましては、現在設計中でして、どの程度のタンクを使い、どの程度の水を使う
かについてはまだ結論が出ていません。ただ、自然エネルギーを積極的に取り込んでいく
という姿勢でこの建物を設計するように考えていますので、そういった方法として中水の
利用は考えています。委員様からご指摘いただいた、消防活動用の水利にそれを利用でき
るかというお話につきましては、消防行政側が持つ考え方もあります。施設に関しては建
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物の中の話ですけれども、消火用のポンプというのは消防用の水利としてスプリンクラー
が代表として出ましたが、そういったものの水利も持っています。今回の開発で設置する
水利が外部から使えて周辺に対してどのような意味合いとなるかというお話だったと思っ
ております。建物内の中水利用が利用できるかというご質問でしたが、量的なものも含め
まして検討中でございますので、ここの場で利用できるということは申し上げられないと
いうことでご理解いただけますでしょうか。
(委員)雨水の処理については浸透式ということでお答えいただきまして、オーバーフロ
ーという時にも周りの山林があり心配ないということでしたけれども、資料の 2 ページの
事業計画の内容の所に防災施設計画がありまして、東側及び南側敷地境界沿いに土砂流出
防止対策を行い、一部浸透人孔を先行施工し雨水の敷地外防止を図るとありますが、先ほ
どの雨水の処理についても絡ませて資料に基づいて説明していただければと思います。
(設計者)施設の計画としましては、土砂流出防止対策は建設中のことも含めての対応策
を考えております。雨水の敷地外への流出防止対策として、工事中も含めてですが、敷地
外に勾配的に流出する恐れのある箇所の東面、北面には雨水、土砂の流出防止の堰堤を設
け、最終的にはU字溝が設置されます。もうひとつ浸透処理施設ですが、13 図で青の四角
い部分の 7 箇所で浸透人孔若しくは浸透井戸と呼ばれる施設ですが、そのうちの図の右下
の 1 基若しくは 2 基を先行して設置しまして、完成までの水を集水して浸透させるという
計画を考えております。
(委員)浸透施設を先に工事中の所に造って、そこに全部浸透させて外に出しませんよと
いうことですか。
(設計者)おっしゃるとおりでございます。
(委員)6 図で赤色が盛土の所なのですが、13 図の浸透枡がある所はほとんどが盛土の所
に入っていまして、この浸透枡の深さはどこに浸透させる深さなのか。盛土の部分に流す
のか、それより深く入れて流すのかお聞きしたいです。
(設計者)工事に先立って地盤調査をした結果、当該地の表面の 30cm から厚い所で 1m の
部分はロームと呼ばれる土壌であまり浸透性がない所でありまして、その部分やはり 0.8m
から 2m の部分については、砂質土。さらにその下の部分は砂礫があります。砂礫層に浸透
させる計画です。浸透施設の構造は 14 図にございますが、左上の浸透人孔図の上部が仕上
がり面で今回の計画で言うと敷地内通路部分と造成緑地部分に設けます。下の部分約 2.5m
部分まで構造物を予定していまして、浸透させる本体部分の深さが 2.5m ございますが、こ
こと先ほどの砂礫層と重なって浸透していく計画でございます。追加の説明になりますが、
浸透井戸の一番のポイントは設置した後の維持管理の方が非常に大切です。せっかく設置
したとしても、メンテナンスをせずに目詰まりを起こしてしまうことが懸念されてしまい
ます。今回の計画では浸透人孔の前に集水枡を設けまして、そこで泥が落ちまして、上の
水だけが浸透人孔に入っていくという計画をしています。ですから、砂礫への浸透、浸透
井戸の前には泥等の流入を防ぐ流入人孔を設けます。先ほど盛土の部分があるのではない
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かというご質問があると思います。開発の工事をする中で盛土をしていき、盛土の上に対
して、先ほどの 14 図の断面のような完成型が出来上がるのですけれども、工事期間中にこ
れらを先行して、砂礫層がある部分から作っていき、最終的には盛土と合わせた表面仕上
げを造っていく手順になると思っております。浸透能力については、ボーリング時に調査
をしましたので、上の部分で浸透させないように下の部分で浸透させる工夫をした断面図
を提示させていただいています。
(委員)砂礫層に浸透させるということですけれども、それは下流側の湧水には影響がな
いのですか。例えばそれが地盤に沿ってずっと下に行くのであれば汚染されてしまいます。
(設計者)砂礫層は当然、平面的に連続しておりまして、ほぼ傾斜なりに上から下へ向か
っていると推定されます。浸透の機能は垂直に浸透する能力が高いものもあれば、横への
能力が高いものもあります。それから考えますと当然、礫層の高いほうから低いほうに流
れるのは自然な流れになることだと思います。
(委員)今回の浸透装置の計算式がないので、私たちもどうなっているか分からないと思
うのですけれども、浸透層というのは大体どれくらい透水能力がありますか。
(設計者)浸透人孔の個数を決めるにあたって、今回の計画地の面積、そして敷地外のア
ルソアさんの部分ですが、敷地外の水も 3,000 ㎡ほど流入する恐れがありましたので、合
わせて 13,000 ㎡くらいに対する降水流出量の算出をしました。それは各ブロック、屋根の
部分、緑地、道路などの流出係数を決め、発生する雨水の流出量を計算しました。これに
関しましては、韮崎 10 年確率 10 分強度の時間 118mm の降雨強度を用いております。そ
れを元に雨水流出量を計算しまして、当該計画地の総流出量は約 700t でございます。それ
に対して、現在の浸透人孔の単位設計浸透量、いくら処理できる能力できるかという数字
ですが、その見積もりが約 100 ㎥/hr ほどでございます。その数値を用いまして、各ブロッ
クで何基かという設定をしまして、700t に対して 7 基を設けますとそちらの浸透井戸の浸
透量が 778t になります。安全率としましては 111%になります。発生流出量に対して、111%
の浸透量となります。
(委員)屋根の流出率は何%ですか。
(設計者)0.95 でやっております。
(委員)普通の庭は何%ですか。
(設計者)庭は緑地で 0.4 です。敷地通路は透水性舗装にする計画なので、0.6 を採用して
います。
(委員)開粒度アスコンと密粒度アスコンの舗装道路の両方を設置していますね。どうい
う分け方をされたのですか。
(設計者)拡幅道路部分は現状の道路と同じ状況にしました。ただし、市道箕輪・小淵沢
線交差点に近い部分については、交差点協議において、接続部分の停車場が現状で緩い勾
配がない状態なので、接続部分から約 10m に緩い勾配を設けることになりました。市道の
部分に関しましては、市道に移管しますので市道路河川課の基準に則って、道路の水は側
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溝に流れるようにします。それ以外の敷地計画図に関しましては、水利の流出計算をして
おります。基本的には降った雨が地面に染み込む感じと同じ状態にしたいのが設計者の意
図です。その能力についてはボーリング調査の時に確認をして、この計画を進めています。
(委員)浸透層に関しての透水は 10 のマイナス何乗ですか。
(設計者)透水係数は 1.7m/hr ですね。
(委員)土の透水能力は 10 のマイナス何乗ですか。
(設計者)10 のマイナス 3 乗です。
(委員)透水性の地盤よりは悪いですが、7 基あるから大丈夫だということですか。
(設計者)はい。
(議長)他にございますか。よろしいでしょうか。それでは質問を終わりにしますので、
事業者・設計者の皆様はご退出ください。
―事業者・設計者退出―
(議長)それでは、委員の皆様の意見を伺います。全体的に何か意見はございますか。よ
ろしいでしょうか。
(委員)はい。
(議長)それでは、今回第 1 号案件について意義はなしということで取りまとめ、諮りた
いと思います。何か条件を、これはしてもらいたいといったことはございますか。
(委員)先ほど、それぞれ検討していただきたいと申し入れたものに対しての回答は審議
会にもらえるようにするのが前提ですね。
(事務局)どのような方法で報告すればよろしいでしょうか。事業者に書面で作らせたも
のを委員様方に郵送するか、検討結果が出た所でご参集いただいて、そこで報告をいただ
くか、どちらかの方法になるのかなと思うのですけれども。
(議長)議事録が配られますね。それと一緒に添付していただいてはどうでしょうか。
(事務局)では、議事録の確認の時に本日検討してくださいと言った内容について確認さ
せていただきます。消防水利について、ポンプ車のために給水が出来る中水のタンクの容
量を大きく出来ないかということかなと事務局では判断しているのですが。
(委員)大きくしてもらいたいというよりも、雨水を溜める槽があれば、それをもう少し
活用してポンプ車に対応できるものを置く気があるのですかという言い方です。当然、ポ
ンプ車が来た時に水があれば安心という話になるのですけれども、一定量の水を確保する
ためにどれくらいの容量を考えているのか、タンクの大きさがわからないなかで大きくし
ろ小さくしろということは言えないので、ポンプ車に対応できる水利が準備できるのかと
いうことだけで私は良いと思います。
(事務局)では、このことについて議事録に同封させていただきますので、それでよろし
いでしょうか。
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(議長)そのようにお願いします。他に何かございますか。今のことは別でいただくとし
て、審議については異議なしでよろしいでしょうか。
(委員)異議なし。
(議長)ありがとうございます。第 1 号案件の小淵沢町地内における集会場の開発行為に
ついては適当と認めて審議会の答申といたします。それでは本日附された案件については
全て終了しました。
4.閉会
副会長より閉会の言葉
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