病理診断科

病理診断科
1 業務体制
診断業務は常勤病理医 1 名、非常勤病理医定期 5 名および臨時 1 名で行った。うち専門医は 4 名である。臨床検査
技師は、常勤 5 名(うち細胞検査士 3 名)の体制で業務を行った。常勤検査技師は、病理業務のほかに、臨床検査科
の休日・夜間当直ローテーションを兼務している。
2 スタッフ(病理診断医)
常勤医師
副部長 笠 原 一 郎(病理専門医・細胞診専門医)
招聘医師
山 田 哲 夫 (文京学院大学 臨床検査学科 教授)
伊 藤 栄 作 (東京医科歯科大学大学院(人体病理学)助教;病理専門医・細胞診専門医)
栢 森
高 (東京医科歯科大学大学院(口腔病理学)助教;口腔病理専門医)
大 西 威一郎 (東京医科歯科大学大学院(包括病理学))
廣 田 由 佳 (東京医科歯科大学歯学部付属病院検査部)
児 玉
真 (東京医科歯科大学大学院(人体病理学))
3 業務内容と昨年度実績
平成 26 年度の病理組織診断件数は件 5,870 件(前年比 2.8%増)であり、そのうちわけは手術検体 1,311 件(同
6.7%減)
、生検 4,413 件(同 5.9%増)、術中迅速診断 138 件(前年比 10.4%増)であった。
細胞診件数は当科受付分が 4,292 件(同 4.5%減)であり、他に婦人科外来から直接外部委託している分があるが、
実数は把握できない。
病理解剖は 19 例で、前年より 5 件増加した。臨床病理症例検討会(CPC)は隔月に 1 回計 6 回開催した。
CPC 以外の臨床各科とのカンファレンスは大部分が Cancer board で、呼吸器(内科系・外科系・放射線および病
理の 4 科合同)および消化器(内科系・外科系および病理の 3 科合同)はそれぞれ週 1 回、婦人科、乳癌はそれぞれ
月 1 回開催された。
4 1 年間の経過と今後の目標
常勤診断スタッフ 1 名であるが、非常勤医を多く確保できたため、できるだけ診断の外部委託をおさえて診断の迅
速性につとめることができた。コンパニオン診断のための免疫染色は継続しており、さらに病理検体を用いた肺癌
EGFR, 大腸癌 K-ras などの遺伝子変異解析も件数が増加した。今後これらの面についてはさらに充実が望まれる。
診断精度については、例年と同様に判断の難しい症例を東京医科歯科大学医学部付属病院病理部あるいは外部委託
診断などによりコンサルトして確保した。
インシデント・アクシデント報告は、科外に影響のあった事例はなく、報告ゼロを達成したが、いわゆるヒヤリハ
ット事例は数件認知している。
空気中ホルムアルデヒド濃度の適正化にひきつづき取り組んでいる。前年度末に固定・切り出しユニット部に強制
換気装置を設置し、その後の環境測定においていったん管理区分 1 を達成したが、10 月の測定ではふたたび管理区分
3 となった。
-153-
最近 3 年間の検体数の推移
手術材料
生 検
合計
月平均
合計
24 年度
1,402
117
3,899
325
25 年度
1,404
117
4,166
26 年度
1,311
109
4,413
前年比(%)
93.3
105.9
細胞診
(臓器別総数)
迅速診断
月平均
合計
月平均
合計
月平均
119
9.9
4,420
368
347
125
10.4
4,491
375
368
138
11.5
4,292
358
110.4
-154-
95.6
BSC
部 署 名 病理診断科
ミッション 快適で優しい療養環境のもと、地域が必要とする高度な急性期医療を安全かつ患者さんを中心として実践す
理
念る
運
方
1. 基本業務体制(組織診断・細胞診・剖検)の拡充
営 2. 検体受付から報告確認までの全過程における安全性の確保
針 3. 新人スタッフの育成
4. 臨床各科とのカンファレンスおよび外部発表の充実
24 年度 25 年度 26 年度 26 年度
評価
実績
実績
目標
実績
診療スタッフに 業務担当者間の 検体受付から報 標本作成から診 生検 4.3 日、 生検 4.6 日、 生検 4.0 日、 生検 4.0 日、
必要十分な情報 連絡の充実・効 告までの日数(病 断までのプロセ 手術材料7.3 手術材料8.4 手術材料7.0 手術材料6.9
提供を迅速に行 率的な業務遂行 理システム上の スの検討
日 (3 月) 日
日
日 (3 月)
A
うことによる、
統計値)
顧 客 の 二次的な患者満
視
点 足度の向上
項
目 戦略的目標
主な成果
報告書確認のフ 確認ボタンによ
ィードバック るシステム上の
病理へのフィー
ドバック
外注検査の院内 外注細胞診の院
経営・財政 業務化(実施料 内切り替えによ
の 視 点 の節約)
る取り扱い数増
加
病理診断の精度 均質な診断精度
管理
指標
基本的手順
病理システム内 月ごとの科別・
のレポート確認 依頼医別未確認
状況集計機能
レポートの報告
取り扱い件数
外来産婦人科分 細胞診年合 細胞診年合
以外の細胞診の 計 4,287 件、 計 4,491 件
引き受け・ALK/ 免疫染色月
EGFR の免疫染色 平均 14 件
臨床診断との整 診断スタッフの
合性
充実とダブルチ
ェックの活用・
外部専門医委託
の適切な活用
内
部
安全性の維持と 空気中ホルムア 濃度管理区分
取り扱い区域の
プロセス
一部で第 B測定値
向上
ルデヒド濃度
限局化・隔離お
の 視 点
一管理区 が基準以
よび排気システ
分を達成 内を達成
ムの導入
ミス・事故の防 インシデント・ア ミスのチェック
止
クシデント報告 体制の確立
報告 2 件 報告 2 件
の年間件数
学 習 と 新人スタッフの 組織標本作製能
力の向上
成
長 育成
の視点
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細胞診年合
計 4,292 件
C
第一管理
区分を達
成
一部で第 3
管理区分 C
となった
報告ゼロ
報告数0
A