浜田林業部トピックス(1月号)

浜田林業部トピックス(1月号)
①獣肉加工施設等先進地視察 (金森)
12月18~19日の2日間、浜田市有害鳥獣捕獲対策協議会
主催の獣肉加工施設等先進地視察に、市の担当者及び猟友
会関係者等含め14名が参加しました。
18日は佐賀県武雄市の「武雄地域鳥獣加工処理センター」
を訪問しました。武雄市は、人口約49,000人、面積195k㎡で、
浜田市より1万人人口が少なく、面積も3分の1の市です。この
武雄市でも鳥獣、特にイノシシの被害に悩まされ、地域住民
及び猟友会の要望により、約3年前に加工施設が建設されま
した。運良く、訪問時、実際にイノシシが搬入され解体中でし
た。訪問者は施設対応者に盛んに質問を投げかけ、各々納
得した様子でした。
19日は福岡県宗像市の「宗像市外2市1町鳥獣加工処理施
設」を訪問しました。この施設は平成25年2月に運用開始され、
施設も木造でまだ新しく、実施主体の組合組織もしっかりして
いる印象でした。また、宗像市のみならず、周辺の市町からも
イノシシの搬入受入をするなど工夫も見られました。
将来的には、浜田市で獣肉加工施設を整備される予定です
ので、当センターでは地域プロジェクトの一環としてこの取り
組みをサポートしていきます。
武雄地域鳥獣加工処理センター
(やまんくじら)
宗像市外2市1町鳥獣加工施設
②原木乾椎茸生産組合が「人工ホダ場」視察研修会開催 (千原)
12月18日(木)、原木乾しいたけ視察研修会が開催され、生
産者11名が参加しました。
「原木乾しいたけの生産振興プロジェクト」の一環として、い
わみ中央原木乾椎茸生産組合が主催で、飯南町の中山間地
域研究センターにおいて「人工ホダ場」に関する研修および
意見交換会を行いました。
まず、中山間地域研究センターの人工ホダ場の見学を行い
ました。見学は積雪によりホダ場内部の見学はできませんで
したが、生産者からは遮光資材の向きや間隔について積極
的な質問がありました。
講習では中山間地域研究センターの冨川専門研究員より
人工ホダ場の概要やセンター内にある人工ホダ場での調査
結果について説明があり、参加者は熱心に耳を傾けていまし
た。
浜田地域では昨年度2つの人工ホダ場を整備し、労務軽
減・品質向上に向けて生産実証を行っています。 今後、実
際に人工ホダ場を使用する中で感じた利点等を地域で情報
共有し、浜田地域の乾しいたけの品質向上と増産、普及に繋
げていただきたいと思います。
研修会の様子
人工ホダ場見学の様子