別紙様 式第 7号 (第 14条 関係 ) 学位 論文審 査 の結果 の要 旨 ※ 整 理番 号 ふ りがな 氏 名 にし 西 りえ 理恵 Combination of guanine arabinoside and Bcl-2 inhibitor YC137 overcones the cytarabine restttance h HL 60偽 ukemia cen hne(シ タラビン 耐 性 培 養 急 性 骨 推有性 白 血 病 細 胞 学位 論 文題 目 HL-60に お け る新 規 プ リン ヌ ク レ オ シ ドア ナ ロ グ 9β ―D arabino良 五 ranOSylguanineと 抗 ア ポ ト ーシス Bc卜 2阻 害薬 YC137併 用 による耐性 克服 ) 主査 青 本 村k 審 査 委 員 離 吼\鵬 メ _家 査 >日 漁 来 副 F「 印ヽ ) タラ ビン (cytarabine,ara C)イ ま急性骨髄性 白血病 (AML)の key drugで あ り、従 ちて ara c 耐性化 は AML治 療抵抗性 の大 きな要 因 であ る。そ こで 申請者 は、ヒ ト培養 AML細 胞株 HL 60か ら 60 J性 亜株 HL 60/arrC60を 樹 立 し、そ の耐性機序 の解 明な らびに耐性克服 につい て検討 し す 倍 ara c而 ヽ シ た。 代訪寸 拮抗薬 arrc、 ゲ ムン タ ビン (dFdC)、 クラ ドリビン (2CdA)、 9β ―D arabinofuranosylguanine トポイ ツメラーゼ I阻 害薬 イ リノテカ ン (CPT ll)と 抗 アポ トー シス 因子 Bcl-2に 対す る (ara G)、 分子標 的薬 YC137に つい て増殖抑制効果 を XTTア ンセ イ法 で検討 した。細胞 内括性体 ara c三 リン 酸 (ara cTP)生 成 量 を高速液体 ク ロマ トグラ フ ィー 法 で測定 した。 リン酸化酵 素デ オ キシシチ ジン キナ ーゼ (dCK)蛋 白と Bcl-2は ウェス タ ンブ ロ ッ ト法 で確認 した。アポ トー シス死の定量は Hoechst 33342及 び Annexin V染 色 で検討 した。 比 較対照 として当科 です でに樹 立 した別 の ara C耐 性 亜株 H卜 60/ADを 用 いて 同様 の検討 を行 っ た。H辟 60の ara― Cに 対す る 50%増 殖抑制濃度 (IC50)は 0・ 08μ HL-60/ara一 C601ま 4.9μ Mで あ り、HL-60/ara― C601ま dFdCイ こ30令 等、2CdAイ こ244倍 、CPT-111こ M、 5倍 の交差耐性 を示 した。細胞 内 arrcTP生 成量 は、親株 (755 pmo1/107cellS)に 比 べ耐性細胞株 で有意 に減少 (308 pmo1/107cellS,p=0,02)が 見 られ た。 ara Cの 細胞 内取 り込み量 は両細胞株 とも時間依 存性 に増加 す るも親株 と比 較 して耐性細胞株 で減少 が 見 られた。耐性細胞 では dCKタ ンパ ク量 も親 株 に比 べ 減少 した。 さらに HL 60/ara C60細 胞 と HL-60/AD細 胞 で抗 アポ トー シス蛋 白 Bc1 2の 過 剰発現 が見 られ た。細胞障害 を与 えな い濃度 10μ Mの ara Gを 併用す る と HL 60/arrC60の arrC 耐性 が 60倍 か ら 2.3倍 まで克服 され た (IC50=0,23μ M)。 一 方 Bc1 2阻 害薬 YC137の 細胞障害 を与 え な い濃度 2.5μ Mと 併用す る と ara Cの 耐性 が 60倍 か ら 8倍 まで克服 され た (IC50=0・ 34μ M)。 YC137 を添力日 す るこ とに よ り ara― c単剤 時 と比 べ てアポ トー シ ス誘導率 は明 らかに増加 した (Hoechst 33842染 色 :1.0%→ 13.7%,Annexin― V:0。 83%→ 14.4%)。 さらに、この系 に ara― Gを 添加す る と YC137 単剤 の併用時 に比 ベ アポ トー シス誘導率 の有意 な増加 が見 られ た (Hoechst 38342染 色 :13.7%→ 25,7%,Annexin一 V:14.4%→ 29.1%)。 HL-60/AD細 胞株 で も同様 に ara一 Gと YC137の 併用 で YC137単 剤 併用 に比 ベ アポ トー シス誘導率 の 明 らかな増加 が 見 られた (Hoechst 33342染 色 :13.3%→ 20.3%,Annexin― V: 19.0%― →38.8%)。 申請者 は、増殖抑 制濃度以下 の ara Gと YC137の 併用 に よる ara C耐 性 の克服 の 可能性 を初 めて 明 らか に した。本研 究は、抗 がん薬 の耐性機 序 に応 じた克服薬剤 を選択併用投与す ることで 白血 病 のテー ラー メイ ド療法 の確 立 をめ ざす もので あ り、本 学 の 医学博 士論文 としてふ さわ しい価値 ある もの と認 め る。 鮮成虫 1年 +1月 ユ ▼日 ) 別紙様式第 8号 (第 14条 関係 ) 最終試験 の結果 の要 旨 ※ 整 理番 号 ふ りがな 氏 名 にし 西 りえ 理恵 Combination of guanine arabinoside and Bcl-2 inhibitor YC137 overcomes the cytarabine resistance h HL-60 1eukemね cel hne(シ タラビン 耐 性 培 養 急 性 骨 髄 性 白 血 病 細 胞 学位 論 文題 目 HL-60に お ける新 規 プリンヌクレオシドアナ ログ 9β ―D arabhottranosyttuanheと 抗 アポト ー シス Bc卜 2阻 害薬 YC137併 用 による耐性 克 服 ) ͡ 主 査 青本 ネ 甘R 離 Ч\雰 方 承 査 上 羽ゑ 率 副 審 査 委 員 に よ り,学 位 論 文 を中心 と した 関連 分 野 につ い て試 問 上 記 の者 に紺 し , 筆 を行 っ た結 果 答 と判 定 した。 不合格 (平 t年 lI力 と 成■ 7日 )
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