NEWS LETTER 京都教育大学 附属教育実践センター機構 Kyoto University of Education 第22号(2015. 1.13) Organization of Educational Research and Practice Centers 教育支援センター Educational Support Center http://cert.kyokyo-u.ac.jp/ シンポジウム「これからの教師に求められるもの」報告 12 月 12 日に公開シンポジウム「これからの教師に求められるもの」を開催しました。168 名の参加者があり、大変熱気の ある有意義なシンポジウムとなりました。 当日は、まず、教育支援センターの取組をもとに、教員養成をめぐる現状と課題について報告しました。実地教育部門か らは、西井薫先生が本学の教育実習の意義と課題について、小山宏之先生が学校運動部活動指導者育成事業について発表し ました。また、当センターに新しく設置された就職・キャリア支援部門については、今野勝明先生が主に 3 回生を対象にし た取組について、池田忠先生が主に 4 回生を対象にした支援について、現状と課題を発表しました。 その後、東京大学名誉教授で元日本教育学会会長の堀尾輝久先生より、 「現代の教養 地球時代をどう生きるか:教員養成 の視点から考える」をテーマにご講演をいただきました。 「地球時代としての現代の教養」に関して、 「共生の思想、共苦と 連帯の思想を深める」という視点などをもとに、教員養成のあり方を考える必要性を示唆いただきました。 その後、センター長の水山光春先生との対談を行いました。教員養成における理論と実践の往還のあり方などをめぐって 熱い議論が交わされました。 なお、詳細は3月末に当センターが発行致します「教育実践研究紀要第 15 号」に掲載します。 シリーズ「人権に基づく性教育」~“性と生”について学ぶ~ (関口久志) このシリーズでは、各分野の人権に基づく性教育の専門家をお招きして、その理論と実践を学習します。目的は性を幸せ・ 健康(ウェルビィーング)なものにするための教育力を身につけることです。対象は学生、本学関係教職員、一般教職員、 一般の方々など性に関わるすべての人々です。 日 時:2015年1月17日(土)14:00~16:30 会 場:キャンパスプラザ京都6階 京都教育大学サテライト教室 テーマ:知的障がい児への「恋愛や異性交際」をテーマにした授業実施率はなぜ低い? 内 容:発達上の重要なテーマであり、性教育上の課題のひとつと認識されながら、授業の実施率 は低い。そこにある課題を整理し報告します。 報 告:高田千鶴氏(本学附属特別支援学校教諭・京都性教協会員) 問い合わせ:関口研究室(075-644-8326、sekihisa@) 留学生と地域住民との交流プログラム 当プログラムは、留学生が中心となって企画し、留学生たちの母国を多くの人に知ってもらい、また地域の人々と留学生 との交流の場ともなっています。 本年度第3回は「ポーランドの学校生活」と題して、日本語研修留学生のマルタ・クリミュクさんにお話 し頂きました。 ポーランドは日本と同じ6・3・3制ですが、高校まで義務教育です。また、小中高及び国立大学は無償で 通うことが出来ます。各段階で修了試験はありますが、高校卒業時の「マトゥーラ」と呼ばれる修了試験は 大学選択に関わるため、熱心に勉強したそうです。その試験勉強に入る100日前に、高校で「ストゥドゥ ノフカ」というダンスパーティーが開催されるとのことで、楽しいことをしておいて勉強に集 中するところに、国民性が出ているのかもしれません。小学校のカリキュラムに「民間防衛」 という科目があり、みんな疑問に感じましたが、防災教育を行うようです。ポーランドという 国の歴史を感じるようでした。 第4回は「私の高校生活」と題して、中国からの留学生である程莉萍さんにお話し頂きました。ご 存じのように、中国の受験戦争は大変厳しいそうで、小さい頃から英語などの塾に通い、高校生とも なると、昼食時(昼寝時間も含む)の2時間以外、朝起きてから夜寝るまで勉強漬けだそうです。程さ んの通われていた高校は、騒音の激しい町中で遊びの誘惑の多い所では勉強に集中できないからと 郊外に移転し、まるで大学のキャンパスのようなところで、同じ敷地内にある寮で暮らすそうです。 もちろん、勉強の邪魔になるので携帯電話も禁止です。部活動もありません。教室の机の上に並べられた教科書や副読本、 問題集の数は圧巻でした。また、制服については、学年ごとに自分たちで決めるそうで、胸に は年度が刺繍されていて、学年の一体感を生んでいるそうです。 第5回は 1 月 27 日に開催します。入退場も自由ですので、気軽に覗いてみて下さい。 幼児教育専攻学生によるboard deco 附属教育実践センター機構棟内ホワイトボードに、幼児教育専攻の学生が、かわいい 季節の張り絵をしてくれています。 12月はクリスマスツリーとサンタさんとトナカイ です。どんなプレゼントを運んできてくれたのでしょ う。1月は羽根つきをする動物たちと雪だるま。みんな 楽しそうですね。 附属教育実践センター機構棟入り口正面にあります。どうぞ、学生たちの力作を見 に来館下さい。 スクールボランティアについて 本センターでは、公立学校での学生ボランティア活動を実地教育の一環として積極的に推進し、様々な事業等の紹介やサ ポート活動を行い、教職をめざす学生の実践的指導力の育成に大いに役立っています。詳細は、HP をご覧下さい。 【学生に周知していただきたいこと】 ◎ 学生が公立学校等でボランティア活動をする場合、必ず「学校ボランティア活動 学生登録カード」に必要事項を記 入し、ボランティアオフィス又は教務・入試課実地教育グループへ提出して下さい。学外の活動でも「学生教育研究 災害傷害保険」が適用されます。必要な場合には、「ボランティア証明書」を発行することが可能になります。 ◎ ボランティアオフィスに来ると、様々な地域、時間帯、多様な学校ボランティアの紹介を受けられます。 教育支援センター センター長(併任) 水山 光春 075-644-8281 mizuyama@ 教育実践連携部門 樋口とみ子 075-644-8337 tomiko@ 実地教育部門/就職・キャリア支援部門 西井 薫 075-644-8806 kaoru@ 実地教育部門/就職・キャリア支援部門 池田 忠 075-644-8214 ikeda@ 実地教育部門/就職・キャリア支援部門 今野 勝明 075-644-8216 konno@ 実地教育部門(兼任) 小山 宏之 075-644-8281 koyama@ モラル・人権意識向上教育部門 関口 久志 075-644-8326 sekihisa@ ボランティアオフィス 075-644-8336 (月・木 11 時~14 時、金 11 時~15 時) sien@ 運動部活動指導者育成室 075-644-8143 (月 9 時~12 時半、火 9 時~16 時、水 10 時~12 時半、木 9 時~12 時) bukatu@ 事務担当:研究協力・附属学校支援課 研究協力・センター機構支援グループ kenshien@ TEL 075-644-8335、8118(内線のみ) FAX 075-644-8339 E-mail [email protected]
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