2015年 9月

2015年 9月
6月22日に札内農協女性部下部組織交流会が開催され、18名の部員と髙橋専務、小野
田理事が参加しました。
この事業は、相互の交流を図り、農作業の合間のひと時を楽しもうと、毎年1回女性部と
下部組織が実施しています。
ボウリングは各団体混合の組み合わせでプレーが行われ、熱戦が繰り広げられました。
ボウリングの後はフードスタジアムでの懇親会となり、女性部活動や農協事業について
の話が出る中、和やかに親睦を深めました。
6月26日に青年部の環境整備事業の一環と
して依田地区の農産物加工センター及びコンバ
イン格納庫周辺で草刈りが行われました。
青年部の環境整備事業は今年で4年目となり、
総勢13名の部員が参加しました。作業後は焼
肉をしながら当農協役員の方々との意見交換会
を行い、有意義な時間を過ごしました。
当日は小雨の降る中での作業でしたが、青年
部の皆さん、ありがとうございました。
6月29日に女性部友の会の夏期研修が開催され、12名の部員が上士幌町にあるドリ
ームヒルと音更町にある北海道新聞社の工場見学へ行ってきました。
ドリームヒルは経産牛1,765頭、育成牛54頭を飼養する牧場で、酪農に対して一人
でも多く関心を持って貰い、酪農に親しんで貰えるようオープンファームを実施していま
す。部員一同は、牧場で経営している「アイス工房ドリーム」で直営ならではのコクと旨さ
が楽しめるジェラードを堪能してきました。
その後の北海道新聞社では、北海道新聞ができるまでを見学してきました。超高速輪転機
で新聞が印刷され、発送されるまでの様子を見たり、ビデオやパネルで業務の説明を聞いた
り、皆さん真剣に学んできました。毎日手に取る新聞ですが、その制作過程を知る機会は滅
多に無いため良い経験が出来たと皆さん話していました。
今年度から農業後継者として就農する方々を励ます「新規就農者激励会」が、6月30日
に当農協にて開催されました。
この春に学校を卒業された方等、3名出席し、髙橋組合長、幕別町経済部長、青年部長、
女性部長から祝辞をいただき、髙橋組合長から激励状が贈られました。新規就農者の3名は
「広い視野で学び、1日も早く一人前の経営を」と決意を新たにしていました。
7月1日、青年部畑作専門委員会13名は管
内研修で、足寄町にある日農機製工株式会社へ
工場見学に行ってきました。日農機製工はビー
トハーベスター、高精度カルチベーターのトッ
プシェアメーカーで、十勝を拠点として農業の
発展に寄与してきた会社です。
今回の研修では、ビートハーベスター等の生
産工程や、生産している製品の説明といった内
容を部員の皆さんは実際に見て、聞いて、触れ
て、熱心に学んできました。昼食は社内施設でバーベキューを行い、日農機製工の方々と楽
しい時間を過ごしました。
青年部の夏期スポーツ大会が7月4日に依田パークゴルフ場の「俳句村コース」にて、青
年部と農協役職員の交流の場として開催されました。
髙橋組合長の挨拶の後、青年部長の始球式で幕を開けたパークゴルフ大会は、青年部と役
職員の混合チームで行われ、スコアの混戦する白熱したプレーが繰り広げられました。
当日は午後から天候に恵まれ、コースのあちらこちらで笑い声が絶えない活気溢れる大
会となりました。
終了後の焼肉ガーデン交流会では、新職員・新青年部員の紹介やビンゴ大会で盛り上がり
を見せ、皆さん束の間のひと時を楽しんでいました。
今回、カナダ「ゲルフ
・トロント・レスブリッ
ジ・バンクーバー」を7
月7日より11日間の日
程で個人経営の農家を中
心に視察研修させていた
だきました。カナダはロ
シアに次ぐ世界第2位の
国土面積を持つ国でもあ
り、総面積は998万㎢、
日本の約27倍の面積が
あり、その内農地面積は
6,260万 ha と日本の約15倍、土地も肥沃な農業大国でありました。気候は北海道と
よく似ていますが、湿度が低く、雨も少なく今年は特に雨が少ないため各地でスプリンクラ
ーが作動していました。また、カナダは物価が非常に高く消費税が13%ですが教育・医療
等、社会福祉が充実しているため国民の不満は少ないそうです。カナダは治安も良く住みや
すい国と言われています。
オンタリオ州ゲルフ近郊ではオンタリオ農業連盟組織より農業情勢と土地改良・作物改
良・企画について説明を受けました。当組織は会員数37,000戸余でカナダ国内州農業
連合としては最大組織で国との交渉等を行っています。また、シャープファーム(ゲルフ近
郊)は2,400ha の農地を所有しており、息子3名と従業員60名で事業を行なってい
ます。大規模肥育牛農場においては常時400~750頭の牛を肥育、また大規模農業も行
いコーン・麦・大豆を生産しています。麦・大豆についてはアジア方面にも輸出しており、
種子販売、肥料、農薬販売、輸送事業も行っています。
次に受精卵移植で有名なイーストゲン社「酪農サービス会社」
(ゲルフ近郊)では、40
年前ゲルフ大学にいた日本のカナガワ教授により受精卵移植の研究が進められ、日本へ帰
国後、北海道大学の畜産学部に就任されたと説明を受けました。また、家族1人、使用人2
人、パート3人の「家族経営型酪農家」を視察しました。乳牛350頭あまりを飼育し、内
140頭を24時間搾乳しているとのことでした。耕作面積は約200ha で牧草・コーン
等を栽培、濃厚飼料以外すべて自家製飼料でまかなっていました。また、家畜の排泄物を利
用したバイオマス発電を行っていて約8年で元が取れると説明を受けました。
ホランド・マーシュ「野菜生産者協会」
(ゲルフ近郊)はオンタリオ州の湿地農業地帯で、
周りが川に囲まれており、水路の位置が畑より高いため、水は暗渠排水で集めてポンプを使
い水路に捨てます。125戸の野菜農家が2,800ha で約60種あまりの野菜を生産し
ており、農場戸々が独自の販売網を持っているそうです。
レスブリッジでは小麦生産農場「カナダ穀物生産者協会」を訪問しました。冬撒き小麦、
春小麦、大麦、キャノーラを栽培しており、小麦は主にアメリカ・カナダ人の主食用とのこ
とです。TPP についての話もあり、ヨーロッパや日本との話し合いは良いが、アメリカと
の話し合いが上手くいかないと言っていました。小麦は国より1エーカー当たり163,0
00円の補助金が貰えるそうです。その後、135戸の農家が加盟しており、約20,00
0ha でポテトの栽培をしている「アルバータ―ポテト生産組合」を訪問しました。販売は
主に、ケンタッキー・マクドナルド・トレー販売で、訪問先の農場では500hp のポテト
ハーベスター「6条堀」で1日11ha、12日間で終わらせるとの説明を受けました。ま
た、この生産組合はバイオ発電システムを所有し、選別クズ等を利用して発電も行っていま
す。
バンクーバーではあらゆる農産物が集められ販売されているファーマーズマーケットを
視察しました。
1日だけナイアガラの滝視察を行い隣国のアメリカも遠くから見てきました。ナイアガ
ラの水を利用した発電は日本の原子力発電3個分くらいの発電能力があると説明を受けま
した。カナダは世界第2位の国土を持つ国とあってとにかく広く、黄色く色づいた菜の花と、
まっすぐな道路が地平線まで続き、地球を感じ感動しました。
7月11日、ちろっとの森コースにて組合長杯パークゴルフ大会が開催され、組合員49
名が実力を惜しみなく発揮しようと全力でプレーに臨みました。
組合長の挨拶で始まったパークゴルフ大会は、最後まで熱戦が繰り広げられました。男性
の部入賞者はスコア2打の中に5名入る大混戦、優勝・準優勝の2名は同点という結果でし
た。女性の部も拮抗したスコア争いでした。
当日は雨が心配されていましたが、プレー中には降ることもなく、最後まで笑顔の絶えな
いパークゴルフ大会を行うことができました。
7月15~16日に1泊2日の日程で女性部の管外視察研修が開催されました。今年の
管外視察研修は札幌・恵庭方面で、札幌ウィンタースポーツミュージアム、北海道四季劇場、
ホクレンショップ、えこりん村といった盛り沢山の日程でした。
1日目、大倉山ジャンプ競技場内にある札幌ウィンタースポーツミュージアムへ行き、昭
和47年に開催された冬季オリンピック札幌大会の貴重な資料や実際に使用した数々の品
の展示を見てきました。また、スキージャンプやボブスレーといったウィンタースポーツの
疑似体験をして楽しみました。その後、北海道四季劇場に移動し、『CATS』観劇を堪能
してきました。劇団四季の公演を初めて見る人も多く、その迫力と世界観に圧倒されていま
した。
2日目、ホクレンショップで店内視察を行った後、
えこりん村で「みどりの牧場ショー」を満喫しまし
た。牧羊犬とハンドラーの息のあったドッグショー
に皆さん大興奮でした。また、みどりの牧場ではア
ルパカや羊と触れ合うことができ、なかなか触る機
会が無い動物達のやわらかい毛の感触や体温を直に
感じてきました。夕食は園内にあるレストランにて、
北海道産にこだわった新鮮野菜をふんだんに使った
サラダビュッフェを満喫してきました。
今年の管外視察は盛り沢山の内容で、
「普段体験
できない多くの事を体験できて充実した2日間だっ
た」と、部員の皆さんも大満足の研修となりました。
用途別
一般きたほなみ
(反収)
前年 種子きたほなみ
(反収)
前年 合計
(反収)
前年 製品推定数量 規格外
面積 粗麦推定数量
ha
俵
俵
歩留 %
俵
649.49
75,198 67,678
90.00
7,520
(11.58) (10.42)
(1.16)
(8.52) (7.62)
(91.20)
58.56
7,040 6,751
95.89
289
(12.02) (11.53)
(0.49)
(9.04) (8.59)
95.04
708.05
82,238 74,429
90.50
7,809
(11.61) (10.51)
(1.10)
(8.56) (7.83) (91.52)
7月下旬に収穫を終えた小麦は、約649ha の一
般きたほなみの粗麦推定数量が約7万5千俵、10a
当たり11.58俵(製品推定数量は約6万7千俵、10a 当たり10.42俵、製品推定
歩留90%)となっています。前年と比べ粗麦数量は反収3.06俵、製品数量は反収2.
80俵上回る見込みとなっています。種子きたほなみについては約58ha で粗麦推定数量
が約7千俵、10a 当たり12.02俵(製品推定数量は約6千表、10a 当たり11.5
3俵、製品推定歩留95%)となっています。前年と比べ粗麦数量は反収2.98俵、製品
数量は反収2.94俵上回る見込みとなりました。
女性部の料理サークルによる『8月例会』が8
月7日、百年記念ホール調理室にて行われました。
今回は「パエリア・チャーシュー」作りでした。
参加者10名は各々料理の腕をふるいました。
昼食の完成に合わせて始まった調理は時間通り
に完成することができ、どれも美味しい一品とな
りました。パエリアは味も見た目も皆さん満足の
いく出来に仕上がり、会話も弾む楽しい昼食会と
なりました。
8月11日、女性部による生涯学習が当農協2階会議室で開催されました。女性部長が講
師を務め、
『ペーパークイリング』を行いました。
ペーパークイリングとは細長い紙をクルクル丸めながらパーツを作り、それを組み合わ
せて色々な形に仕上げていくペーパークラフトです。細かい作業ですが工程は簡単で、気軽
に楽しめるアートだけあって、皆さん夢中で作成していました。
作品はケースに入れて、素敵な飾りに仕上げることが出来ました。