ドパミントランスポータ検査のご案内

「−−−−− ̄
【
ドパミントランスポータ検査とは
し._ _ _._▼__ __ _ _▼ _・.__ _▼ ___
今年1月27日から発売が開始された放射性医薬品、イオフルパン123Ⅰ注射液(商品名:ダ
ットスキャン静注)を使用した検査です。黒色線条体ドパミン神経の脱落の有無という情報
が得られ、パーキンソン症候群及びレビー小体型認知症の診断を行うことができます。
1 ▼  ̄ ̄ ̄  ̄  ̄  ̄ ̄、l  ̄  ̄ ̄l、‥  ̄ ▲l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄
L検査方法と注意事項書
午前中に注射を行います。注射後、約4時間後に30分間の撮像を行います。
検査のための食事制限は必要ありませんが、内服薬により検査画像に影響が出る場合が
ありますので、詳しくはご相談ください。
なお、ヨードアレルギーの方は検査できません。また、検査薬剤はエタノールを5%含有す
るため、飲酒に対し強い反応を示す患者さんは検査できないことがあります。
健常例
.spECT画像例
I
− ̄ −−  ̄ − ▼ ̄− − 一 −−− − 、 ̄ ̄  ̄  ̄ − ̄ − ̄  ̄ ■
健康成人画像(水平断層像)では、尾状核
及び被殻にほぼ均等の放射能分布を認め、
その集積は左右対称の三日月型又はカンマ
型を呈します。
パーキンソン病
レビー小体型認知症
パーキンソン病では、尾状核での集積低下に先行して被殻 レビー小体型認知症では、線条体の集積が全体的に低下し、
での集積低下を認め、尾状核のみが描出され、集積は円形 左右の対称性及び三日月型の形状を維持したまま、尾状核
又は卵形を呈します。
を含む線条体全体での集積低下を示す傾向があります。
− − −− − −  ̄ −  ̄ ̄  ̄ − − − − − − ▼▼ ̄ −‘−−  ̄  ̄  ̄ −−  ̄  ̄ −  ̄ −−
その他の集積正常例との比較∃
こちらの図は、国内第Ⅲ相臨床試験で得られた
健常例及び疾患毎の典型的な画像です。
健常例、ET(本態性振戦)及びADでは線条体に
おけるRI集積が保持されています。
一方、PD及びDLBでは線条体におけるRI集積
が低下しています。
ダットスキャン只静注 新発売り一フレット より
考
際
広尾病院診療放射線科 Ⅲ検査のご案内
1.当院RI検査について
当院では、骨,脳血流(ECD),肺血流,甲状腺,副甲状腺,唾液腺,腫癌(Ga),
腎機能(MAG3,DTPA),腎形態(DMSA),副腎(髄質,皮質),負荷心筋等の
検査を行っています。検査日時・前処置・注意事項などご質問は下記連絡先にて
お問い合わせ下さい。
2.RI検査の申し込み方法
下記へ電話していただき、検査日時をご予約ください。
病院代表 03−3444−1181 放射線科アイソトープ検査室(内線2640)
注1:電話受付時間は、平日(月∼金)の9:00∼16:00までです。
2:以前に広尾病院を受診されたことがある患者さんの場合は、予約時にお申し出ください。
3:検査をキャンセルする場合は、前日16時までに(月曜日検査の場合は前の週の金曜日)に
ご連絡ください。
3.検査当日の手続き
(1)患者さんには新患受付(1階①番窓口)で手続きをしていただきます。
「健康保険証」、「各種医療受給者証」、「診療情報提供書(紹介状)」などの提出
をお願いいたします。新患受付後、「診療放射線科受付」へご案内いたします。
注1:検査予約時刻より30分前に新患受付にて手続きを行っていただくようお願いいたします。
2:以前に当院を受診されたことのある方は、診療券を持参するようお伝えください。
3:参考となるフイルムがある場合は、紹介状と一緒に患者さんにお渡しください。
4.画像・報告書のお渡し方法
(1)画像は閲覧ソフト付のCD−ROMに保存し、報告書を同封してご依頼の先生に郵
送します。WindowsPCでご覧ください。(Mac使用の場合は閲覧ソフトOsirixが
必要です)
(2)翌診療日(金曜・土曜は翌月曜)に発送しますので、到着まで二日程度かかる
ことをご了承ください。
(3)お急ぎの場合は、一時間程度お待ちいただければその場でお渡しいたします。
(4)フイルムの提供も可能ですが、原則としてCD−ROMをご利用ください。